Yumiさんの映画レビュー・感想・評価

Yumi

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天命の城(2017年製作の映画)

5.0

想像を超えた屈辱の歴史が実際の時間を感じさせるように繊細に描かれていた。
役者が堅いので見て後悔はしないがあまりのもどかしさに感情移入してしまい辛かった。

声もなく(2020年製作の映画)

4.7

自分のモラルや常識はなんだったのかと考えさせられた初めての映画
主人公は死体処理を生業としていてさらに口が利けない
周りにいるのは脚の悪い関係性不明のおじさんと妹とみられる幼女のみ
よく考えると全て異
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.2

インナムに重点を置いたストーリーでレイに関する動機や背景が薄くてしっくり来ない展開が多かったものの、あくまでハードボイルドというジャンルのなかでここまでスタイリッシュさを演出している点で新鮮だったのと>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

1.0

開始10分で時間の無駄を感じて見るのやめた。低予算とか関係なく、つまらないし陳腐。陳腐すぎてストーリーがどうでもよくなった。

ドアロック(2018年製作の映画)

3.2

もどかしすぎて胸が詰まる思い
カロリーメイト食べた口でさつまいもをおかずに白米食べる、そんなところですね。

密偵(2016年製作の映画)

3.9

見終わってから実話を背景にしていることがわかってさらに感動した。
人の気持ちは簡単に動かされてしまう弱いもので当てにならないと描く映画は多いけど、この作品はその人間の不安定さを熱く固い意思で引き寄せて
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楽園の夜(2019年製作の映画)

3.9

済州島の美しい自然のなかで繰り広げられるここまでするかと思うくらい容赦ない暴力的シーンがみられた映画。
やっぱりノワール作品のプロ。スカッとするいい結末だった。

ミナリ(2020年製作の映画)

4.3

単なる感動ものに見えて新鮮なリアルを描いた映画

東洋人が差別にも負けず家族のために頑張って成功を掴みとる、みたいなありきたりな内容だったらアカデミー最有力と評価されたりしなかったと思う。

シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

4.0

キャストが豪華な分、笑わせたり共感させたり感情移入しやすくするために、あえてB級ぽくチープな見せ方をしてるように見えた。

点と点がつながる感じが楽しめるポイントのひとつ。
あからさまにつながっていく
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.7

変えたい過去を変えることで未来も変わるのか

誰もが一度は考えたことがあるようなもしもの話をホラーとして再現している。
主演二人、特に今回が2作目のチョン・ジョンソの演技をみれてよかった。
だれが演じ
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暗数殺人(2018年製作の映画)

4.0

釘付けになる主演二人のものすごい演技力。
実話だと知ってさらに衝撃だった。

渇き(2009年製作の映画)

4.0

官能的な描写と色彩美が良くマッチしていて芸術的だった。いちいちおしゃれで脳裏に焼き付けるシーンがたくさんあった。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.1

いつも必ず味方で、無条件の愛を注いでくれる、それが当たり前という考えてみれば不思議な存在である「母親」。
子供の頃は何もわからずその母親という存在にいわれるがまま育てられたが、大人になって考えてみれば
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.8

誰もが羨むスターがただのファンという少年と手紙で繋がってたことは、命をどこかに繋げようとしていた感じがする。

ルパートはジョンが生きられなかった将来を生きる存在。

スターとファン、憧れ、恋、家族を
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楽園(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

本当に良さがないし面白くなかった。吉田修一はこれでよかったのだろうかと思うレベル。

あとから意味がわかってくるみたいなシーンがおしゃれとかいい見せ方って思ってそう。あとから繋がった時はわかるけど、最
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

夢や自由といった熱いものを描きつつ、容赦ない現実とも向き合わせられる映画。

朝鮮戦争を題材にした映画では、同じ民族間で戦争することへの違和感が描かれるけど、この映画では、同じ民族間での戦争することへ
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