たぬきさんの映画レビュー・感想・評価

たぬき

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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

4.0

原作の『ディビッド・コパフィールド』と、ディケンズについての知識で評価が分かれそう。邦題も変に今風コメディ映画タッチではなく、ディビッド〜にした方がよかったと思います。
正直原作小説を知らないと話につ
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.7

めっっっちゃ面白かった………
かなり日本のアニメーションが研究され、吸収され、うまい具合にアレンジされ、アウトプットされていると感じます。

雰囲気としてはちょっと昔のギャグアニメ(らんまとか、アラレ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

予告編からミステリーやどんでん返しを期待して観てしまうとハズレというか、貧乏くじ引いたみたいになると思います。
ただ素直に「なるほど、少年とイケメンの文通物語ね🤔」と思って観ると大満足できます。

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名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.8

映像美と詩的な台詞が淡々と続く映画。好きな人と苦手な人が分かれるかと思います。私は結構好きな方ですが、それでも3時間は少々長いなという感じです。

それはいいとして…
最大の違和感は、なんで英語なん?
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.1

最初はよくあるラブコメっぽくて、n番煎じかとなりますが、ラストはちょっと違います。個人的に一番近い話はディケンズのクリスマス・キャロルだと思うのですが…イギリスだし……(?)
どう生きるべきか、という
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『モアナ』と『もののけ姫』を8:2で割った感じ。自然や聖なるものとの調和はよくあるテーマですが、そこに母という古典的モチーフも加えられ、よくまとまっています。
ディズニーがこれから目指す道がなんとなく
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.5

つい20年前ほど前のことでもここまで力を入れて再現し、かつエンタメとしても面白くできる韓国映画界に脱帽です。主人公などは創作っぽいですが、概ねの筋は実際に韓国社会に起こったことを忠実に描いていると思い>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

ホテル従業員たちの活躍!というよりは、実行犯の男の子達に目がいってしまいました。それくらい衝撃的な殺戮シーンです。
久しぶりに疲れる映画を観ました…(悪い意味ではないです)。電話越しの"兄弟"の気味の
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アートのお値段(2018年製作の映画)

4.2

邦題は分かりやすいように「アートのお値段」ですが、原題ではEverythingのお値段。何にでも値段がついてしまう、本来なら価値のつけようのないものであっても…。これぞ資本主義だ!とも言えますがなかな>>続きを読む

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「リトル・ダンサー」の影響が強いらしい(と新聞のレビューに書いてあった)のですが、確かにバレエやクラシックと言ったいかにも貴族的でインテリなイメージのある分野に、労働者階級の粗野な若者が入って行くとい>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

5.0

主人公の2人は昔からの悪友で何をするにも一緒。たぶん元来の性格も似た者同士なのだと思います。
でも、肌の色が違う。
それだけで迫られる生き方が違う。

コリンは様々な制約を課されて自由を奪われて生きな
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

テンポの良さと世界観の構築精度はさすがタランティーノ。オチのなんじゃそら感もタランティーノ。
他にもタランティーノ作品を観たことがあり、気に入った人なら楽しめると思いますが、初見だとついて行くのがキツ
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