ゆきさんの映画レビュー・感想・評価

ゆき

ゆき

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アンジェントルメン(2024年製作の映画)

4.0

007のモデルになったという実在した男の話。とっても観やすくわかりやすく面白かった。画面も明るくて綺麗。

ハードなシーン後のとぼけた音楽とかGリッチーお決まりの安心感。
男臭さに男勝りの美女。唇厚い
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

あぁ…何かわからなかった。
ただ全身、顔、血まみれの人達と泥の混じった土着的な地域の出来事に警官として、父として主人公が挑むホラー?

國村隼さんが日本人代表?として登場。
とにかく村の土埃感じる設定
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

シュールな話だ。なんと言うか、ちょっと周りと馴染みにくい女の子とその家族。
お母さんは錯乱気味。お兄ちゃんは暴走。

困っているんだろうけど、周りはおおらかなのか、見放しているのか。

あみこちゃんは
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長い灰色の線(1954年製作の映画)

3.6

長い灰色の線=士官制服を着て列をなす様子…。行進の揃い具合。
とても古い作品だが、あったかい人間味溢れる作品。

士官学校で働く主人公の半生をえがく。
やんちゃな若者時代から自分に合った部署を経て、ベ
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めし(1951年製作の映画)

4.3

中盤からめっきり面白くなった。
日本の主婦の皆さんの共感度高そう!
大きな瞳と上品さが下町っぽいところで目立って美しい原節子。

そうそう。家事ってやっても褒められないしするのが当たり前。しかもこの時
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.6

ギリアムの奇想天外な世界観。
シュールでどこか現実的で現実逃避。
「バロン」のひとつ前の作品かぁ。

未来、なんだけどどこかレトロでアナログ。
部屋のあんな配管は嫌だし、母親の整形も昇進への口添えも嫌
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.7

ほぼ男しか出ない男臭い作品なのに、おしゃれな色合い、演出、そして何より音楽♪
男わんさか。だがラストまでに回収~

Gリッチー処女作にしてもう彼の手法。
泥臭いのにスタイリッシュ。

しかめっ面登場人
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.1

第3作。単純に好きで観る。

シカ姉さんのエピソードはやっぱり良いです。強い女は好きです。
後半は戦のシーン。壮大でワクワクする展開。迫力ありました。
…で、終わり方、また次作って事ね。揚瑞和!

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

4.2

被災地のピアノ。
被災地からの「メリークリスマスミスターローレン」。音楽とは瞬間的だけれども魂がこもった演奏には心がもぎ取られそうになる。

無邪気に自然と音楽を楽しみ追求していく姿。少年のようであり
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ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

3.8

美しいハワイの景色に心地よいハワイアン音楽。Gクルーニーの険しい顔。家族の物語。

なかなかやんちゃな娘達に訳ありママ(初っぱなから病院)。しかめっ面のパパクルーニー。
家族と優しいまわりの人達。親戚
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.7

フェルメールの絵画のような美しい画角!
初っぱなから息をのむ。
少女の表情から心の動きを読み取る。

決して明るい家族ではないが、哀愁と慈愛のようなものを感じる。少女の成長と父親との関係。父の秘密。
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

凄い作品。名作…だろうが、お下劣が好みじゃない。もう観ないと思うのでスコアは低め。

音楽の軽快さに反して戦争作品。
前半は士気をあげる鬼軍曹と訓練生。狂気と狂乱。後半は実戦。仲間と生死。
若者達の青
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.6

アートなヨーロッパの昔話風。
とにかく5才の大きな瞳と長いまつげの魅力。何はなくともこれだけでずっと観ていられる。

「マルメロの陽光」の監督だって?昔のミニシアターで観た。何とも言えないゆったりした
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.9

ラストまでほほぉぅ~な作品。
思ったより楽しめた。「ニキータ」より華やかだが孤独さは似たような。

主人公アナの孤独な美しさやスカッとするような行動。考え方。目力。
色々やり手だな。
こんな強くて薄幸
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ホワイトナイツ/白夜(1985年製作の映画)

3.8

亡命するのは命懸け。ソ連から米、米からソ連にそれぞれ亡命したダンサー同士。

冒頭のMバリシニコフのバレエシーンは圧巻。これだけでも大満足!
またバレエダンサーとタップダンサーGハインズの共演も見物。
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.9

幻想と戦う?
目まぐるしい映像とイキイキした高校生主人公。お約束のロマンスも辛口気味で良い。

旅先なのでイタリア、チェコ、オランダ、イギリス等の景色が美しい立体感で楽しめる。
お友達も個性的で愛すべ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8

とっても後味よい作品。そしてとってもファンタジー。家族の物語。
人のため半分、自分のため半分を目指している自身。人生もっとユーモアも大切だな。

息子の妻や母親の存在が優しさいっぱいで素敵。
愛に溢れ
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陽はまた昇る(2002年製作の映画)

4.0

西田敏行さんの熱い演技。笑うとキュート、困ると眉が下がり、真剣な眼力。そこに親しみやすさが加わり稀有な俳優でした。

ビクターが開発したVHS誕生物語。
昭和の男達はプカプカ煙草を吸い、戦闘体制で、一
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.1

やっと観た。すんごい怖かった。逃げられない。なんだこれ。この先も…

美しい妻Rパイクの失踪。オンオフの違いが凄いね。そしていつも怖い顔。
夫のBアフレックのへなへなぶりが愛おしくなる。妹の存在がなか
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.6

凄く綺麗。ストップモーションアニメ。人の手でこれを作るって本当に凄い。
可愛くて優しいモジャモジャ未確認生物。
キュートで愛らしい。

探検家のエゴ。有名になりたい。後世に名を知らしめたい…
手放す事
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.5

渋い男ばっかり。しかも狭いし。
それが緊張感増す効果。
米ソの戦争勃発か?!

