たーぼーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

たーぼーん

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魚座どうし(2020年製作の映画)

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ラストは、まあなんて言うかジャン=ピエール・レオ的な場面と思ったが、あの後登場人物の心境に変化が訪れたりするのかちょっと気になった。

あなたみたいに、なりたくない。(2020年製作の映画)

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僕も同様の経験をして同じ結論に至ったので、まあ観ていてホッとした。

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

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やはり序盤はウォン・カーウァイっぽさを確かに感じた。ビー・ガン監督が意識せず身につけた肌触り部分なのかも知れない。
それと、ジャ・ジャンクー他中国映画に多くある30年前と現在を見比べる物語がまた始まる
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美代子阿佐ヶ谷気分(2009年製作の映画)

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これぞ十三第七藝術劇場の午後8時以降に上映されてそうな映画!
数週間前さりげなくHPで発見してから必ず観に行こうと心に決めていた。
原作においては作者が描く美代子は、実在なだけでなく現在進行形な姿であ
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あなたの命(1966年製作の映画)

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この歌謡映画は、川島雄三特集で散見した銀座映画ならぬ赤坂映画であり、今となっては一瞬とは言え気仙沼映画でもあった。
もちろん極めて渡哲也映画であり、大いなる松原智恵子映画でもあった。
そして亡くなられ
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

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独裁国家により亡くなった人が膨大にいて、この70年程の間どうしていれば多くの犠牲を払わずに済んだのか世界中の人々が悩み議論されてきた事が前提にある。
主人公の行った事は信仰に生きる人しか理解出来ない事
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

奇抜な感じのベティだが、砂漠の中で弦楽器を弾いていたりして、独特の世界を持ちチャーミングな面もあると思ってみる事も出来るが、、、、、狭い価値観に囚われている感じの人物である事が分かって、キツいところも>>続きを読む

226(1989年製作の映画)

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笠原和夫は「日本のいちばん長い日」の様なのを目指して作ったのかな。
面白くない題材をどうこねくり回しても、客はガキばっかりやないんやから何の説得力も創出する事は出来ないし、面白くなるはずがない。

スキャンダル(2019年製作の映画)

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セクハラ大スキャンダルを起こすマードックの手下が失脚するが、不正義の権化ルパート・マードックが現場復帰し、トランプが大統領選を勝ち抜くという全てが無事決着と言い切れない苦味がこの作品を制作する上での宿>>続きを読む

エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

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前日(2/28)の仕事がハードで会社に泊まってしまい、朝慌てて自宅に戻り1時間後に神戸に出発。朝にゴッホ展、昼にこのエッシャー映画、夕方にビー・ガン作品を観る。
ゴッホ観た後にエッシャーを観るというの
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夜は千の眼を持つ(1947年製作の映画)

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いやぁ、めっちゃ面白かった!
ただし僕は終盤にライオンの登場という過大な期待をしてしまっていたから、、、(笑)

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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とても面白かったのは言うまでもない。ただし、今まで僕が観た映画の中でこの作品に最も似てる映画って、「ヘレディタリー継承」なんだよなぁ、、、

母なる証明(2009年製作の映画)

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何故かこれを観ていなかったのだが、今回特集で拝見してこの作品の恐ろしさをやっと味わう事ができた。
何よりもこの母がだんだんと美人に見えてくる所であり、必ずヤバい方向に真相が向かっていくと思っていたが、
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漫画誕生(2018年製作の映画)

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昔ナナゲイによく行ってた事があって、その頃に大木萌監督の前作「花火思想」を観ている。
漫画誕生は全然違う題材の作品だが、どことなく花火思想的だなと感じさせる面もある作品なのである。

ガス人間第1号(1960年製作の映画)

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本多猪四郎作品に左卜全が出るとなるとどんな妖怪の役なのかとちょっと想像しかけてしまってたが、マトモな一般人の役でチョイ残念。
しかし、この映画意外と見どころのある隠れた名作なのではないだろうか。確かに
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リダウト(2019年製作の映画)

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故郷の大自然は公共のものなのか又は自分のものなのか、そんな風な事を考えてみた場合にそこに住んできた人は固定資産税を払ってきたかこないかに関わらず自分のものであると思ってるしそういいたいのではないだろう>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

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この映画もポン・ジュノ作品だったのですね。結構楽しんで観ました。ソン・ガンホのあの髪型、、、(笑)

愛情の決算(1956年製作の映画)

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佐分利信のこの話なら何とか自分にも監督が務まるだろう、まさに俺自身の話だという気持ちが詰まっている。
小林桂樹の妻選びは案の定あの様な事になる。どこにでもある話だが戦争が絡んでいる事だし、ゴジラの河内
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蝶々夫人(1955年製作の映画)

