いののんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

いののん

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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

自画自賛するしかないのでそうさせてほしいのだが、フィルマを始めて以来、ここ2年ほどで、私は映画についてすんごい学んで(と言っても、予習も復習も滅多にしないが)めきめき成長している。アル・パチーノとアラ>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.2

ようやく原作を読了!(といっても、『ミレニアム1』の上下2冊まで)


これで、オリジナル版3作再鑑賞と、このフィンチャー版初鑑賞と、原作上下を初読したことになるわけだけど、結論を先に言うなら、とにか
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士[完全版](2009年製作の映画)

5.0

この映画を観る頃にはもう、リスベットの僅かな表情の動きでさえも、私はそれを見逃さない。“あっ、今、よろこんでるー!”、“あっ、今、恥ずかしがってるー”、“あっ、今、ありがとうを言いたいけど言えなくて、>>続きを読む

ミレニアム2 火と戯れる女[完全版](2009年製作の映画)

5.0

再鑑賞。以前観たけど、内容をほとんど忘れていて、終盤に入って、思い出した次第。徐々に明らかになるリスベットの過去。苛酷な、過去。この映画が描くこと。女を憎み蔑む男たちへの戦い。差別主義者への挑み。凄惨>>続きを読む

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

5.0

この映画の魅力は、何と言ってもノオミ・ラパスにある。ノオミ・ラパスが演じる、リスベット・サランデルという女性(女の子、と言ってもよいのかもしれない)が放つ、強烈な魅力。私は、この映画で、ノオミ・ラパス>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.3

過去の自分を愛しく思うのか、それとも、うんざりするのか、あるいは余裕で受け止めるのか。どう感じるのかはわからない。でも、いずれにせよ、過去の自分に会う。そんなつもりでいた。ところが、予期せぬことで本当>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.9

これはきっと、世界でいちばん速く走る電動車椅子だ。町を駆け抜けるその速さといったら! ひょっとしたら私の原付より速いのではないかい? こんなに速く走って、車とぶつからないだろうかと、ちょっと心配になる>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

-

コレ観たから明日から仕事いけるわい!


明日からもいっちょ、ヘラヘラ笑って耐え抜くかいwww


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ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ!
私は、①「インヒアレント・ヴァイス」(2014年製作)
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E.T.(1982年製作の映画)

5.0

あのE.T.を映画館で!!!
自転車を息を切らせて必死に漕いだら、そのままふわって浮き上がって、月まで行けるんじゃないか、とか。指先のばして触れたら、言葉にしなくてもちゃんと気持ちは伝わるんじゃないか
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ブロンソン(2008年製作の映画)

-

全裸のナイスガイ!!!
(しかも複数回!)
(ただしボカシ入り)
(でもそのうち1回は、ぼかしナシ!)


とにかく、ヤバい!
始まりから変。どうやらムショの檻のなからしい。全裸(&スキンヘッド)でシ
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

-

「助けて」は嫌


1回目の「助けて」は、可笑しすぎて笑った。2回目の、「助けては嫌」には、笑いながらも、深くて唸った。そういえばこの映画では、誰も「助けて」とは言わなかった(多分)。それぞれの立場で
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

ゲーム・オブ・ストーンズ


filmarksを始めるまで、マーベルというものを知らなかった。関心がなかったから観ようと思ったこともなかった。それが、filmarksを始めて、皆様からあがってくるレビ
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

-

(ほぼ)タイトル通りの映画!
もうこれ以上、説明することなし!
以上。!



他の方のレビューまだ読んでないんですけど、この映画のレビューを真面目に堅く長長長文で書いてる方がいらしたら、私はお慕い申
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.0

そんな瞬間ってあるんだろうか。今、オトナになったと自覚する瞬間。蝉や蛇なら文字通り、脱皮、する。でも私が思うに、人は、この瞬間に脱皮したとは、たとえ脱皮したとしても、その瞬間には自覚できないのではない>>続きを読む

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.7

ピーター・ディンクレイジと、エル・ファニングとの共演。観ないという選択肢、私にはないっす。


『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のうちの、「世界の終り」のみのバーション、のような映画。「
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

-

リリイ・シュシュへのアンサー
(思い込み)


これは忘れられない映画となる。
忘れたくても忘れられない。
あんな風に、私も吠えて歩くのだ。
ほっぺたにメラメラと炎を燃やして、
吠えながら長い廊下を歩
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たちあがる女(2018年製作の映画)

4.0

つ、つおい!
この強さと、このきっぱりさは、私が欲しいもの。私が手に入れたいもの。私は、この、“ 山女 ” のように生きてみたいと思うし、双子の姉となって主人公を思い切り迷いなく、抱きしめたいと思う。
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向う見ずの男(1958年製作の映画)

4.1

父を探して三千里
そのさなか、ならず者たちに追われてしまっているトッド・ローマン。


その男、トッド・ローマンは果たして逃げ切れるのか?


