muraさんの映画レビュー・感想・評価

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日本映画を中心に見てます。よろしくお願いします。

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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

これは面白い。高評価もわかる。既視感を感じさせない、斬新な恋愛映画のようでいて、描かれるのは恋愛における普遍的な問題か。

そして主人公の朝子(唐田えりか)がまた…。人形のような顔。つかみどころがない
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

佐藤泰志、函館となると…『そこのみにて光輝く』と『オーバーフェンス』が僕のなかで年間ベストワンだったけど…

「僕」(名前が出てこない)はシズオと同居する。あるとき、同じ本屋で働くサチコに誘われる。そ
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.3

木野花がすごすぎて…みんな呑み込んでしまう。キセルでタバコをふかし、猟銃を振りまわす。

『ヒメアノ〜ル』同様の展開。「毒」が見え隠れするコメディから入り、途中で「毒」が暴発、バイオレンスにシフトチェ
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スティルライフオブメモリーズ(2018年製作の映画)

3.5

ひたすら女性の性器の写真を撮りつづける。自由すぎる。映画ってやっぱりいいなと。

初めての横浜シネマリン。なかなかシャレている。このアート色の強い映画が似合うといえば似合う。

女性の性器を想起させる
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.5

制作が国映か!大作が続く瀬々監督だけど、ピンク四天王としての矜持は忘れないってことか。ほぼ裸が出ないピンク映画を作ったことだけでも賞賛に値する。

女相撲。山形より発祥し、全国で20以上の団体が興行を
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.8

湯布院映画祭のクロージング作品。監督の白石和彌、出演の井浦新、山本浩司、また登場人物でもある荒井晴彦をゲストに迎えて。

冒頭に「若松プロダクション作品」と表示される。テンションがあがる。続いて『女学
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心魔師(2018年製作の映画)

4.0

湯布院映画祭。監督の今野恭成と主演の真崎かれんをゲストに迎えて。若いふたりを囲んでのシンポジウム。

殺されて袋に入れられた男。袋を開けると大量の血が流れだす。眠ることができない刑事。この殺人事件を追
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赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

4.0

湯布院映画祭にて。監督の甲斐さやか、主演の菜葉菜らをゲストに迎えて。来年の公開だからこれが感想第1号かと思っていたら2号になった(笑)

はじめて聞くこの甲斐さやかという監督のもとに(長編初監督作品)
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雪に願うこと(2005年製作の映画)

4.3

湯布院映画祭。今年は佐藤浩市特集。佐藤浩市をゲストに迎えて。観客も多い。

「あ、春」に続いて「雪に願うこと」。いい監督に使われる俳優だなと。確かにシンポジウムでの話も深い。そして面白い。演技と映画作
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あ、春(1998年製作の映画)

4.5

相米慎二、やっぱりすばらしい。ヒヨコで泣かせるか。

湯布院映画祭。佐藤浩市特集。期間を1日短縮し、しかも台風接近で、どうもネガティブな要素が漂っていたけれど、開催されてよかった。仕事は忙しいけど、こ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

映画ってやっぱり人を幸せにするんだなと。映画館に響きわたる笑い声を聞きながら、あらためてそう思った。

いつも静かに見るだけの映画館が大変なことに。連日の行列なんて20年以上通っているけど初めて。
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.0

ほぼ寝てた。映画を見ながらこんなに寝てしまったのは久しぶり。仕事で疲れていたとしても…

ルームロンダリング。自殺、殺人等がおきた部屋に誰かを一度住まわせて、事故物件であることを「浄化」する。不動産屋
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沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

4.6

余韻覚めないうちの訃報。翁長知事の冥福を祈りたい。

知らない。ホント、悲しいぐらいに知らない。

戦史ドキュメンタリー。公文書、日記、映像、音声、そして証言…史料をふんだんに示しながら、沖縄の「秘史
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

チューバッカと、そしてミレニアム・ファルコンとの出会いを見るためだけの映画か。確かにくすぐられるんだけど。

キーラとともにコレリアからの脱出をはかるハン。しかしキーラを置き去りにしてしまう。ハンはキ
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.8

衆愚。今の日本社会への強烈な皮肉か。

武術をもって黒和藩への仕官をはかる掛十之進。ライバルの失脚を目論む黒和藩筆頭家老・内藤帯刀。ふたりがとった策略は、新興宗教・腹ふり党を領内に進出させて脅威をあお
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.5

もう好みの問題。傷ついた女子を応援したくなるかどうか。その点では、朝倉あきが本当にいい。僕のなかで上半期のベストアクトレスかと。確かに応援したくなった。

恋人が突然に死んだ。それから3年、モヤモヤを
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.0

庭が宇宙につながる。いや、庭こそが宇宙ということか。

草や木に囲まれ、鳥や虫が生きる庭。画家・モリ(熊谷守一)は庭を徘徊し、細部まで観察することを日課とする。そうして30年間、家と庭から出ていないと
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榎田貿易堂(2017年製作の映画)

3.5

伊香保にも秘宝館があったか。もう熱海ぐらいにしかないと思い、わざわざ行ってみたけれど(笑)

で、秘宝館での伊藤沙莉のあの行動は…先日見た『海を駆ける』のラストシーン以上の衝撃(笑)

