たーぼーんさんの映画レビュー・感想・評価

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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

数年前に起きたこの事例は知っていたのでああこの話かと楽しく拝見していったが、その顛末については知らなかったので今のところ彼らがまだ健闘しているのだと知ってとても驚いている。
空売り勢の1人が奥さんに怒
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(2023年製作の映画)

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構想30年というのは冗談だと思う。しかし「巨額の予算を使える機会を得たら時代劇をやりたい。秀吉の映画を作りたい」というのは、90年代頃から北野監督はしょっちゅうテレビとかで言っていた。

この映画はや
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凍河(1976年製作の映画)

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この作品の中村雅俊の挙動が岡田茉莉子が言う様に勇み足ならば、この病院全体も何だか勇み足っぽい感じ(?)がするし、ついでに斎藤耕一監督もちょっとそれっぽい感じがするなとか、、、、そんな事思ったところでハ>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

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僕は現在、夜中には年がら年中この映画の様に彷徨い苦しむ夢を見ているので、ごく自然と菊地凛子を夢中で追っかける様に観てしまっていた、、、

山女(2022年製作の映画)

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この作品観ていくうちに、リーアム・ニーソンだかスティーブン・セガールだかそういう奴ら誰か連れてきて、村中全滅させてくれんかという気になってきますね。(笑)
でも、今生きてる僕らの先祖の殆どが、この頃耐
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

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私もあの人と何も変わらない、同じ様な過ちを犯す可能性がある、と言って恐れる人と、あの人と私は違うのだから、私があの様な過ちを犯す筈がない、と思う側、、、2種類の想像力が問われる作品である。

波紋(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

夫の問題に対してどうしたものか。
緑命会の人は「耐えろ」清掃婦のアドバイスは「やっつけてまえ!」
対照的な意見が出てくるのに対し、息子の結婚相手問題に関して双方の見解を聞きたいところ、緑命会側が何かを
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怪物(2023年製作の映画)

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観る前持ってたイメージを超えるとても面白い映画だった。
最初永山瑛太がとんでもなくヤバい若手教師でうわっと思ったものの、むしろコイツに興味あるな、こいつこそもうちょい観ていたい位に思ってたら、すぐ別人
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コレラの城(1964年製作の映画)

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残酷さ、卑怯さ、謎に対するオチもいいし、今回の丹波哲郎特集の中でも、とても面白い方だ。何で3.2やねん。訳分からん。笑わすな。(笑)

白昼の無頼漢(1961年製作の映画)

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シネ・ヌーヴォ「白昼の無頼漢」
深作ダイナマイト🧨炸裂。
昨日観た3本と比べると、これは面白かった。

血と砂の決斗(1963年製作の映画)

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七人の侍から着想を得ているというのも確かにそうだが、一対一の対決になっても飛び道具同士の闘いになるところとか、東映忍者映画いやそれより西部劇イメージなのは間違いない。
ただ何よりこの映画のキモは序盤に
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餓鬼が笑う(2021年製作の映画)

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土曜の夜に、それなりに期待して観に行ったが、最高だった。
一種呪われた状態の様にも思える人生の悪循環、わかり合えそうな予感の女性ともうまく乗りきれず、理不尽な暴力もまるで主人公が引き寄せてる様に思えて
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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会う男全てから次々とコワイ目に遭わされるのだ。
しかも、そういう男特有の理不尽さである。
こういう男になってはいけない。思い当たる者は反省しよう。

主人公の女性は、美しいだけでなくまあまあ強さを備え
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そばかす(2022年製作の映画)

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始まる前眠気が襲ってきたが、冒頭母親が三浦透子に強引に結婚させようとアレコレ言ってる辺りから、無性に腹が立ってきてそのおかげで眠ったりする事なく全編楽しむ事ができた。
三浦が麺の水切りをさせてもらう場
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検察官/勾留(1981年製作の映画)

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こうなるやろなとは思ってたが、とても面白い。まさに罪と罰。
山田スミ子かと思ったら、ロミー・シュナイダー。(笑)

冬の旅(1985年製作の映画)

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やらせてくれるか又は愛想がいいかしないと、人間として認めない。極論すればそう言われてる様なものであり、そんな世間に対する怒りの様なものを感じる映画だ。
この作品は85年公開らしいので当時は希望を込めて
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

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現代社会が複雑に入り組んでいけばいく程、我々にとって真の意味で大切な物語は、実はピノッキオ一択なのではないかと思えてくる程トータルに優れた物語である事が確認された。
最早デル・トロの表現力が素晴らしい
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やまぶき(2022年製作の映画)

