たむさんの映画レビュー・感想・評価

たむ

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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.3

ベネディクト・カンバーバッチさん主演の最新作は、猫を描き続けたルイスウェインの伝記映画です。
最初、画家の名前を聞いたときには、分からなかったのですが、絵を見て、この有名な猫を描いた人か、とより興味を
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ある男(2022年製作の映画)

2.9

ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門のコンペティション入りしたミステリー映画です。
ズシンと来るようで、人間の存在を考えさせてくる、最近の邦画に多いタイプの映画で、イヤミスジャンルにも入りそうな印象で
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.2

全米No. 1ホラーでもディズニープラス配信の秀作ホラーです。
今年は海外ホラーはなかなかの力作が揃っており、本作も物語の構成が非常に凝っている作品です。
無関係に思えたものが家を軸にして結びついてい
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シャークトパスVSプテラクーダ(2014年製作の映画)

2.7

シャークトパスシリーズの第二作、シャークトパスとプテラノドンと魚の合体した融合生命体の戦いを描きます。
モンスター映画は一作目は単独ですが、二作目は対決ものになることが多いです。
本作もその流れに乗っ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.0

第二の『カメラを止めるな!』とも言われている単館からの拡大公開のタイムリープものです。
こういう小さい話を大きく広げるのは、面白いです。
月曜日から日曜日が繰り返されるなんて社会人からしたら、地獄でし
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.2

ディズニーアニメーションの最新作はプリンセスものではありません。
ピクサーと区別がつかなくなった印象もありますが、冒険映画の面白さが堪能できます。
一方で、今のディズニーのバランスの悪さを露呈した印象
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

映像で詩を語るデヴィッド・ロウリー監督の新作はアーサー王と円卓の騎士のサーガウェインを描きます。
A24製作のため、ハリウッド超大作映画のような潤沢な大作ではないですが、低予算でもファンタジーの世界観
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今年のMCU作品ではダントツで最高傑作です。
45分、一瞬も目が離せないパロディと風刺に満ちた展開から、まさかの涙涙の感動巨編になるとは、やはりジェームズ・ガン監督はとてつもない映画作家です。

そし
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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

3.5

『グリーン・ナイト』も楽しみな、蓮實重彦氏激賞のデヴィッド・ロウリー監督作品です。
『ア・ゴースト・ストーリー』やA24とも組みつつ、ディズニーとも仕事をする幅広さもびっくりなロウリー監督。
アメリカ
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サーカス(1928年製作の映画)

4.7

チャップリン映画祭で4Kリマスターされた映画史上の大喜劇映画です。
時代としても、本作が最後のサイレント映画です。
チャップリンサイレント映画の集大成的な映画とも呼べるのですが、スラップスティックなギ
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一日の行楽(1919年製作の映画)

4.0

チャップリン映画祭で鑑賞の短編喜劇です。
この頃、映画はまだサイレント映画で、チャップリン映画も後に前景化してくる社会風刺的な表現よりも、ギャグの連続が展開します。
本作も、混乱と混沌の中で、タイミン
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

2.5

コロナ禍で生まれた映画の一本として記録されるであろう、ブラック・コメディです。
人類滅亡映画は多々ありますが、シリアスだったり、パニックだったり、ホラーだったりの中で、本作はブラックなユーモアで描きま
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.3

尋常ではないしんどさの残る映画です。
ジャック・バウアーから『96時間』『ホステル』など一時期ハリウッドでも激増した拷問映画。
韓国映画でも恐ろしい拷問が描かれる時がありますが、本作の拷問は別格の恐ろ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

NETFLIX マッチ度98%、アカデミー賞国際長編賞のドイツ代表に選ばれた、戦争小説の映画化です。
アメリカでも映画化されて、アカデミー賞作品賞を受賞した反戦映画の代表的な作品で、第一次世界大戦をド
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4

怪作、奇作と話題ですが、ものを作る人たちの気持ちを代弁した映画だと思いました。
島で高級料理を楽しむために集められた人々とシェフが描かれます。
なぜ集められたのか、シェフの狙いは?と次々と明らかになっ
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.2

自分自身の実存についてを5感や記憶、過去を知ることで現在にも影響する物語です。
これもまた難しい映画です。
何層かある物語が複合されていく中で、自分自身について、決して知ることができなかったことを知り
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.1

1960年代を舞台にした偏見と差別に自然と人間の関係を掘り下げたミステリー映画です。
裁判と被告人である主人公の回想で物語は進みます。
街に住む人々と湿地に住む主人公の葛藤は、過去を舞台にしていますが
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.5

NETFLIXマッチ度98%、確かに『シカゴ7裁判』や『ダーマー』を観ていたら、高い数値になるだろうな、なエディ・レッドメインさん主演の実録殺人犯映画です。
実録殺人犯の映画は、結末がわかっているので
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.4

