ミナカさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ミナカ

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楽園の瑕(きず)(1994年製作の映画)

3.8

例えるならウォンカーウァイがお膳立てした香港版ハードボイルドウェスタン、といったところか。

初見は登場人物の立ち位置がややこしすぎて意味不明。その日のうちにリベンジし、なんとか8割方理解できました💦
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太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

4.0

超王道なRPG的世界観から始まり、後半はドロドロのダークネスに突入する。こ、これはちょっと子供には怖いですね。

とにかくキャラクターがヌルヌルと動く。こういうところに高畑監督の愛と狂気が垣間見えて面
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.5

超有名作ながら初鑑賞。

圧倒的な映像!城のディテール!

美しい音楽やソフィーの移り変わる表情や年齢、髪質にすぐさま心奪われてしまいました。

そして肝心のストーリーは難易度高すぎです😅意味わからな
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.1

異端だらけなジブリ作品の中で、抜きん出て極北にいる今作。

パッケージから内容が全く想像できんかったが、笑いに突出していてかなり面白かった。こういう家庭や笑いって、ほんの少し前までどこにでもあった気が
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

4.0

療養のために母が昔住んでた家にしばらく滞在することになった翔。そこには小人が住んでいた、、、

まずこの映画、背景や美術がめっちゃ素敵です!住居は庭は植物に囲まれ、使い込まれた家具たちからは深い味わい
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

5.0

1〜5作と立て続けに鑑賞し、今作からの3部作に突入!

CGメインとなった今作。前作までの特殊メイクでの演技が魅力的すぎた旧シリーズと比べどうなんやろうと、若干不安になりつつ鑑賞し、結果これが大当たり
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

5.0

怒りのデスロードが白黒になって帰ってきた!

あれだけ”濃い”色の世界観をあえて削ぎ落としたらどうなるのか、、、ジョージ・ミラー監督自身がこのver.を最高傑作と自負してるのも頷ける、情報を制御した屈
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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

4.1

オリジナルバージョンがあまりにも素晴らしかったので、完全版はどんなだろうとワクワクしながら鑑賞。

序盤〜中盤は村人や広場の様子をみっちりと追加。サブエピソード的ではないが、一癖も二癖もある村人の存在
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.0

舞台は東京オリンピック前年。

良いもの悪いもの全てがおおらかな時代の、光と闇をすくい取ったような作品。

高校敷地内にある個性的な学生たちが占拠する、取り壊し寸前の西洋建築/カルティラタンを軸に物語
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

4.1

「映画のようなゲーム」ってよくあるけど、この作品は「ゲームのような映画」って表現がしっくりくる。

世界観はICO/ワンダと巨像/トリコに近く、ゲーム畑出身の監督らしい。ある意味新海誠さんのルーツを感
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

物語として美しいほどのバランスを感じさせる、非の打ち所がないエンターテイメントでした。

新海監督って実はめっちゃトンがってて、どっちかっていうとアンダーグラウンドな気質がある。ある意味1番気持ちいい
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最後の猿の惑星(1973年製作の映画)

3.8

4作目のラストから、本作では人間と猿の血みどろの戦いになると予想していたのだけれど、ここでもまさかの方向転換。

4〜5作の間に、猿と人間は共存への道を歩み始めていた!(スピンオフでここも作品化して欲
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

4.7

1から順番に鑑賞しています。

残虐描写がたっぷり詰まった完全版をチョイス💙

、、、これは素晴らしい!!!

猿の惑星はシリーズごとに作風をガラッと変えるが、それでいて筋の通った一貫性をしっかり感じ
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新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.7

前作よりも派手に過激にと、完全に典型的なダメパターンを爆走してしまった2作目から奇跡の復活劇!猿と人間の立場を再逆転して過去に遡るという発想がスゴい。脚本も上手い!

舞台が現代なだけに前作までの荒野
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

2.2

うっわ〜、、、ノバの表情とエロい衣裳の他は、特に見どころを挙げられない、、、😰😰😰次回作は起死回生と聞いたので、そちらに期待、、、!!!

赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道(2010年製作の映画)

3.8

ほんによ〜喋る少女/アンちゃんが丁稚奉公に出され、しかし雇い主側が性別を間違えてしまって行き場所をなくしかけるお話し。

雇い主の老女は、頭ん中がお花畑のアンちゃんに辟易するが、少しずつ交流を重ねるに
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.6

オチは知ってたのでドキドキ感は半減してしまってたが、この当時としてはかなりのハイクオリティであろう舞台セットや特殊メイク(?)、効果音の羅列ともとれる音楽が一体となり、完璧な世界観を作り出すことに成功>>続きを読む

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)

3.8

恥ずかしながら原作未読で鑑賞。

おもひでぽろぽろに代表される脚色の鬼こと高畑勲が監督していることもあり、どこまで原作をなぞっているか把握できてないのですが、これぞ高畑色爆発!!色んな視点からの気づき
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余命10年(2022年製作の映画)

4.4

よくあるお題で敬遠してましたが、評判の良さで鑑賞。

これはキャストの演技力の賜物ですね。どこにでもいそうな人たちが、それなりを演じる。こういう自然な演技が一番難しいと思うし、それがバチっとはまった大
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.8

アマプラにて鑑賞。

うーん、難易度が高いっ!僕の頭では、初見では全体像を把握できなかった。言い換えれば深みがあるってことか。時間軸のズレた並行世界のお話し。

ビジュアルエフェクターはとっても見応え
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.4

まさに狂気としか言いようがない、極力CGに頼らず撮影に挑んだメルギブソン渾身の作品!!