4.6

さすが日伊合作だけあってとても美しいセットのカラー映画。舞台劇にこそフィットする話だが、八千草薫はまさに熱演で素晴らしかったし、物語も普遍的な内容で見どころがありとても心打たれた。

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

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この映画の舞台となる高層マンションが、漢江沿いのマンション群なのかもっと違う場所なのかはよく分からないのだけど、国全体の経済規模の変動期で中流層と下層階級の人々が分離されてなく混ざって暮らしていて、色>>続きを読む

ロバマン(2019年製作の映画)

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致し方のない諸事情により本作を鑑賞。
最初は心配したが、この筋であれば当然出てこないといけない現政権への懲悪が実施されるという最低限の義務が果たされていてホッとした。
ただし構成上、首相・官房長官を怒
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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第一次世界大戦の話はどれでもそうなのかもしれないが、序盤の木材で作られた塹壕内の場面でキューブリック「突撃」を連想してしまう。あれも軍隊内におけるエピソードであった。
観ていくうちにTVゲームや双六の
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天然☆生活(2018年製作の映画)

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年二回は独身の同級生達4人で集まる習慣のある僕にとって、この映画はまさに自分自身の話。
だんだんと人生が崩れ落ちていくところも多分、これからの僕と同じ。
そんな風に思いながら、まあまあ楽しく観た。
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37セカンズ(2019年製作の映画)

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今年は邦画の傑作と遭遇するペースが速い。
大袈裟な表現はあまりないのに、冒険あり成長あり何でもかんでもありで、何やらわからぬまま心動かされる。
これを観た後帰宅までは、雨に濡れながら位でちょうど良い。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

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この映画は、解らん奴にはどないしても解らんやろね。

動乱(1980年製作の映画)

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森谷監督にとっては「赤頭巾ちゃん気をつけて」の実存主義の青年(岡田裕介)や全共闘の学生と226の青年将校がダブったりするのだろうか?
それはちょっと意味不明である。
重厚な大人のドラマを作ったフリ詐欺
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ラストレター(2020年製作の映画)

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福山雅治は僕より数歳上松たか子は数歳下、色々な巡り合わせによりこの国は僕らが入るタイミングで地域の公立学校が新設され、卒業して時が経つうちに廃校又は併校へと向かう。
何かと突っ込みどころは多いものの、
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イチかバチか(1963年製作の映画)

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飢餓海峡の伴淳三郎を使っての当時流行った社会派テイストの作品だが、それなりに面白さはある。
しかしこの作品でジ・エンドでは、そのチトサビシサ具合は人情紙風船どころではない。
締め括り作品としてはむしろ
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箱根山(1962年製作の映画)

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もっといい感じで頑張れる。いや、もう駄目かも知れない。
加山雄三にしても、東山千栄子にしても、この時の監督の事情や気持ちが投影されている様な気がする作品。
箱根の山並みを眺める様な白黒の映像。
そして
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喜劇 とんかつ一代(1963年製作の映画)

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もっと集中して観たら結構楽しめたはずなのに、夜仕事抜け出して観るのでどうしても疲れてちょっとは寝てしまうし、散漫になった面がある。

わが町(1956年製作の映画)

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この物語の内容を98分でコンパクトにまとめるのは一つの才能なのかも知れないが、むしろもっと大作にするのがより適当な気もする。原作もそんなに大長編という訳でもなく仕方ないのかも知れないが。
年始早々に観
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花影(1961年製作の映画)

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ちょっとしたトラウマ映画の一つだなと個人的には思った。心の不安定な友人には見せたくないと思ってあまり言わなかったが、「青べか物語」とともに今回の川島特集の収穫だった。

赤坂の姉妹 夜の肌(1960年製作の映画)

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日活で共演した三橋達也や新珠三千代が東宝で出て、しかも三橋達也は中平という役名である。(笑)
また、夜の肌とか夜の流れとかいうタイトルは大映の夜の素顔他の作風を意識してるのかな、、藤本真澄プロデューサ
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人も歩けば(1960年製作の映画)

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急に結婚させられ、質屋だったりセールスマンだったり変な話だが、とにかく何度も笑えてしまう。

夜の流れ(1960年製作の映画)

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途中から死の匂いがプンプンしてきて、必死で見つめるしかなかったんだけど、犠牲は1組だけだった。
川島と成瀬の演出の分担については、研究されていてある程度明らかになっているらしいけど、僕が見て何となく思
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

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「あなたとは、去年会いましたね。愛し合ったじゃないですか、、、」
「身に覚えありませんけど、、、、」
「会ったじゃないですか」
「知らぬ存ぜぬ、、」
「実際に会ったかどうかより、僕と会って愛し合った1
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