たーぼーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

たーぼーん

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朝が来る(2020年製作の映画)

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途中から、どういうメッセージを持つどんな物語なのかは容易に想像でき、その通りに進んでいく映画だったが、だからといって感動を抑える事などヤワなオトコである自分には到底不可能であった。139分なんてあっと>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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たとえ大きな声とならなかったとしても、周りと一体感が得られなかったとしても、怖れず諦めず声を出し続ける事が大事。何度でも何度でも叫び続けるしかないのが人生。

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

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いやぁ、面白かった、、、何人殺してんねんって気もするが、敵側の道場の若手ザコがやられる度に、若き慎太郎がやられてる様な錯覚がして、無邪気に楽しんでしまった、、、

はちどり(2018年製作の映画)

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そうなんだよ。長男は妹を叩くんだよ。やたら偉そうにしたりとか。小さい子供の頃から友達がそんな態度とったりするのを僕はどうしても我慢出来ず冷めた目で見てしまう。しかもそんなクソ兄貴どもは皆将来無事結婚出>>続きを読む

ゲド戦記(2006年製作の映画)

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この映画の何をもって面白くないのかがよく分からない。壮大なる物語の3部だけを切り取ってるという事もあり、ゲド戦記全体の世界観や概略を知らない人にとっては飲み込み辛いかも。
魔法使いがいたかも知れない時
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透明人間(2019年製作の映画)

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「WAVES」を観ようと思っていたら、会社でモタモタしているうちに間に合わなくなってしまい、昨夜観たのがこの透明人間。
物事には必ず光と影がある。めっちゃ面白かったけど、実際面白かろうがなかろうが僕に
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

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ダルデンヌ兄弟の作品観ていつも言ってるかも知れないが、とにかく毎回同じ様な映画であるにもかかわらず、こうも必死で観てしまうのは一体どういう仕組みなのであろうか、、、演じる者は誰一人として無表情で、僕ら>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

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戦前なのか、江戸時代の話なのかよくわからない。銃で狩りしてたけど、、、
リアリティあり、でもファンタジックでもある。
とにかく坂本スミ子の役作りの出来上がり具合が傑出している。それだけでパルムドールを
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下女(1960年製作の映画)

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登場人物は通常、自身が破滅しない様に気をつけながら何か思いを遂げようとするのだが、この作品の人々は目に見えぬ抑圧を受け不安定で暴走する。
家庭のある2枚目親父(某矢田部氏風)も、夫と協力してより良い家
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精神0(2020年製作の映画)

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自ら引退を決めて、これまでありがとうと周りの人達に感謝されながら去っていく事が出来るのがとても幸運なのではないか羨ましいと思うべき事に思えた。この人はずっとこれからもいてくれて皆の役に立ってくれるだろ>>続きを読む

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

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どう優れていようとも、1人の人間の一生が200年も500年もある訳ではない。
それだけに悔いなく生き抜きたい。
何とかして、この世に存在していた証として何かを刻みたい。
山田さん一家の面々も決してそう
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虫女(1972年製作の映画)

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主人公の女子高生が、家庭の経済的苦境から水商売の女となり、どんどんおかしな方向に転がっていくのを観て、何故か頭に浮かんだのは、「団地妻昼下がりの情事」
平凡な妻白川和子がトントン拍子に不倫を伴う生活に
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

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問答無用の砲撃被害の連続を見てひたすらビビった。それにしても、あんな風に家族を直接的な危険から守っていかないといけないというのは本当に大変な事だ。
世界中各地で、政情不安や内乱・戦争状態のところがあり
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

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嫌な事ばかり見せられて、非常に苦しい映画だが、ほのかに一瞬だけ希望も感じられるという話であった。
イギリスがアメリカと同様各大陸に進出してオーストラリア大陸を植民化していく最初の頃で、相手を人間とは思
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初恋(2020年製作の映画)

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人生において、一体どのあたりまでのレベルの失敗を又は罪を犯してしまえば、取り返しのつかないラインを超えた事になるのだろうか。
もし踏み超えたら普段行う様に笑ったり泣いたり出来るのだろうか。もう、あんま
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

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学生寮が大学側の所有する資産である以上、基本的に学生達の立場の方が弱い上での闘いなのは確かだ。しかもこの問題で学生達が闘う真の相手は大学ではなくて「時代」なのかもしれない。
立場が強く選択権があるかも
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どこへ出しても恥かしい人(2019年製作の映画)

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いきなり意表をついて競輪場。熱中して色々語ったりレース中は興奮して叫ぶ、そうしたシーンが延々と続く。
なんやこのどうしようもないオッサンは?と思ってたら四男登場。えっ、子供いるの、家族いるの?王者能代
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

