iwmuさんの映画レビュー・感想・評価

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運び屋(2018年製作の映画)

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退役軍人特有の自意識。老人特有の図々しさ。特有の図々しさはときに人を遠ざける、そして大金が引き寄せる。悲しい話だと思った。花に引き寄せられる虫と同じかも。枯れると散るし。

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

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神のみこころ。転がり落ちた、湿った床に。偶然じゃ済まされない何か。神よりも、信頼できるもの。それでも居るもの。運命を蔑んだ目で睨んでいる。なんとなくジョーカーが過ぎったが、彼には愛を返してくれる存在、>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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いや狂児が狂児すぎる。綾野剛じゃなくてもっとヤクザ寄りのひと……と思っていたけどフッと寄って行ってしまいそうな狂児は綾野剛しかないのかも

(2023年製作の映画)

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首ってタイトルなだけあって、いくつ首が落ちたか分からん

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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呪いはいつになっても残るもの。柔いセメントに落ちたそれは消せるうちに消したほうが良い。整くん、たんぽぽみたいだった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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なんかモチーフになってるんだろうな、死に近い人間しかはいることができない塔。世界の均衡なんて指先ひとつで変えられること。問題提起って感じの作品だった。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

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極彩色。汚い中年に抱かれても、なにかに奪われたものを取り返そうともがいても。全部美しさのためだし、全部あげたわけじゃない。プライド、欠けた硝子よりも光る。見たいものを見せる覚悟だけがきらめいている。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「死」は出来事でしかない。過ぎ去る、そうしないと、生きていけないから。

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

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幸せに生きて幸せに死ね!と叫べる関係性。彩度高くてびっくりした。家族愛っていままでぴんとこなかったけど、こういうことなのかなあ。面白かったし、なんか大切なこと思い出せたような。

センセイの鞄(2003年製作の映画)

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川上弘美ワールド。靄がかったような色がとても良かった。小ネタが良い。たまにわざとらしいけど、まあそれが良いんだろうな。でも最後のシーンは必要性を感じなかったかも。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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人生の色がどんどん変わっていく。ハッピーにもバットにもどちらにも読み取れる。

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)

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牧田勲、良すぎる。姫川主任はやっぱり竹内結子しか居ない。

エゴイスト(2023年製作の映画)

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武装したそれが剥がれていくとき、なにを見たらいいのか分からない。何を持って自分を「エゴイスト」を呼ぶのかとか、光に透ける瞳とか。良い映画だった。

ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

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色んな奇跡が積み重なっては光って、形になったり光のまま遠くへ行ってしまったりする。やるせなさも涙も努力も報われるとは限らないけど、奇跡だもん仕方がない。

still dark(2019年製作の映画)

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劇中歌が思いの外良かった。薄暗い、薄く切れるようになった玉ねぎ。パセリ。

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

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みんな、物分かりが良くて物語がポンポン進む。かわいい。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

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女性という性の悲哀。透明な硝子の美しさと、自我。

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

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10代の葛藤、というか。人間の葛藤。決定的な言葉も態度も日常の中に混ざり込んで、針みたいに刺さって抜けない。「許されぬ恋と知りながらきみは走る」。

Don't Peek(原題)(2020年製作の映画)

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部屋の外に出してほしい、(ゲームの)外に出してほしい。

ルームロンダリング(2018年製作の映画)

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想ってもらえるなら、ひとりでも孤独じゃない。たべものが食べられない、抱きしめられない、その断絶が恐ろしいけれど。越えられないそれを少しだけ跨げたら。前を向いて生きてみよう、と思えた。

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

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ふてくされた映画。人生にはたぶんみんなこういう時期があって、それをしっかり見れるのは、良いなと思った。あっちゃんこういう役似合う。

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

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衣装が良かった。プリキュアみたいな。分かるけどちょっと薄い。

あの頃。(2021年製作の映画)

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離れても、色褪せないもの。あややの「ちゃんと自分の人生は自分で幸せにしておいてくださいね。」という言葉を思い出した。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

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愛は、どんなものか。切なくて美しかった。リリーを前にしたときのゲルダの表情、レースが肌に当たる、感覚。リリーの「すべて」だった。

父の結婚(2016年製作の映画)

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「こい」も「あい」もやわらかい。みんなで家族になるっていうのがあったかくて良いな〜、と思った。

偶然と想像(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

全ては「偶然」。偶然でしかない。みたいな。芽衣子があそこで自分は勝てると少しでも思って勝負をかけた それが一番腹立たしかった。つー、一番かわいいよ。

Summer of 85(2020年製作の映画)

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光る恒星は、空を舞うビニル袋だったような。なんだ、それ。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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途方もない映画だった。ランバラル、クラムボン、カムパネルラ。角の無い物体は坂を転がり続ける。藍色、グレー。何度も観たい。そう、思う。

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

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「まともじゃないのは君も一緒」。怒ってくれて良かった。先生が。なんだか、真っ直ぐ受け止めてしまった。「普通」はなにかを諦めるための口実。そうやって、すり替えていたことを思い出す。怒ってくれて、良かった>>続きを読む

王妃マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

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記録映画だった。華奢、華やかさ 柔らかさ 甘さっていうのは、天性のものなのだ、そう思う。『彼女は天からの贈り物だった』、その言葉に尽きる。青い目は、光が入らないと限りなく黒に映る。現実と完全に切り離さ>>続きを読む

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

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好きなあなたと、世界が違うって思いたくない。しらない言葉で話さないで。「言葉は大切にしたい。傷つけることも幸せにすることもあなたの一言で、私は人生を棒に振ることもできる」。「ララはひとりで大丈夫だよカ>>続きを読む

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