SONIAさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.6

キャプテン・ジャック・スパロウ第二弾。
特撮、特殊メイクなどビジュアル的にはものすごく凝っていて面白い。

ただその分、中身が薄くなってしまった感じ。敵とわしゃわしゃ戦っていて大きなストーリーが入って
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

以前見たのにトリックまですっかり忘れていたのでほぼ初見に近い状態だった。

はっとさせられたトリックだったけど、今のように防犯カメラがあちこちについている状態では無理だったろうな。

それよりもこの映
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

岩下志麻姐さん、カッコいいなあ、きっぷがよくて。きっぷなんて言葉もう死語になってるけど。
純情なかたせ梨乃も新鮮だった。
そして五社監督の撮る絵面が強い。
姉妹で取っ組み合いするところなんて、まだやる
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リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

3.0

ブッダの生涯やチベット仏教についてはそれなりに楽しめたが、全体的には退屈だった。ダライラマのの生まれ変わりなんていうのもあるくらいだから、あながち間違った内容でもないと思うが、認定された子供たちと親は>>続きを読む

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年製作の映画)

2.6

うーん、興味そそられるストーリーだと思ったのだが、結論から言うとあまりにもありふれた感動エピソードのオンパレードで全体的に安っぽい作品になってしまった印象。いい俳優さんが出ていただけにもったいない。>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと厳しいことを書きます。
これから見る人やこの映画に感動した人は読まない方がいいかも。


『ニュー・シネマ・パラダイス』のような、映画を通じて世代を超えた少年と男の心の繋がり‥みたいなのを想像
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嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

凄かった。見終わった後にローマの休日の、ベンハーのウィリアム・ワイラー監督と知り、さらに驚いた。
映像の持つ力を感じた。

何もない荒野で2人は一心同体だった。
激しすぎる愛ゆえに傷つけあってしまう。
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Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004年製作の映画)

3.6

日本語版を何回か見て、アメリカ版は多分2回目。わりと日本語版に忠実だが、若干アメリカの意識を取り入れた感じ。

みんなが幸せになれる映画は好きだ。

女達がみなたくましく、男たちがちょっとオロオロして
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シャンカラーバラナム 不滅のメロディ(2015年リマスター版)(1979年製作の映画)

3.5

随分昔にインド映画祭で観て以来の鑑賞。
究極の師弟愛。
インドの古典音楽が聴きたくて、ストーリーはついてればいいやくらいに思ってたけど、シンプルながらも悪くなかった。
師弟愛というよりは究極のファンと
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ディシューム/ディシューム J&K(2016年製作の映画)

3.8

いいねー。イケメン2人の凸凹刑事バディもの。
誘拐された有名クリケット選手を探すために陸海空から派手に犯人を追い詰めていく。

特にヴァルンのちょっと抜けた、でも意外と頼りになる弟キャラが良かった。監
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続・荒野の七人(1966年製作の映画)

3.1

ストーリーは前作とほぼ同じ、というか日本の時代劇もある意味そうであるが、西部劇も基本的にいいものが悪者をやっつけるというストーリーがデフォになる。

で、そこにどう味付けするかだが、今作は特に目新しい
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

金持ちでイケメンの男が事故って人生変わる話‥そりゃ女にあんな酷い仕打ちをしたら恨まれて当然だよな‥なんて思って見てたらまさかのSFだった。

ノーランのように時間軸がいったりきたり、さらに夢の中の夢み
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血の抗争 Part2(2012年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

2では小柄なナワーズがギャングのボスに。
彼はどちらかというと脇役の印象が強く、ギャングのボスというイメージがなかったが、色気のあるマノージに対して狂気があった。ラストで薄ら笑いを浮かべながら撃ちまく
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血の抗争(2012年製作の映画)

4.8

痺れた。
以前英語字幕のみで見て、今回初めて日本語字幕付きで見たが、やはり素晴らしかった。
ジャイホの紹介にあるようにインド版『ゴッド・ファーザー』であり、『仁義なき戦い』であり、更には極妻的要素もあ
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

本当によく練られた脚本だと思う。
このシリーズを見ている人なら、コレは罠だなとか引っかけだなと疑ってかかっているので、仕掛けがバラされてもやっぱりね、となるのだが、更に二重三重にも罠が仕組まれていてや
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キ&カ 彼女と彼(2016年製作の映画)

4.0

こういう映画は大好物!大好き!
バリキャリのキアと専業主夫のカビールのちょっと変わった夫婦生活。働く女性にとってカビールは理想的。優しくて家事上手で力持ち、おまけに自分の母と同居。マッチョでイケメン。
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.3

キモい。グロい。
なぜアメリカのキャラクターは子供向けなのにこんなに気持ち悪いのだろう。

2、3日前に見たアバター2もビジュアルに関しては本当にキモかった。マスクも気持ち悪かったなあ。可愛いのはテッ
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.4

