2号さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

2号

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フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.7

パージを越えた真のパージ…無限パージが発生!無法の大地と化したアメリカを脱出しろ!差別主義者とメキシコ移民が共に無限パージをサバイブする筋書きはよかったものの、アクションはシリーズで抜きん出てショボい>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

4.2

か、怪作!なのにストレートに面白い…!奇怪な演出ばかりなのに浮足立った印象はなく、むしろ端正な演出に感じるのが凄まじい。それと同じように、怪作でありながらパク・チャヌクによって完璧にコントロールされた>>続きを読む

バンバン!(2014年製作の映画)

4.5

た、多幸感~~~~!!!リメイク元は苦手なのに完全に吹っ飛ばされた。弾けるようなアクション、煌めくような歌と踊り。見ると幸せになる映画。それは『バンバン!』です。とにかく最高の部分の最高さがヤバく、頭>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.4

登場人物の情報リテラシーがFacebook使ってる人くらいしかない

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.5

殺人デス・トラップ映画としていくらなんでも志が低すぎる。ヒューマンドラマで説教してくるくせに当の映画は殺人デス・トラップ映画から逃げているので響くものも響かないし、殺人デス・トラップは脚本の都合に慮っ>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.0

超最高…強盗事件に居合わせたサンタさんが子供のために立ち上がる!ダイハードとホームアローンにサンタさんが殴り込み!クリスマスの飾り付けを余すことなく活用した残虐クリスマス殺法が超最高 人が除雪機に巻き>>続きを読む

拳銃残酷物語(1964年製作の映画)

3.8

これは良かった。パリッとした犯罪ノワール映画で、とにかく宍戸錠のビジュアルがバシッと嵌まっておりハードボイルドの空気感を引き締めている。犯罪の泥沼にはまっていく悲劇も中々よく、88分の短さでよく纏めて>>続きを読む

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

3.6

これはゴジラではないが、ファイナルだしウォーではあった。特にドン・フライの活躍はかなりウォーだし、玄田哲章で吹き替えようという判断はかなりファイナルだった。おかげでニコニコしたり真顔になったりしながら>>続きを読む

ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

3.7

テイラー・シェリダンの手つき(日常からの突発暴力)が全然決まってなかった時はちょっと不安になったけどそんなに悪くなかったです。テイラー・シェリダン脚本×ステファノ・ソッリマ監督作と考えるとかなり普通と>>続きを読む

マクベイン(1991年製作の映画)

4.1

ベトナム戦争の盟友が殺された!マクベインはダチを集めて独裁政権に殴り込み!超おもしろい。おっさんたちの小粋さと異常な火薬量のアクションでなんか超泣けた。過剰な爆発で目をやられただけかもしれない。でも俺>>続きを読む

剣客(2020年製作の映画)

3.6

話はひとまず置いといて、るろ剣フォロワーなアクションにジョー・タスリムをブチ込む最高の仕様。チャン・ヒョクの動きも鋭く、最終的に座頭市と化す。欲を言えばジョー・タスリムが大暴れするアクションが欲しかっ>>続きを読む

JUNG_E ジョンイ(2022年製作の映画)

3.4

3~40分くらいなら面白かった設定をよりによって90分かけてやってしまったので、90分映画を見てはじめて「長いな…」となった。クライマックスのサイバーパンク的過密都市での暴走モノレールアクションは時々>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

3.8

殺人ピエロが出て殺す!本当にそれだけ。それだけの80分。テリファー太郎の愉快かつ凄惨な殺しだけが楽しめる。それ意外余分なものはないないよ。職人の手によって無駄が削ぎ落とされた匠の殺人ピエロ映画だよ。い>>続きを読む

バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.7

切り離された結合双生児の兄をバスケットケースに入れ医師に復讐するホラー映画。モンスターがワッと出てワッと殺す映画ではなく、意外にも愛憎と悲哀の映画(でも人はワーッと死ぬ)。人生の袋小路にいる兄弟と窮屈>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

-

オンライン試写にて。護送船の凶悪犯が反乱を起こし、船内は血みどろ地獄と化す!狂った出血量のバイオレンスにニコニコしながら見ていたら途中で凄いギアのかかり方をしてひっくり返るかと思った。少々長いけど脳が>>続きを読む

Urban Fighter(英題)(2013年製作の映画)

3.8

マイク・モラー監督脚本による「話は置いといて、とりあえず俺と俺のダチの超絶アクションを見てくれよな」な合理性の格闘アクション映画。合理的なので話は薄く、代わりにマイク・モラーが異常な速さで異常な動きを>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.7

600円の醤油ラーメンの味。異常な口当たりの軽さでなにも印象に残ることなく駆け抜けるなか、ヴェノムとエディのイチャイチャだけが脳に焼き付いた。断じて面白くはないが、多様かつ大作化するアメコミ映画でアン>>続きを読む

ソード・アーチャー 瞬殺の射法(2012年製作の映画)

