【トリッキーな話法で綴る人間交差点】
ある哀しい事故。しかし、その後も残された人々の生活は続いていく……
『THIS IS US』ダン・フォーゲルマンが脚本・監督を手掛けた群像劇。
“信用できない>>続きを読む
【美麗な3DCGで蘇った王道ルパン】
山崎貴監督ということで、良くも悪くも注目を集める本作。
結論から書きましょう。
余計なことは一切していない、ツボを押さえた王道ルパンです。
ご安心ください。>>続きを読む
【人が壊れるということ】
山村で起きた少女失踪事件。これをきっかけに複数の人々が交差し歯車が狂っていく様が描かれていく。
瀬々敬久監督の裏ベスト『ヘヴンズ ストーリー』系統の人間交差点的ヒューマン>>続きを読む
【ワンコ映画の皮を被ったダイバーシティ啓蒙映画】
犬と猫が共存する桃源郷が破壊され、仔犬は心優しき人間と出逢う。しかし、その幸せも長くは続かず引き離される。
「青年のおうちにもどるんだ!」
長くて厳>>続きを読む
【長尺でしか体験できない神視点】
冒頭、牛とともにゆっくりとパンするカメラ。
その後は建物をただただ眺めさせらます。
そして、気づけば舞台となる村を没入しながら傍観していました。
約10分の長回しで>>続きを読む
【日本よ これがロシアのガルパンだ!】
「女の子キャラには興味がない。戦車が好きなんだよ」
などと言ってしまった覚えのあるガルパンファンの皆様、お待たせしました!
アナタたちのための映画がロシアから>>続きを読む
【石川慶の天才性に圧倒される映像体験】
皆さんの仰る通り、松岡茉優の天才的な演技は素晴らしい!
しかし、それすら霞んでしまうほど、石川慶監督の天才性が終始目立つ一本。
演奏を中心に組み立てながら、>>続きを読む
【映画文法をぶっ壊す!】
合宿最後の稽古を終えたダンサー達。
しかし、打ち上げに用意された酒には薬物が混入していて……
自己主張の激しいダンスにあっけにとられますが、一番自己主張してくるのはギャス>>続きを読む
【凶暴なアジャが帰ってきた!】
行方不明の父を探すため、ハリケーンが近づく中、娘は車を走らせる。。。
動物パニック✕ホーム・インベージョンのWショッキングスリラー!
ストーリーは、一軒家を舞台に>>続きを読む
【バートへのラブレター】
ボンドやハン・ソロなど大役オファーを数々蹴ってきたバート・レイノルズ。彼が自身を反映させた元スターを演じる人生振り返りロードムービー。
本作は、脚本がどうこう、演技がどう>>続きを読む
【犯人の心理に焦点をあてた実録もの】
『特攻サンダーボルト作戦』『サンダーボルト救出作戦』『エンテベの勝利』など、幾度も映像化された事件の再映画化。
今回の脚色の特徴は、救出する側だけでなく、テロリ>>続きを読む
【重圧をはねのけた友愛の力】
気弱な青年が巨悪を倒す?! 笑って笑ってなぜだか泣ける、冴えないヤツらのコンゲーム!
いやぁ、参りました。本音を言えば、不安もありましたよ。『カメラを止めるな!』を下>>続きを読む
【アメコミ風アレンジの英雄誕生譚】
おそらく最も映像化されている物語の1つであるロビン・フッド伝説を大胆にアレンジ!
アメコミヒーローものを意識したスピーディーな展開で、伝説の義賊ロビン・フッドが誕>>続きを読む
【大胆な脚色で韓国色に染めたリメイク】
ジョニー・トーの『ドラッグ・ウォー 毒戦』の大まかな流れだけを借り、グロテスクな風味を加えた、韓国流サスペンスミステリー。
改変の肝は、麻薬王《イ先生》が誰な>>続きを読む
【正義への執着を上回る生への執着】
麻薬王検挙に燃える警部と減刑のために協力する組織の男。その果てに待ち受けるのは生か死か?
ジョニー・トーらしくはないかもしれませんが、スン・ホンレイの芸達者ぶり>>続きを読む
【スコセッシへの“狂”烈なラブレター】
ピエロの営業で日銭を稼ぐアーサー。しかし、冷たい世間の風に触れ、彼の人生は歪んでゆく……
敢えてロバート・デ・ニーロを配した本作は、ホアキン・フェニックスと>>続きを読む
【ハードに生まれ変わったアメコミ版デビルマン】
血が跳ぶ! 肉が跳ぶ!
ゴア描写満載になって再登場したダークヒーロー誕生譚。
豪華な美術、華麗な編集、愛おしいキャラクターたち……溢れるクリーチャー>>続きを読む
【視覚的スリルを超える極限の人間ドラマ】
命綱なしでクライミングに挑む男に密着したドキュメンタリー。
すでに多くの方が言及している通り、臨場感溢れる登頂シーンは見もの!高所恐怖症でなくても、思わず>>続きを読む
【壮大な宇宙を舞台に描く心の旅路】
幼い頃、突如父が宇宙で消息不明に!そんな記憶を抱えたまま宇宙飛行士になった男に与えられたのは、宇宙で父を探すミッションだった!
