いのさんの映画レビュー・感想・評価

いの

いの

おわると みんな はくしゅかっさい。
「おどろいたなあ、フレデリック。
きみって しじんじゃ ないか!」

フレデリックは、あかく なって おじぎを した。
そして、はずかしそうに いったのだ。
「そう いう わけさ。」

絵本『フレデリック』より 一部抜粋

映画(413)
ドラマ(7)

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.4



こんなところにペンギンが。ついてるわ!
(うふふ。斧からペンギンへ)


原作未読。
わけがわかんない。だけど、すごく面白い。ああ、コレは私の好きな映画だ。冒頭から引き込まれる。小学4年生の賢いア
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0



無知で無名で無謀
それが掛け算されると無敵になるのだ
(パンフレットより)


本当に、その通りの映画だった。


近くの席で、何人もの女の子の、可愛らしい笑い声(周囲の人を全然気にしていない素直
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.3



壮大で厳しい自然、自分の答えを探し求める旅。
本人の視点、妹の思い、親の思い、旅先で出会う人々の思い(クリステン・スチュワートの美しさ)。出会ったことで彼が受けとるもの。彼と出会った人が受け取るも
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けものがれ、俺らの猿と(2000年製作の映画)

3.2



胡散臭さ全開


パンク侍(映画)→ パンク侍(原作本)→ けものがれ(映画)
パンク侍が面白くて、そこから、こちらに来たから、何が起きても構わない。どんな世界にぶっこんでいこうと、アタシの受け入
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ちいさな哲学者たち(2010年製作の映画)

4.0



パリの公立幼稚園。4歳からの2年間。世界で初めて行われた、哲学入門の教育プログラム。先生がロウソクに火を灯すと、そこは特別な空間となる。さあ、輪になって話そう。


まず大事なのは、問いをたてるこ
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.6



フィル・ロード と クリストファー・ミラー
ジョナ・ヒル と チャニング・テイタム


少年2人(心のなかはいつまでも少年)がいちゃいちゃと、いつまでも好きなことを話し合っている。ああすればもっと
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

4.4



1年前の夏。アニメ版打ち上げ花火を映画館で観ながら、アタシは、この映画のコトを一所懸命思い出そうとしていた。何回かやり直す話。アニメ版打ち上げ花火を観ながら、アタシは「ラン・ローラ・ラン」をどうし
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.6



女性蔑視の男性たちに、テニスを通して戦いを挑む女性たち。これが映画のいわば “ オモテの顔 ” だとすると、その話に、ザラザラとした懸念が、影となってついてまわり、私も観ながらずっと心配していたの
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

4.2



いちご繋がりということで、「野いちご」から「蛇イチゴ」に。西川美和は、最終的にこのタイトルにしたからには、きっと「野いちご」を意識したに違いないと、私の妄想は止まらない。関連性は何処にある?と、自
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野いちご(1957年製作の映画)

4.2



ベイルマン監督作品、初観賞


医学博士である年老いた教授の1日。ある用事のために、車で移動する1日。途中で乗り込む人たちがいたり、下車する人がいたり。いわば小旅行。追憶に揺られたり、現実に戻った
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アントマン(2015年製作の映画)

4.1



ちっちゃなヒーローが、ちっちゃなアリちゃんたちたちたちと、頑張るお話。横に倒れたトーマス君が、目をパチパチさせてたり、娘ちゃんのお部屋が愛に包まれたお部屋であったり、小さき者への愛に溢れている。何
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VOGUE ファッション誌、モードへの昇華(2012年製作の映画)

4.2



1892年「ヴォーグ」誌創刊。そこから120年経ったところで製作されたのが今作。ファッション・エディターたちの製作秘話の数々。


本日3本観たからって、知ったかぶらないように気をつけます。とにか
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ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

4.2



イザベル・ユペール様、アナ・ウィンター様、そしてあともうひとり。
あともうひとりに出会ったら、私のなかの3大巨匠?と位置づけたい。


もとい、
イザベル・ユペール様、アナ・ウィンター様、樹木希林
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

4.5



お洒落とかそういった類いのものとは真逆のところに位置している、ダッサダサの私としたら、この映画には、お前はお呼びじゃないと軽く足蹴にされるような気がしていた。メットガラが何なのか、よくわかってない
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます



美しくて背の高い姐さんたちは、出てくるだけでサマになる。立ってるだけで格好いいし、歩いてるだけで格好いい。何をしてても格好いい。それがみんなで、計画を立て、念入りな準備をして、宝石をいただこうなん
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

5.0



炭鉱から出てくる
閉じ込められたような空間から、外に出る
何と広い空の青さよ


下っていくとそこは炭鉱
水平に見渡せるのはレース場
上は湿り気ひとつない空
このショットが2度 / 昼と夜
どちら
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.1



事故死や自殺、刺殺など、死んでも死にきれない幽霊が居座る、いわく付きの部屋。このままじゃ部屋を貸し出せない。このワケあり物件を浄化するのは池田エライザ。


初めてみる池田エライザ。お洋服も立ち振
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.2



コレはよく知っている話のような気がする。身近なところによくある話と言ったら言い過ぎだろうか。はい、言い過ぎです。でも、私はある日突然歩けなくなった子の話も身近なところで知っているし、悪魔のような手
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5



映画で世界史のことが少しでもわかるようになれたら、しかも笑いながら学べたら超ラッキー! 