1958年製作の、この作品。登場する馬の数がハンパない。
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

5.0

映画館で観られるなんて。
なんと有難い。


日曜日は引きこもって、できるなら家から1歩も出たくない。だけど、数日前から、あのメロディが私を誘ってくる。あの5音。「フィールド・オブ・ドリームス」で、わ
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.0

映画館で予告編を観た。2ヶ月くらい前に、だったかな。(2019年2月頃のことです)
映画のタイトルは『天国でまた会おう』。待て、このタイトルの本、私、持ってるぞ。持ってるだけで、読んでなかった。それで
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多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

3.2

『多十郎殉愛記』
このタイトルがとても良いなあと思って。
タイトルだけで映画館へ。


時代劇は 定期的に制作されないと、時代劇づくりにおけるあらゆる分野での 技術の継承ができなくなる。そう聞いたこと
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.2

「それを作れば 彼はやって来る」
「彼の苦痛を癒やせ」
「やり遂げるのだ」


1960年代のアメリカに還れ?

街の壁には、「ニクソン再選を」のポスター
映画館の広告には「封切り、ゴッド・ファーザー
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バイス(2018年製作の映画)

3.8

『記者たち』で、イラク戦争の負傷兵が、数字で語る、というのをやっていました。ここは、私もちょこっとだけ、マネしてみます。

①金曜の仕事帰り、「ああ、きっと今日も寝てしまう。たぶん上映時間のうちの88
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ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

3.8

老いぼれた2人
ぽっこりお腹が出たケヴィン・コスナー。
老いぼれたウディ・ハレルソン。(この人、実年齢はいくつなんだ? そう思わせるほど、幅広い年齢層を演じているように思う。)
運転が上手くないケヴィ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

わたくし、世間知らずのお嬢様(注:自称)ですので、巨根がどうしたとか、やりまくってるとか、シコシコとか、ライクアバージンの曲の話とか、何をおっしゃっているのか、全くついていくことができなくて困ってしま>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

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2D吹替で観賞
(それしか、やってねえんだよ!イエーイ!笑笑笑)


初日に観られなかったら、もうずっとあとでよくなってしまった。(遠征してのサッドヒルとAKIRAに備えて、寝不足になるわけにはいかな
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.5

〈「盾が頼りか?」〉
キャプテンの盾
シールド、これも盾

盾で果たして守りきれるのか。盾で守るべきものは何なのか、国家なのか、国民なのか、秩序なのか。誇示/固持する権力なのか。盾を手放してみるとは、
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

4.0

とにかくレフン監督の始まりの映画を観てみるのだ!


マッツはスキンヘッド!若っ!
自分のエロ自慢話を、マシンガントークとまではいかなくて、弾込めていっぱつ撃って当たんなくてまた弾込めてくらいの火縄銃
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.0

レイモンド・チャンドラーの原作は既読
(村上春樹の新訳『ロング・グッドバイ』)


寝不足の朝に観て、
何回も何回も、大いなる眠り に誘われ、
あらゆる場所でマッチを擦る主人公の、
(「マカロニ」って
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

スパイク・リーは怒っている。マジギレしている。なぜ、40年以上経っても変わらないのか、なぜ変われないのかと、怒っている。重い石を投げつけてくる。投げかけられた問いがとても重くて、その問いを突きつけられ>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

幸せの黄色い車


「トランスフォーマー」ってなんですか、それは?
全然知らなくても大丈夫でした!
ご満悦w


『トゥルー・グリッド』ではマティ、『スウィート17モンスター』ではネイディーンを演じた
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.1

怯えつつ書きます。
ぴえん💧私やっぱりマーベル弱者だあ。途中から全然わかんなくなって、まるで苦手な化学習ってた時のように、どうせアタシ頭わるいからいくら教えてもらったってわかんないんだもん!のような思
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運び屋(2018年製作の映画)

4.1

「俺のようになるな」と言いつつ、実は、「俺のように生きろ!」と言っている映画(のような気がする)


イーストウッドはきっと四六時中、映画のことを考えてなくても考えてる。90歳の爺が運び屋やってたと聞
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

初めての観賞を映画館で。
(原作も未読)


いや、これは(これも)薄っぺらなレビューしか書けない。うまく言葉にできない。1回観ただけでレビュー書いてもよいものかと、気も引ける。なんとなく、わかるよう
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スチームボーイ STEAMBOY(2003年製作の映画)

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メリハリのうちの、メリのみ! または、メリハリのうちの、ハリのみ! あるいは、攻守のうちの、攻のみ! 押引のうちの、押のみ! 全編通して、高圧続きのダダダダダダダー!(ただし、デルトロ撃ちでは、ない)>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.5

映画『ライ麦畑で出会ったら』のレビューでも同じようなことを書いてますが、この1年で私は以下の本を読んでいます。

①『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』柴田元幸・村上春樹 (文春新書)
②『キャッチャー
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