これほどの規模にこれだけのリアリティを持たせる監督の熱量や予算、人材にただただ脱帽してしまいます。

ストーリ
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ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

4.1

ホラー映画克服しようと宣言したところ、友人に「ロメロから入るといいよー」とのことで、ナイトオブ、、、に続き本作鑑賞。

おっかなびっくり再生したのですが、全然怖くないどころかコミカルで衝撃でした。
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とんび(2022年製作の映画)

4.4

なんの下調べもせずに観たら大号泣!!
最初から最後までどこを切り取ってもハイライトという、こんなに泣いた映画は初めてでした。

あの当時の空気感がうまく再現されてるし、物語の流れと共に深みを増していく
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

3.7

娘と鑑賞。ドラえもんの映画は所見。

子供向けだよね、2時間寝よ〜っと。
ってな軽い気持ちで映画館行っただけど、面白くてびっくり!
普通に泣いてしまいました。

リトルスターウォーズなんてド直球なタイ
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

4.7

何から何まで斬新すぎる!
やぉもまぁこんな映画を思いついたなぁと、監督率いるクルーに脱帽です。

どのシーンもアーティ、スポーティ、トリッキー、トリッピー。時代のジャーマンテクノがばっちり決まってて、
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エスパイ(1974年製作の映画)

3.7

エスパー&スパイという、あの時代ならではの設定。
こう書くとトンデモ映画のように捉えられそうですが、雰囲気ばっちしやし構図はしっかりしてるしで面白かったです。

由美かおるさんがエロい!

そしてラス
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.2

ジブリの当時若手だった方々が製作されたとのこと。

しかしそこはジブリ、いつもの冒険活劇的なスタイルではないが、最低限のセリフやカットで展開していく術はさすがの一言です。

主要3人の繊細な感情の機微
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

誰もが知る古典を高畑勲さんが料理。

異常としか言いようがない予算を投じて製作された本作の要であるアニメーションは、今まで見たことがない世界。全てが圧倒的。

声優さん全員にキャラが立っていて見事。と
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.3

心を閉ざした少女が、田舎での不思議な出来事を通じて自分自身を取り戻していく物語。

とことんこだわった湿地帯や洋館のディテールが、とにかくリアリティを醸し出してて美しすぎる。ヒロインの心境と共に移りゆ
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.7

空から降ってきた女の子、炭鉱、蒸気、ユニークな飛行機械、空賊、空に浮かぶ遺跡、超古代文明、、、男なら幾つになってもワクワクが止まらない、冒険が詰まった宝箱のような作品。

アクションとスリルと笑いと涙
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

大、号、泣!!

子供向けかと軽い気持ちで観たら大火傷してしまいました。(T ^ T)

希望に溢れた少女が旅立ち、挫折し、そして大切なものを守る過程で自分を取り戻す物語。

キキちゃんとトンボ君の対
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SAYURI(2005年製作の映画)

4.2

ラストサムライから続けて鑑賞、ハリウッドが送る日本舞台映画!

日本だけど言葉は英語。さらにところどころ日本語も混じえたりしてて、これは「日本に似た国の物語なんだ」という、ある意味ファンタジーに近い解
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

4.2

子供は損得勘定がないため、彼らほど厳しい消費者はいないと聞いたことがある。つまり彼らに認められたらオッケー!ってことだ。

どうみても完全に子供向きなポニョ、娘と一緒に鑑賞し、親子2人で大いに楽しむこ
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.3

京都の土産モン屋さんよろしく「誇り」「戦い」なサムネが連発するトレーラーはさておき、いい意味でハリウッドらしいわかりやすさもあり、大変面白かったです!

任務とはいえ、何の罪もないネイティブ・アメリカ
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(2020年製作の映画)

4.3

まるでジェットコースターのような人生が織りなす糸。紡いでほつれてまた繋がって、、、鑑賞しばらく放心状態になってしまいました。もちろんいい意味で。

ストーリーやモチーフの使い回しはやや大味で雑。しかし
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

5.0

チリの詩人/パブロと、その専属郵便配達員/マリオとの交流を描いたイタリアン映画。

あまりにも美しいイタリアに浮かぶ島の風景やBGMに魅力されてしまいました。まるで映像から暖かい風を吹き抜けるよう。ニ
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