imaponさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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プーサン(1953年製作の映画)

3.8

風刺四コマ漫画の映画化で当時の世相が盛り沢山。市川崑のスピーディな展開が心地良い。
主演の伊藤雄之助はこれまで自分の持ってた胡散臭い役柄の印象とかなり違う。
凡庸でその名も野呂さん。
彼のペースと周囲
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ベン(1972年製作の映画)

3.4

ウィラードの続編で動物パニック映画だが、心臓病の少年と知能の高いねずみベンの友情を描く。
映画は元よりマイケル・ジャクソンの歌ったテーマ曲が大ヒット。やはり良い曲と思うが、まさか劇中で少年がピアノを弾
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

テーマが面白そうなので観た。
住む世界が違うという言葉で均衡が保たれてるってのはある。
貧富、男女、世代、あらゆる階層や格差で成り立ってるこの世界を美しい東京の風景で綴っていてその作りは極めて上品。
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恋の墓(2020年製作の映画)

3.5

三題噺「マッチングアプリ」「百人一首」「お墓」みたいな映画、まだまだ四題五題と何でもありに大林オマージュまで詰め込んで。無駄の中にも光るものが。監督さん25歳。
変なところでタイトル入ると思ったら、こ
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明日は咲こう花咲こう(1965年製作の映画)

3.6

珍しく小百合映画。
可愛い三田明のアイドル映画と思いきや・・・。
僻村における医療と政治。
昭和40年の僻村の政治と現代コロナ対応する政治体質の共通点がいくつも見えて暗澹たる気持ちにも・・・

明ちゃ
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絶滅動物(VACATION)(2021年製作の映画)

3.6

ミュージシャンの音楽創作過程に絶滅鳥の論文製作に格闘する院生マイのドラマパート、さらにペット鳥たちのアニメパートと実験的な意欲作。

DosMonosから荘子it、没a.k.a.NGS Jazz Do
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すけべてんこもり(1995年製作の映画)

3.6

「こんな時代に瀬々敬久特集 世直しじゃー」にて
ちゃんとピンク映画で安心。
三宅島の自然の中でホットパンツの河名麻衣、美乳の泉由紀子がアオカン三昧。
商業映画デビューとなる川瀬陽太、アフタートークで監
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高級ソープテクニック4 悶絶秘戯/迦楼羅の夢(1994年製作の映画)

3.4

「こんな時代に瀬々敬久特集 世直しじゃー」にて
瀬々敬久特集で覚悟して観てるからいいようなものの、これ当時ピンク館で見せられたら困ってしまうな。
ビンク要素は泡踊りや下元史郎の3Pとか見どころ十分では
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.7

やらせアリのトンデモドキュメントのイメージあったけど思ったよりちゃんとしてる。構成や編集、音楽も良い。相対的な構成に文明批評とユーモアも。
世界各国でとてもいい顔した名もなき出演者たち。日本は牛にビー
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音楽(1972年製作の映画)

3.8

ずっと三島の原作読みたかったんだけど最近読書離れ著しく、とうとう映画を先に観てしまった。かなり忠実と聞くが。。

三島×大映増村劇場
増村劇場に細川俊之は良く合う。

音楽が終わるのと同時に晴れてた空
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こんな風に私は生きている。(2020年製作の映画)

2.8

1600年と現代
腰抜け男と弁えない女。
テーマは面白いが、、
戦の暗い画面とホームで踊る女子たちの明るい画面。

第50回全国高校野球選手権大会 青春(1968年製作の映画)

4.4

高校野球に興味を持つきっかけとなった大会。翌年の春からずっと付かず離れず見てる。初めて高校野球の無い夏に劇場上映されありがたかった。

市川崑のスポーツイベント記録は切り口が好き。

地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.3

ストレートな取的恐怖バイオレンス。
子供の頃、相撲取りになりたかったという松重豊。怖ええよ。
やはりこの手の作品はエロやお笑い方面への振りがないとキツいな。大杉漣のセクハラだけでは、どうも。
「郵便貯
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ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

4.6

洞口さんのデビュー25周年の映画祭以来12年ぶりに鑑賞。
個人的には邦画界中、最も上手なターンを見せてくれる映画。くるっと回る練習。
兎に角出るシーン出るシーン洞口依子の可愛さがとてつもない。

加藤
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蝸牛(2019年製作の映画)

3.7

性同一性障害扱ったトレンドなショートフィルム。
中学生なのである。
野球部なのである。
沼田信平は日比野チホの事が好きなのである。
フェラとかもしちゃうのである。
鳥の卵は苦手でも精子なら大丈夫なので
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.8

台風で学校に足止めくらった中学生男女が一夜を過ごすなんてシチュエーションだけで傑作の予感しかしないやつなので、ずぅーと観たいのをDVD鑑賞控え、晴れて劇場初鑑賞。
少しハードル上がりすぎた気もするけど
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.6

TVシリーズを見ずとも、何の知識もなくとも大丈夫だと聞いたんで敢えて事前知識入れずに見たら、主人公が代書屋ではないか。一行抹消はしない。

文明の移り変わりによって廃れてしまう職業、それでもやはり手紙
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

