1さんの映画レビュー・感想・評価

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街の上で(2019年製作の映画)

3.5

下北沢が舞台の映画ということで鑑賞

不器用な主人公の対人への距離感に苛立ちを感じてしまってあまり感情移入できなかった。
けども、そういう不器用さを抱えた人間達の群像劇を描きたかったんだろうなと思う。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

まず、シンプルな感想を↓

前半30分の知的興奮と、童心に帰られせてくれるような科学者のピュアな科学的探究心,視点への同一化により、ずっと泣きそうな気持ちになりながら画面を観ていた。またIMAXシアタ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.6

IMAXにて鑑賞


1よりは冗長感も無く物語を鑑賞できた。ただ、やはり世界観に馴染みきれず…

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

SFファンタジー

カーゴカルト信仰など民俗的な風習を取り入れたストーリーラインになっておら面白く鑑賞

ただ、ハイテク機器がある中で剣で闘う世界観にイマイチ馴染めず(図らずも、スターウォーズが如何に
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.8

90年代の雰囲気をスクリーンいっぱいに感じる濃密な70分間

どこで切り取っても絵になる構図とレイアウト。そして随所に溢れるカット繋ぎでの静的な画の美しさ。流石ジブリの若手集団が作ったアニメ映画だと感
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード13. フィルム時代の終焉(2011年製作の映画)

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1990~1998 フィルム時代の終焉、デジタルフィルムの到来前

ジュラシックパーク,マトリックス,ターミネーター2などデジタルフィルムを活用した新時代のエンタメ映画を軽い紹介で済ませ、花様年華や日
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード10. 革新的映画作家たち(2011年製作の映画)

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今回のテーマは自己同一性,性の問い方(1969~1979)

1970年代に入り、ドイツ,イタリア,オーストラリア,日本などにおいて自己同一性を扱った映画が次々と作られる。

ドイツにおいては、ファス
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード9. 新しいアメリカ映画(2011年製作の映画)

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今回のテーマは「アメリカンニューシネマ」(1967~1979)

1960年代にアメリカのスタジオシネマは終焉を向かえ、60年代後半に入り、新たな潮流としてアメリカンニューシネマという波が来ていた。
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード12. 世界の映画製作と抗議(2011年製作の映画)

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1980's:世界の映画製作と抗議

保守的な政治家は偽りの理想を語り、革新的な映画家はこれらの偽善に抗議する時代


文化大革命により、映画制作の火は消されたが、80年代に入り毛沢東の思想に疑念の目
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード11. 大衆文化の革新(2011年製作の映画)

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今回のテーマは大衆文化の革新

香港,インド,アラブ映画は70年代に入り大人気になる。

当時香港は難民キャンプ,物置,乗り継ぎロビーだった

そんな香港において、優雅かつ精巧に造られた映画が作られ、
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.9

とても余韻のある映画

劇中で通底していると思われる「人を分かるとはどういうことか?」という問いを突き立てられた気がした

目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.7

随所で流れる往年のメタル名曲がタイミングも含めて最高

青春×メタル

ザ・ダート: モトリー・クルー自伝(2019年製作の映画)

3.6

まさに絵に書いたようなロックバンド

80年代だから許されたとんでもエピソードの数々に驚愕

ストーリー・オブ・フィルム エピソード4. 音の出現(2011年製作の映画)

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今回の主題は米国映画のジャンルと欧州の傑作

ストーリーとスタイルによってジャンル分けされ始める1930年代(以下各ジャンルについて

ホラーは1920年代にドイツで生まれる(表現主義の時代、米国映画
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード3. 世界中に現れた巨匠たち(2011年製作の映画)

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今回のテーマは、ハリウッドの恋愛映画に対抗する映画たち(幻想的な作品とそれに反抗する傑作)

1920~30年代初頭は映画の黄金期であり、ハリウッドでも大量の映画が作られるが、それに呼応するようにハリ
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ストーリー・オブ・フィルム エピソード1. 映画の誕生(2011年製作の映画)

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1800年代末に産まれた新たな芸術「映画」について6大陸1000本もの映画で綴る超大作の第1作。

米国映画と違い、日本映画こそ古典だ、という文句から入るシーンにいきなりパンチを喰らう。
現代では中々
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.5

定点でのカメラワークが多く、空間と時間を静謐に描いていた。

ただ、間合いがあまり好きではなかった…

Here(2023年製作の映画)

3.9

単純に人にのみフォーカスしてショットを重ねるのではなく、光や空間、セットなど様々なシーンに対するリスペクトを感じた。

都市と自然、マクロとミクロなどが苔を媒介して表現されていて斬新
ラストシーンのノ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

趣味,嗜好が合っていても価値観が合わなければ瓦解してしまうことをまざまざと見せつける映画

安定を求めるか、自由を求めるか

『始まりは終わりの始まり、出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティのように
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.6

ダイアナ妃やジョージ・クルーニー,ジャック・ニコルソンなどなど様々なVIPが泊まってきた象徴的なエピソードが印象的

高いだけのラグジュアリーなホテルではなく優雅さ,歴史,ロマンスと伝統を纏ったホテル
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.9

有り体な言葉だけどキュン死シーンが多すぎる

ジョゼのうぶな照れ隠しと純真さ


もちろん、主人公のクズっぷりは言及されて然るべきだけど、彼女を外の世界に連れ出して後ろから背中を押してあげたのも彼なわ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.9

ファンシーでファンタジーな世界観にミュージカル調な脚本
普段ミュージカル調の映画はあまり入り込みにくい自分でも好きになれるくらい突き抜けた純真さを感じさせるティモシーシャラメの演技力
あと、ウンパルン
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.8

人生は夢の中の夢
エドガーアランポーの言葉を夫である男性が引用し始まるこの映画はタイトルの通り、夢の中を俯瞰で見るような多視点で展開され、夢の中に沈んでいくように終わっていく。

序盤にて、夫である男
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(2023年製作の映画)

3.8

北野武の新境地の片鱗を垣間見た。

今までとは全く違う戦国時代を舞台にした作品の中で、世の無常を感じさせるようなストーリーラインと表現をお得意のバイオレンスな表現方法と生への諦念から来る軽やかさで表し
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