ひでぽよさんの映画レビュー・感想・評価

ひでぽよ

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映画が好きなだけの人間です!

映画(1091)
ドラマ(3)

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

読書家の女の子が主人公。学校の図書館で沢山の本を借りてきては直ぐに読み切ってしまう。そんなある日、本の巻尾に付いている貸出カードに “天沢聖司” の名前を見つける。それも自分が読もうとした本のカードに>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.9

大物女優のパーソナル・ショッパー(買い物係)の女が主人公。その女は霊媒師でもあって…。だいぶ序盤から「そんな話?」となったが、主役のK.スチュワートがセクシー過ぎて魅入る。もう ずっとスマホかパソコン>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.5

芸術家の女のもとに小説家の元夫から当彼女に捧ぐ物語が送られてくる…。近頃の現代美術はインパクト勝負なのか、愛がない。しかし芸術のエッセンスは別に愛ではない。時代によって鑑賞者の価値観も変化するのに一定>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.5

エミールクストリッツァ最新作。…最高。戦争の対義語はミルクだ!宗教をもつ監督はいつまでたっても色褪せない…それどころかどこまでも美しくなる。キリスト教は本当にロマンチック。キリスト教がここまで広まった>>続きを読む

メアリーの総て(2017年製作の映画)

4.0

生まれたばかりのアップリンクで鑑賞。『フランケンシュタイン』の原作者の実話。女性が人生を強く生き抜こうとする映画はどれも本当に輝いてる。苦悩だらけの人生。その中にほんの少しだけ垣間見える光。愛。困難ば>>続きを読む

故郷の詩(2012年製作の映画)

3.8

当時のぴあフィルムフェスで観た。懐かしい…。青春ゆえのエネルギーの乱発。ここまで身体張って映画撮れるならこの監督は何でもできるだろうなと思った作品。本当に馬鹿みたいな量の焼酎を飲んで 本当にオエオエ>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.6

ジム・ジャームッシュという映画監督を知らない方は『ダウンバイロー』→『ナイトオンザプラネット』→『パターソン』の順に3つ観るといい。すると必ず他作品にも興味が湧き、それに触れた瞬間に、ジムジャームッシ>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.0

心が締め付けられる〜。人魚の少女2人(匹?)は面白半分で陸にあがり人間たちと関わるが…。海から陸へなのだが 田舎から都会へ出てきた若者のような 虚しさや儚さが描かれる。我々は明るい言葉で 楽しい言葉>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.9

父の敵討ちのために動く 殺戮の英才教育を受けた女が主人公。果たして黒幕は…。韓国映画は本当に憎しみの創り方が上手い。観てるこちら側も一緒に復讐したくなる笑。こういう映画を観ると“映画の変遷”に加えて“>>続きを読む

スモーク(1995年製作の映画)

4.4

なんだこの寛容で優しすぎる映画は!大名作。役者の一人一人が超一流だからこそ成し得た名作。素晴らしすぎる沈黙の演技。現代では嫌悪される “タバコ” を軸に回転する素敵な素敵な渋すぎヒューマンドラマ。なん>>続きを読む

神様メール(2015年製作の映画)

3.9

同監督作品『トト・ザ・ヒーロー』が大好きで今作を鑑賞。女の子が主人公。「神は私の父、神の子は私の兄…。」そんな女の子が “神のパソコン” から人類にとんでもないメールを一斉送信する。面白いし、宗教をユ>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.5

園子温監督・脚本の最新作でポルノ映画と聞き、気になっていたが今頃になってDVDで鑑賞。アーティストの女性がとても個性的な部屋で目覚め、人生へ この世へ 男性へ、そして “自由に振り回される” 女性への>>続きを読む

ショートバス(2006年製作の映画)

4.0

素敵な映画だった。オーガズム未経験の恋愛カウンセラーの女性や、ある理由で彼氏と交わる事ができない男性など 様々な性の悩みを抱える人達が集う場所 “ショートバス” での出会いや成長を描いた 性賛歌の映>>続きを読む

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.0

個人的になぜか苦手意識のあるロマンポランスキーの長編デビュー作。…いやぁ良かった。始めは純粋に若者の成長の物語かと思うくらい ヨットを通して中年夫婦と若者の人間関係を描く。しかし若者の所持品である一本>>続きを読む

コード・アンノウン(2000年製作の映画)

4.3

さすがハネケの一言。誰しもの日常に存在する 虚しさに似た 怒りとも悲しみとも取れるやり場の無い感情。それは爆発できるほど大きな問題ではなく 生きていく中で誰しもが経験する小さな不条理。しかしそれは確か>>続きを読む

ノー・スキン・オフ・マイ・アス(1990年製作の映画)

3.4

「その日公園で彼を見つけた。行き場のない迷子のように座り込んでいた。彼の所に引き返した。暖まっていかないかと 僕のアパートに誘った」。スキンヘッズ・同性愛・パンク・社会思想・芸術…。その時代のその>>続きを読む

変態だ(2015年製作の映画)

3.0

男は歌手の夢を諦めきれないまま結婚し子供も産まれ…。善い点と悪い点が両極端すぎるB級映画。あの状況で黙々と自ら菱縄縛りを始めるシーンは笑った(笑)「マジ?」という100点の台詞。クライマックスはキルビ>>続きを読む

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

4.0

好き。政治的な発言の多いイメージがある百田尚樹が原作ということで少し忌避していたが かなり面白かった。排他的になったり傲慢になったり等さえしなければ、故郷を愛す、生まれ育った国を愛するという事はとても>>続きを読む

