ishiharaさんの映画レビュー・感想・評価

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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

5.0

キャラクターありきものの続編作品として、これは至高のそれである。

たしかに、目新しい要素があるわけでもなく、何か挑戦的な表現をしているわけでもない。ただ、『ある用務員』〜『ベビわる』一作目で確立した
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

アリ・アスターといえば、みんな大好き『ヘレディタリー』『ミッド・サマー』の監督さん。
こりゃあ観に行くしかないよね♫

前評判は
「ミッド・サマーが生ぬるかったと思い知らされた」
「何を観せられたの?
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

5.0

SEEDシリーズの続編を作ってくれてありがとう。
これに尽きる。


映画って本来こういうもんだよなあ。
1秒たりとも画面から目が離せなくて、夢中になれて、熱くなれて、ファンサに気づいてこっそりニヤニ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

『街の上で』がクッソ好きだったから今泉監督作品をローラーしようと思い鑑賞。

片方が想い、さらにその主従関係というか一方通行ぶりというかが同じ人たちの織りなす胸痛群像劇。
普通に好きだった。
『街の上
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.0

SNSで怖い怖いと絶賛されてたり、『呪詛』『女神の継承』が引き合いに出されていたのもあり、めちゃくちゃ期待して劇場へ!


結果、、

、、、

、、、

まさかの、めちゃくちゃ期待はずれでした。
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

公開当初から評判の良かった本作をようやく鑑賞。
なるほど、たしかに面白い。
いままで見たことのあるような設定や世界観をミックスしつつ、「誰しもが物語の主人公になれるんだ」というSNS全盛時代に誰しもが
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ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー(2014年製作の映画)

4.0

脳死で観れる楽しさもあり、新人くんの葛藤と成長に心打たれるシーンもあり、わりと普通に楽しめた。

隊長がポンコツなのにちゃんとリーダーシップ発揮してたり、慕われてたりするのが観ててほっこりするポイント
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

5.0

最っ高ぉぉぉぉ!!!!
きさらぎ駅の永江二郎監督は僕たちホラーファンを決して裏切らない!!

「永江監督のホラー映画? 最高だよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ」
まさにそんな全部盛り込み込みパ
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.0

『最強殺し屋伝説 国岡』ファン向けの映画としてとても楽しかった。
あのなんとも言えない粗い感じが心地いいといいますか笑
あの予定調和すぎない日常感溢れる会話が良いといいますか笑


今回メインキャスト
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

5.0

これは傑作。
子供から大人まで楽しめるし、童話やディズニー映画などに詳しければより小ネタが面白い。
キャラクターの個性や役割分担もかなりキチッとしていたし、単純にストーリーが
簡明かつ奥行き十分で見応
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白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

3.8

公開初日に観に行ってしまったじゃないか!!
白石監督大ファンなのでTシャツもゲットしました笑


本作は直前に終わりを迎えた『コワすぎ』とは毛色を変えつつも、話の本質にあたる怪異を調査していくという展
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ある用務員(2020年製作の映画)

4.0

阪元監督マルチバース作品

ベビわるの2人も国岡vs国岡のラスボス(空手のあの人)も観れる。しかもそいつらよりもツエー奴がどんどん出てきてといった、漫画『エアマスター』的な展開は普通に楽しかったし熱か
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.5

いやーーー良かった。
国岡のキャラクター造形がやけにリアルだった。こういう気ダルそうな兄ちゃんいるよなあっていう絶妙なツボを突いてくる。

インディーズの色がかなり強いので、合わない人には全然あわない
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

これはガチで傑作。
マトリックスの殺陣をより泥臭くしたリアルみのあるスーパーアクションと109(マルキュー)系女子の超絶ギャップが刺さりまくる。


殺し屋だけどバイトもして社会に溶け込んでもらう的な
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

5.0

ようやく観れた!
今敏監督の『パプリカ』を観た瞬間から、本作を観たいと思っていたが、配信になく観ることはなかなか叶わなかった。
しかも原作が竹内義和さん!? あの怪談話してる竹内義和さん!? 観たすぎ
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

5.0

今までのコワすぎシリーズ9作品のテイストをぎゅっとまとめ上げ、濃厚な一杯のスープに仕立て上げた極上の逸品。

最初から最後までニヤニヤしながら観れたし、なんなら嬉し涙すら滲ませちゃうしまつ。
コワすぎ
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.8

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
おれはホラードキュメンタリーシリーズの『コワすぎ』を観ていたと思ったら、いつのまにか純愛ストーリー作品を観せられていた。
な…何を言っているのかわからねーと思うが
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.8

前作まででパワーアップし続けていた呪物in工藤Dはおそらく初期化されてしまった模様。
別の世界線になっているのかと思いきや、普通に今までの過去シリーズの認知があるというチグハグさも、工藤D・市川さんと
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.5

いまこの世界が成立しているのは、田代君が過酷すぎる4つの試練を乗り越えたからに他ならない。
みんな感謝しよう。

本作の主要キャラである江野君の登場は白石大先生ファンには嬉しすぎる、まさかの『オカルト
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.5

ここにきて一気に伏線を回収しまくる超展開。
最高のコネクティング・ザ・ドッツ回。

工藤Dの暴力性が過去一酷い。なんかもうヤクザとかの方が優しいんじゃね? ってくらいには酷い(最高

File1から
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

4.2

「次お前になんかあったら、俺が助けっから」
あの工藤Dが伏線をはっただと!?
と思ったら序盤でぶん殴られる市川さん(笑
緩急がエグすぎるて!


