フライさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フライ

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運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.2

貧しい家庭に生まれた可愛らしい兄妹の話は、小さな緊張感と、微笑ましさに、終始ニヤニヤして鑑賞してしまう素敵なストーリー。

イランの貧しい家庭に生まれた少年アリは、病気の母親に頼まれたお使いで妹ザーラ
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

4.4

人種差別を題材にしたこの映画は、他の作品とは全く違う、一線を画す恐ろしい映画。
殆どの人種差別映画が、黒人達への凄惨な迫害と暴力で、残酷且つ悲しいストーリーに心を抉られる作品が多いが、本作にも当然そん
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アイランド(2005年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

クローンを扱った中々秀逸なストーリーだが、アクションシーンの凄まじさもありかなり楽しめるSFアクション映画。
基本重要なネタバレはしてないですが、観てない人で興味ある人は、以下は一切読まない方がいいで
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X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション(2014年製作の映画)

4.5

X-Menシリーズでは一番好きなフューチャー&パストだが、最強X-Menとされているローグを、どの様に出演させているのか、とても楽しみだったのだが、甲乙付け難いものが…と言うか本作の方が好きかも!>>続きを読む

蟹の惑星(2019年製作の映画)

3.8

多摩川河口の小さな干潟に住む、小さな蟹の生態や、どう言った形で環境や生態系に影響しているかを教えてくれるストーリーは、吉田唯義と言う個人研究家の素敵な人柄と素晴らしさ、同時に、日本における研究、調査、>>続きを読む

荒野の誓い(2017年製作の映画)

4.5

6ヶ月前に録画し、直後鑑賞も冒頭で心を折られストップしていたが、ようやく全て鑑賞…
アメリカ開拓時代末期、先住民族のインディアン達と戦った軍人の苦悩を描いたストーリーは、最後に大きなため息をついてしま
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

4.1

要所でツッコミ所のあるラブコメだが、それを一蹴するだけのキャストの素晴らしい演技とロマンティックな演出、素敵なストーリーで痺れさせてくれる映画。

当時はメグ・ライアン目当てで鑑賞。彼女の魅力も本作に
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.1

終始緊張感のある潜水艦アクションスリラー映画。
一歩間違えば第三次世界大戦になりかねない状況を阻止する為、海底と地上でヤバすぎる2つの作戦が同時進行して行く中、全く気が休まらないストーリーは、これ迄の
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.4

自分達の住んでいる世界が如何に残酷で、醜く、卑しい世界であるかを、本作に出てくる純真無垢な少女 オフェリアを通し実感させられるダークファンタジー。

遠い昔地下には、嘘や苦痛の無い魔法の王国があったが
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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

3.9

ギレルモ・デル・トロ監督のヘルボーイを期待して鑑賞した時、自分にはハマらず、理解が浅いのかと3回見てもダメで残念に思っていた事も有り、本作は期待せずに鑑賞。ところが予想以上にハマり、次作も是非観たいと>>続きを読む

シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

3.8

本作監督ダニー・ボイルのトレインスポッティングの薬物に溺れる若者の狂気と闇を斬新に描いた作品は、見応えのある秀作だが、その前に製作された本作は、正にその片鱗をのぞけるだけに、違った視点で破綻して行く若>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.4

昔からゴジラよりガメラ派だった自分は、3作共初日映画館で鑑賞する程ガメラが好きだったし、本作も当然感動した記憶もあったが…
ガメラ3部作の1作目だが、このシリーズの面白さは、3作全てを通し色々な視点か
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ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

4.0

キャメロン・ディアスのキュートな演技も良いが、なんと言ってもジュリア・ロバーツのゲスさも感じさせる設定がラストに生きて、最高に愛おしく思え、切なくも優しい気持ちにさせてくれて、何度も見たくなる素敵なラ>>続きを読む

俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

馬鹿馬鹿しいコメディーが好きなら、何も知らずに見て欲しい作品!


思わず実際に存在する有名アーティストの密着ドキュメンタリーかと見間違う程のリアルでアホな映画。
世間知らずな超大物アーティストの色々
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13F(1999年製作の映画)

3.8

仮想現実と現実に翻弄されるサスペンス色の強いSF映画だが、サスペンスとしては致命的な先読みし易いストーリーでありながらも、ラストへのシュールさと哀愁まで感じさせてくれる展開は、中々の秀作。

ビルの1
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無念 浪江町消防団物語(2016年製作の映画)

3.5

東日本大震災で被災者救助にあたった、浪江町消防団員を中心に、浪江町、福島県で被災した人達の苦悩と悲しみ、無念の気持ちが伝わる作品。
被災した人達の証言を元に紙芝居として製作。それを動く紙芝居とし、最小
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.7

当時この映画を観て自分がすり込みと、洗脳によって生きている事を学ばせてくれた作品でもあり、色々な作品を幅広く見るきっかけともなった映画。
本作製作含め、色々と背景を知れば知る程魅力も感じる作品。

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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

3.8

ストーリー、設定が余りにもシュール過ぎて、ちょっと悲しい内容にも関わらず、終始笑ってしまった。小泉今日子や二階堂ふみなど女性キャストの気だるい演技が、いつの間にか魅力的に思え愛おしさすら感じ、癖になる>>続きを読む

クンドゥン(1997年製作の映画)

