yukakoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ロリータ(1997年製作の映画)

4.1

キューブリック版よりハンバートの内面が描かれている印象。共感してしまう私は変態なのかしら………。彼は俗に言う少女愛好者ではなく、もう手に入れる事の出来ない14歳の美しい時間を求め続けているんだと思う。>>続きを読む

マレーナ(2000年製作の映画)

4.5

彼女を陥れた人達が真の悪人な訳ではない。民衆の心は集団になれば怪物を生み出すこともあるだろう。確かに 「美しいことが罪」だったのかもしれない。弱いものはそれに惑わされ、恐れ、憎む。けれどその悪に打ち勝>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.8

かんわいいいい。ピンクレモネードみたい。画面がシュワシュワしてる。

甘い生活(1959年製作の映画)

4.0

退廃的なんだけどヴィスコンティの描く退廃とは対をなすフェリーニ流退廃。たぶんフェリーニは根が明るい人なんだろう。彼の作品で描かれる死からは死への憧れよりもむしろ死そのものが見える。そして生と並行した幻>>続きを読む

火宅の人(1986年製作の映画)

4.7

川端の小説の一文が頭をよぎった、「恋には2人の他に身方なんて絶対にいないんだよ。」結局奥さんが幸せかっていうとそうではなくて、主人公が悪者かっていうとこれまた全然そうではなくて。みんなちょっとずつ傷つ>>続きを読む

風船(1956年製作の映画)

3.3

北原三枝の画力が凄い、彼女が画角に写るだけでハリウッド映画みたい……

ダイアモンドは傷つかない(1982年製作の映画)

3.0

無責任なキスがスマートに出来る男ってモテるよね〜、憎いけど。

女は二度生まれる(1961年製作の映画)

4.2

若尾文子みたいな色っぽいお姉さんが可愛がってくれるなんて全男子の夢だな。

秋津温泉(1962年製作の映画)

4.7

男性監督なのに「結局男は弱くて女には勝てない」が描けるって凄い。こういう人は女性にモテるだろうな〜という見方をしてしまった。それから、小津映画で岡田茉莉子を見ていた時はその魅力に気づかなかったのに、吉>>続きを読む

この国の空(2015年製作の映画)

3.7

演出があまり好きではなかったけれど、二階堂ふみが最高。戦争モノって大体は悲劇で、モンペ姿や国民服も目には楽しめないはずなのに、それを覆してくるほどの二階堂ふみのビジュアル性、台詞の色っぽさ。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.8

なんで妖精とか天使っておじさんになり得るんだろう。可愛いからか………

愛の嵐(1973年製作の映画)

3.5

退廃的。狂った愛を自覚しつつ自ら狂っていく2人。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.2

ナスターシャキンスキーのニット姿を見た時即座に思い出したのが荒木陽子さんのエッセイ愛情生活の一文。「柔らかなモヘアのセーターをフワリと脱いだ時、下が薄いブラジャーだったり、或いは全く下着をつけていなか>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.3

ロクサーヌに合わせてタンゴをするシーンが昔から大好き

愛人 ラマン/恋人・ラマン(1992年製作の映画)

5.0

何回も見ている映画なのに、改めて見たら良すぎて泣いてしまった。ミステリートレインでのニコレッタブラスキの台詞、「一週間で終わる生涯の恋もあるわ」って言葉がまさにこれ。彼女がいちばん美しかった時、その瑞>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

ホアキンの振り切れ方が凄すぎる。Herで不器用だけれど優しい男を演じていた時は全く男性的魅力を感じなかったのに。ジョーカー役の彼は底知れない気味悪さとそれ故の色気みたいなものを醸し出している。

アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

アダムスファミリーって普通の人達の感覚と違うことを言ってるけど全然普通の家族なんだよね。アブノーマルとは何かについて教えてくれる。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

ウェスアンダーソンの犬ヶ島もしくは海外の日本料理屋の過度な装飾とおもちゃみたいにキラキラした寿司を彷彿とさせる映画。ある意味近未来でファンタジーの様な日本。嫌いじゃないなー。

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.0

ルノワールの絵画が動き出した様な薔薇色の頬と柔肌、摘みたての果実の様に瑞々しい乳房。これ は夢物語だったのかと思うような静寂な美しさ。

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.0

本筋とは関係ないのだけどスウェーデン語の響きが凄く好きでアルマの一人語りとか永遠に聞いてられる。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.2

女性特有の生きずらさ、悶々と抱えている感じが凄い伝わってくる。夏の夜は空気が歪んでる、幻みたいな夢みたいな時間。春夏秋冬の中で夏だけは毎年一度だけな気がするもんなあ。

シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

3.4

オリエンタルな妖しさって本当に魅惑的だ。体臭まで匂ってきそうなムンムンとした空気があった。やっぱりベルトリッチは異国人から見たエキゾチックや憧れを撮るのが上手いな。