たーぼーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

たーぼーん

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Girl/ガール(2018年製作の映画)

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ああ、なんて事だ!
心って難しい、、、
しかし今のヨーロッパの映画は、このエピソードの最終に希望に満ちて颯爽と前に行く主人公の姿を映すのである。
悲劇ではなく解放であり、光輝いているのである、、、
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救いの接吻(1989年製作の映画)

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妻は自分達がモデルなはずの映画に、自分ではなく他人を起用する事に激しく怒りを見せる。あくまで映画なのだから、そこを怒っても仕方ないではないかと思えてくる。
しかし、夫婦の諍いを見せられているうちに、そ
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三味線とオートバイ(1961年製作の映画)

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当時流行りの乗り物と衣装、伝統的ホームドラマ、、、
オシャレ要素部分だけ新しく、物語全般は古臭い、新しいものと古いものの掛け合わせとしては、イマイチなバランスなはずなのに、それなりに面白い、、しかも桑
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団地妻 昼下りの情事(1971年製作の映画)

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バランスの良い62分で、とても面白かったです。
最後は逃避行しててニューシネマっぽかったですね。
僕は子供の頃団地で育ったので、何となく事情は分かりますが、って分かるかそんなもん!

ラブ・ハンター 恋の狩人(1972年製作の映画)

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うん、途中で眠ってしまって、何だかよく分からない事になってしまったけど、田中真理以外にも何人か美しい人がいた様だ。

よこがお(2019年製作の映画)

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観終わった時点で、極めて困難である事が分かってきます。
この映画を観ない理由を見つける事が、、、

二十歳の原点(1973年製作の映画)

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うーん、これも主演の角ゆり子がなかなかいい女だという事がどうでも良くなる程ガツンとくる作品で、帰りの電車中も横に連れがいたにも関わらず考え込んでしまった。
人って何かに賭けて行動するときも、それが順調
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初めての旅(1971年製作の映画)

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高橋長英と岡田裕介、車を盗んで一緒に逃げるうちに、育ちの違う2人の間にそれなりの友情的折り合いが付いていたのだが、これが第三者が絡んでくると、2人の間に結構揺さぶりがかかる。
薄味な様に言われるが、傑
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白鳥の歌なんか聞こえない(1972年製作の映画)

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同じ庄司薫原作の「赤頭巾ちゃん〜」では実存的悩みに人間の生の部分をぶつけたのに対し、この作品では死で揺さぶったのだろうか?
それにしても本編中チャンスがあったにも関わらず、何故加賀まりことやらなかった
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赤頭巾ちゃん気をつけて(1970年製作の映画)

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黒澤の助監督をやり、名作「首」を作った森谷監督がこういう具体的な出来事に乏しくも、ただひたすら実存主義的に思い悩む未熟な男子の胸の内を掬い取る様な作品群を残しているという事を僕は本当に最近まで知らなか>>続きを読む

俺たちの荒野(1969年製作の映画)

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「そこのみにて光り輝く」を観た時にATGっぽいのではと感じたのと同じ光り輝き方や薄暗さがこの作品には感じられて、僕の思い描く昭和40年代っぽさがある作品だ。
あと赤座美代子のやってたサチという女は確か
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戦争を知らない子供たち(1973年製作の映画)

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最初のうち、当時の高校生にしては言葉遣いが可愛らしくて、酒井和歌子に突然無理矢理キッスをした割には、行儀よく喋ったりしてるが、後半は追い込まれたのかそれなりにヤンチャで面白い。
「戦争を知らない子供た
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ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを(1969年製作の映画)

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GSアイドル映画以外の何物でもなく、冒頭からショーケンの顔面アップで唄い出すのだが、そんな風にも関わらず音楽担当は池野成が起用されていて、たまにグニャグニャした効果音的なのが挿入されている。
ヤバい日
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青春の蹉跌(1974年製作の映画)

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「赤い鳥は逃げた?」の時には、まだ可愛いだけだった(ただしオッパイ丸出しだが)桃井かおりが、この作品では完全に本格化していた、、、

アフリカの光(1975年製作の映画)

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ショーケンと田中邦衛が、ときに寂しがりときに殴り合い、だらだらした関係が面倒臭くて、可愛くて、笑える。

三人の夫(2018年製作の映画)

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フルーツ・チャン監督の新作であれば観ない訳にはいかない。
ムイはスマートな体型ではないものの、胸は大きく常にブルンブルン揺れていて、顔も胴体も白く綺麗で、一度位は自由に吸い付き舐め回したい女である。
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

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傑作としか言い様がない。
監督は「悲しみに堪えません」とか言う大人に対して、「コイツら偽善者」とかって思うのだろうか? スタンスは確認していない。
しかし適切な言葉を吐けず誤解されやすい言動にな
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赤い鳥逃げた?(1973年製作の映画)

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昭和40年代の東宝青春路線というカテゴリーで括られる映画らしいが、どちらかというと「殺しの烙印」とか「探偵物語」の様な、当時流行りのおとぼけハードボイルドな物語だった。コミックでいうと「ハロー張りネズ>>続きを読む

オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)

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主人公の異変に気付いた僕ら観客は考える。どうしたら彼女を救えるだろうかと、そして僕らには手を差し伸べる術がない事を痛感する。
探し物は見つかるのだろうか。辻凪子は邪魔だったりしないだろうか。あれこれ考
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ガーデンアパート(2018年製作の映画)

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ヤバ風な婦人のもとに集う若者達、こんなヘンテコな場所があるんだよってところまでで終わる話なんだろと、観始めてすぐに思った。
チラシの娘と主人公の婦人が対称性があるのだとかいう事は、最後のシーンで初めて
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

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第1章もだけど、めっちゃ楽しい作品だった。普段から韓流観まくってる人だったらなんて事の無い1000年前の高麗時代の描写も、僕らシネマート心斎橋落第生からすると未知の世界であり、とても新鮮だ。
現代に目
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

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青春模様から一瞬で残酷な戦場真っ只中のシーンへと切り替わるところは「ディア・ハンター」を連想してしまったが、これは僕の得意なこじつけ。
敵軍に撃たれたとき、映画というよりもテレビゲームみたいな「あ、こ
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マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

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インドネシアという国も我が国と同じく大概なところがあるので、身勝手な男どもに一生を通じて何かと巻き込まれ、ときにはあやし、ときには極めて下劣な話題に優しく耳を傾けてあげるという事の生命の浪費具合は、こ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

5.0

内調の上役は言ったね。
「君、子供が産まれるそうだな、、」

(、、、そうや、俺もこういう感じで、連中に首根っこ掴まれるのがどうしても嫌やったんや!)
心の中で激しく叫ぶ様な気持ちになってしまっていた
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月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

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僕は「男女において真の友情関係は存在するものなのか?」なんて事を議論する連中の薄っぺらさを目にすると、「けっ、下らな過ぎる!」と思ってしまう方なので、この映画においても一瞬そう思ってしまったのだが、そ>>続きを読む

八甲田山(1977年製作の映画)

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でしゃばり愚かな判断を繰り返した三國連太郎、いい奴だが経験が浅く力量不足な北大路欣也、周到に準備し要領よく仕事を果たした高倉健。この3人の違いが際立つ。
季節が違えばなんて事ないわずか数キロ四方の場所
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凪待ち(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
誰が怪しいかは最初の数分で察しがつくのだが、明らかになるまでにもっと何人も殺されるのかと思っていた。その辺がシンプルで意外と優しくまとめられた映画である。「狐狼の血」と同じ感じだと思った
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パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

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オープニングのメッセージにもあったし、無邪気に喜んでるつもりはないのだけど、ホント凄かった。
観る前思ってたよりも、はるかに力強くて、痛快で、鮮やかだった。
今年を代表する作品の候補だ。

日本列島(1965年製作の映画)

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こういう話って普通に面白いよなぁ。
しかも、これに芦川いづみが出ているのだから、、、
また芦川と宇野重吉の共演かよ、、、今回は親子ではないけど、宇野重吉はいいお父さんも悪くて非人間的なお父さんの役も色
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マザー、サン(1997年製作の映画)

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ここんところ数多くのソクーロフ作品を観たが、芸術性・叙情性・分かりやすさ 等を総合して最も完璧なのが、この「マザー、サン」ではなかろうか。

ファザー、サン(2003年製作の映画)

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ソクーロフが軍人だった父の事を思うとき、PTSDについて考えざるを得ないのだろうか?
また、路面電車が通る町を過去に住んだ場所の情景として忘れられないのだろうか。
父と共に過去の友人の事を思い出
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モレク神(1999年製作の映画)

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ゲッペルス見て、世耕大臣を連想して非常に忌々しい気持ちになった。
モレク神という題名から、メルヴィルの「モラン神父」を、勝手にイメージしてしまっていたが、神父は出てこなかった。

チェチェンへ アレクサンドラの旅(2007年製作の映画)

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極めて危険な戦場を訪れ、そこら中をとことこ歩くお婆ちゃん。
終盤は我慢ならず軽く議論になったりするが、この国ならば異国で人質になったからといって、戦場カメラマンが旅券を取り上げられたりする事はなかろう
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ストーン/クリミアの亡霊(1992年製作の映画)

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「静かなる一頁」位までの、ただひたすら幻想的で色々よくわからぬものを混ぜて誰も真似のできない様子の表現になっていて魅力に溢れている。

日陽はしづかに発酵し…(1988年製作の映画)

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体制への反感や不満を様々な不条理事象を並べて、隠したり逆に強調しながら芸術表現しているのだな、、、

孤独な声(1978年製作の映画)

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社会体制が違う国の僕らやから思うのか、とても空想的神話的に思える登場人物達の在り方である。
でもこの物語はロシア革命後の混乱を経てソビエトが成立した後頃の疲弊した人々が描かれているのであり、映画の作ら
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