伊香保に店をか
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ガチ星(2018年製作の映画)

4.2

サニーパン…小倉駅前のシロヤか。こういうアイテムが出てくるとリアリティが一気に増す。

北九州が舞台。プロ野球(ソフトバンクホークス!)の世界で挫折した男が、堕落を極めていく。妻子と別れ、借金を重ね、
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海を駆ける(2018年製作の映画)

4.5

阿部純子…いいねぇ。『孤狼の血』と本作で一気に気になる存在に。ブレイクするかな。

で、深田晃司…やっぱりいいねぇ。『淵に立つ』同様、心を掻き立てられていつの間にか話のなかに取り込まれている。

青く
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

4.0

『三丁目の夕日』の大阪コリアンタウンバージョン。ともに60〜70年代の日本の下町社会を描くが、こちらの方がリアルに思える。「陰」の部分を見せるからか。

昭和44年から46年の、在日コリアン営む焼肉屋
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Oh Lucy!(2016年製作の映画)

3.5

マスクをかけて虚ろな目。駅のホームにたたずむ。耳元で一言ささやいた男が電車に飛び込む…先が思いやられる。この映画に救いはあるのか…

独身のセツコ。仕事も恋愛もすでに諦めたかのような毎日。ところが姪の
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サニー/32(2018年製作の映画)

4.3

「チンチンを触るな!」…北原里英に言わせたかったか 笑

混沌のなかで哲学が語られる。いや、叫ばれる。この感じはどこかで…と思ったら、このカルト感といい、『愛のむきだし』かと。

14年前、同級生を殺
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

家族ってホント…「何なんだろうね」…

『そして父になる』は通過点だったか。「血のつながり」というテーマに再チャレンジ。『誰も知らない』で注目した貧困や下層社会といった問題にもふれながら。

年金と非
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.4

腕がむちゃくちゃ太い。張り手が凄い。彼には誰も勝てんやろと(笑)

衿川警察署管内、毒蛇組とイス組が対立するが、マ刑事が間にあって抑えつけている。マ刑事は裏社会とつながり、賄賂も接待も受けるが、それに
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

4.0

霊的ボリシェヴィキ…ものすごくインパクトがあるタイトルだなと(笑)

あの世にふれたことがある男女が集まって実験がおこなわれる。それぞれが順番に霊的体験を語るというかたちで。実験の目的は、霊を呼びだす
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友罪(2017年製作の映画)

4.5

遠くに見える鉄塔と電波塔。瀬々作品らしい風景。また役者も。佐藤浩市を筆頭に瀬々監督らしい布陣。

瑛太と夏帆がいい。ともに目が印象的。ときに眼光鋭いがどこか死んだような目の瑛太。瞳を大きく開くが視線が
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私は絶対許さない(2018年製作の映画)

3.5

ジェットコースター。急展開、予想外の連続で。

雪降る中、駅前で母の迎えを待っていた女子中学生がさらわれる。そして5人の男に犯される。翌日ようやく家にたどり着くも、父は厳しく母は冷たく、気持ちを理解し
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

3.8

子供の頃、知っている韓国人の名前といえばテレビから聞こえるボクセイキ、ゼントカン、キンダイチュウぐらい。けれどもそういった人物に関わって、暗殺や軍事クーデター、また軍隊と市民の衝突が繰り広げられていた>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

衝撃。真珠を取り出すとは…笑

第三次広島抗争。昭和63年、広島県呉原市(なぜ「呉」ではまずいのか)における加古村組と尾谷組の対立。五十子組の介入もあって抗争は激化する。これら暴力団の間で暗躍する、ま
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.0

こういった映画が満席になるんだ。さすが東京だなと。

廃校間近の中学校。街に娯楽はなく、冬は雪に覆われる。そこに引っ越してきたノザキは、同級生のいじめにあう。いじめはやがてエスカレートし、家に火がつけ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.3

見逃して大後悔したこの映画をまさかの老舗映画館で見られるとは。ツイてる。しかし映画の日に観客はふたり(笑)

リバーズ・エッジ…工場の排水が流れこむ澱んだ川のほとりを聖地とみるのか。

90年代の高校
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

意外にも喜劇だった。何度も笑った。声を立てずに(笑)

ところが最後は美談の方向に。セックスを滑稽なものと描きたいのか、美しいものと描きたいのか(居酒屋のシーンですら美しく描かれる)。滑稽なものでよか
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ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.5

休憩をはさんで4時間弱。長いんだろうと覚悟をもってのぞんだが、あっという間。傑作だと思った。とくに後半が。

後半にものすごく面白いものが見られる。官僚は何を守るのか、なぜ守るのか…いやぁ、ここには仕
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blank13(2017年製作の映画)

4.2

斎藤工監督作品。意外というと悪いが、なかなかおもしろかった。ノレた。映像や音楽にこだわりがあり、最初はあざとくも思えたが、徐々に慣れてきて、最後は効果的にも感じられて。

父が借金を抱えたまま行方不明
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苦い銭(2016年製作の映画)

3.8

25年前に列車で中国を旅したときに、「硬座」にするか「軟座」にするかで悩んで結局は日和って「軟座」にしたことを思い出した。冒頭の出稼ぎに向かうシーンを見て。

浙江省湖州県の縫製工場。雲南省や安徽省か
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