フライさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

フライ

フライ

映画(2169)
ドラマ(5)
アニメ(0)

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

アキ・カウリスマキ監督作品を初めて観たが、途中、学生映画を見ているのかと錯覚してしまったが、ストーリーが進む内引き込まれ、展開、演出も素晴らしく想像以上に楽しめた。

フランス人のアンリ・ブーランジェ
>>続きを読む

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.9

最近話題のフローレンス・ピュー主演作を鑑賞したが、正直色々な意味でブルった!
これ迄色々な映画で怖い女性を観てきたが、また新たに心の底から怖いと思える内容の作品に出会え、女性恐怖症になりそう…

19
>>続きを読む

決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.8

忠臣蔵討ち入りまでの前章をユーモアに、ある意味リアル且つ現代的に描いたストーリーが、シュールで面白かった。
忠臣蔵は余りにも多くの映画やドラマで秀逸に描かれて来ただけに、中々この題材で描くのはハードル
>>続きを読む

アミスタッド(1997年製作の映画)

4.4

史実を元にした黒人奴隷を扱った、人間の尊厳が問われる作品。
スティーブン・スピルバーグ監督で大物キャストが揃った大作だが、余りヒットしなかったのは有名だしその理由も何となく分かるが、内容は本当に素晴ら
>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.3

クリント・イーストウッド監督の実話ベース映画は、それぞれ描きたい内容の秀逸な演出に面白さを感じる作品が多いが、本作も冤罪事件と、FBI、マスコミの辛辣な描き方に引き込まれ、興味深く鑑賞出来た作品。>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

当時テレビで見ていた子供の自分でさえ滅茶苦茶魅力された本作。40年以上前に製作されたのにも関わらず、このバカ騒ぎは唯一無二の面白さと凄まじさが。当然CG何て物はない時代で、リアルに破壊しまくるカーアク>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.7

最近フォロワーの皆さんが沢山見ている本作。更に3.3だったスコアが少しづつ上がって来ていたので尚更興味を引いたので鑑賞。
中々面白いアクションスリラー映画だが、一番怖かったのは、あのカッコよかったラッ
>>続きを読む

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

4.0

ネタバレ厳禁のサイコスリラー
切ないストーリーの中、途中ホラー要素もあったりと個人的には結構好きな作品。何と言ってもダコタ・ファニングのこの頃の作品が好きで、当然本作も鑑賞済。
予想だにしない2段階結
>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.1

全ての人にある壁や誤解など、色々な問題を提起し考えさせらる内容でありながら、優しい気持ちにさせてくれる素敵な青春映画。
知人にゴリ押しされて鑑賞したが、納得の素晴らしさに、何とも言えない心地いい苦しさ
>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.8

こんな作品、1回見て理解出来る筈もなく2回目は集中してしっかりと鑑賞。それでも一番不可解な点に、答えを出さない不思議なミステリーなだけに、人によってある程度、考察の変わる作品なのかなと。ただ色々なシー>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.9

アクションシーンは凄いし、緊張感もあって楽しめたが、途中から何か腑に落ちない感じがつきまとってスッキリしなかった。ただストーリーの中に込められた台詞やメッセージは、アメリカが抱えた闇や兵士への情が込め>>続きを読む

ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

3.5

精神病院を舞台にしたホラーなだけ有り、一筋縄ではいかないラストは中々見応えも。因みにこの作品を最後まで楽しみたければネタバレは絶対厳禁⚠️
ただジョン・カーペンター監督作品ホラーと言われたら、どうして
>>続きを読む

ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

4.2

ポリオによる全身麻痺により人工呼吸器が必要な重度障害者男性の実話
鑑賞前迄はかなり重い内容なのかと少し覚悟しながら見始めたが、想像以上に素敵すぎる内容に、ラストの悲しいシーンですら清々しさを覚え、心か
>>続きを読む

ビザンチウム(2012年製作の映画)

4.0

残酷で切ないダークファンタジー
少女を主人公にしたダークファンタジーは、作品の面白さのウエイトとしてキャスト次第な部分もあるが、本作は、安定のシアーシャ・ローナンの透明感と美しさ、圧巻の演技で魅了!
>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.1

時代の流れにより衰退する出版業界を舞台に展開される秀逸で斬新なミステリー
気持ちいい位のテンポと展開により、どんどん世界観に引き込まれる上、ストーリーも良いので最後まで飽きない面白さが。

出版社大手
>>続きを読む

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

薬物中毒だった男性が、1匹の猫により救われると言う実話系ヒューマンドラマ
本作に出てくる猫が、昔田舎で飼っていた猫にそっくりで気になっていたと言う単純な理由で鑑賞。想像以上に素敵な作品で心が和んだ。
>>続きを読む

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.7

昨今のヒットホラー映画は、これまでに無い斬新な発想と秀逸な作品が多くなっている中で、ある意味王道を貫く死霊館シリーズ。当然実際にある伝説を題材にしているのも興味深い作品。
個人的に、この手のホラーは初
>>続きを読む

THE PROMISE 君への誓い(2016年製作の映画)

4.2

ジェノサイドと言われたらナチス・ドイツのユダヤ人へのホロコーストを、知らない人は殆どいないと思うが、実は本作に描かれたオスマン帝国のトルコ人による、アルメニア人大虐殺が近代史における最初のジェノサイド>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.1

