いしんじさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1967年製作の映画)

3.6

ほとんど人物の移動とかが無い映像なのに観てられるのは音楽の力なのかなぁと思いました。
自然と「画面」という感覚が消えていました。
ただ、その副作用(?)なのか内容自体はあんまり頭にぶちこむことはできな
>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

4.2

その気になれば簡単に人間なんて踏み潰して殺せてしまう象。いつもは飼い慣らされている象がその気になってしまったからエレファントなのかななんて薄い解釈してます。笑
聴覚面がかなり印象的でした。
いとも簡単
>>続きを読む

おとなのけんか(2011年製作の映画)

5.0

結局みんな一緒じゃんか。
なんだかその一言に尽きてしまうように思います。
窮屈な四角い物に埋め尽くされた空間。それは大人の社会なのかななんて思ったりしました。
「変化を嫌う人!」って父親のこと批判して
>>続きを読む

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.8

シルビアは「運命の人」の暗喩なのかなって思いました。ほとんど情報も無いのに必死になって探し回って、すごい執着して。周りにいっぱいいる女性のことも気にかけず。でも女性からしたらただのストーカーなだけで。>>続きを読む

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.8

「残された者にできるのは、後片付けだけだよ」って言葉、いいね。
このさ〜、ある程度の物は揃っているんだけどまだこれから発展していくって感じの時代(伝われ)の青春の良さですよ。なんだか、こういうのを見て
>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.5

歴史とラグビーの知識があればもっと感動できたのかなぁと思います。
でも人間の強い信念があれば必ず影響を与えることはできるんだなって、実話であるからこそ、そんな「綺麗事のように聞こえてしまうこと」の大切
>>続きを読む

美女と野獣(2014年製作の映画)

3.9

そうだよなぁ〜、きっと野獣にされた男ってこれくらい本当は怖さとかもある顔してるんだろうなぁ。
でもだからこそ、そんな野獣を愛する姿はきっと胸にグっとくるはずだったんだろうけど、でも惹かれていく様子がそ
>>続きを読む

48時間(1982年製作の映画)

4.3

超アバウトに書きます。
見てるあいだは「ふっふ〜ん。ほー」って感じで最後のシーンは「んんんんんんっっっっ︎︎ ⤴︎︎はぁッ」です。意味わかんないと思います。はい、わたしもよく分かんないです。でも心の動
>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.7

ポロっと出てきた「上手くやるのが大人の仕事だから」って言葉、なんとなくずっと頭ん中グルグルしました。
プー金でもそうやったんですけど、この脳みそをハッキングされそうなくらいの独特な世界観にはほんと振り
>>続きを読む

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

4.6

ジワジワと心から身体へと染み渡る、そんな作品でした。
人間、誰かと出会い言葉を交わすからこそ悩んだり救われたり成長したりするんだなと。
最後の最後まで「あ〜!」ってならせてくれるのいいね…。
あと白紙
>>続きを読む

透明人間(2018年製作の映画)

3.8

たぶんこの人本当は透明じゃないんだろうね。自分自身を見失ってしまった、今の社会に多く存在する「透明人間」。その一人なんだと思う。
でもそんな中でも自分を見つけてくれる人はいるし、最後はきっといつもなら
>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.8

再鑑賞

神様用の風俗だって聞いたあとだと、「外に行くと病気かかる」って言葉も納得。
各キャラごとに愛着をもてるところがあって、観る度に好きが増す。
これ明らか成長してから観ればどんどん違う印象を持た
>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.3

有名作にはやはりそれだけの何か強い力がありますね。
人間のせいで怒らせたのに、人間にとって都合が悪いから殺す。何だよそれ。
最後の「あのゴジラが最後の1匹だとは限らない」って言葉。色んな解釈ができそう
>>続きを読む

ルンバ!(2008年製作の映画)

5.0

湿り気のある独特な空気の夫婦。こういうの超好き。
結構ヤベェことが連続してるけど、なんかフフってなっちゃうのがね…。笑笑
個人的に影のダンスの時に両足があったことが心にキた。しんど。
最後さ、エンドロ
>>続きを読む

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.7

あ〜〜〜〜フィリップイケメンだぁ〜〜〜。。。。すき。
ゲイだとか刑務所だとかどちらかと言えば重くなっていきそうな要素だけど、明るいコメディで楽しんで観れました!
でもちゃんとフィリップの、「恋人に騙さ
>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

5.0

再鑑賞

蝉が鳴いて気温が高くてもやっぱこれ観なきゃ夏が来ない!!笑
カジノステージで「koikoi」ってローマ字で書いてあるように、外国で翻訳されても同じ「こいこい」という読み方の言葉をつかえるって
>>続きを読む

人間蒸発(1967年製作の映画)

3.9

理解しようとすれば脳は振り回される。でも、そもそも理解なんてすることが出来ない行為なのでは?とも思う。
色々考えたことはあるけど、今はまだグルグルと頭の中に置いておきたいです。

