月さんの映画レビュー・感想・評価

月

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

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優等生すぎるなって素直な感想。

被害者加害者等しく美麗にみせてしまうあたりに批判とかはなかったのかな。
自分はそういうものとして観れるタチだからいいけど。

例えば人種、例えば男性優位性。
もちろん
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ラブレス(2017年製作の映画)

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風景を描写することに一定の尺を割く作品が絶望的に合わないんだけど、これはまだ比較的いけた。なぜ風景を描写するかを理解できたからなんだけど。

理解できたとはいえ、やっぱりそういうシーンが続くと寝てしま
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アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

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図らずもSNS時代を先取りして見せたような作品だったなって印象。
『ネブラスカ』がすごくよかったからあれー?って思ってたらあれは脚本が違う人なのね。

手紙によるモノローグと各エピソード、どちらも絶妙
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アイス・ストーム(1997年製作の映画)

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こういう映画を延々観ていたい日が人生にはあって、そういう日のお供は一つでも多く持っておいた方がいい。

家族不和ドラマには過干渉パターンと不干渉パターンがある。

昼下りの決斗(1962年製作の映画)

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終盤のジャットVS夫ブラザーズのあたりから。よかった。
ビシッと決めるシーンはビシッと映像で決めてくるからやっぱりいいよね。

"善悪の間でゆらゆらと揺れる人間"ってシンプルなテーマをすごくシンプルに
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

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原作は3巻まで読んでて、かなり好き寄り。そのうち最後まで読み切ろうと決めてる人間。

去年のスラムダンクとは違って一見さん置いてけぼりはやむなし(多少の配慮はあり)って作品だから(もちろんそれはそれと
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吸血鬼(1932年製作の映画)

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「ドライヤー初のトーキー作品」って聞いてスキップで駆け込んだんだけど、そりゃそうだ1932年のトーキーだもん、こういうスタイルだよな。
全然好きなんだけど映画館でサイレントは観れないんだよなーーーーー
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ファーザー(2020年製作の映画)

5.0

フロリアン・ゼレールが自身の戯曲を自ら映画化。
・これ舞台版も観たい。
・これがSFじゃないのやばい。こんな会話劇初めて。
・"史上最高の演技"って全然誇張じゃないのやばい。
これは映画ですね、って作
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

っぱ脚本書かせるならマーティン・マクドナーよなって感じ。

コルムが警官殴るシーンがただのコメディシーンじゃなくてちゃんとその以前以降とを明確に分けるターニングポイントになってる辺りが本当に。
で、ち
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

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Mark少なすぎてビビる。
フランス映画だって他国の映画と同じでプレッシャー(抑圧)への抵抗の上にあるはずなんだけど、それでも気品を感じるのはなんでだろう。

渋谷にて(2022年製作の映画)

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あああああああ
これを「つまんない」「何も起きない」っていう人とは仲良くなれないいいいいい

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

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カウリスマキの長編のうち唯一観れていなかった今作、U-NEXTで配信開始されたので即視聴。

びっくりした、カウリスマキで一番良かったかもしれない。
『カラマリユニオン』は少し置いといて。

○マッテ
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バビロン(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

"映画"を主人公とした物語であり、作中において26年分の歳を取る。
その26年間で主人公が何に触れ何に影響され、どう成長し、天使や亡霊と共に永遠を生きながら周りにどう影響を与えているのか、どう影響を与
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

相当好きな作品になるだろうとは予想してたけどまさかここまでとは。

自分が観たいと思っていた要素、色んな作品から少しずつ摂取して満足していた要素たちがひとつの作品に凝縮される、その密度の高さでは過去1
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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アンサの家のコンロがガスじゃなくてIHになっててうわぁ

アンサがバス停でホラッパ助けて乗り込んだバスにモニターがついててわわわ

ユッシ・バタネンは動作の始まり終わりに少し息を吐くクセがあってそれが
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

健康な人々には想像もつかないだろう
てんかんの発作の直前には
一瞬 恍惚の時が訪れる
それは全生涯にも値する感覚だ
フョードル・ドストエフスキー

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