ターミネーターシリーズ見てきた人にとっては、冒頭からかなりの衝撃シーンが

1998年サラ・コナーと息子ジョンによって破滅的な未来は回避出来た様に思えたのだが。
2020年メキシコに住む女性ダニーは、
>>続きを読む

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.9

ベタ過ぎるラブロマンス映画
初見では泣かなかった筈なのに…まさかの今回大号泣。月日の経過は人を涙脆くさせるのかと言い訳じみた事を思いながらも、人を愛するって素敵だなと心から感じさせてくれる作品。

>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.9

原作漫画が好きな自分としては、前作同様かなり楽しみにしていた第2弾の本作!第1弾同様、脚色の上手さもあり、かなり楽しめた。何よりキャスティングの秀逸さでとても見応えもあったし、アクションシーンも原作に>>続きを読む

モンスター・パニック(1980年製作の映画)

3.2

エログロモンスターパニック映画
正直見るに耐えないと言っても過言ではない酷い内容の作品だが、後半のエログロ展開は1970~80年代ならではの色々な意味での面白さとエグさが。

町では缶ずめ工場建設を推
>>続きを読む

アレクサンドリア(2009年製作の映画)

4.2

レイチェル・ワイズにピッタリな芯の強い女性としての熱演と重厚なストーリーに心を奪われた作品。
この時代ならではの宗教問題、その中にある女性蔑視、真理の探求など見所も多く、更には一人の女性への愛と尊敬、
>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

アメリカ女子フィギュアスケート界を揺るがした大スキャダルの中心人物トーニャ・ハーディングを描いた本作は、当時余り興味が無かった自分でも、鮮明に覚えている位日本でも連日騒がれていた事件。本作に描かれた真>>続きを読む

ベラのワンダフル・ホーム(2019年製作の映画)

3.1

動物映画余り見ないが、僕のワンダフルライフに感動して思わず本作も鑑賞。
他作の僕のワンダフルジャーニー未鑑賞ながらも、評価の高さで期待もしたのだが…

廃屋の瓦礫に住む沢山の猫達と、ピットブルの母犬と
>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.1

犬で輪廻転生を描く秀逸さに感動。
犬目線から飼い主の喜怒哀楽を絶妙に表現していて驚いたし、人間の人生に左右される犬の愛おしさを感じさせる見せ方は素晴らしかった。

犬の輪廻転生を主軸に、飼い主が変わる
>>続きを読む

今日もどこかで馬は生まれる(2019年製作の映画)

3.8

競馬界の競走馬引退後について考えさせられるドキュメンタリー
ある程度知っていたとはいえ、ここまで明確に見せられ突き付けられると、長年競馬を楽しんで来た者としては、嫌が上にも心の痛くなる作品。

競走馬
>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.3

シャイニングの続編と言われ、映画は原作と変化した事で、どうなるのか疑心暗鬼になりつつも期待しないわけが無い本作。
冒頭の不気味さや昔の映像が出て来て胸も踊ったが、あのホラーを考えると途中で疑問も…だが
>>続きを読む

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.9

スウェーデン ストックホルムで実際に起きた銀行強盗事件を題材にしたストーリは、ストックホルム症候群と名付けられた、被害者が加害者に同情、共感する複雑な心理状況に陥った事件の映画。
前半はイカれた銀行強
>>続きを読む

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

4.0

実話なだけにかなり衝撃的な作品。
途中胸糞悪くてイライラしたが、同時に人の罪を赦す事の尊さも感じた。そして本作内においての罪とは何なのかや、宗教に順じている人達の人間性を考えさせられる興味深い作品だっ
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.9

噂に違わぬヤバい映画
グロ系好きな人や慣れてる人には、正直物足りないかな?とも思えたが、本作は精神的圧迫感が凄まじい!人とは思えない非情な行動とリアルさ、絶妙に見せるグロさが、ストレス受けやすい人には
>>続きを読む

マザーズ・デイ(2016年製作の映画)

3.5

母の日を通して展開される、色々な問題を抱えた人達のコメディードラマ
アメリカコメディ映画によくある群像劇だが、何時も通りの笑い有り感動有りの素敵なエピソード盛りだくさんの内容は、ちょっと泣けたし、心が
>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

4.2

近未来を舞台にした今までに無いSFアクション映画だが、とても良く作り込まれていて驚いたし、サスペンス要素まで有ってとても楽しめた。
AIにより体が強化されると聞いて、ありがちなヒーロー設定かと勝手に想
>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

4.1

アクアマンの壮大なバックグラウンドを知る上では普通に楽しめる作品だが、脈絡も無く見たら壮大にツッコミ所しか感じない作品…とは言えヒーロー作品をつっこんでいたら元も子もない無いので、美しい海のCGと凄ま>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.7

江戸時代、徳川家繁栄の為、理不尽極まりない国替えと言う悲惨な史実を、コミカルに且つプチミュージカル要素も盛り込み、現代社会においての国や会社、人との付き合いなどで起きている事を上手く作品に取込んだ時代>>続きを読む

スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

3.6

田舎町で起きた事故が原因で展開される、重い内容のヒューマンドラマだが、独特の空気感や気持ち悪さ、陰湿な内容が本作独特の面白さとして感じた作品。

弁護士のミッチェルは、小さな町で起きたスクールバス子供
>>続きを読む