出た!ブラジルのどうかしてる映画。
ジャンル映画としてありがちなのに謎多くてカルト臭ぷんぷん。
近未来ミッドサマー的なものからウエスタンに転調し傭兵人間狩りから返り討ち、政治色。
村の謎解明の糸口にな
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ミスりんご(2020年製作の映画)

3.4

日本芸術センター映像グランプリ

バカバカしくも楽しい女裝映画
キャストの皆さんがとってもCute

母儀 ~母たるものとしての模範~(2018年製作の映画)

3.5

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020

裁縫セット
フォルクローレ
着物屋

歩く魚(2018年製作の映画)

3.6

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭

むつみの少女時代の子役がムツゴロウにしか見えなくてスゴい。この子を発見したがためにインスピレーションされ、あて書きしたのでは?と思わせる。成人役の女優もすんなり
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モンマルトル パパ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020

定年後に夢をかなえようとモンマルトルで絵を描き売ろうとするお父さんと家族の旅。
同行するお母さんがアートに全く関心が無いのだが、時に確信をつく発言が見ら
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.8

気の弱そうな彼氏・宮本くんは手塚高の落研部員でいつも寿限無を練習しながら歩いてるが女子二人がかりで記憶喪失だと思い込まされちゃう。演目としては「粗忽長屋」を薦めたくなる。なんなら談志流の主観長屋だ。>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.8

四半世紀ぶり鑑賞。当時の興奮蘇った。
我ながらとても良く憶えてたけど洞口さんの出演は忘れてたので得した気分。
無国籍で近未来的な作品だったが今の時代に見るとこの国の外国人労働問題なんかと重なり少し恐ろ
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エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)

4.7

「幸福の設計」とともにパリ下町三部作の一つ。
ジャック・ベッケルのラブコメがこんなにも可愛くて洗練されててお洒落だなんて知らなかったよ。早く残るもう一本も観たい。

対照的な性格の若い夫婦の痴話喧嘩。
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淑女と髭(1931年製作の映画)

3.9

ひげは髯ね、よろしく。

小津サイレント
岡田茉莉子パパ初めて見た。コミカル演技でほっこり。
和装タイピストの川崎弘子かーいーな。
むさい部屋の小道具が気になる。

コメディからロマンス、最後は正義。
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戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

3.7

小津作品。ポスターに桑野通子が写っているので飛び付いて観る。

何も知らないからどうしたって桑野通子が戸田家の娘と思うが、そうではなかった。戸田家末娘・高峰三枝子の友人で職業婦人・時子役。やっと登場の
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

新聞記者と富豪令嬢。
ローマの休日も名作だけどこっちの方がもっと好きかも。
名シーンが次々・・・
ロードムービーとして夜行バスの中のやり取りだけでも最高。
運転手まで歌い出す「空中ブランコの歌」が楽し
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ちょっとフランス風(1949年製作の映画)

3.7

劇中ミュージカルシーンが素敵。

ポッケに手をつっこむドン・アメチーの立ち姿、動き一つ一つが魅力的。
JBと連絡取り合うジャニス・カーターもまた然り。

個人的にはヒロインのドロシー・ラムーアより冒頭
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.9

2021年元旦一発目。
黒澤明の映画は3本しか見てなくてこれが4本目。

流石に引き込まれた。
前半の三船敏郎の苦悩も良いし、後半の仲代達也中心の捜査サスペンスも。
東宝名優の若き姿が豪華に続々登場す
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.8

レア・セドゥのレズ顔面もスゴいが、やはりここはアデル。
多用されるクローズアップ。半開きの口、溢れ落ちる涙の奥の瞳から感情の世界へ吸い込まれていくようだ。ボサボサほつれ毛も良い。

説明を排しているの
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.6

ワンダーウーマンいくわよ!
前回同様ガルガ・ドット美が目当てなので大満足。
前回は眼鏡萌え、今回は悲恋ぐちゃぐちゃ涙萌え。
美しいから厭きないけれど、映画として長すぎる。2時間に抑えられると思うし、敢
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

3.7

田舎者爺ぃのロードムービー
彼は夢を諦めない。前立腺が悪くても、心臓が悪くても、野菜じゃないから良い出会いがある。そしてモテる。
いい女が周りにいてくれればそれに越したことはない。

バッド・マイロ!(2013年製作の映画)

3.2

「死にたくなるよと夜泣くタニシ」の元ネタなんかな?と観たが、こちらはまたずいぶんとお下劣な。
まさかの3代遺伝!

幸福の設計(1946年製作の映画)

4.5

テンポ良く進むストーリー、カメラワークの中におフランスならではの好物アイテムが次から次へ出てきて楽しい。

冒頭の製本工場の断裁機、安全装置など無いだろう。ハラハラする。工員のアントワープは機械いじり
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.5

この頃のスカヨハならでわ。
ヒトが10%しか使ってない脳を20、30~100%使えるようになったら。。
後半の荒唐無稽な映像楽しめるが、想像が追い付けてない感も。
どんどん超人から人でさえ無くなる。最
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