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絵画の様な作品だと思った。
どの場面の一瞬を切り取っても、芸術性・思想性が漂い、例えば言語の違う人々が観ても表現の核心が伝わり、生きていく勇気が得られる素晴らしい映画だ。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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SFとして素晴らしい事は間違いない。
未来が描かれるだけでなく過去に遡り、ヤンの記憶が映像化され知りたい事を突きとめたりする。そうした事が僕らが年がら年中邦画に限らず昔の映画を喜んで観ていき、そうする
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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大切な友人の死から始まる。
序盤において死の謎が解明されるのか。シイちゃんが元々知っている範囲の「マリコの背景」については語られるが、直接的な原因といった辺りは物語からほっておかれる。
そこから前半を
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

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「女っ気なし」という題名の映画を作ってるギヨーム・ブラック監督作品だが、今回驚くべき事に終盤登場人物中一人だけ「ご褒美」をいただいている。
簡単にはご褒美をいただけないものである反面、意外にもあっさり
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映画はアリスから始まった(2018年製作の映画)

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驚く内容の多さに、思わずパンフレット買ってしまった、、

新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

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10年ぶり位に観た。面白いのは分かっている。
映画館で観ていておやっと思った。
万引きをした横尾忠則が社長室に連れていかれてやりとりしているうちに「僕は警察に連れて行かれるんですか?」といちいち自分か
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

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ときに頑なにドロップアウトを決め込む風でもあるが、その他多くの場合は相手の考えに飲み込まれて調子を合わせて従っていくうちにどんどん転落していく。
そんなWANDA自身に対して、自業自得だなと思えてくる
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ニッポン国 古屋敷村(1982年製作の映画)

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どんな映画でもちょっとはウトウトしてしまう不届者の僕だが、ミニチュアみたいな物が出てきて冷風みたいなのを吹きかけ、村の特定のエリアだけ寒気が届かないという事を実験したりし始めた辺りから夢中で目が離せな>>続きを読む

ハム・オン・ライ(2019年製作の映画)

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最終盤上手くいかなかった美しい女子が、公園で遊ぶ親子を眺めてどう思ったか。
挫折し冷静になった後「はっ知るか、何事にもとらわらず自分の思う様に生きていくしかないわ!」そんな風な気持ちにだけなったのだろ
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怒りの日(1943年製作の映画)

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恐ろしい映画である。
魔女裁判という人類が過去に犯した愚かで残酷な過ちをヒントに、ときに卑怯になりときに深い苦しみを味わう個人の内面をあぶり出す様な作品だ。
魔女と疑われる人物は3人、それぞれが本当に
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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こういう映画がとても大好きだ。「バイス」も「マネーショート」も大好きだ。
それと、僕はジェニファー・ローレンスがとても好きなんだという事も再確認できた。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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自分としては「反撥」「ローズマリーの赤ちゃん」が想起された。
不当な目に遭う女性に視点を持ち目くばせするが、ちょっとその面を狙ったにしては中途半端に終わった感あり。
結局様々な種類の恐怖を描きたいだけ
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

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「誰がハマーショルドを殺したか」の監督の作品だが、この監督って嘘っぽく作る事によっておとぼけ感を出して笑わすという作風なのだろうか。笑い堪えるのに苦労した。塚口サンサン劇場の1番シアターの客は真剣に観>>続きを読む

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

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僕は「ラブ&ピース」がとても好きな人間なので、この映画は大好き。

水俣曼荼羅(2020年製作の映画)

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結局のところ認定してくれないのが問題であり、その平行線状況には本当に腹が立つ。
この水俣病の問題は、恐らく戦後財閥解体が行われる様な世の中の変化が全くなかったのだとしたら、何度か裁判で勝つという事さえ
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

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就活学生の親とかが食いっぱぐれないから公務員になれと言うのを聞くとモヤモヤしてアホちゃうかそんな甘いモンちょうやろとか言いたくなるのだけど、公務員を減らせとか減給を目指すのが当然の様な意見を目にしても>>続きを読む

夜空に星のあるように(1967年製作の映画)

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華やかなりし60年代ロンドン、ワーキングクラスの憂鬱、乱暴で無責任な男の腕がいくつも壁から出てくる訳ではないものの、そこら中にある孤独な闘いの苦しみが描かれる。

夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版(1994年製作の映画)

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めっちゃ面白かった!
ジェームズ・ボンドシリーズの様なスパイもの観光映画を逞しさのある女性を主人公として描かれる。
前半に笠智衆が言うセリフ「薬草だな」が妙に耳に残って、自分の中では軽くウケてたのだが
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