indieさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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シーフォーミー(2021年製作の映画)

4.0

ベン・アフレック風の表情をする盲目の主人公が危機的状況に置かれつつも支援アプリで助けられ捻くれた性格が改善されるという若い障害者に向けての啓蒙的な作品だが演出が非常にサスペンスフルで伏線も効いていたり>>続きを読む

激怒(2022年製作の映画)

2.5

作り手が激怒する作品だが音楽と映像が合ってないのか怒りに恐怖を覚えられず流れるままに鑑賞してしまったがすぐ怒る人ってのは世の中に不満があるというより何かが自分のルールから外れている事を許せない単なる私>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

金儲けに挑む黒人兄妹の挑戦を描くがなんとなくアジア人が馬鹿にされている風にも見えたりする差別眼鏡で観てしまう作品ただ画面は綺麗なのだ。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

ジュラシックシリーズといえば無邪気な子供が恐竜に襲われる物語だった筈だがもはや人類色々と考えようぜという啓蒙的な思想が色濃く出過ぎて映画を観に来たチビッコ達はこの作品を楽しめるのだれうかと老婆心ながら>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

5.0

アメリカ政府とCIAが世界でドタバタと殺し合いを延々続ける物語だがこういうルックだけで十分楽しめるし何なら血みどろアクション映画ブームがやって来てこういう作品が月一で上映されれば良いのにと思える満足感>>続きを読む

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

5.0

強大な国に蹂躙される弱い国の住人だとこんな事に巻き込まれちゃうよ!というおっそろしい出来事の物語だが荒唐無稽な展開や描写なんかもこういう国だったらさもありなんと勝手に納得して楽しめる地獄旅行絵巻であり>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

神は何もしないので殺した方が良いという作品で観たあとに特に何も出てこないというのはこの令和映画としてはそれはそれで凄いかも。

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.5

見た目で人を差別や区別するなと言うがこの作品は見た目が怪しい人間はその通りなので注意しろと言ってくるそのまんまな姿勢の物語なので良い情操教育になりえそう。

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.0

山を登る理由はそれぞれではあるが一つだけはっきりしている事は困難な登山に取り憑かれている人間は自傷を超えて自殺願望があるとしか思えず彼らも口では言わないが姿勢でそいつを見せつけてくる為もはや我々は見守>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

5.0

ポルノで一発当てようとする連中が田舎の年寄りに酷い目に遭わされるという物語だが若い時は短く老人になってからは長いので若い内に何でもしておけという教示かと思いきや年寄りになってもエロい事や人をぶっ殺した>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

アメリカン・ドリームの体現者エルヴィス・プレスリーの波乱万丈な人生を描くがビックリするのはエルヴィスを売り出したとされるマネージャーというのが見世物小屋とミュージシャンを率いる一座の親方でエルヴィスを>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.0

責任感の強い努力家のパイロットが未経験の新米と行動する事によって人を信頼する事を受け入れるというトップガン・マーヴェリックとは真逆の見せ方で人と人との距離の詰め方を見せてくれる作品だが人のミスを散々見>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

5.0

愛し合う恋人同士でも気狂いと化した相手に愛情を注げるのかというかなりキツい現実を突きつける作品でありそれは当然ながらオカシクなった人からは速やかに距離を取るべきですという冷たい啓蒙に満ちておりそれは凡>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

5.0

自信に満ち溢れた巨大なガキと自己肯定感の低い女性が出合い行動する事によって彼らにとって楽しい物語が生まれて行くさまを見せられるが兎にも角にも70年代アメリカのおかしな人達が自信満々に生を謳歌する姿を見>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

5.0

スティーブン・キングの息子ジョー・ヒルの作品を映画化した作品だが内容はキング以上にキングメソッドというか70・80年代の子供の恐怖は1に不良で2に親父と来てそれだけでも厄介なのに次いでスーパーナチュラ>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

4.5

籠城モノとしてみると初対面の人間達の協調の難しさを描いており体力と行動力がある人間は極限状態においては集団から出て一人で行動するべきであるという回答が出されていて納得出来ると共に弱者はひたすら助けが来>>続きを読む

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.5

癇癪持ちの子供に対してどうケアすれば良いのか苦悩する家族とその後の破綻を描いているがある意味発達障害者のメタファー的な扱い難い子供という触り辛いテーマである為か観ているこちらもどうすれば良いのか途方に>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

5.0

デンマークに亡命してきたアフガニスタン人のインタビューをアニメーション化し彼が話した内容の時世を実写のニュース映像で補うという良く考えられて作ってある作品であるがあくまでも主人公である彼の話と作り手の>>続きを読む

ピザ 死霊館へのデリバリー(2012年製作の映画)

