kotchanさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

3.9

不幸な男スレヴンが他人に間違われることで、大物ギャング、刑事、謎の殺し屋、お節介な隣人が複雑に絡み合っていくサスペンス。

〜前半〜
スレヴンの不運をコミカルに描く。
テンポがノロくて回りくどい。やや
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.0

2010年メキシコ湾原油流出事故
イギリスの石油会社BP社の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で起きた大火災事故

想像を遥かに超える大規模火災。
飛び交う怒号と響き渡る悲鳴。
火の粉が舞
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イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.5

『オールド・ボーイ』『お嬢さん』などのパク・チャヌク監督のハリウッドデビュー作。
脚本は海外ドラマ『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラー。

18歳の誕生日を迎えたインディア(ミア・ワシコウス
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無限の住人(2017年製作の映画)

3.6

最近の三池崇史作品にかつての勢いを感じなくなっていたのですが、わずかな期待を込めて観て参りました。
前情報は予告映像のみ。
木村拓哉がどう"キムタク"を演じるのか?ちょっと斜に構えた感じで観ました。
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

大好物の伏線回収型の作品。
このタイプの映画は伏線があからさまにわかってしまうようでは駄作で、回収のタイミングで思い出すくらいの"忘れてた感"がちょうど良い。
たまに伏線を大いに張って一切回収しない残
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.7

こんなにも素敵な作品だったとは‥‥

『美女と野獣』

言わずと知れた名作ですが、恥ずかしながら今まで一度も観たことがなく、ストーリーもほとんど知りませんでした。それ故に新鮮で面白かった。と言うよりず
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ジョナ・ヘックス(2010年製作の映画)

2.8

DCコミックス原作の異色西部劇。DC特有のダークファンタジーの世界観は薄く、かと言って西部劇のガンマンスタイルに徹した作品でもなく、何もかもが中途半端な印象。

ジョナ・ヘックスを演じるジョシュ・ブロ
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狼たちの報酬(2007年製作の映画)

3.3

80年代の香港映画みたいなタイトル 笑。
狼⁉︎ 報酬⁉︎ なぜこんな邦題なの⁉︎てなくらい内容とはほぼ関係ありません。

4つのエピソードで構成されるオムニバス形式の群像劇。
それぞれのストーリーが
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APPLESEED アップルシード(2004年製作の映画)

3.4

士郎正宗のメジャーデビューとなる人気漫画の映像化。従来のアニメーションよりも"リアリティ"に拘り、モーションキャプチャやトゥーンシェーディングなどを採用したフル3DCG作品。
現在の映像技術からすれば
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

3.2

一般の主婦が書いた女性向け官能小説が原作で、ベストセラーにもなっていますのでご存知の方もいらっしゃると思います。30〜40代の主婦層に特に人気が高く、「マミーポルノ」という新しいジャンルが生まれたほど>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

4.3

原作もアニメ版も知らず丸腰での挑戦的鑑賞。
鑑賞前の不安はありましたが、異文化が混在するサイバーパンクな近未来の世界観は好みでもあり、全く抵抗なく受け入れられて大変楽しめました(^^)
原作を映画化す
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.5

数年前に鑑賞しましたが消化不良のまま放置していた作品です。今作の続編『エイリアン:コヴェナント』の予告動画を観てしまったので再鑑賞してみました。
変な期待が無かったのが功を奏したのか、初見時よりは随分
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

4.0

奇抜なメイクと衣装、男性にも女性にも根強いファンが多く、セクシーでエキセントリックで独特の世界観を醸し出している。年齢よりも若々しく、ハリウッド界の荒木飛呂彦だと勝手に思っています 笑。
ハサミ男や
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.9

才能がありながら、傲慢な性格が災いして問題ばかり起こす二ツ星の料理人アダム(ブラッドリー・クーパー)。若くして成功したため協調性に欠け、独りよがりの自分自信を変えるべく、仲間と共にミシュラン三ツ星を目>>続きを読む

ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

3.2

ジャケットのキャッチコピーやあらすじを読めば身構えてしまうのは無理もないんですが、オープニングのタイトルバックからすでに不気味。80年代の映画を意識した作りに徹しているようで懐かしさも感じつつ、序盤か>>続きを読む

ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.6

総合格闘技の一大イベント「スパルタ」が開催されることになる。16名の猛者たちによる2daysトーナメント。優勝者は500万ドルの賞金を手にすることができる、まさにアメリカンドリーム。
海兵隊の一員とし
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リアル・スティール(2011年製作の映画)

4.6

人間同士のボクシングが廃れ、人間に代わり格闘技ロボットによるボクシングに熱狂する時代。設定は2020年ですから近未来感はありません。
ロボットボクシングで生計を立てるチャーリー(ヒュー・ジャックマン)
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.9

今作のモデルとなったのは福井県立福井商業高校チアリーダー部「JETS」(ジェッツ)
今年3月に行われた全米チアダンス選手権では5連覇を達成した超強豪校で、映画では全米初制覇までの3年間を描いています。
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

