muraさんの映画レビュー・感想・評価

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銃2020(2020年製作の映画)

3.5

ネオン灯に廃墟ビル。石井隆の世界かとゾクゾク。そこに佐藤浩市。阪本順治の『トカレフ』かとワクワク。

若い男(村上虹郎)に銃と出会わせた前作から一転、今度は若い女に銃と出会わせた。

怪しげな男に追わ
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.5

芸術。アート。クオリティの高さに驚く。人形でこんなことができるんだと。

あの新美南吉『ごんぎつね』を、ストップモーション・アニメーションによって描いた短編映画。病気がちの母親と暮らす兵十。優しい性格
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

長澤まさみって…豹柄、短パンはまだしも、二重アゴに白髪まで、どうもゲスになればなるほどエロさを増していったような。いちばんドキッとしたのは冒頭の水着姿だけども 笑

実話にもとづく。母・アキコと子・シ
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

1994年。ワールドカップアメリカ大会が開かれた年。となると前年は、「ドーハの悲劇」か。…民主化後まもない韓国は、経済発展のまっただ中。ただ北朝鮮では金日成が死に、不穏な空気も漂いはじめる。そしてこの>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.3

民進党を割り、小池百合子から散々な扱いを受けながらも希望の党に合流した面々を、なんてポリシーのない連中だとあのとき思ったが、まあ確かに、苦悩や葛藤もあったんだろう。希望の党に合流したがために選挙で苦戦>>続きを読む

太陽の塔(2018年製作の映画)

4.0

ルーツに関わるものとして、勝手に聖地だと思いこんでいる太陽の塔。その太陽の塔に注目したドキュメンタリーとなると、見ないわけにはいかない。

太陽の塔とはいったい何か…。芸術家や評論家はもちろん、哲学者
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酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

3.0

酒にだらしない父親となると、『酔いがさめたら、うちへ帰ろう。』や『毎日かあさん』といった西原理恵子の元夫をモデルとした作品が思い浮かび、両作品好きだったけれど、この作品はどうもノレない。笑えず、気分が>>続きを読む

精神0(2020年製作の映画)

4.0

想田和弘によるドキュメンタリー作品。「観察映画」。作品や言動により、この監督には信頼を寄せている。勝手に。

こらーる岡山。高齢の精神科医・山本昌知が営む病院。古い診察室に集う患者たち。山本医師が病院
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もみの家(2019年製作の映画)

4.3

キム・ギドク『人間の時間』を見た直後にこれかぁと。振り幅が大きい。あれも映画、これも映画。あらためて映画は奥が深い。

ベタな話ともいえる。心を閉ざし、他者との関係をうまく築けない都会の少女が、田舎の
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人間の時間(2018年製作の映画)

4.5

もう衝撃でしかない。この監督の作品にはいつも驚かされるが、これは特別。でも、これまででいちばん面白いかもしれない。『パラサイト 半地下の家族』の語る哲学が凡庸にも見える。

艦船による1週間の船上旅行
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時をかける少女(1983年製作の映画)

5.0

【2020年5月18日、映画館にて鑑賞、再投稿】

20年以上にわたって通う映画館(シネマ5)がようやく再開。長かった。その間、Filmarksも開く気になれず…

で、再開1発目の映画が、まさかの『
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静かな雨(2020年製作の映画)

3.5

なかなか気持ちが晴れない。とくに志村けんの件はこたえた。主役を務める山田洋次の『キネマの神様』を本当に楽しみにしていたのに…

『四月の永い夢』の朝倉あき、『わたしは光をにぎっている』の松本穂香と、中
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mellow(2020年製作の映画)

4.0

このモテ男に田中圭をキャスティングしたか…そのセンスに感心する。よくわかるなと。

ひとりで花屋を営む夏目。誠実で、心優しい。そのため、まわりの女性たちからモテる。そういった女性たちを巻き込んで、気持
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風の電話(2020年製作の映画)

4.5

少しだけ縁のある岩手県大槌町を訪れたのは震災後2年が経った頃かと。整地のための土砂を運ぶ何台ものダンプカーと、雑草に覆われた三陸鉄道・大槌駅が強く印象に残っている。映画にはその大槌駅が登場する。真新し>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

4.0

新型ウィルスの影響か、メンズデーにもかかわらず観客はひとり。ど真ん中の席で我が家のようにくつろいで見た。

斬られた首が路上に転がる。あぁ、久しぶりのこの感覚…。ヤクザにマル暴にチャイニーズマフィア。
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Red(2020年製作の映画)

3.3

話題の「不倫」、しかもR指定。あぁ、求めあわずにはいられない男女の話かぁ…と思って見たが、どうもノレない。ふたりに気持ちを寄せられない。「せつない!」なんて思いにはなれなくて。

専業主婦として家事と
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.3

車いすの娘を抱きかかえ、服を脱がす。母も服を脱ぎ、一緒にお風呂に入る。冒頭のこのシーンが効いている。映画の世界に一気に引きこまれる。それと同時に、この映画は覚悟をもって見ないといけないと気が引きしまる>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.0