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サニーのときにカン・ヒョンチョル監督は、民主化闘争の頃が舞台だけどああいう政治社会背景は作品にとってさほど重要とは考えていないと言ってた気がしてたので、それ以降の作品について政治的な舞台背景の物語はな>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

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ジュディが子供の頃から舐めてきた辛い経験というものは、僕らの様なその辺の人間が味わえたりする事ではないはずである。それは良くわかっている。
ただそれは置いといて、常に高度なパフォーマンスを発揮し続ける
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

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一体誰が一番の悪人でこの事態の原因を作った人なのか、責任をなすりつける相手がいなくて何を間違ったからこうなったのかの分析が容易でない。
大人達が力関係に支配され過ぎていて、子供達が彼らを信頼出来ない事
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

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子供が成長していくために、同級生達との関係性・外の大人との関係性・家族との関係性、どれも必要であろうし、でも誰しもが運良く全て成り立たせる事が可能とも限らない。
そんな中で誰でも過去について、自分なり
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コロンバス(2017年製作の映画)

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色々見せられるモダニズム建築物は素晴らしかった。
小津的かと言われると、ほんのちょっぴりでさほどに感じなかった。
モダニズム建築に関して資料性の高いパンフレットだったらいいなと思ったが、さほどやなく買
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異魚島(1977年製作の映画)

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キム・ギヨン監督の真骨頂と言える力技が冴えた作品だ。
高級リゾート開発を問題視する様な話は日本にもいっぱいありそうだが、どちらかというと原発を批判した映画「人魚伝説」「〜党宣言」とかの方が頭に浮かぶ。
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死んでもいい経験(1995年製作の映画)

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この作品はユン・ヨジョンという人の魅力に尽きるんではないかと思った。
ドライで実益を優先しそうな人なのに、どこか可愛らしさも秘めていて、その一方で深い情念の人でありやり過ぎてしまう。
ストーリーも彼女
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肉体の約束(1975年製作の映画)

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岸恵子・ショーケンの「約束」に似てるやんと思ってたら、肉体の約束も約束も同じ韓国映画のリメイクだった。知らんの俺だけだったみたい、、

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

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とても面白かった。
ネタバレしても仕方がないので、もやっとした言い方すると、ある人の動機が気になって仕方なかった。自分でタイミングを決めるという事がとても大事な事なのかなと考えた。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

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9人の翻訳家が同じ建物にカンヅメになって翻訳作業に専念させられている。
この設定を知って、「面白そうやん。ワクワクしてきた」となるか、「監禁まがいの状態で翻訳作業させられるって随分キツい事やなぁ」と思
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水女(1979年製作の映画)

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「国際児童年特選作品」と銘打たれるが、描かれる夫と妻の様子は随分生々しく時に残酷で浮気をするし、殺すや死んでないやと欲望果てしなくてあまり児童の教育に良さそうではない。
足が満足に動かない男と発音に難
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人間の時間(2018年製作の映画)

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おそらくキリスト教その他宗教が果たした歴史的役割は、世界の人々の日常から殺し合いや強姦を減少させ、人間同士の共食いを激減させた事にあると考えていて、この作品がノアの方舟っぽく進行しやがて同種喰いに発展>>続きを読む

レンの哀歌(1969年製作の映画)

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戦争の頃を舞台にしたメロドラマ。
芸術に生きたいが時代に邪魔される男を某矢田部氏風の2枚目キム・ジンギュ、妻子ある男に特別な感情を抱く若い女性レンをキム・ジミ、どちらも大スターらしい。
後半の延々と続
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高麗葬(1963年製作の映画)

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観応えある作品だと思う。
悪意が連続し苦しいが、深刻な飢餓がもたらす事であり徐々に飢えそのものの迫力が物語を支配していく。
しかし終盤気がついてみると、古い慣習や迷信とか更に言うと保守的精神に対する嫌
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火女’82(1982年製作の映画)

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昨日観終えてから火女82に関して、あの映画に似てる、あのドラマっぽい、音楽がこれに似てるとか色々思ってたが、今ふと大林監督の「HOUSEハウス」にどことなく似てるなと思った。

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

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第二次世界大戦以降も、世界中で第一次世界大戦の映画が作られる。世界がつながってるだけでなく、歴史もつながっている。何でもかんでも観て、もっと勉強せよという事なんだね。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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面白かったなぁ。
最近森谷監督「動乱」と五社監督「226」を観て正直ゲンナリしてしまって、それらと三島由紀夫がいくらかリンクする要素があるのか少し気になっていたけどどうなんだろう。
当時は今とは真反対
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魚座どうし(2020年製作の映画)

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ラストは、まあなんて言うかジャン=ピエール・レオ的な場面と思ったが、あの後登場人物の心境に変化が訪れたりするのかちょっと気になった。