荒野の狼さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

荒野の狼

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マンハッタン無宿(1968年製作の映画)

3.0

マンハッタン無宿は1968年の映画で原題のCoogan's Bluff クーガン・ブラフ(絶壁)はニューヨークの地名。主人公の名前もクーガンなので掛けているが、クーガン・ブラフはハイブリッジ・パーク(>>続きを読む

ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー(2021年製作の映画)

3.0

「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」と「ゼロワン others 仮面ライダーバルカン&バルキリー」は、それぞれ50分と48分の長さで、2021年に三カ月間隔でリリースされた。内容は連続して>>続きを読む

ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷(2021年製作の映画)

4.0

「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」と「ゼロワン others 仮面ライダーバルカン&バルキリー」は、それぞれ50分と48分の長さで、2021年に三カ月間隔でリリースされた。内容は連続して>>続きを読む

千利休 本覺坊遺文(1989年製作の映画)

4.0

「千利休 本覺坊遺文」は1989年の107分の作品。京都の大徳寺は利休の死の原因と関係する金毛閣(外観の鑑賞のみ可能)や利休の墓(聚光院にあるが特別公開の時でも見られない)があり、利休との関係は深い。>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

2021年の作品で3時間という長尺であるが長さは感じさせず飽きずに見られる。チェーホフの「ワーニャ爺さん」が劇中劇として最後のメッセージにいたるまで使用されており印象的。私は「ワーニャ爺さん」は未読で>>続きを読む

ペレ 伝説の誕生(2014年製作の映画)

5.0

2016年のアメリカ映画でペレの生い立ちから最初のワールドカップまでを描く107分の映画。国際的に評価が低いのは、言語が英語のためということもひとつの理由(ブラジルのシーンで話されているはずのない映画>>続きを読む

サバイビング・ピカソ(1996年製作の映画)

4.0

ピカソの作品に、関係した女性が大きく関与しているが、本作では、残念ながらピカソの作品自体はほとんど写されない(著作権などの問題)。ちなみに、2022年にピカソ作品と関係した女性たちに焦点を絞った展覧会>>続きを読む

沈黙 SILENCE(1971年製作の映画)

4.0

遠藤周作の1966年の小説「沈黙」の映画化で1971年に公開。脚本は遠藤と監督の篠田正浩による。主役のイエズス会司祭ロドリゴを演じるデイビッド・ランプソンは日本語の発音が聞き取りにくく演技が平板であり>>続きを読む

レディ・ジョーカー(2004年製作の映画)

5.0

『レディ・ジョーカー』は、2004年公開の121分の作品。ユニークな背景を持つ登場人物が多く、過去から現代までの複数の話がありながら、それが見事にひとつの話にまとまめられ2時間という枠におさまっている>>続きを読む

科学者の道(1936年製作の映画)

5.0

私は、微生物学の研究と教育を大学の医学部でしております。医学生に授業で、本作をすすめております。
「科学者の道」の原題はThe Story of Louis Pasteur(ルイ・パスツール物語)で1
>>続きを読む

仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ(2021年製作の映画)

4.0

『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』は2021年公開の「仮面ライダーリバイス」の97分の映画で、前作のTVシリーズ「仮面ライダーセイバー」からもレギュラー陣が総出演しているがゲスト出演的な扱>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.0

2021年の113分の映画。見どころは怪獣同士の対決のみと言ってよく、従って、ゴジラとコングの対決が行われる前半は退屈。本作の最大の欠点は、怪獣の造形にあり、本作で、ゴジラは水棲といってよく、首が短く>>続きを読む

くちびるに歌を(2015年製作の映画)

5.0

2015年公開。中学校の音楽教師と生徒の交流を静かに描く132分の映画だが長さを感じさせない流れ。長崎県の五島列島が舞台で、映画がはじまる冒頭の島々を背景とした船上のベンチで新垣結衣が横になっているシ>>続きを読む

ヤッターマン(2008年製作の映画)

3.0

1977-1979年のテレビアニメのシリーズ『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』を実写映画化した2009年の作品。私はテレビアニメは未見であるが、当時ヒットした作品であるので、ヤッターマンがどのよう>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985年製作の映画)

4.0

「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」はシリーズ第35作で、1985公開の松竹映画。本作では、長崎県の五島列島の上五島の中通島(なかどおりじま)がまず舞台となるが、五島列島はシリーズ第6作では下五島の福江島が>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

4.0

『男はつらいよ 純情篇』は、1971年に公開された89分の映画で、『男はつらいよ』シリーズの6作目。主演の渥美清は1928年生まれであるから、当時43歳だが、映画の中では年齢は40に近くなっているとい>>続きを読む

天河伝説殺人事件(1991年製作の映画)

3.0

「天河伝説殺人事件」は1991年の110分の映画。奈良県の天川村にある天河大辨財天社が舞台とのことで、同地を訪れた思い出に本作を鑑賞した。映画のロケ地は、滋賀県近江八幡市安土町にある沙沙貴神社であり、>>続きを読む

火天の城(2009年製作の映画)

2.0

安土城跡と周辺の博物館を訪れる機会があり、安土城に関心をもったので本作を鑑賞。本作は冒頭で、城が築城数年で焼失したことが紹介されており、そこまで歴史を辿るのかと期待したが、映画は城の構想から完成までで>>続きを読む

斬る(1962年製作の映画)