オリエント工業のショールームを見てみたいと思い御徒町まで行ったが、予約が必要とのことで見られなかったことがある。そのとき見たかったのは石原さとみそっくりのラブドールだったが、今はここに出てくる蒼井優そ>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.0

絶対に取材して取り上げないといけないネタを「Zネタ(是非ネタ)」っていうんだ 笑。テレビ局の葛藤がよく伝わってくる話だなと。

毎度おなじみの東海テレビ制作のドキュメンタリー。今度は自分自身、つまり東
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

翌日にマラソンを走ることになっていて、穏やかな気持ちになろうと見に行ったら、そんなんじゃなかった。心を掻き乱されたわ 笑

独特な「世界」があって、そこにどうしても引き寄せられてしまう監督が僕にとって
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.5

スクリーンに復活した寅さんを見に行ったつもりだったけど…映画が始まって思った。寅さんじゃなく満男を見に来たんだと。大人になった満男を。満男とまったくの同世代ということもあって。母のさくらが満男と歩きな>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

監督が「ネタバレ」の禁止を強く求めているようなので微妙な言いまわしになるけれど…とにかく先が読めない。とくに後半は「まさか」の展開となる。

半地下の家に住む家族。家族4人とも定職はなく、内職で生計を
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.0

日本では韓国の「反日」感情ばかりに注目するけれども、映画で描かれる社会を見るかぎり、実は「反米」感情の方が強いんじゃないかと。加えて「反政府」感情も強い。この作品に限らず、韓国社会が抱えてきた苦悩を映>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

-

2020年はやっぱりこの映画で始めたいなと。その感想とあわせて2019年の日本映画マイ・ベストテンも。

とうとう終わってしまったぁ。「東映まんがまつり」を卒業して初めての洋画鑑賞となったのは2作目、
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.8

役者がいう台詞が「いろはにほへと」「ちりぬるを」…なるほど!笑

活動写真の撮影風景を見ていた俊太郎と梅子。ふたりはふとしたことから撮影に映りこみ、さらに小屋に忍びこんで写真を見る。上映される無声の写
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.2

『四月の永い夢』の中川龍太郎か…ほどの情報だけで見に行ったが、あらわれたのは「呑んべ横丁」! 一度訪れただけなのにものすごく印象的な立石が舞台だとわかり興奮。すぐに引き込まれた。

澪は湖のほとりで宿
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.8

見るか見ないか迷っていたところに、フィルマークスの高評価もあって腰を上げた。女子高校生が「かわいい」「好き」を連発する冒頭の展開に「やっぱり場違いか」とも思ったが、その後の展開はどこか予想と違って。面>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.5

森達也はやっぱりおもしろい。撮影の手法が革新的。しかも確信的。監督自身がしだいに登場するようになり、いつの間にか主役となり、しまいには意見を述べる。ドキュメンタリーを主観的に撮るという姿勢を崩さない。>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

「人よ」ではなく「一夜」だった。

冒頭、家を出ていく母が子供たちに残すおにぎりと玉子焼きとウインナー。うちと同じだと。懐かしい気持ちになった。と同時に、この映画の空気が伝わってきた。

平成16年5
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

4.3

「ブルーアワー」「ぶっ飛ばす」…タイトルに込められた思いをどう解釈すべきか。いろいろと考えてしまうな。映画自体はおもしろいんだけど。

CMディレクターとして東京でバリバリと働く砂田(スナ)。いわゆる
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解放区(2014年製作の映画)

4.3

まさかの飛田新地!…というか、すごいものを見てしまったとの思い。でもこれは、作りものなのかどうか…。リアルに思いつつ、フェイクにも思いつつ。この映画、ホントすごいわ。

長くお蔵入りしていたという映画
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

地元で見逃したこの映画を、出張中の東京で見ることができた。リベンジ。映画て描かれるリベンジにも興奮。間違いなく今年いちばん手に汗を握った作品。

顔をはらして公園を歩く宮本。殴られたためか歯が抜ける。
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

4.5

オダギリジョー監督作品。なかなか高尚。哲学も感じる。劇中で船頭にこう言わせる。…誰かのために、何かのために生きようとする、そんな人間に俺もなりてぇ!…宮沢賢治だ。

いつの話か、どこの話かよくわからな
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

3.8

女の海…。こういった酒池肉林シーンをまさかシネコンのスクリーンで見られるとは!笑

松尾スズキワールド全開。中山美穂を驚くような使い方をして。この企画を実現させた関係者をたたえたい 笑

作家・海馬五
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楽園(2019年製作の映画)

4.5

差別、偏見、いじめ、村八分…趙閉鎖社会・日本の闇に強引に向き合わされる。覚悟して見ないといけない。物事は単純じゃない。

田園地帯。稲穂が垂れ始める夏に、女児が行方不明に。女児は帰ることなく、直前まで
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劇場版 そして、生きる(2019年製作の映画)

4.0

歳とともに涙腺が弱くなったことは自覚するけど、こういった若い男女の「小っ恥ずかしい」恋愛を応援したい気持ちになるとは 笑

それでもやっぱり、涙腺が崩壊したのは光石研と萩原聖人のやり取り。ふたりともう
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