随所に派手な見せ場も用意されてい>>続きを読む
【観客全てに銃口を向ける衝撃作】
肌の色は違えど幼馴染で親友の2人。しかし、そんな2人を引き裂く原因は、出会った時からくすぶっていた!
『サイタマノラッパー3』を彷彿とさせるノリで軽〜く始まったに>>続きを読む
【映画の魔力を信じるタランティーノ】
1969年のハリウッドを舞台に、落ち目のスターとスタントマンの絆を描いた、タランティーノ長編9作目!
時代に置いていかれつつある主人公たちがいかに踏ん張ってい>>続きを読む
【犯人にも焦点を当てたエンタメ実録群像劇】
2008年に実際に起きたテロ事件を基に再構成した実録ドラマ。
本作のイメージをわかりやすく例えると、『ホテル・ルワンダ』に『ダイ・ハード』の娯楽性を加え>>続きを読む
【大森節全開の和製アメリカンニューシネマ】
社会からはみ出した人々にフォーカスを当てた青春アウトロー物語。
キャスト陣の熱はハンパないのですが、如何せん着地させたい地点が最初から見え見えなのが、、>>続きを読む
【円熟味溢れる黒澤リスペクトドラマ】
影武者と本人、その妻。この3人の関係性を軸に、様々な心理を丁寧に交錯させていく前半。スロースタートを恐れず、どっしりと構えた演出を貫く姿勢に、チャン・イーモウの>>続きを読む
【伊坂&今泉の魅力が掛け算された心地よい‘出会い’の寓話】
ボクシングの試合をきっかけに繋がっていく市井の人々を、温かい目線で描いた群像劇。
伊坂幸太郎作品らしい巧みなストーリーテリングと今泉力哉>>続きを読む
【ドンデン返し映画? そんな生温い映画じゃない!】
美しい母・姉・妹。彼女たちを襲う惨劇の先に待ち受けるものは...?
「見抜けるか?」などとコピーにある通り、物語が大きく転調する本作。
しかし、>>続きを読む
【ヘンテコ家族を楽しむ映画】
人体実験の失敗で生まれたイケメンゾンビくんが、曲者揃いの一家に”飼われる”、超変化球ホームコメディ!
様々なゾンビ映画へのオマージュも満載ですが、ベースは『クワイエッ>>続きを読む
【楽曲が紡ぐ本人も見失った自分】
エルトン・ジョンはポツリポツリと語り始める。幼少期から感じていた心の内を。
ミュージカル仕立てで綴る回顧録。
本作のポイントは、エルトン・ジョンの名曲の数々で構成>>続きを読む
【創作物からの想像と創造を交えた青春”エセ伝記”もの】
激しい戦火の下、トールキンは愛する者たちと過ごした日々を想う......
『ホビット』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを未読・未見の方で>>続きを読む
【人間の愚かさを際立たせる○○映画】
1991年に起きた実話ベースの青春映画、、、の皮を被った○○映画。
ネタバレしたくありませんので、○○に何が入るかは書きませんが、キュンキュンする恋愛映画を期>>続きを読む
【セレブの疑似体験をするはずが...】
「このホテルで起きたことは、一切外に漏らしません」
守秘義務が徹底されたニューヨークの老舗ホテルの魅力を、豪華スターたちの証言を交えて描く、正統派ドキュメンタ>>続きを読む
【水没する人生の中で何を想うのか】
テロを阻止するために潜入する諜報員。
生命の謎を解明するために潜水する学者。
2人の出逢いと愛の煌めきを鮮烈に描き、人間にとって生とは何なのか、時に文学的に、時に>>続きを読む
【人としての正しさとは?】
犬を愛する一見善良な市民が、腐れ縁の暴力男に振り回されていく......。
と簡単にまとめてみましたが、これがなかなかのクセモノ映画でして。
主人公は間違いなく”いいヤ>>続きを読む
【作家性を曇らせる無数の雨雲を蹴散らした新海誠監督に拍手!】
『君の名は。』の超特大ヒットは、制作環境の改善以上に、大いなるプレッシャーをもたらしたことが予想されます。
前作並みの興行収入への期待、>>続きを読む
【波を通じて様々な感情と出逢う少年】
♪思春期に少年から大人に変わる~
壊れかけのサーフボードをきっかけに、少年は様々な初体験をし、生きることに必要な痛みを学んでいきます。
爽やかな青春ものという>>続きを読む
【ジワジワと心を凍らせるスリラー】
森から戻ってきた息子は別人かもしれない...
A24が配給したアイリッシュスリラー。
淡々と進む地味めな作品ですが、ジワジワと恐怖が侵食してきます。
特徴的な>>続きを読む