しかも吉田悠軌さんというガチ怪談士がしれっと出てきて、
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.2

トイレの花子さんでこの展開を生み出せる白石大先生に脱帽です。
ワクワクとニヤニヤが止まらない。そうそう、これが見たかったんだよ!が止まらない。

今作はいままでのパワーバランスが大きく崩れ、まさかの工
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

4.0

ほぼ呪術廻戦の実写映画では?

ただの農家だと思われた鈴木氏がまさかのチートキャラ化しだしたり、五芒星の中で力が倍増される工藤Dが出てきたり、もはや河童伝説の新解釈映画の枠を大きく超えた何かを見せられ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

4.0

いくらなんでも面白すぎるだろ。

工藤Dのスーパーパワハラ怪奇探索がもう最高。市川さんもハート強すぎるだろ。
2人がいるとどんな心霊スポットも怖くない。もはや死霊館シリーズのウォーレン夫妻の安心感を超
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.8

白石先生による元祖モキュメンタリー。
もはや先生のファンのための映画では?という雰囲気が強く、先生の他の作品を観ていない人が普通にホラー映画を観るノリで本作を手に取ると100%肩透かしを食らう。
自分
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.0

良いよこれ!

本作については、GENERATIONSが全員本人役で出演!という情報が解禁された時から観るつもりは微塵もなかった。
清水崇もアイドル映画を撮るようになってしまったかーー、と少し残念な気
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレを全力で避け、情報量はポスターの鳥のみという最高のコンディションで臨みました。
おそらく後にも先にも、このソーシャルネットワーク大全盛時代に情報量ゼロで映画を観る、という経験はできないでしょう
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.8

かなり好きな作品だった。
なんならすでにまた観たい。
しかし世界観がやや強めだったため、若干観る人を選ぶ系の作品ではある。


本作は全編通して文語口調で会話されているのが特徴的で、三文芝居的な、演劇
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

こんなにもエキサイティングでスリリングでクソ熱い展開を息継ぎさせる暇なく繰り出してくる神作品が自分の生きている世界線で生まれたことにただただ感謝するしかないと心の底から感じる2時間20分だった(早口。>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

5.0

超絶大満足!
最高のアクションと最高のファンサ演出が光る大傑作

フラッシュについてはドラマ版は未視聴で『ジャスティス・リーグ』でしか観たことないのですが、特に問題なかったです(さいあく観てなくても問
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

5.0

前作が大傑作だったので、2が発表になった瞬間から待ちに待っていた本作。
結論から言うと最高すぎましたね。

前作視聴済みであることを前提にしているので、開始20秒くらいからいきなりアート・ザ・クラウン
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ゲーム・オブ・デス(2017年製作の映画)

4.0

悪くない。
ゴア表現も良い
ゴア道に追い込まれていく緊迫感も良い
理不尽さも、胸糞感も良い
マナティも良い

、、、いや、
マナティなんなん!?笑


このマナティの過剰な推し具合は何!?
レビューで
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

4.3

これは白石監督作品リテラシーがあるかどうかで賛否が分かれる作品。
僕はもちろん大好きでした。

「ヤバいやつにはヤバいやつぶつけんだよ」という日本のホラー最大級のアイコンである貞子と伽椰子に対する白石
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

4.0

(たぶん)聖書や宗教などの知見があれば、演出や造形などから読み取れる情報の解像度が上がりそう系な作品。

死霊館のウォーレン夫妻のような安心感のある強キャラ不在の悪魔もの作品で、終始悪魔の圧倒的な恐ろ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

5.0

バスケを嗜んでいる身としてはジョーダンブランドへの馴染みは深く。
もちろんエア・ジョーダンシリーズを履いたこともあり、めちゃくちゃ楽しみにしていた作品。

最初に総論を言うと
「顔面は言葉よりも語る、
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心霊×カルト×アウトロー(2018年製作の映画)

3.5

心霊マスターテープ EYEがあまりに傑作だったので、同じ谷口監督の前作を鑑賞。

結論から言うとEYEには全く及ばないが、不可解系モキュメンタリーの萌芽を随所に垣間見ることのできる、モキュメンタリーの
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