デンマークの画家リリー・エルベを題材に、アイナーとゲルダの苦悩、葛藤、悲哀、不理解、希望といった様々な感情が交錯していきます。夫婦愛や人間愛を静かなタッチで繊細に描き、美しいけれど孤独と不安を内包した>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

3.6

"ホラー映画"としては良くも悪くもシンプルな恐怖を味わえると思います。奇抜な設定とも思えないし、むしろ予想通りに進みすぎて物足りないと感じてしまうかも。
ただし単なる"ホラー映画"としてならばの話で、
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グリーン・カード(1990年製作の映画)

3.8

アメリカ・ニューヨーク。その日初めて会ったばかりの男女が結婚する。幸せの絶頂であるはずの瞬間なのだが、2人にそんな雰囲気は微塵もない。おまけに今後はもう会わない事を確認し合い別々にその場を去る始末。い>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.5

期待以上のオモシロさ‼︎
髑髏島へ向かうところから高揚感ハンパない。
この手の映画では前半ダラダラ進んでメインキャラの怪獣やモンスターがなかなか出て来ないこともありますが、その点はご安心ください。ガツ
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

4.4

マサチューセッツ州ボストンの住宅街、一軒の家から女性が飛び出して来る。片手にビニール袋を持ち、裸足のままよろめきながら近所の家に助けを求める彼女の姿は、只ならぬ事態を予想させる。
髪を切り金髪に染めた
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ラスト・アサシン(2011年製作の映画)

2.0

予想外のつまらなさ‥

序盤の教会での暗殺シーンで嫌な予感はしていた。まったく引き込まれず、微かな期待も早々に捨てるという自己防衛。メラニー・ロランの美しさを堪能できれば良いと割り切り、ストーリーなん
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カラスの親指(2012年製作の映画)

3.8

道尾秀介の小説が原作。
詐欺師のタケ(阿部寛)と相棒テツ(村上ショージ)のコンビがユニークで、2人の掛け合いが面白い。後に知り合うまひろ(能年玲奈)はしっかり者で、まひろに完全依存の姉やひろ(石原さと
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.1

グザヴィエ・ドラン監督作品初鑑賞。
独創的で大胆でありどこか既視感を覚える映像。キューブリック作品を想起させる場面、シンメトリーの構図やズーム、背面ショット、顔のアップなどを多用しているのがドラン作品
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アサシン クリード(2016年製作の映画)

3.3

1492年スペイン。人里離れた山奥に密かに居を構えるアサシン教団。アギラール・デ・ネルハ(マイケル・ファスベンダー)がマスターアサシンとなるための誓いの儀が行われる。
1986年、少年が自宅に戻ると母
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.2

イリノイ州シカゴの高層ビル群と郊外を疾走する列車とを交互に映すオープニング。流れる音楽と相まってミステリー映画の王道のような始まり方は、この先に起こる痛ましい出来事を予感させる。スティーヴンス大尉(ジ>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

5.0

中東の広大な自然を美しく映すカメラは、粗末な建物の中へゆっくりと移動していく。そこでは兵士が順番に少年たちの髪をバリカンで刈っている。坊主頭にされている少年の右足の踵には、縦に並んだ小さな3つの点のタ>>続きを読む

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.3

ロンドンの病院で助産師として働くアンナ(ナオミ・ワッツ)はクリスマスの夜、運び込まれてきた少女の出産に立ち会う。少女は出産直後に亡くなり、残された赤ん坊を気にかけるアンナは、少女の家族を探そうとする。>>続きを読む

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.8

重犯罪多発地区サウス・セントラルを担当するロス市警の2人を描いたバディムービー。

ハンディカメラや車載カメラで撮られた映像がほとんどのため、役者との距離が近く臨場感が凄まじい!
次々に起こる犯罪の多
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カイト/KITE(2014年製作の映画)

2.7

面白くない。

見せ方によってはそうではないのかもしれないけど、ヤマもオチもなく平坦でつまらない。

主人公のサワはたぶんめっちゃカワイイ。
話が進むにつれて可愛く見えてくる。
ジャケ写の赤髪は何なの
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.4

以前は毎年のように観ていましたが、今回は数年ぶりの鑑賞。
亡くなられた方が多くてびっくり!
とても寂しいですね。

松田優作を知らない世代もいると思います。松田龍平と松田翔太のお父様です。
僕自身も優
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.5

すでに3作目となるとジェシーとセリーヌの会話に妙な安心感を感じる。会話の内容こそ深くはなっているものの、軽妙でジョークを挟んだやり取りは、観る側も不安を感じずに楽しめる。
しかしながら、2人が抱える問
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

前作から9年後‥

再会したジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)が、パリの街を歩きながら会話をしていく。
はじめこそどこかぎこちないけれど、すぐに"あの日"の2人に戻っていく。
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プルーフ・オブ・マイ・ライフ(2005年製作の映画)

3.7

天才数学者で最愛の父ロバート(アンソニー・ホプキンス)を亡くし、娘のキャサリン(グウィネス・パルトロウ)は心を閉ざす。
父親の元教え子ハル(ジェイク・ギレンホール)や、父の葬儀のために訪れてきた姉クレ
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