雪の華(2018年製作の映画)

4.3

曲は雪の華で終わってくれるとやっぱ締まるな〜。
ありがちな展開だとか都合いいとかそんなんどーでもいいんだよ。ありがちだったら逆に何でいけないんだ。ちゃんとその作品として魅力持ってりゃそれでいいやん。
>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.9

ソーラーパネルにタブレット、時代を感じるね。
大きなイベントというよりは、子供の頃にちょっとした何かから生まれる不思議な体験を想像したって感じ。
駅の世界好き。
まぁなんか、観た直後より数日後くらいに
>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.8

いや〜、やっぱダンスが力強くていいですね〜〜!!
水ブッシャァみたいなのはありつつも、ほぼ自分の身体だけでダンスを魅せていて圧倒されました〜!
ストーリーはそんなに詰まってるわけではないけど、でもこの
>>続きを読む

典子は、今(1981年製作の映画)

4.7

再鑑賞

1回目は小学校の時に道徳で。
その時はとんでもなくつまらなく感じでいましたが、歳を重ねてから再鑑賞すると全く印象が違いました。
超のめり込んで見てしまうし、典子を映す時にカメラの前に何らかの
>>続きを読む

プレイタイム(1967年製作の映画)

4.5

ギャハハって笑いより、見ていて楽しいって感じでした!
時代に追いつけないおじさんのアワアワ感、今は面白いかもしれないけどこれ他人事じゃなく未来の自分もそうなってる可能性あるって思うと怖いなぁ〜。
スト
>>続きを読む

ガープの世界(1982年製作の映画)

4.2

正直1回見ただけでは分かんないけど、
ジワジワと心に残るやつ。
何回か見てから感想は書きたいです。

ココ・シャネル(2008年製作の映画)

4.7

ほんとすごい生き方ですね〜。
シャネルだってみんなと同じで恋するし、傷つくし、そういったところがちょくちょく見せられるからこそ成し遂げてきたことの凄さが分かります。
シャネルの生き方を知ったからって、
>>続きを読む

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

4.6

「震災」という同じ傷を負った人々の人間ドラマ。
誰も責めることはできないけど、大切な人や物が奪われたことは変わらない。
彼ら、彼女らの行動は"異常"だとは私には思えなかった。

いや〜、なんかもうベス
>>続きを読む

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.6

結構シリアス系なのかと思っていたら明るい雰囲気の場面も多かったので驚きです。
こんな社会よりも、海の方がまだ自由なのかもしれないね。
マスコミだとか、それに振り回される人々とか、そういった社会風刺が詰
>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

4.2

会社のやってることは滅茶苦茶だけど、SNSにハマりきってしまっている人達の姿が絶妙にこの映画のリアリティを失わずにいてくれてる。
「あの事故は誰のせいでもない」って言葉とかほんまヒヤっとしましたよ。
>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.8

泣いた。
2時間の中に4回の犬生があったけど、そのどれもに泣かされました。特に中盤の犬生に関しては、他のより時間は短いけどちゃんと愛がひしひしと伝わってきて涙が止まらない。
最後の方なんてもう今飼って
>>続きを読む

野獣の青春(1963年製作の映画)

3.5

私にはまだ難しかったです。たぶんこの映画の良さの3割も理解出来ていないかもしれない。
でも、かなり大胆なアクションは見応えがありました。
ごめんなさい。今はそれくらいしか言えません。
しばらくしたらま
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.5

「女のドロドロ」と言っても、「女の裏側」って意味より「女という武器を持った者の這い上がり」って感じの方が合うかもしれないですね。
正直、「ヒェ〜〜」ってなったしちょっと疲れはしましたが好きです。疲れる
>>続きを読む

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.8

エモいって感想が並ぶのも納得出来るエモさ。
青春が詰まってる。息苦しく狭い田舎の中にある少し湿り気の含んだ青春。
そしてスピード感がすごかったです。何気ない日常の切り取りが多かったですけど、その爽快感
>>続きを読む

マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

4.0

下ネタジョーク、地味にフフッってなる。上手い。
これはコメディというより、笑える要素もあるドラマって感じかもしれないですね〜。
マリアとアンの対称的な"女像"はやっぱ意識して作られてるのかなぁ〜。下品
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.8

強い。
ジワジワ系からスタートしながら、最後一気に追い上げてくる。そしてその塩梅も上手い。1時間55分あたりなんてトラウマですよこれ…。しかもそのシーンさ、あからさまに「はい、今から怖いの行きますから
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.6

やっぱ、歌には力がありますね〜!
レディ・ガガの歌声は一気にギュインっと引き込んでくれる。
でもそうなんだよなぁ。「スター」って言葉の重み。光が当たる人がいれば、必ず影になる人もいる。
今回はそれが夫
>>続きを読む