4.4

とんでもなく面白い。「弓術こそ武術の全て」という原理。道場間の争いを仲裁するジャッジ・アーチャーという存在。そこから発展する武術の意義を模索するシュ・ハオフォン監督独自の武術哲学。めちゃくちゃ面白いけ>>続きを読む

ヒットマン(1998年製作の映画)

3.7

富豪が殺された!犯人を殺した者に1億ドルが与えられる復讐基金が発動!殺し屋が香港に集う!という筋書きから、そっちへ行ったか…となる映画。話自体はそれなりに良いのだけど妙に軽い結末が咀嚼しきれない。ジェ>>続きを読む

少林寺怒りの鉄拳(1977年製作の映画)

3.8

カンフーコメディの先駆けながら『蛇拳』ほどブームの火付け役にならなかったのはサモ・ハンお前そういうとこだぞみたいなのを多分に感じつつ、終盤の殴り込みカンフーの凄まじさにヘンな笑いが出る。間違いなく当時>>続きを読む

カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

4.5

香港アクションの黄金期を支えたスタントマン達の活躍を駆け抜けるように振り返る92分!当時のスタントの異常な苛烈さとそれをワッと浴びせる過密な情報量に圧倒され、どんなスタントも「NO」と言わない/言えな>>続きを読む

ドラゴンロード(1982年製作の映画)

4.3

カンフー映画の時代・衣装・世界観であえて脱カンフーをやる意欲作なんですけど、ラスボスを殺してから発生する20分くらいの盛大に事故ったDostiみたいなスポーツが異常すぎて一気に5000億点くらい加点し>>続きを読む

迎春閣之風波(1973年製作の映画)

3.7

キン・フー作品お馴染みの「宿」を舞台にした武侠映画なのだが、アクションは殆どなく心理戦メインのスパイスリラーになっている。敵の親王リー・チャーハンが超有能なので見応えはあるが、なんか普通に善人なので段>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

「孤島に集められた大富豪」という筋書きからわかる堂々たる王道にしてツイストの効いたミステリの快作!アメリカの金持ちを揶揄しまくった結果予期せぬタイムリーさが発生して笑う。凄いですよこのタイムリーさは。>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

IMAX3Dハイフレームレート版観賞。話が面白い/映画として優れてるみたいな次元ではなく、迫真の映像にただただ飲み込まれる。キャメロンがパンドラまで行って撮ってきたと錯覚するほど真に迫る映像体験。視線>>続きを読む

ザ・ビッグ4(2022年製作の映画)

3.9

リゾート地を舞台にした陽気なアクションコメディにティモ・ジャヤント印の人体破壊祭りが炸裂!雰囲気はひたすらにユルいのにアクションとゴアがひたすら苛烈で風邪引きそうになる。暴力が発生すると必ず一回は人体>>続きを読む

シャウト・アウト(2020年製作の映画)

3.8

マジで信じられない絵面のアクションが凄い。タイガー・シュロフが敵をボコる度に前衛芸術が発生する。お話は「たった一人の鋼の肉体を持つ男が素手で国家を滅亡させる」というプロットを成立させるために破綻してし>>続きを読む

未来戦記(2022年製作の映画)

4.1

香港を代表する大スターにして香港を代表するオタク野郎ルイス・クーは思った。「香港でSF超大作をやってやる」そしてやった。大傑作!素晴らしい。話は行動倫理のガバさにずっこけそうになるがそれを補って余りう>>続きを読む

真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

4.1

ヤッターーー!!大勝利。大勝利映画ですよこれは。じめっとしたJホラーから人体が大変なことにゴアまで「やることやったろ」感があり大変素晴らしい。やっぱいいものですね、人体が大変なことになる映画は。これを>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.9

あ、あ~~~好きかもしれない。倫理観と陰気臭さがTLすぎてものすごくホッコリしてしまった。さ、最高。クリストファー・ロイドのホッコリ力(ぢから)は凄まじいのだ。陰気で暴力的なユーモアもキュートで最高。>>続きを読む

レッスンプラン(2022年製作の映画)

3.5

元警官が教師に赴任するポーランド版野獣教師。0から100まで予想外のことが起きない中、主人公が捜査をほったらかして生徒のために空手道場を開くのと、黒幕(これまた何一つ予想外ではない正体)が大量のサンタ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

プロフェッショナルの熟達した手つきと無垢なオタクのソフビ遊びが渾然一体となった真っ直ぐな怪作。変な映画だけどどこまで伸びやかな正義の心にぐっとくる。確かにこれはヒーロー映画でありアホのオタクのド怪作で>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.1

異常人格の殺人者によるワクワク殺人映画だった時は楽しく見てたけど課程が省かれ結果のみが描かれるようになった辺りからもうお通夜。空虚な死と絶望の映画。こんな怖い作品とは聞いてなかったよ。でも異常人格殺人>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.6

受けては返す。当たり前のことを非日常と共に繰り返すロードムービー。悲劇に(作劇としても)正面から立ち向かい、その果てにある「生きたい」という等身大の視線がなんとも優しく美しい。これをやろうとする意志と>>続きを読む