いつも結局理解できないくせに、懲りずに参戦。いや、果敢に挑戦。


この映画は、ロシア史を少しでも知って
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.1



松居監督が、どうしても作りたくて、あたためてきて、構想から完成まで7年だとか。


結ばれることを望まない愛、触れることを望まない愛。ただひらすらに見守り続け、尾行・盗撮・盗聴、ストーカー的行為を
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0



私はこの映画を2016年12月23日に映画館で観て、翌12月24日にレビューとして投稿しました。私はこれまで、自身のレビューを削除して再ポストしたことはありません。それは私のやり方ではない。でも今
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ザ・サムライ/荒野の珍道中(1974年製作の映画)

5.0



なんなんだコレは!?
いったい私は何を見せられているんだ!?
(めちゃヘンテコな映画だぞ)
  ↓
何コレどちゃくそおもろい!
(よくわかんないけどなんか好きみたい)
  ↓
やっぱりコレはマカロ
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怒りの荒野(1967年製作の映画)

4.1



娼婦である母は自分を産んで間もなく亡くなり、町の掃除人として真面目に働くものの、その出自ゆえに町の住民たちから蔑まれてきたスコット。端正で優しいルックスの好青年である。そのスコットには「育ての父」
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俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク(2013年製作の映画)

2.7



1979年
舞台はサン・ディエゴからNYへ

あれっ!? ハリソン・フォードまで出てる!!!
あれっ!? 私、1作目よりも受け入れてる???


マカロニだったら常に正論を吐く女としての私(ただし
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俺たちニュースキャスター(2004年製作の映画)

2.5


「実際の出来事に基づいた物語
人名・地名・出来事のみ架空である。」

ふーん、そうなのかあ・・・、あれっ!?
ひょっとして、出だしからおちょくられてる?


1970年代のサン・ディエゴ。ローカルな
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.2



私は私が解らない
迷子になったら 何とせう

これは小樽の文学館で出会った、伊藤整の言葉だ。



イニス・デルマー(ヒース・レジャー)が1人で淋しげにパイを食べている。当時付き合っていた女の子に
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.8



身の下話のオンパレード笑!


この世界は、
どこまでもアホアホな男子たちと、
努力する大切さを知っている賢い女子たちで、
作られている。
(こんなことを以前のレビューでも書きました)


だから
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8



走る、走る、走る


それは疾走感というのとはちょっと違くて、
街を感じたりできるくらいのはやさで、
ダンスしたり飛び跳ねたりできるくらいの軽やかさで、
転んであざを作ったり、血を流して絆創膏貼っ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.7



激ヤバ!


映画への愛に満ち溢れている

映画への愛。映画をつくることへの愛。わくわく感。ジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」から「スター・ウォーズ」を経て、そして今、私たちの手のなかに入るよう
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

2.3



74分ワンカット!
しかもその74分間で、1ヶ月の時間の経過もみせる。
演劇的手法と映画的手法との融合。
今までの、どのワンカット映画とも異なる映画なんだそうだ。


私の感性は相当鈍っているのだ
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スイートプールサイド(2014年製作の映画)

4.3



つるつるお肌の太田くん、毛がはえなくて悩んでる。
毛深いけど自分では剃れない後藤さん、なのに水泳部。
モチロン悩んでる。
ともに高校1年生。
ふたりは、太田くん・後藤さん、と呼び合うだけの関係だっ
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26世紀青年(2006年製作の映画)

3.6



ふぎょぎょっ!
おもろいっ!
クソくだらなくてアホアホで、サイテーでキュート!
かんじはかけないからつかいませんよ-っ!
あれっ、かんじってなんだっけ。


でも、そのなかにチラリとしんじつがかく
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レポマン(1984年製作の映画)

3.6



特に何もすることのない昼下がりに、まどろみながら観賞(すみません)。

でも、終盤、にんまりする。こういう展開、好きです!

これは、マカロニ版かぐや姫か?

今作はもちろん竹取物語よりは遅くにつ
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.9



アイヒマンの公開裁判を傍聴し、洞察した結果を、『ザ・ニューヨーカー』誌に、続いて書物に記した政治哲学者ハンナ・アーレント。

ユダヤ人虐殺計画を実務的に取り仕切ったアイヒマンは、多くの人が期待して
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

5.0



村上春樹の小説(のいくつか)をとても愛してきたように、私はこの映画を愛していくと思う。そんな気がする。きわめて個人的な映画。


これは、暗闇に飲み込まれないように生きる人々の物語。暗闇に飲み込ま
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.3



自らの食器から食べ物を手で掬い、バーフバリの口へと差し出す村人Aの役割を全うすべく、観賞(訳:バーフバリを礼賛するために観賞!)


観ていてわかりました!! 
これまでのアタシの人生に足りなかっ
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