何度目かわからん
「僕に友達はいないよ」の示すものは観るたびに遣る瀬無く、留置所の天井に四色問題を思い描く堤真一の表情には観るたびに救われる
中二病を拗らせて殺人を繰り返す中学生にも、錯乱気味で復讐に取り憑かれる松たか子にも、他のどの登場人物にも共感できる構造にはなっておらず、物語の巧みな進行を楽しむ作品っぽい。
インサートされる語りや後味>>続きを読む
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死ぬほど良かった。
観ている途中から息苦しいほどの没入感を覚えてしまった。というのが、これほど現実と幻覚の境界を"ドラッグ"(米映画ではこれを切っ掛けとするものが大半に感じる)を用いずうまく描き切っ>>続きを読む
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大戦下の英国の映画だけあって特別洒落たシーンはないんだけども、人の行き交いや瓦礫、軍関係の小物やらなにやらまとめて良い味わいになっている絵が多くて観ていてかなりワクワクした。暗く落ち着いた画面になりそ>>続きを読む
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なんか偶然のアレで同ジャンルで高橋努が出演する「アラグレ」に続けての視聴だった。前回観た時は高校生とかだった気がするので変な思い入れをかんじる。
不良高校生とヤクザとが地続きの世界観で、たびたび挿入>>続きを読む
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元リーダーの出所を発端としたヤクザの内輪揉めという王道展開……を小規模に押し込んだ作品。内容という内容も特にないけれど登場人物の愛嬌だけで楽しく観れてすごい。最後まで誰も傷つかない優しい世界なのもミニ>>続きを読む
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あらすじから完全にカニバリズムホラーの構え取ってたところに美しすぎる姉妹関係で鋭く刺されてしまった。
ジュスティーヌの横で姉アレックスにも異常性が見え隠れしていく様が絶妙。序盤にかけては奇妙な妹の描>>続きを読む