たーぼーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

たーぼーん

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search/サーチ(2018年製作の映画)

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うわ〜、めっちゃ面白かった〜!
確かに、ある時点までいくつか違和感感じてた部分に対して、ひと通りカバーされた結論になっててそういう面でも満足感高い。
もっとも通常やったらあらわになってるはずのそれらの
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

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他のキム・ミニ シリーズの作品と同じ様に、これも充分面白かった。
挙動に不安のあるホン・サンスとキム・ミニが、イザベル・ユペールに身元保証人になってもらって作った映画って感じである。

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

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子供目線を意識してローアングルショットにしているため、子供か大人かよくわからなくなる事がある。当たり前だが子供なりに思考がある事が感じられたり、戸惑いの感情がわかったりする。
監督が伝えたい事がほんの
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人間機械(2016年製作の映画)

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アパレルに勤めているので、「苦い銭」同様実態は想像つくので心苦しい、、、

狂熱の果て(1961年製作の映画)

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最初の辺はどうなるかと思ったが、まあまあ面白かった。
この作品のヒントは、シャブロル「いとこ同志」や日活映画であろう。
建前上のデモクラシーは得たものの、社会構成的に寄せ集め感があり、非常に問題があっ
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

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尺の長さをあまり意識せずに観せられるのに、序盤の3人がコニーアイランドで遊ぶシーン辺りはめっちゃ昔の出来事と感じる。
まさに圧巻の作品。
午前10時の映画祭でこんな重い作品をやるのか、こんな重い作品の
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愛と法(2017年製作の映画)

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彼らに依頼する当事者達も、起きている事案も一風変わっている様に思えるからこの作品は面白いのだけど、彼らの様な変わり種事件ばかり扱う弁護士は、それこそ50年代であろうと80年代であろうと普通にいたはずで>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

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反戦映画をジャンル映画の1ジャンルの様に言うのは間違い。

一般的にジャンル映画はその扱うテーマが必然的に小さくなってしまうのだけど、反戦映画は大きなテーマの映画である。この事は定義上も映画の歴史上も
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

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この題材ならよっぽどヘマしない限り面白い。竹脇無我ならぬ門脇麦もよかった。
初っ端のロケシーンが女学生ゲリラだったのもよい。どんな作風の連中どもかよくわかる。
パンフレットが分厚くてとてもよい。その中
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河内カルメン(1966年製作の映画)

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やっと河内カルメンを観る事が出来た。
佐野浅夫パートの物悲しさで勢いをつけて生駒育ちの野川が大暴れする冒険譚かと思えば生駒市・布施市・大阪市と行動範囲的にはさほどスケール感がなく(最後は東京行ったか、
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テルマ(2017年製作の映画)

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とても面白かったのだけど、、、この作品は監督の持ち前の小器用さで、雰囲気を損なわない様に場面設定しただけで、明確な作品性はないのではないか、、、
皆様の反応次第みたいな、、、
いく通りもの解釈が成り立
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かぶりつき人生(1968年製作の映画)

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あまりよく知らない俳優ばかり出てたのでフレッシュ感があった。
デブのお母さんのストリップが何回も出てくるところが最高で、そして最後は身体を見せなくなってきたのもチョット笑ったな。

現代インチキ物語 騙し屋(1964年製作の映画)

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小芝居の途中で曾我廼家明蝶🦋が急に画面に現れて、こちらが(あれっ、いた?いなかったよね?)とか思ってると、小芝居に小芝居を重ねてくるのである。めっちゃ笑えるのである。

当りや大将(1962年製作の映画)

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「少年」の渡辺文雄・小山明子、「じゃりン子チエ」のコケザルの世界である。
長門裕之が車に当たった途端大勢関係ない連中がワアワア言うて取り囲んでくる様がつい笑けてしまう。
そして何より、昔は美しかったの
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

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この話って、伊勢谷パートにおける問題提起と、後半の安田顕が誰彼ともなく辺り構わずSEXしまくる事の2点がテーマ的な軸の様な気がするが、
映画自体はそもそもどういう結論かよりも観ている途中に、これから又
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(2000年製作の映画)

