あまりにも凄惨で悲しく理不尽な、自国の歴史上屈指の汚点をよくこれ程までの真摯なる娯楽作品に作り上げたものだ。
掛け値無しに必見の社会派エンターテイメント映画。
主演のソン・ガンホはユーモアとシリア>>続きを読む
サスペンス要素はあまり無く思ったより軽快なエンタメ作品。もう少し緊張感のある仕上がりに目を向けられなかったものか…。
歌い、踊り跳ねる権力者のチョン・ウソンがどうにも間抜けで失笑を誘う。
そして主>>続きを読む
メイキングで本人が語っていたが、この作品に関しては歩き方や素振りを細かく作らず等身大で演じたペ・ドゥナが本当に魅力的でいつまでも色褪せない。
ただ愛犬家には観ていて耐え難い辛い作品なので、そこさえ乗>>続きを読む
核の部分はおろか見過ごしてよい小さな設定にまで辻褄が合わないストーリー、サスペンスとしては大仰過ぎるBGM、主人公とその彼を助け奔走する事になる検事との微妙にアンバランスで唐突で不必要なバディムービー>>続きを読む
近年韓国のトップメーカー達がこぞって作り上げている日本統治時代をテーマにした大作群の決定版ともいうべき作品。
そしてこの作品も反日映画などでは無いし、あまりに不遇な時代に翻弄されながらも必死にあがい>>続きを読む
韓国サスペンスの特色を作品ごとに残虐さや後味の悪さ・不快感などでグラフに表していけば、「この悪魔を見た」は明らかに他より突出している。
その凄惨で目を覆いたくなる描写の数々、起きて欲しくない展開にこ>>続きを読む
韓国は実際に起きた事件やスキャンダルを映画としてエンターテイメントに昇華させる事が通例だ。この映画もまさにそうでサスペンスと追跡劇にアクション要素を程よく取り入れたA級娯楽大作の仕上がりを見せている。>>続きを読む