コバヤシさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コバヤシ

コバヤシ

映画(227)
ドラマ(13)
アニメ(0)

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.7

出だしに麻美ゆま使ってたけど完全に要らないでしょ。前回よりも寒い演出が少し多い気がしてしまった。加えて犯人分かった時の納得しきれないカンジが惜しい。

全体としては前回の雰囲気をよく持ち越していて、キ
>>続きを読む

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

4.6

40余本ぶりに邦画を視聴。水曜どうでしょうを一気見した勢いと松田龍平を観たい欲が一度に解消される、この作品に食指が動くのは火を見るよりも明らかなことだった。

大泉洋に引っ張られる印象からドタバタやる
>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.9

攻殻機動隊を模った限りの別作品。原作知らないんじゃあないかというくらいキャラクターが違う動きをする。攻殻機動隊知らない人が見る分には楽しいのかもしれないが、違和感で全然作品に入り込めない。

特に荒
>>続きを読む

ハンコック(2008年製作の映画)

4.0

かれこれ5回は観ている映画。
途中の路線が変わるあたりから悪い評価をよく聞くけれども個人的にはかなり好きなんだけどなあ。
数えてもかなり上位にやってくるヒーローアクション映画。
やっぱり自在に空を飛べ
>>続きを読む

MEGA SPIDER メガ・スパイダー(2013年製作の映画)

3.0

heroesのマットパークマンという名の方が通ってしまっているグレッグを主人公に据えた映画。ホセのキャラがよすぎて映画の半分くらい美味しさを有している。

近年のシャークネードらに準じようとするB+を
>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.2

キングスマンの余韻がなかなか止まらず視聴。コリンファースとマークストロングが重要なキャラとして登場する、イギリスのスパイ映画。こう書けばまんまキングスマンだな。

キングスマンが娯楽作品ならこちらは芸
>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.0

キングスマン1、2の余韻から拠り所を求めて視聴。いいところでomenがかかってテンションが天井知らずになってしまった。マシューの曲選すごい好きだ。
リアルな路線でアメコミヒーローやるとこうなるよねって
>>続きを読む

グレートウォール(2016年製作の映画)

3.9

2年前にティーザーを見て以来気になっていたが、アマゾンプライムで無料配信が始まったので急いで視聴。
B級かな、と思っていたらなかなかどうして。マットデイモンとペドロパスカル、脚本にはボーンシリーズのト
>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

4.2

表現の一貫性が芸術的でありながら大衆的たらしめる。消費者と製作者のすり合わせを他の映画と比べ、一際強く感じた。さすがはファッションデザイナーというべきか。

苦しい時間が淡い色調に統一され、生の執着と
>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

17年に観た映画だったがレビューし忘れていたので再視聴。
さすがクリントイーストウッドといったところか。洗練という言葉がドンピシャで、短い時間の中何も無駄を映すことなく描ききっている。

作中延々と社
>>続きを読む

ゲット スマート(2008年製作の映画)

4.6

1960年台後半に放送されていたアメリカドラマのリメイク作。
ジャケットから想像していたチープな一発ギャグ映画からは想像つかないほどのクオリティ。新年スパイ映画が連続したもののコレを超える作品はなかな
>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

レアセドゥが馬鹿可愛い。ラペル極太のトレンチをキュッとベルトで留めてる感じが良い。マティーニ飲みたがりすぎて正直ネタにすら見えてくるのは私だけだろうか。
アクションシーンが血生臭い感じなのがリアリティ
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.1

まあ細かい事は気にすんな!って監督に肩叩かれているような気分。スーツがやっぱり格好いいけど、前回よりアクション重視な印象。
オレンジのタキシードなんていつ着るんだろうと思ってたら普通に着てて好き。
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.6

最高の年始。
ビッグマックとスーパサイズのポテトとドリンクを一度に頼んでしまったアメリカでの昼飯を思い出した。
これでもかというほど過激で露骨、添加物モリモリと言わんばかりの描写が誰にでも分かりやすく
>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

やっぱりスピルバーグは偉大。
戦争によって人は狂っていくけれども強い自制心、つまり力を持っているものはまっすぐ正しい方に進んでいく事ができる。
初めは財産を築く事だけに妄執していたシンドラーが少しずつ
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

面白え〜!!ってなった。タランティーノの映画をちゃんと観たのはいつが初めだったか、もはや遠い忘却の向こうになってしまったがどうでも良い考察とか入れ込む余地のない最高の作品だった。
映画好きの男たちが心
>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

4.3

生きることが難しく、やむなく人殺しに行く主人公。命を奪うことの意味を知っているからこそ躊躇いを見せる。

悪だから殺すのか、正義なら殺して良いのか。強者の蹂躙は正しい事なのか。命への価値観を西部劇世界
>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.2