4.0

ダライ・ラマ14世の即位からインド亡命までの苦悩と葛藤を描いたストーリーは、チベット文化にとって、ダライ・ラマが如何に大切な存在なのか、そしてチベットを侵略した中国の愚行と残虐さが良く分かる作品。>>続きを読む

マチルダ(1996年製作の映画)

3.7

不思議な力を持った天才少女マチルダの、倫理観のかけらも無い親と兄、小学校の暴力校長との闘いを、馬鹿馬鹿しくもユーモアたっぷりに描いた、痛快な作品。

金の亡者で詐欺を働き、まともに子育てをしない両親と
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コンジアム(2018年製作の映画)

4.1

自分の好きな部屋を暗くして1人で見て楽しめるタイプのホラー!
昔ブレア・ウィッチ・プロジェクトにどハマりしたが、それを+‪αした演出と今らしい動画配信やパワーアップしたPOVも上手く使っていて想像以上
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タグ(2018年製作の映画)

3.9

30年間鬼ごっこをすると言うくだらなさが、自分の中にある子供心をくすぐる作品だが、理想にも思える不滅の友情をベースにストーリーの面白さと実話ベースなのが素敵に思え、自分には到底出来ない事と、羨ましさか>>続きを読む

サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.9

ゲームを元に製作されたホラーと言う事は知っていたが。正にゲーム!それを活かしたストーリー展開の秀逸さに、見事と思えるホラーに感じた。

自分達の愛娘シャロンが、夜な夜な夢遊病で徘徊し、一歩間違えば命の
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.1

ホロコーストを題材にした頑固なユダヤ人爺さんのロードムービーだが、笑い、悲しみ、感動があり、ラストそんな爺さんの背景や性格が胸に染みて、最高に心が温まり、優しい気持ちになれる素敵な作品。

アルゼンチ
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

4.0

実写版も良かったが、本作の脚色の素晴らしさに感動してしまった。自分のツボにハマるキャラクターの愛らしさと、残酷さのバランス、セリフの素晴らしさに心 震えるものが。

本作は実写以上に二人のじれったいシ
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死刑弁護人(2012年製作の映画)

3.9

日本で一番嫌いな弁護士とアンケートをとったら、間違い無く上位に名前が上がる安田好弘弁護士のドキュメンタリー映画。
何故彼が死刑確定とも思える凶悪犯罪者を弁護するのか?何故死刑制度反対なのか?ニュースで
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恐怖人形(2019年製作の映画)

2.3

人形系ホラーは昔からトラウマあるので少し楽しみにしていたが、完全に騙された。本作は、ホラー映画と言うよりも、日向坂46の小坂菜緒を見る為の作品だった!

突然差出人の無い赤い封筒に入った手紙に10万円
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.7

3作目も安定のおふざけアクションコメディーは、終始馬鹿馬鹿しく演出、展開されるストーリーと、ローワン・アトキンソンが演じるジョニー・イングリッシュのとぼけた演技で楽しめる作品。

イギリスの秘密情報部
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

試験のカンニングをテーマにしたサスペンススリラー的な作品だが、冒頭から一気に興味を惹かれる設定や演出、展開の素晴らしさで、終始緊張感を味わえ楽しめた。何よりラストが最高!

本作の天才少女を演じるリン
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.5

初めて見た時、余りにも芯を食っている内容の上、実話ベースと言う事もあり強い衝撃を受けたが…ありとあらゆる所に面白さと奥深さを感じるクズな男の社会派ヒューマンドラマは、下衆な中に凄まじいパワーを感じさせ>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.9

心霊映像や都市伝説をごちゃまぜにした様なホラーだが、そこに社会的問題も織り交ぜたりして現実味を出していたのは良かったが、それ以上に目立つありきたりな展開や、強めのイライラ演出含め、楽しみにしていた分残>>続きを読む

いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

4.0

ジェーン・オースティンの古典を映画化した名作は、圧倒的な男性上位時代の中で苦悩する姉妹の恋愛を描いたストーリーで、切なさと美しさに心を奪われる作品。
キャスティングと演出、脚色の素晴らしさに、淡々と進
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.3

サスペンスやホラーなど色々な要素を合わせたようなストーリーは、ラスト全く予想出来ない悲哀に満ちた内容と感動で号泣。
多分ミステリーやサスペンスを沢山見ている人程混乱すると思える裏の裏的なストーリー展開
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聖☆おにいさん(2013年製作の映画)

3.7

本作、原作漫画を初めて読んだ時、作者暗殺されないか心配だったが…。人類史上一番知名度の高い二人を笑いに昇華させるストーリーは、神々しさで笑いを躊躇してしまう滅茶苦茶癒されるアニメ。

世紀末を無事に過
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.4

悪人のエグい殺され方と、心温まるストーリー展開が、自分のツボにどハマりするクライムアクション映画だが、前作の様なド派手な展開は無いが、寧ろそこに好感を持てる作品だった。
敵の狂気を上回るデンゼル・ワシ
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サラの鍵(2010年製作の映画)

4.2

フランスで実際にあったホロコーストを残酷に演出し、フィクションとして描かれたストーリーは余りにも悲しく、ナチスに加担したフランスの後悔の念と懺悔、同時に同じ誤ちを繰り返さない強い思いを感じたホロコース>>続きを読む