たかちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

たかちゃん

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エノケンの孫悟空 前編(1940年製作の映画)

2.0

エノケン=ヤマカジのなかでは何とか観るに耐え得る出来。エピソードが団子で、どのシーンのセットも衣裳も類型的なので飽きてくる。キャストは大人向けなのに、体裁は児童映画。『西遊記』なのに、悟空の師を守護す>>続きを読む

永訣(わかれ)(1969年製作の映画)

2.0

大庭秀雄、最後の監督作品だが、無残な出来。登場人物があまりにも薄っぺらで、緒形拳に至っては観ていて恥ずかしくなるような熱血キャラ。舟木と相撲をとることで親睦を深めたいと考えているようだが、ひ弱そうな舟>>続きを読む

坊っちゃん(1935年製作の映画)

2.2

『坊っちゃん』はこれまで5回、映画化されているが、本作は最初の映画化。戦前の作品ということもあってか、マドンナの存在感が希薄。うらなりの許嫁というだけの設定でしかない。そして主人公の坊ちゃんがあまりに>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

2.7

ユーチューバーの男女が湖底に眠る家を探検する。家の中に2遺体。拘束された姿。そして何者かがいる気配。そして2人は家に閉じ込められてしまう。エアーの残量も僅か。家から脱出できるのか。
湖底は暗く、ライト
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.3

『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督作品。今回も殺し屋もの。6人の殺し屋志願の女の子の特訓合宿生活。ドキュメントという設定だが、会話の切り返しはあるし、それほど効果に寄与しているわけではないが、合宿>>続きを読む

ソングバード(2020年製作の映画)

2.7

2024年のロス。新型コロナウィルスはさらに強力で致死率の高いウィルスに変異していた。感染者は隔離施設Qゾーンに強制収容される。主人公の青年ニコは、ウィルスの免疫を持ち、バイク便(ほぼ自転車のような)>>続きを読む

エノケンの青春酔虎伝(1934年製作の映画)

1.9

ヤマカジとエノケンの作品は、『ちゃっきり金太』も『近藤勇』もつまらなかったが、本作も良いところがない。ヤマカジの『馬』、『吾輩ハ猫デアル』、『綴方教室』も、『ハワイ・マレー沖海戦』にしても、それほどの>>続きを読む

都会の横顔(1953年製作の映画)

3.2

戦後の清水は、新東宝、大映で撮っているが、本作は唯一の東宝作品。キャストは豪華で、池部、有馬、木暮を主役に、森繫、伴淳三郎、小泉、トニー谷らが脇を固める。伴淳三郎、トニー谷はワンシーンだけ。トニ―谷は>>続きを読む

太陽は光り輝く(1953年製作の映画)

3.9

フォードの34年作品『プリースト判事』のリメイク、といっても話はまるで違うし、こちらはキャスティングが地味。南軍派と北軍派に分断されているような町、黒人差別と偏見、リンチが横行しているが、判事のプリー>>続きを読む

モホークの太鼓(1939年製作の映画)

3.6

モホーク・バレーに開拓の夢を抱いてやってきた新婚夫婦。しかし英国派が操る原住民の襲撃で家も田畑も焼かれ、すべてを失う。未亡人の使用人となり、田畑を任されるが、原住民討伐隊に夫も加わる。夫の留守中にまた>>続きを読む

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

3.9

ロックバンドを立ち上げようと、ロック好きの多くの人々との出会いが、クリエイション・レコードを設立することに。サクセス・ストーリーなのだが、例えば、列車に乗り遅れたら運命が大きく変わった、というような不>>続きを読む

響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

3.9

インド音楽の演奏で使われる打楽器ムリダンガム。主人公ピーターの父親はムリダンガム作りの職人。父の作ったムリダンガムを名演奏者アイヤルに届けるが、その演奏を間近に見て、自分もムリダンガム奏者になろうと決>>続きを読む

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.6

警察署内の一晩の出来事。向かい合わせに収監された詐欺師と殺し屋。詐欺師抹殺のために送り込まれた狂気の殺し屋が署内の蹴り感を皆殺し。唯一人、生き残った女性警官。孤立無援の中、詐欺師か、殺し屋か、どちらを>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.2

アクションが切れ目なく続く。ドカン、バギュンと騒々しい。ストーリーらしいものはなく、CIA組織内の上層部による情報発覚を阻止するための殺し合いという設定だけだ。主要人物の性格描写、人物の掘り下げを放棄>>続きを読む

将軍と参謀と兵(1942年製作の映画)

2.0

本作が名作と位置付けられていることが理解できなかった。70年代に邦画5社共同企画による「日本映画名作選」に、東宝『暁の脱走』、松竹『愛染かつら』、大映『羅生門』、東映『飢餓海峡』というラインナップに日>>続きを読む

スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

4.1

ヤン ヨンヒの家族を描いたドキュメンタリーは、これまで4本観てきたが、今回は悲惨な「済州島4.3事件」を扱っていながら、温かな肌触りとなったのは、ヨンヒ監督のパートナー、荒井さんの存在だ。葬儀屋に抗議>>続きを読む

サハラのカフェのマリカ(2019年製作の映画)

3.9

サハラ砂漠の雑貨店。ここは喫茶店でもある。いうなれば砂漠のオアシスだ。砂漠といっても、交易路として舗装がされており、この雑貨店にも沙漠通り143番地という住所がある。
老女マリカの雑貨店に訪れる人々。
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.9

本作は公開時に観ているが、子供向けの映画ではないので、当時5歳だった自分には難しく、記憶に残っているのは、街を破壊しながら進む怪獣の姿だった。水爆の権化を倒すために、自己犠牲も厭わない科学者の苦悩する>>続きを読む