4.0

タイトルがなんともなインドホラーかと思いきやラストの強引過ぎるツイストにビックリ仰天だが最近日本で上映されるインド映画作品は欧米の名作プロットをインドらしく修整しているものが多いので何故この作品が日本>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.5

ナチスドイツだけで無くフランスだって陰湿かつ執拗にユダヤ人を迫害していたのですよと訴えかける物語だがドレフュス事件を学ぶ事が出来ると共に『パピヨン』で有名な悪魔島にドレフュスが送られるシーンは絶望感極>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.5

大都会ど真ん中で働く主人公が精神的におかしくなって行く物語なのだが見栄を張るためにエア電話や名刺を新調しまくる人間を身近に知っているのでその人物も現実と妄想の堺がこのように壊れているのだなあと納得出来>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.5

社会的に攻撃を受ける人を描いているが病気だったら仕方が無いと開き直るしかない世の中なので隠者とならずにsnsやメディアで戦うしかないのでは?なんて事を思ったりちほうから都会に出るなどもっと図太くやるし>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

映画館で鑑賞するための要素が盛り沢山で共通体験の成功体験として観ている自分もチームの一員になった気分になれるが真のエリート天才は努力を超える才能を持っているという現実を叩きつけて来るのも確かであり適材>>続きを読む

フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.5

怒りや憎しみのストレスを発散出来る日があって実行出来るとなれば富裕層や差別層を殺したくなるのはどの世界でも同じだがことアメリカにおいては銃という最強の武器があるので殺されたくない側としては国外脱出する>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

ハイスピードなダイジェストを見せられているような疾走感溢れる物語であるもわざとなのか解らないが人類に緊張感が無く日本の危機感を感じないのは没入し辛く人間はどうしようも無いがそれでも少しは努力して前に進>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

非常にスローに感じる物語の進め方で主人公を通してコミュニティの閉塞感や居場所の無さそして子供の頃の洗脳の恐怖を描いており若いうちに過去のしがらみを断って都会に出るべきであると言語外にこの作品は訴えかけ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

5.0

どんなマルチバースに移動したとしてもそこに存在する人物の極端な性格の要素が強く出ているだけで本質は変わらないという自分の良い所も悪い所も受け入れて生きるしかないという物語だが演出やビジュアルにケレン味>>続きを読む

チェルノブイリ1986(2020年製作の映画)

4.5

チェルノブイリ原発事故を描く本作だが現状のロシア的な思想を鑑みて考えると押し付けがましい程の家族愛に原因なんて今更どうだって良いのだこうなった以上やるしかないのだという言動がまさにリアルにロシア的な思>>続きを読む

N号棟(2021年製作の映画)

2.5

ストレスによる不眠症に苦しむ女子大生がトラブルを乗り越えてようやくぐっすり眠れるまでを描くがミッドサマー的というかカルト的なコミュニティに馴染めるかどうかという選択を強いる奴らはこれからの未来も現実的>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

5.0

オカルト・魔法に優生思想を絡めたナチスの台頭的な世界の中で武力や死者の悲惨さを見せずにヨーロッパの過去の悪夢を描いているのは観た者にどう考えるのかを問いかけており若さ故の過ちは必ず清算する時がやってく>>続きを読む

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

4.0

黒人とメキシカン達に徹底的に馬鹿にされ扱かれる承認欲求強めの白人を描くコメディだがルッキズムや人種・言語差別と言ったアメリカ文化での解りやすい差別ギャグをとことんまで主人公に浴びせるという白人以外の人>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

生まれついてからの精神障害や殺人衝動や凶気や人外の問題を抱えていたとしても同じように病的な愛情を持っている人間に出会えればそれなりに上手く行くんじゃね?という大いなる愛情を血みどろとオイルに塗れて描い>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦中の最中に女性蔑視の兵隊達と共に航行中の女性兵士に輸送機を襲うグレムリンと日本軍の戦闘機が襲いかかるというどんな苦境でも自分の意思を信じ戦うしかないのだというオモシロアクション啓蒙作品。

モービウス(2022年製作の映画)

3.5

まさに死のうとしている人の命を救うためだったら結果モンスターに成り果てても正しい行いをしていると言えるのかという問題提起ではあるかとは思うが結果ヴィランにならざるを得ない悲しみの物語にはならずなんとな>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

5.0

人を騙すような心霊稼業で稼ぐ奴は地獄の苦しみを味わえ!という怒りとそもそも人の心をもて遊べるような奴は殺人出来るような奴なんだよという監督の表明を豪華な演出と出演者で贅沢に創りあげた怪傑作!

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

マイケル・ベイのロスアンゼルス大好き描写とロスのアメリカ人の異常な感情にただただあ然と見るしかない強引な作品。