芳太郎さんの映画レビュー・感想・評価

芳太郎

芳太郎

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.6

前半は基本的にコメディのテイストで進んでいく。鮮やか。本題に入るのは、25分時点で彼女の持つ秘密が明かされてから。
中盤までは結構乗れて観れたな。

後半が少し物足りなく感じたのは、まあそうなるか、と
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悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全てを後出しにする事で、逆に彼らの募る恋愛的な感情が感じられず、失敗してしまっているように感じた。
こらは好みもあるかも知れないが、あれだけたっぷりと「実はこうだったんだ」と描かれると、思わず泣いてし
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.7

彼らの感情の変遷が丁寧に描かれていてよかった。
全員芝居うまい。

彼らの終わった関係を示唆する落ち切った砂時計のメタファー。

この作品を「わからない」と切り捨ててしまう人たちが多いことに驚き、少し
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

メインの役者はそこまで感じないが、脇役の芝居がひどくて、都度心が引き離され、真剣に観ていることが難しい作品だった。ひとりごとって普段言わない人も多いから、ドラマ内で言わせるなら相当気をつけて芝居に落と>>続きを読む

ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.6

演出は工夫があって良かった。

彼らが近づくのを見て、どうしても「ダメだよ!離れなよ!」とドギマギしてしまうくらいには、接触することに敏感になってしまったのがつらい。

無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

3.4

観客に「そんなことある?」と思わせてしまうのは、映画の隙ではないか。
実話をもとに作っているというのだから「そんなことあった」わけだが、それ以外の説得力が足りてないように思えた。
同時に、「そんなこと
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これを作ったのはすごい。アクションが圧巻だった。
だけど、全然好きではなかった。
単純に、残るものがほぼ全くない。映画が終わって、「あれ面白かったよね」と語り合うほど物語に工夫があるわけでもないし、心
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ズルいと言いたくなるほどに、後半の展開の中に裏切りが練り込まれてる。感情が離れてしまいそうなものだけど、結局良い意味で予想した範疇に収まったというのが、悪い鑑賞後感に繋がらなかった要因ではないか。>>続きを読む

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初、設定が複雑でついていけなくなりそうになるが、それでもしっかりと惹きつけるドライブ感がある。
モールス信号、封筒の文字、封筒を叩く癖など良いアイデアがたくさん詰まっていて、都度湧いた。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.6

二度目。一度目観たときにあんまり響かなかったけど、今回観てもやはり響かなかった。
単純に、「期待していたものではない」というのが大きいのかもしれない。ときにその裏切りは高揚感にもなるが、落胆にもつなが
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.2

何度観ても鮮やか。
群像劇で、ひとりひとりを丁寧に客観的に映し出しているからこそ、主題である”わかりあえなさ”や”どうしようもなさ”がより際立つ構造が、素晴らしい。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.3

記録忘れ。

序盤の複数人の会話シーンが良かった記憶がある。
あと、手で押してバスが走り出した瞬間の高揚感はあったように思う。

ただ、なんだろうな、途中で飽きてしまった。彼らの抱える問題がそれほど深
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

セットアップで印象的なシーンがふたつ。
ひとつは、黒人が使ったコップをトニーがゴミ箱に放るシーン。何度かコップを見ているので、気にしていることは観客にわかる。その上で、「洗うのか?」とかを観客は思うの
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.7

何度観ても内容忘れる。
はじめて観た時は、時間軸なんてバラバラに見せて良いし、かつそれを説明せずにただ繋げても不快になること無く、むしろ観客の興味を引く構成になりうるのだと、結構衝撃を受けた気がする。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

意外と「観れた」というのが正直な感想である。
それはもしかしたら、原作を既に読んでいて、この先に何があるのかを知っていた上で、照らし合わせる作業に楽しみを見出せたからかも知れない。

とりあえず、全体
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わたしたち(2016年製作の映画)

3.9

劇的なことは何も起こらないのに、本当に観ていて胸が苦しくなる映画だった。
少女たちの繊細な心と友情の移ろいを丁寧に描いていた。
カメラはほとんど主人公を映し(それ以外は主人公の目線ショットや友人を映す
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

面白かったけど、成功していく様子はもう少し気持ちよく観たかった。彼らのお笑いで大爆笑をさせる瞬間を目撃させるシーンが一つでもあれば、もっともっと乗れたのかも知れない。

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事(2019年製作の映画)

3.5

面白いけど、ドキュメンタリーとしては構成も上手くないし、散らかっている印象だった。
片渕さんの真摯な姿勢と、おそらく多大な知的好奇心から獲得した知識の湖が垣間見れてよかった。

幕が下りたら会いましょう(2021年製作の映画)

3.0

物語がどこに向かっているのか、ずっとわからなかった。なにを気にして、何を面白がれば良いのか、悪い意味で、全くわからない映画だなと思った。

主人公は何がしたくて、何が邪魔をしてて、何に悩んでいるのかと
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.2

激情の上滑り、ぶつ切りのシーンの羅列。
キャラクターの感情を想像する材料が見せられていないので、彼らの感情の爆発はただの現象でしかない。どう思えば良いのか、どう受け取れば良いのか考えることに疲れ、ひた
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JOINT(2020年製作の映画)

3.7

役者はほぼ素人(?)を使っているのか、セリフの言い方や音量に気になる点は多かったが、それもまた味があり好みだった。

どうやって撮っているのだろうと思わされるシーンがいくつもあり、監督の、イメージを実
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

おぞましいほど、独善的な主人公の一挙一動を観るのが(前半は特に)楽しかった。

「婚姻届みたいだな」とか、ファンタ道路に撒きながら歩くところとか、演出のセンスが光るなーというシーンがいくつかあった。思
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.0

人生で初めて観たのだけど、やっぱりキツかった。
1977年に作られたことを考えるとめちゃくちゃすごいなとは思う。

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

3.5

歳を取る役を演じさせたら右に出る者はいない、ソルギョング。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.7

うへー。ちゃんと面白い。
中盤若干ダレるけど(おそらくオーソドックスな映画のリズムと異なるから)、序盤はテンポ良くスタートしてセットアップは気持ち良いし、最後の謎解きはちゃんとサプライズがありつつ、悲
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

2.8

脚本、芝居、演出どれも下手でクサくて観ていられないし、ストーリーもツッコミどころが多すぎてキャラクターに人間の心はないように思えるし、かなりキツかった。
「また明日」が彼女にとっての「さよなら」になる
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

自分の中の出来事であるという設定上、根本的にどうしようもないけれど、この主人公に「生きたい」という意志はほぼ感じられず、「生きなければいけない」という力学が働いていないので、大切なものを失ってまで生き>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

卓球の球とビール

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

地獄みたいな修羅場で大爆笑した。
脚本次第では日本でも全然製作可能だなと感じた。

サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.0

映像演出はどこかで観たことあるようなもののように感じるし、ストーリーは崩壊しているし、アニメーション的にも自主制作の延長という感じで、商業作品としては今ひとつというのが正直なところ。

ポルト(2016年製作の映画)

3.8

とても好みの映画だった。

シアンが混ぜ込まれた画面も、ハイセンスでアーティスティックな映像も、散りばめられた時間軸の異なるシーケンスも、それらを表現するためのフィルムの違いも、うっとりしてしまうよう
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