いりーさんの映画レビュー・感想・評価

いりー

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プリシラ(2023年製作の映画)

4.5

まず主演ふたりをキャスティングした時点で成功だし、演技力とおしゃれな変身っぷりで楽しませてくれる。
憧れのスターと知り合う〜恋愛とおしゃれのときめきが並べられていく過程で、この作品のことが大好きになっ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

2.6

鳴っている音楽がかっこいいのかがわからないのと、スポーツみたいな青春サクセスストーリーなのと、絵が好みじゃないのでピンとこなかった

ゼロの焦点(1961年製作の映画)

3.6

主人公はダメな男と結婚してしまったもんだねえ。
人に知られたくないことがある……というのが殺しの動機になりうるし、条件が揃うと人は意外と簡単に死ぬ。
冬の北陸電車旅がエモい、モノクロと雪の相性よさ。博
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

しみったれた、鬱がこびりついてるのに加えて、近くで戦争なんてやってるもんだからこのままだとキツいな〜と思いつつ、犬が出てくるあたりから空気が変わった。人間には犬のような相棒の存在が必要。

ルードボーイ:トロージャン・レコーズの物語(2018年製作の映画)

3.3

実際の映像やインタビューのほか再現VTRも入る、それが映画的にきれいで好印象。
リリースペースがヤバい、ストリングスを入れてポップ化したら終わりの始まり? 在庫過多のレコード割るのつらい……。
白人も
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ひなぎく(1966年製作の映画)

3.9

サラダを踏んづけたら怒るようなタイプの倫理観に縛られている人間なので、創作物だけでもこういう無軌道で破滅的なものを楽しむのもよい

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.5

アンガーリー・ライスちゃん主演でリメイクされると聞いてオリジナル版を。主人公といっしょにアメリカの高校へ初登校する気分になれるね。性格ねじ曲がりかけても、どうにか軌道修正できてよかった〜と思いきや、や>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.3

物騒すぎるやろ、この町……原発村みたいな?
坂間千鶴は泣いて東京へ帰るだろう

ソフィア・コッポラの椿姫(2016年製作の映画)

3.6

ヴァレンティノのドレスの量がとにかくすごい。チュール、オーガンジー、レース、美しいセットにライティング、眼福。
ヴィオレッタ役の人は妖艶で強そう(亡くなってしまいそうな儚さがあまりないが)、演技がうま
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.5

う、うわーこの女あかんやつや、と最初から最後まで思いつつ、そういう女を消費し続ける人らもいる。
カラーのアメリカ、Stephen Shoreの写真みたいな映像がとんでもなく最高な瞬間がたくさんあった。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

村人みんなで殺したというより、話聞かない暴走する人が数人でもいたから悲劇が起こってしまったという描き方。
差別はどこの人間社会につきまとうものだろう、しかしやはり超えてはいけない一線はある、不安が理性
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.5

月曜の真っ昼間なのになんでこんなにお客さん入ってるんだ。絵なのか立体なのか、視点が定まらず動き続ける。怖い! 
帰り道に、チリにドイツ人本当にいたの……? って調べたらもっと怖い

マダム・クロード(1977年製作の映画)

4.5

70sフレンチおしゃれすぎて気絶しそうになる。そう、高級娼婦はモテ系とかじゃなくVOGUEからそのまんま飛び出てきたような、ひたすらいい女なのよ。ギイ・ブルダンかヘルムート・ニュートンの写真のようなめ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

わかりやすいフェミニズム! の先にある理想として、ヒューマンなのかな。人間ってエモくて素晴らしい? 生きてるだけで大変なんですが……選挙は全員行ってください。
ロールモデル探し続けて不在な私は早くおば
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青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

3.6

難しいことやってないのに直球にいい音楽映画。
高校3年間あっという間だね、大学受験時のエモさもあってよかった。あとフィルムの素晴らしさね!

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿作品をスクリーンでしっかり観たのは『もののけ姫』以来。ほんとは宮﨑なんだ!? それ以前の作品はVHSだったり、金曜ロードショーだったりで、とにかく何度も観ていた。00年代以降は、進化した絵とか人>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.7

恋愛してるレア・セドゥの輝く美しさよ〜
そして泣いてる彼女も好き、日常でときどき泣きたくなることがあるよね。でもミア・ハンセン=ラヴの淡々とした作風でウェットになりすぎなくてよい。
介護(ケア)してい
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ダーリング(1965年製作の映画)

3.8

ソフィア・コッポラのインスタで知って。
プリンセス・ダイアナ! カトリーヌ・スパークのような自由奔放小悪魔っぷりで男をとっかえひっかえしつつも、常にどこか満たされない、やっぱり心の本命はいるよね……。
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.7

原作は読了もったいなくて山王戦手前まで読んだ・アニメは細切れに観てた人です。
バスケットおもしろい! っていうのが映像になってさらに伝わってくる。劇中その場その場での考えや発言とかタイム感が独特だから
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はなればなれに(1964年製作の映画)

3.7

毒親(?)と、かわいそうな子どもたちの話ととらえた。でも、三角関係が甘酸っぱい〜
すごく少女っぽくて、だんだん不幸そうになっていくアンナ・カリーナ。男は陰気なほうがいいやつのこと多いかもな。
なんかヤ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

怖さのキープ力が欲しい。なぜ撮り続けなければいけないのか、みたいなところがある。
バービー・フェレイラちゃんもっと出せや

フィル・スペクター(2013年製作の映画)

3.0

弁護士の目線からフィル・スペクターがどういう人か知る的な

大恋愛(1969年製作の映画)

3.7

キルスティン・ダンストみたいなセレーナ・ゴメスみたいな眼をもつ新人秘書が、すべてわかってそうでひたすらいい。

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

3.4

『不眠症』うとうとしながら読書の脳内映像化を体験できる。

『シネマトグラフ』オールインワン系アイテムこそ環境にも人体にも悪い。

『健康でさえあれば』工事現場の音を観客に浴びせてひたすらストレスを感
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

3.0

ヴィンテージカーが好きだともっと楽しいのかもしれない

ヨーヨー(1965年製作の映画)

3.6

効果音がサイケデリックでヤバい。邸宅がゴージャスきわまってていい

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

3.7

オタクはどのジャンルでもオタク……。推しに恋する瞬間がきちんと描かれていてよい。リアルを知ると夢から醒めるみたいのはあるかもね。

娼年(2018年製作の映画)

2.8

松坂桃李でどうにかもっている感。女性陣のセックスの演技が陳腐なのと、手マンがガシガシしていつも痛そうだった。おつかれ……

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.4

一言で言うと「えげつない」。ずっと下心満載だし、無償の愛なんかないよ感。この主人公が搾取され続けてかわいそうなのは『幸福なラザロ』に近いな

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