アウシュビッツとかユダヤとか、そういう背景よりも、なぜこんなダメンズのDV野郎と恋愛関係になってるのか見ててちょっとイラッとしてた。

スティンゴを含め、ソフィーは完全にネイサンの支配下に置かれている
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.3

IMAX 3Dで鑑賞。前作は未鑑賞。
映像に関しては比類なき素晴らしさ。
澄んだ海の中で架空の生物達が生き生きとリアルに動いているところは幻想的で不思議な映像体験だった。
映像だけで言えば10点満点で
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.6

安定の面白さ、ホームアローン。
相変わらず大人達が馬鹿過ぎる。

前作ではケヴィンは大人顔負けの子供のいたずらの領域で泥棒達をやっつけていたけれど、今作はほぼ殺人未遂まで行っており、コメディとはいえち
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

壮絶な映画だった。
人間の生命力の強さを感じた。
が、自分だったらヘタレで知恵も体力もないからすぐ死んでしまうだろうなと。

彼女が既に結婚していたのは想像できた。
でも生きてさえいれば未来を作ってい
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

まさにアジア×フランス映画といった感じ。

映像は美しい。
そしてびっくりするほど会話が少ない。
アジアは喧騒のイメージだけど、自然の音のみがクローズアップされる。

と、一応作品はリスペクトするが、
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

3.8

悪くなかった。
けど第1作があまりにもインパクトがあって、どうしてもそれと比べてしまい、評価が下がってしまう。

手がつけられない問題児ばかりのクラスということだったが、みんなとても素直で良い子。わざ
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あぶない刑事(1987年製作の映画)

2.8

露骨なセクハラやお色気シーン、犯人を銃で撃ちまくりなど、今では考えられない昭和の刑事物だが、主役の2人をはじめ、警察署の面々が個性的で楽しめる。
タカとユージは確かにかっこいい。

ストーリーはそれほ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.8

劇場含め何回も観た作品なのにまだ感想書いてなかった。

いやーばかばかしくて最高だな。
こんなこと普通考えつかないでしょ、ってな事をマジメにやってるのが本当に素晴らしい。

池袋をよく使う練馬区民とい
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

S.S.ラージャマウリ監督と主演のNTR.Jr、ラーム・チャランの来日舞台挨拶で1度目を観て、さらに10日後IMAXで再度観て、ようやく自分の中に落とし込んだ。

というのはどうしても『バーフバリ』と
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

美男美女が出て、美しいロケ地と音楽、ダンス‥ボリウッドの楽しさが詰まったような作品だった。久しぶりの劇場鑑賞だったが、とても楽しかった。

それぞれの人生をそれなりに生きていく中で、男3人の旅行で自分
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響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

3.7

太鼓職人という家業と自分の夢、厳しい師匠、いじわるな先輩、友人の裏切り、恋愛、とあらゆる要素を組み込ませ、それぞれに見せ場を作っている。

しかしこの作品はもうとにかく音楽が素晴らしい。
インドの古典
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ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

弁護士事務所の話だったけど、裁判のシーンは一切なし。弁護士事務所にまつわるサスペンスだった。

敏腕弁護士のトム・クルーズが様々な謎を論破していく‥という話でもなく、ならば舞台が弁護士事務所でなくても
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途中のページが抜けている(2012年製作の映画)

2.5

長い。とにかく長い。
結婚式前に記憶を無くした男を友人達がなんとか取り繕うという話だけで2時間41分。歌とダンスも無い。

全般的に南インド映画は長いのだが、その中にいろいろなエピソードを入れ、喜怒哀
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

もちろん創作部分は少なからずあろうが、実話ベースの作品だけあって、とても説得力がある話だった。全体的にまとまっている。

リティック演じる主人公がこれから大学に行こうとする年齢には到底見えないのはご愛
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マスク(1994年製作の映画)

2.8

つまらなかった。
というか気持ち悪かった。

このマスクのキャラが気持ち悪すぎて受け付けなかった。
しかも別に正義の味方ではなく、悪いこともしてるし。

製作された94年当時はこの映像の特殊効果は面白
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

母と娘の人生をリアルに描いた作品。

うーん、これがアメリカ人の共感するような母娘像だとしたら、やはり日本とはだいぶ感覚が違うなと。

まずこの作品に限らないが、映画で見る限りアメリカでの女性は母より
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.7

911の実話を元にした作品。
ヒリヒリするような緊張感が続く。
管制官の混乱ぶり、観客の恐怖、地獄のような光景。
ストーリーはもちろん作り物だけど、ベースはフィクションでないということにリアルを感じる
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの語感でコメディっぽいのイメージしてたら全然違った。

映像は台詞がなくても多くを語る。
階段での虐殺のシーンはその後の映画に与えたというだけあって、印象的に残った。
モンタージュという手法も
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.2

黒澤明の『用心棒』のパク‥オマージュとのこと。どこからともなく現れた凄腕の男が町に平和を取り戻しまた去っていく‥みたいなのは世界共通なのだなと。

2つの敵対する勢力とその間に入った男、というとてもシ
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