「見る」ことと「話すこと」が作品のキーになっている。
エイダが鏡に映る自分を覗く描写が度々あり、自分そのものを見てくれる人への渇望を象徴している。
自分をペットと見る夫、一人の女として見るベインズ。エ
>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

3.8

映画館で見逃し、ようやくの視聴。
ジャケほどの巨大なキャラクターでもなければそれほどパニック要素も無いので虚をつかれた思いはあったが、話の筋はしっかりしておりコメディタッチで描かれているので楽しく鑑賞
>>続きを読む

トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.5

娯楽アクション系SF。
ブレードランナーの影響を露骨に受けた雑多な未来都市が良い。もっと空間の使い道あったでしょ、って思うほどのデザイン重視建築がいかにもなSF映画って感じでかなり好き。富裕層は富裕層
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.6

真面目なジムキャリーが格好良い。
そこそこ綻びのある設定を勢いで押し切っている感が強いが、最後まで観せる力がある。
お前はこんなやつだから、という押し付けられたレッテルや庇護は本人がそれを上回る時が
>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.9

現代の画家が死力を注いだであろう意欲作。私はゴッホを愛しているので要所にあらわれる作品モチーフのロケーションや登場人物にずっとうきうきしっぱなしだった。

時勢が現在だとゴッホのようなタッチ、過去にな
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

いい映画。
本当に悪い人が誰も居ないし、優しい映画。オーシャンズ11ネタ正直めちゃくちゃ好き。ロバートデニーロがいい男すぎて格好いい。時代は進んでいくけれどもぶれない男の格好よさが光る、

「紳士のた
>>続きを読む

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

3.8

相変わらず地味で面白い。
ノースタントノーCGというこだわりの力が良い。お決まりの格闘シーンとカーチェイスもかなり長くて派手めに撮っている。
ラストも地味だけどキマってる。

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.6

車に乗ってる時間がめちゃくちゃ長い。ノルウェーの森の散歩くらい長い。
敵が結局何者なのかあまりはっきりせず、ジェイソンボーンはどこを目指して何をしようとしているのか、ずっと置いてきぼりだけどそこそこ観
>>続きを読む

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.9

地味に良いアクション映画。
派手でもなし、生い立ちもよくわからずじまいだけれどうまくまとまっていて面白い。
マットデイモンの最高峰のイケメンでもないのに出てる映画大抵面白くなる感じ大好きだ。トムハンク
>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.6

何より実話というのがたいそう驚く。
部屋と世界、それぞれで親子の姿が対比的に描かれていて面白い。ジェイコブ君の演技さすがに凄いと思った。

ラスト4(2010年製作の映画)

3.4

最近ご無沙汰だったのでゾンビ映画見るぞー!ってなって視聴。しかしまさかのゾンビではない。
ほとんど個人製作レベルに監督が働いている作品。なまじそつが整っている分ストーリーの粗に目が行ってしまった。登場
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.2

教師になりすまして子供にバンドをやらせる主人公と、主人公の言葉を信じて一生懸命にバンドをやる子供たち。
だんだん主人公に染められて思考も似たり寄ったりになる反面、主人公も本当に教師のような言動、心を持
>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.5

朝4時に見始める映画では無かった。
引っ掻き回されたオモチャ箱を頭の中で整頓しているような気分で、筋の理解に一苦労だった。
逆回しだからこそ成り立つ錯綜が面白い映画。頭の回るときにもう一度見る。

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

2時間半が一瞬で過ぎ去ってしまった。自分の周りだけゆっくり時間が過ぎていたかのようにすら錯覚する。CG嫌いのノーランがどこまで直撮りしてるのだろう、と見分ける位のつもりでいたのに気付けば作品世界に引き>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.7

クリーチャー系ホラー映画好きにはたまんない作品。イロニーがグイっと効いてて好感触。デザインも良く、CGの質も中々。

セブン(1995年製作の映画)

3.6

後半の展開は全部読めてしまった。
かなり評価の高い映画だったので少々肩すかしをくらった気分になってしまった。名優たちの演技に支えられている分、派手さはあまり無い。

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.9

レスラーに続いて、予期せずストリッパーを2本連続で見てしまった。
ともすればポルノ映画に終わってしまいかねない内容がコメディを挟みながら綺麗にまとまっている。

最も美しさを見出すことのできる「瞬間」
>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

5.0

凄いものを観た。
タイトルに引っ張られ、娯楽色強めのアクション系の映画かと思っていたがとんでもない。これはあらゆる人が生きる上で見出していく”居場所”を描いた映画である。

栄光の彩られた世界はいつの
>>続きを読む