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結局この題材って、主人公についてどういった救われ方が考えられるだろうか という事から創作していくしかない事なんじゃないかと思う。
しかし、起きている事実も想定される顛末も救い様のない事であろうから、や
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

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めっちゃ面白い。‪
‪現実には現代史上稀な程に激しい権力闘争を勝ち抜いた、非常にエネルギッシュな人物であるはずのフルシチョフをスティーブ・ブシェミに演じさせているミスマッチにより、全編に漂うブラックユ
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

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キネプレ・塚口サンサンの短編企画の中では、これが比較的いい作品だった。

つかのまの愛人(2017年製作の映画)

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愛人と同じ年齢の実の娘という存在により、これまでの一対一の阿吽の呼吸的恋愛模様とは違って、幾分客観性があり分かりやすい物語になっているが、それがフィリップ・ガレルの作品性にとって. いい事なのかはよ>>続きを読む

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

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冒頭キューバ🇨🇺の首都ハバナの風景が映る。風情あるが、古めかしさもある。

時折挟まれるメンバーの紹介は、彼らひとりひとりの人生の深さが滲み出るものであり、それらは不遇の人生であり、喪失の人生である。
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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‪まるで歴代のアメリカ文学史上に刻んでしまいそうな程の、ビッグな映画作品である。‬
‪前作が大ヒットしたデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督は、この作品によって傑出度合いがさらに大きく加速している。
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

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表現力がどの辺りかという事はともかく、ストーリーを出来るだけシンプルに伝えようとするところは悪くないと感じた。
だから、この作品の意図する提起等はよく伝わっている。

焼いてはいけない/きのう、平和の夢を見た(2009年製作の映画)

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わずか100分とは思えない程、分厚く心を動かされ続けた話だった。35年の時の流れを観ているこちらも真正面から受け止めざるを得なく、ろくに知らぬ相手に対しまるで遠い昔好きになった者の事の様に思い悩んでし>>続きを読む

クレアのカメラ(2017年製作の映画)

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何本も観て、キム・ミニももう飽きたなぁとか思っていたが、実際観るとこれもなかなか面白かった。

ファー・イースト・ベイビーズ(1993年製作の映画)

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魅力も特色もそれなりに理解出来るつもりではあるが、正直観ててシンドさのある作品だったね、、、

禅と骨(2016年製作の映画)

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遠くからその人を眺めていると、ご機嫌でなかなかに出来る人物に思えても、その身近の者からするとただただ厄介なだけの人ってのがいるのだろう。この人もそうなのだろう。
しかし、それにしても、この人物のこれま
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

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観ているうちに日本人捕虜の歌声を聞いて、「あれは高倉健の声ではないか。声が似てるぞ。いや、さすがにそんなはずはない」などと無駄に考え過ぎてしまい、集中が薄れた、、、

上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)

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この作品が特にそうだが小林正樹監督の印象として、結婚観がシンプルに恋愛観と直結している人の様に思える。
この作品が作られた頃は、少なくとも戦後であるし世間にリベラルな風が相当勢い良く吹き込んだ時代だっ
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若い女(2017年製作の映画)

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この作品結構気に入った。
確かに、この主人公の様な人物と関わり合いになるのは厄介である。
しかし考え様によっては、僕らはこれまでの人生の中で、何度もこんな感じの人に巻き込まれたり、逆に数多く出会ってき
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愛の亡霊(1978年製作の映画)

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素晴らしい作品だった。前作と同じくヨーロッパの方々に対して、こんな日本を見せたら喜ぶやろ的ツボを押さえた芸術性高い背景設定、世界各国共通する普遍性のある男女の情念。

僕らが初めてこの人を知った3年B
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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週末の夜は疲労の極致であり、仕事を抜け出して観に行ったものの前の席に座っていた映画知り合いに寝息を聞かれていた様だが、実際には半分眠りながらも半分薄目を開けており、この作品が何故傑作であるかという事も>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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観終わってから何時間経っても、主題歌が頭から離れない、、、(笑)