ぜんぶ、フィデルのせい(2006年製作の映画)

4.1

基督系の学校に通い 共産主義に傾倒する両親を持つ少女。子どもの なんと自由なこと!順応性豊かで愛に溢れていること!少女は赤と青の間で誰よりも闘っていた。主義や思想や宗教も、子どもにとっては関係ない。子>>続きを読む

肉体の悪魔(1986年製作の映画)

3.0

ジュリア綺麗なな〜。男子高校生は教室の窓から見た女性に一目惚れ。しかし彼女は精神科医である父の患者で 父いわく、まぁまぁなクレイジーウーマンだよ とのこと…。ん〜。深そうに描いてるけど浅いんだよなぁ>>続きを読む

小人の饗宴(1970年製作の映画)

3.8

小人しか出てこない。養護施設のような所で日頃の抑圧に耐えかねた小人たちが暴動を起こす話。悲しくなるくらいに滅茶苦茶な映画。木に火を付け切り倒したり 施設員の車をボコボコにしたり 咳込みながら馬鹿みた>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.4

絶対に好きだよと勧められて観た。The パワハラ映画。もぉ…大好き。(容認する訳ではない)。この作品が評価される原因は作品自体の優秀さだけにあるのではなく、2014年に公開されたという絶妙さにもある。>>続きを読む

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.0

女との過去をひたすら引きずる映画。ノエの感傷的で陰鬱な性は基本的に嫌い。若者の空虚感を描いたとすれば時代とノエが噛み合うのだが…どうやら違うな笑。性の段階的な終焉は生命の誕生。愛で始まり愛で終わる。そ>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.2

パルマの“秀作”なんて興味がなくて観る気が起きなかったのだが 観てみるとやはり大傑作。超面白い。てかアルパチーノがカッコよすぎる。とにかく恩や義理を重んじる男。しかし時代はそんな男が生きづらい時代に>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

宮崎駿作品の中で唯一未見だった映画。ボスやブリューゲルを想起させる城の顔やハウルの悪趣味な部屋など、個人的に宮崎駿作品の中でも大好きな世界観。ハウルの登場シーンがカッコ良すぎる。ソフィーが老婆だから甘>>続きを読む

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.2

「この日 大人たちをたっぷり観察し 自分が大人になることを想像すると 僕は、成長しないことにした。1センチだって成長なんかしない!」と、3歳の身体のまま成長しなくなった少年が成人するまでの話。大切なも>>続きを読む

プレイタイム(1967年製作の映画)

4.2

初のジャックタチ監督。一挙手一投足が計算され尽くされてる映画。ゴミ箱だって鞄や帽子だって台本通りに演技している。その異常なまでの規律性に最初は気分が悪くなってしまった笑 が、開始45分あたりからその“>>続きを読む

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

4.1

親友同士の男2人はある日 女に出会い同時に恋に落ちる…。自由な愛を描く。自由とは決まりごとの上にこそ成り立つ。男の寛容さが愛と友情の存続の決め手。仮に女がその寛容さを理解できず 傷付けてきても それさ>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.2

好みすぎて一度に2回観てしまった。離婚の危機にある夫婦。原因の一つが奥さんの女性関係…。1回目観た時はR・マーラが可愛い過ぎて「これ…やばい…」と。もう彼女に釘付けで彼女しか見えてなかった。それが2回>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.5

緊急離陸の際 火星に一人取り残されてしまった男の話。どう凌いでも1年持つかどうか。しかし次に地球から人が来るのは早くて4年後…。はらはらする〜。しかし生きる事になんとポジティブなのだNASAの隊員は>>続きを読む

ビザンチウム(2012年製作の映画)

3.9

ヴァンパイア母子の逃避行。住めなくなっては処を変える。そんな中Byzantiumという名の古びたホテルで生活する事に…。爆発的な面白さはないが 孤独と それ故の愛と。母の娘への猛烈な愛は熱い。ヴァンパ>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.3

The Whoで幕開け。漫画原作。勿論 原作ほど細かく描けないにしろ、とんでもなく良かった。本当に苦しんだ人にしか分からないのよマジで。皆 頭では分かるけど 心から分かる事が出来るのは本当に苦しんだ人>>続きを読む

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.9

この完全なる不完全燃焼。この寸止め感。いや 寸止めどころか中途半端なオーガズム。子供の時に決死の挑戦をしたつもりが 大人になると実はそれはそんなに大した事ではなかったと分かる冒険のような。なんだこ>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.9

女優を目指す女が ずるずると娼婦になっていく話。久々のゴダール。何でもない言葉のやりとりで取るリズムは まるで音楽のよう。あまりにも何もない所には 何かがある所よりも意味を感じる。ワクワクする映画。>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.4

幸せに暮らす画家夫婦の物語。この映画を客観的に観るか・主観的に観るかで作品の深さが変わる。トランスジェンダーに接する者にとり今作は“人生の一本”。この映画を観れば 彼,彼女らがどれだけ命がけでそれらと>>続きを読む

海の上のピアニスト(1999年製作の映画)

4.5

トルナトーレ作品の中でも 特別に愛している作品。船の中に生まれ落ち、船の中で成長し、船の中で天下一品のピアニストになった男と、その男の親友の物語。「問題は目に映ったものでなく 映らなかったものだ」…>>続きを読む

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