NETFLIX オリジナル、本日配信開始の歴史劇です。
『ルーム』の原作者、『ナチュラルウーマン』の監督、主演フローレンス・ピューさんという豪華な布陣。
アート系のため、淡々と粛々と四ヶ月食事をしてい
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.0

ザ・カルト映画なSF映画で、ジョン・ブアマン監督の鬼才らしさが炸裂しています。
20世紀FOXのロゴが出てきましたが、ハリウッドのメジャースタジオの一角がとんでもない怪作を作り上げていました。
近未来
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.4

昨年の韓国で『モガディシュ』に次ぐ、興行収入2位を記録したパニック・コメディです。
パニック映画でコメディになるのか、と不思議な印象もあります。
マイホームが地盤沈下し、沈む、恐ろしいシチュエーション
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ステラ SEOUL MISSION(2022年製作の映画)

3.2

韓国アクション・コメディもなかなかも面白さです。
最初と最後では印象を大きく変えてきます。
最初は騒々しい映画だな、と思っていましたが、ボロ車がなんとも可愛く見えてきます。
韓国映画らしい超詰め込み型
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

2.9

『ブックスマート』で一躍注目監督の仲間入りをしたオリヴィア・ワイルド監督の新作です。
郊外住宅地を舞台にした心理スリラーで、前作とはテーマもかなり異なります。
とてつもない大仕掛けがあります。
ハリウ
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0.0MHz(2018年製作の映画)

3.4

本日3本目の韓国映画レビュー、チラシによると傑作POVホラー『コンジアム』原点というホラーです。
なるほど、あの黒い目が出てきます…。

ハリウッド映画的なお馬鹿な大学生が心霊スポットに行って襲われた
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ヨガ学院:死のクンダリニー(2019年製作の映画)

3.2

個人的な韓国映画の日、二本目は、ホラー特集から、ヨガものの一本です。
随分前に韓国映画特集で、ヨガものの存在を知ったのですが、その後なかなか観る機会がありませんでした。
かなりどぎついエログロ映画です
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

3.3

個人的な韓国映画の日、で本日韓国映画3本レビューします。
一本目はホ・ジノ監督の助監督の長編デビュー作品です。
記憶をテーマにした心理スリラーで、何層かに分かれたプロットがドンデン返しを連続させるクラ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

本作は、チャドウィック・ボーズマンさんに捧げられた、MCUでのSKY MISSIONです。
本作と『ワイルド・スピードSKY MISSION』は似たような追悼の映画です。
撮影前、撮影中という違いはあ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

新海誠監督の最新作、いよいよ公開です。
物議を醸し、私に中でも好きでもあり嫌いでもある新海誠作品は、やっぱり観ないと始まりません。
今回思ったのは…普通…。
それは物語が、面白さが、といったものではな
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ウェンデルとワイルド(2022年製作の映画)

3.5

NETFLIXマッチ度98%、『コララインとボタンの魔女』以来、13年ぶりのヘンリー・セリック監督によるストップモーションアニメーションです。
相変わらず途方もない時間をかけて作られる映像ですが、本当
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彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

3.0

『すずめの戸締まり』も楽しみな新海誠原作のアニメーションです。
これを観ると新海誠作品の特徴が個人の美学にかなり寄っていることを再認識させられます。
あの独特なモノローグ(本作は猫の視点と言葉)、風景
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.0

今泉力哉監督と稲垣吾郎さんのタッグはなかなか魅力的な映画です。
妻に不倫されても何も感じない事がショックな夫を主人公に、会話を中心として人物を描き出していきます。
143分それで持たせていくのは並の力
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必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

3.3

Z級映画として紹介するにはフィルマークスの評価がやたらと高いおバカ映画です。
確かに面白いです。
Z級というにはよく出来ていると思います。
音楽でリズムが良く、恐竜は着ぐるみで可愛らしさがあり、テーマ
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コズミック・シン(2021年製作の映画)

2.3

ブルース・ウィリスさんとフランク・グリロさんの共演というちょっとテンション上がるSFアクション映画です。
ファーストコンタクトによる戦いやパワードスーツなどこれもテンションが上がる要素が多々あります。
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ナナ(2022年製作の映画)

3.3

フィルメックス常連のカミラアンディニ監督の新作で、メロドラマです。
過去作でフィルメックスで最優秀作品賞を取って、本作ではベルリン国際映画祭での受賞と順調にキャリアをアップさせています。
本作では少し
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すべては大丈夫(2022年製作の映画)

3.6

リティパン監督最新作でベルリン国際映画祭でも受賞して、気になっていた作品がフィルメックスで上映です。
新作はフィルメックスで上映してもらえるので、非常にありがたいです。
久々の土人形を使った作品で、あ
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彼女はなぜ、猿を逃したのか?(2022年製作の映画)

2.6

クライマックスに物語が二転三転する、10階層ぐらいあるのではないかと思うほど、レイヤーを再構成した映画です。
これもネタバレ厳禁系な映画なのですが、構成が、非常に凝っていて、テーマと直結していきます。
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