初っぱなから悪な展開に嫌な予感でのスタート。あーそういう事か。色々わかってくる展開とお互いに見えない相手との駆け引き。
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

面白かった!スーツ姿のスパイがからむ事件と新人訓練が同時に展開され、飽きさせない。洒落た演出に結構残酷な?CGバッサリ演出だけど、警戒なBGMなのでコミカル。
ゴリゴリアクションよりこういうの好き。
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ぼくの家族と祖国の戦争(2023年製作の映画)

3.8

とにかく重く緊張感もすごい。
デンマーク国内でのドイツ人捕虜と現地人。
何が正義なのか。

子供の目から見る戦時下での生活。
敵国ドイツの捕らわれた人達が目の前にたくさん。劣悪な環境でだんだん弱ってく
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.6

1日4人が誘拐されるメキシコシティ。
ボディーガードが必要なのは悲しいこと。
ボディーガードがいないと学校や外出も出来ないなんて。

前半は無口なボディーガードと溌剌キュートな少女の距離感。
後半はが
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.3

とても重かった。考えさせられる事沢山。
"あの"レ・ミゼではなく、現代の話なので要注意。社会派作品。

誰が悪いとか良いとか…いや、性善説を信じている自分としてはなんとも無情な世の中。
(一緒に観た大
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.2

様々な人生。みんな愛おしい。
さらっと1話ずつ終わっていくのが心地よい。色んな都市のタクシー運転手とお客さんとの一幕をオムニバス形式で。
何年かぶりの鑑賞でまた違った想いだ。

1話目。ウィノナ・ライ
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ドクちゃん ーフジとサクラにつなぐ愛ー(2024年製作の映画)

3.9

これは知っておくべき現実です。
米軍による枯葉剤による被害の現実。
何年たっても不安は拭えない。

ベトちゃんドクちゃんは昔から知ってますが、現在のドクさんが素敵な家族に囲まれながらも、過去の苦悩と身
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タイガー 甦る伝説のスパイ(2017年製作の映画)

3.8

家族愛溢れる前半からの、ムキムキ後半。
ランボーもびっくりな上半身。

この夫婦すごいですね。やるねー
無敵アクション。
仲間も個性的で面白い。

景色も広大で設定もでかくて、アクション満載なので、ス
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ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

3.8

シリーズ未鑑、未予習でもOKでした。
貴族の館に英国王が宿泊される!
皆浮かれちゃったのに国王側の人間がきてほぼ仕事はないと言われる。えー!何これ!

映像も衣装も風景もお城も全て美しいし、気品に溢れ
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カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

4.2

お茶目かつ聡明な素敵な方!溌剌した笑顔の可愛らしいこと。今年90歳になられたそうです。

気に入った同じ型のワンピースを柄違いで着用してらして、眼鏡はお会いした方が「おっ!」となる事も大切に選んでいる
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

子どもが主人公なのに専門的な博士くんぶりが面白い。この知識、この映画には必要だわ。
そして家族の物語もとても良い。

ゴーストバスターズっ♪
とにかくお化けちゃん達が暴れ、かつての道具で捕まえなきゃ、
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ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター(2003年製作の映画)

3.9

クリスマスまでのカウントダウンで素敵!
愛 loveに溢れています。
あ。お子さま注意で。ポルノ撮影?のようなシーンがありますよー

色んな人が色んな恋をする。相手を思って程よい距離を取ったり、ちょっ
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乱れる(1964年製作の映画)

4.0

濃いイケメン加山雄三。キレキレの若造の役柄。
そして義理の姉役に高峰秀子。快活でもない平凡な未亡人で亡夫の家族と住み小さなお店を営む。

まぁ、心が乱れ始めます。
こんなに勢いのあるヤンチャな義弟から
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シービスケット(2003年製作の映画)

3.6

シービスケット=実在した競走馬の名前。
という事で奇跡的な運命が重なった人達や馬の生き様を美しい映像で描かれている。

こんなに不思議な運命が重なる事ってあるんだね。不屈の精神と強い心とまわりの支援が
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.8

人間は一人で抱え込んでは駄目です。助けが必要な時には手助けしてもらいましょう!

クリスマスで始まりクリスマスで締められる。アクションであり親子ドラマであり少しのコメディ要素。
マッツの坊主姿からの可
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

残酷。緊張感しかなかった。
実話だなんて無惨すぎる。
宗教間から生じるテロとはなんだろう。
日本では体感できない軋轢を日々感じるものなのだろうか。

赤ちゃんは泣くものだし声が出るもの。それをシッター
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