がらくた(1964年製作の映画)

3.7

「秘剣」につづいての染五郎主演の稲垣浩作品。稲垣の海洋ものなら数本あるが、船が難破してからの、離島でのサバイバルものとして観るなら異色作といえる。『流されて…』にも『グラマ島の誘惑』にも似ていない、公>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

1.7

人里離れた田舎の一軒家。離れの小屋を借りた撮影隊がポルノ映画を撮影。しかしスタッフや出演者が次々と姿を消す。家主の老夫婦が一人ひとり拉致し、殺害していたのだ。しかも老婆はサイコキラーで、殺人に快楽を見>>続きを読む

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965年製作の映画)

3.0

フランケンの心臓がドイツから日本へ。そして少年に移植。巨大化した少年フランケンは広島から岡山、姫路、琵琶湖、そして富士へ。お定まりのバラゴンと対決。プロレスのような戦いは、『キングコング対ゴジラ』のよ>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

4.3

悪人のパーカー大佐が語り手。パーカーに利用され、搾取されるエルヴィス。自分の利益のため無謀な契約を勝手に進め、エルヴィスに押し付けても、エルヴィスは自分らしさを失わない。妻プリシラの健気さ。BBら黒人>>続きを読む

モエカレはオレンジ色(2022年製作の映画)

2.9

原作は知らないが、なんで消防署なのか分からない。自衛隊でも相撲部屋でも成立する設定だ。省略が大胆なのが、面白いと思った。放火犯を発見、次のシーンは燃える小屋に閉じ込められている。放火犯に捕まるシーンが>>続きを読む

クリーン ある殺し屋の献身(2021年製作の映画)

2.5

クリーンって、殺害現場の死体処理係かと勝手に思い込んでいたら、そのままゴミ回収車のドライバーだったのね。手先が器用で、廃品を修理して古物商に持ち込んだり、孤独な少女の心を開いたり、スラムの良いおじさん>>続きを読む

マーベラス(2021年製作の映画)

3.5

ベトナムで、家族が虐殺される現場からサミュエルに救出された少女は、米国で腕利きの殺し屋となる。成長した少女は、昼は稀覯本専門の古書店のオーナーとして、明るくふるまう。ある日、古書店に知的な男、マイケル>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.6

町では少年の連続失踪事件が発生していた。主人公の友人、いじめっ子が次々と失踪。そして自分も何者かに拉致される。監禁された部屋には、電話線が切られて繋がらない黒電話が壁に掛かっていた。その電話が鳴りだし>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.1

ポール・トーマス・アンダーソンの青春映画。年上の彼女と童貞少年の恋愛コメディ。しかしジョン・ヒューズのような爽やかさはなく、70年代アメリカの社会問題、流行を取り入れているところがPTAらしい。オイル>>続きを読む

むかしの歌(1939年製作の映画)

4.0

『むかしの歌』
大阪船場の商店の娘、花井蘭子。彼女は恵まれた暮らしをしているが、産みの母親は別にいる。助けた娘の母親こそ実の母だった。そして没落した商店、彼女は花街に向かう人力車に。無言の母との別れ。
>>続きを読む

クレージー黄金作戦(1967年製作の映画)

2.7

渡辺プロのオールスター勢ぞろい大型コメディ。ギャンブルで一攫千金を狙い、代議士、医師、僧侶がアメリカへ。ラスベガスの賭博から宝探しと話は拡散するばかり。しかも踊りと歌で流れは中断するし、坪島孝にしては>>続きを読む

イントロダクション(2020年製作の映画)

2.5

「あなたの顔の前に」の長廻しに対して、本作はカット割りが多い。3つのエピソード。俳優志望の青年が、恋人を裏切るようで、キスシーンに応じられないと、母の知人である監督に相談する・監督は、抱き合うことで愛>>続きを読む

あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

3.4

米国帰りの女優が妹と会う。姉は秘密を抱えている。会話に中にさりげなく口にした言葉が伏線となる。長廻し、タバコ、妹の寝顔。その顔の前に天国(幸福)がある

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

3.9

封切りで観ているが、当時は沖縄戦について無知だったため、ずっと見直さなければと思っていた作品である。
軍人は民間人に死ぬことを強いるが、島田県知事は「生きるんだ。自分のため、国のために」と叫ぶ。その声
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.4

ハリウッドお得意の宝探しアドベンチャー・コメディ。悪役のラドクリフの背景が描き足りないから、富豪に見えない。ちょっとだけのブラピが、面白いところを全部攫っている。楽しいけれど、何か物足りなさも感じる。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

ユーチューバーの女性の手伝いをしていたムロが、その女性の不知恩な態度に仲違い。岸井ゆきのの豹変ぶりが凄い。善意と悪意。利用価値がなくなれば邪魔者扱い。ユーチューバーなんて、世の中にはなくても困らない存>>続きを読む

栄光への反逆(1970年製作の映画)

2.0

試合で相手を死なせてしまったボクサーが、北海道に旅に出て、自分を散り戻し、再びリングに上るまで。中平にしてはやる気が感じられない雑な仕上がり。登場人物はそれぞれの役割をこなしているだけで、人物像の掘り>>続きを読む

江戸怪賊傳 影法師 前篇(1925年製作の映画)

3.7

二川は1926年、27年に『影法師捕物帳』前篇・後篇を作っているので、本作が前・後篇があるとするのは誤り。それにしても、アコギな借金取りから貧しい親子を救うため、借金取りの屋敷からカネを奪い、それで借>>続きを読む

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