3.0

1962年に公開された三隅研次監督の映画で71分のカラー作品。展開が早く飽きない内容で、明るい冒頭から、怪奇性と暗さを帯びた後半にもスムースに移行し、ラストは唐突とも感じられる終わり方。1962年には>>続きを読む

宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

4.0

1956年公開の映画で、英語の題名は「Warning from Space 宇宙からの警告」。本作に関しては、2022年に開催の「展覧会岡本太郎」の図録に収録の藪前知子による「岡本太郎 総合芸術と大衆>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982年製作の映画)

4.0

『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』は、1982年に公開された『男はつらいよ』シリーズの29作目。本作の魅力のひとつは、十三代目・片岡仁左衛門が演じる陶芸家で、モデルは河井寛次郎。片岡は風貌も河井を思>>続きを読む

ワーテルロー(1969年製作の映画)

4.0

ナポレオンが皇帝の座を追われエルバ島に流されるところから映画は始まるが、映画のほとんどはワーテルローの戦い。前後の話は付け足しなので、歴史全体を把握したいという人には向かない。約2時間で一つの戦闘のは>>続きを読む

将軍家光の乱心 激突(1989年製作の映画)

4.0

本作のロケ地の一つの京都嵯峨野の大覚寺に訪れる機会があったので鑑賞。大覚寺は、映画の前半で堀田正盛(丹波哲郎)の屋敷の門として大覚寺の「表門」「明智門」付近が使われていたが、実際に大覚寺を訪れると観光>>続きを読む

美しさと哀しみと(1965年製作の映画)

4.0

本作では、嵐山・嵯峨野をロケ地にしているということで、同地を旅行した思い出にと映画を鑑賞した。ちなみに、本作の川端康成の原作でも同地が舞台になっている。まず冒頭で京都を訪れた山村聰(映画の公開当時55>>続きを読む

底抜け大学教授(1962年製作の映画)

3.0

1963年のアメリカ映画でジェリー・ルイスのベスト作品と評されることもある107分の映画。1996年にとして『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』リメイクされているが両者とも原題は同じであり>>続きを読む

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族(2021年製作の映画)

3.0

NHKで放送されている「岩合光昭の世界ネコ歩き」の劇場版の第二作で2021年公開。タイトルは、『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』の「大地」は北海道の、「水」はミャンマ>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.0

2017年公開の映画。語りと実質上の主演は工藤阿須加であり、「主演」となっている福士蒼汰の出演場面は工藤の半分ほどだが、本作の素晴らしさは福士の輝き。辛い人生の中で、福士のような人物が周りにいたらと思>>続きを読む

必殺仕掛人 梅安蟻地獄(1973年製作の映画)

3.0

1973年公開の「必殺仕掛人」の劇場版第2作であるが、本作からTVシリーズ「必殺仕掛人(1972-1973年)」のレギュラーの緒形拳、林与一、山村聰、津坂匡章(まさあき、後に秋野太作に芸名を変更)が出>>続きを読む

中国の植物学者の娘たち(2005年製作の映画)

5.0

孤児院で育った中国人のハーフの研究生ミレーヌ・ジャンパノワが、孤島で植物学者の父親と二人暮らしの孤独なリー・シャオランに出会い、互いに愛しあう物語です。植物園のむせかえるような雰囲気にシャオランの知的>>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.0

2001年公開の94分のアメリカ映画でジュラシックパーク・シリーズの第3作。前二作のことは本作でも語られるシーンはあるが、話は独立しているので、単独でも楽しめる作品。ストーリーは、単純で予想がつく展開>>続きを読む

ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

3.0

1991年公開の103分の作品。前半は謎のUFOの飛来と乗組員の正体・目的などユニークな設定で引き込まれるが、中盤から脚本がいい加減で雑になり、ストーリーに関してはリアリティがまったくなく呆れたものに>>続きを読む

海難1890(2015年製作の映画)

5.0

2015年の日本とトルコの合作映画。1890年に和歌山県串本町紀伊大島で起きたエルトゥールル号遭難事件と、1985年のイラン・イラク戦争勃発時のトルコによる日本人救援機による救出した出来事を描くが、前>>続きを読む

座頭市二段斬り(1965年製作の映画)

4.0

1965年公開の座頭市の第10作で、「座頭市が関所で大暴れした」という会話があり、第9作の「座頭市関所破り」との関連が示される。84分のカラー作品で、展開が早く飽きさせない。本作では座頭市は強すぎて、>>続きを読む

レイルロード・タイガー(2016年製作の映画)

4.0

2016年の中国映画。ジャッキーチェンは、2011年に、中国の近現代史として重要な辛亥革命を描いた映画「1911」に出演しているが、本作は1941年の日中戦争で侵略する日本軍に抵抗する中国の庶民と八路>>続きを読む

幕末(1970年製作の映画)

3.0

1970年公開の120分のカラー作品。司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」が原案であるが、大作の小説で描かれている坂本龍馬の青年時代から死までの主な出来事をすべて映像化しようとしたためか、小説の名場面の映像>>続きを読む

燃えよデブゴン(1980年製作の映画)

3.0

ブルース・リーの死後5年の1978年に公開された96分の香港映画で、リーと「燃えよドラゴン」の冒頭で対決シーンのあるサモハンキンポーが主演した作品。原題:肥龍過江、英題:Enter the Fat D>>続きを読む