Jeanさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

みんな大好きクイーンの伝記映画を鑑賞。
フレディー・マーキュリーを主演に彼の一生を振り返ることで、改めて音楽の素晴らしさ、生きることの尊さを感じられる映画だった。

映画自体は主演のラミ・マレックがフ
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.2

あべべとはなればなれに鑑賞。

この映画は間違い無く、物語じゃなくて会話。物語は正直大したことなかったが、3人の関係性と映画表現で十分楽しめた。1分の沈黙のシーン、心情のナレーションもがとにかく最高!
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.0

人間の忠実さ、純粋さに対して鋭く刃を向ける物語は刺々しく、苦しかった。コイスティネンの優しい性格と誠実さに漬け込む悪に決して敗北しないぞという強い気持ちが感じられた。

カウリスマキの無駄のない映画表
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.4



子供が何かを捉えようとしている様が随所に感じられた。それは、夫婦喧嘩、母親の浮気などに敏感になったり、学校をサボり友達と映画を観に行ったり、家出をするなどありとあらゆる興味と関心に関わる。

教育
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あこがれ(1958年製作の映画)

3.8

2018.11.06 1回目
フランソワ・トリュフォー初鑑賞!
モーリス・ポンスの小説を映画化。

子供達目線で思い出を振り返る青春映画。
自転車に乗るベルナデットや子供達が当時の風や匂いを感じさせる
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.7

カウリスマキデビュー!

演技、物語共に無駄のない映画。いい面もありつつ、少し味気ない映画な印象だった。カウリスマキ独特の空気感、シュール感は感じられた。

過去のないことが、自分というものの発見から
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.8

相米慎二デビュー!

台風は何気なく訪れ、彼らの好奇心を煽る。そしてその好奇心が彼らの絆をさらに強く結束させた。一夜の儚い非日常が尊く、朝を迎えた時鋭く牙を剥く現実が凄まじいコントラストを生んだ。
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男と女(1966年製作の映画)

4.0

大人最高!誰もが背伸びしたくなるね。
相手を思う気持ちが滲み出てた。

女は女である(1961年製作の映画)

4.9

シナリオ自体は「勝手にしやがれ」の前に書いたもので、ジャン=リュック・ゴダールの本当の意味での処女作。またゴダールの初めてのカラー映画。カリーナの鮮やかな衣装や壁の色など、全てゴダールが考えたという。>>続きを読む

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.7

アニエス・ヴァルダ初鑑賞。アニエスの映画愛を本当に感じる歴史的名作。

まずこれは二人のドキュメンタリーではなく、作品に関わる人々のドキュメンタリー。またそれがドキュメンタリーなのかドラマなのかわから
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

遅めのカメ止め!鑑賞。

僕がこの映画を紹介するとしたら、
【映画入門!まさに安い、早い、そこそこうまい映画!】こんな感じですね。インスタントラーメンという感じでしょうか。制作側の大変さをコミカルに伝
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人情紙風船(1937年製作の映画)

4.0

敬愛する俳優渋川清彦がオススメの映画ということで大学で鑑賞。

監督山中貞雄は若干28歳で戦場した天才監督。22歳から戦場に送られる5年間に26本の時代劇を作りその多くが傑作と称えられている。
今作は
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.4

大学のパイセン、月川翔監督映画初鑑賞。商業万歳東宝映画に偏見があるが、評判が良く平手ちゃんがどんな演技をするか気になったので観に行った。最初の登場シーンがぎこちない風に見えたので、一瞬不安になったが総>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.6

人間関係に当たり前はない。親しき仲にも礼儀あり。身近な人からまずは大切に。

深津絵里がぶっちぎりでいい。

マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

3.7

ラッセ・ハルストレム2作目。地元で午前10時の映画祭で鑑賞。

ワンダフルライフみたいな映画は偏見であんまり観る気が起きないんだけどだけど今作は良かった。
自分がすごい恵まれているというか、少し違った
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PASSION(2008年製作の映画)

4.5

【動機】
濱口監督の観てない作品観なきゃ!と思い、キネマ大森の濱口竜介監督特集で鑑賞。濱口監督の作品は3本目ですが学生映画なの?といった出来栄えでした。久しぶりに邦画でアタリです。

【映画概要】
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パラード(1974年製作の映画)

3.5

ラバとマイクめっちゃ笑った。ほぼセリフなしでワンセット87分はすごいと思った。

振りがなげぇ。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

【物語】
狂気的恋愛映画。賛否両論あると思うが、ある意味でとてもリアルだと思った。だからこそこの映画に怖さを感じ物語に入り込める。

朝子は亮平を捨て、麦の車に乗る。そこでのセリフがとても印象的だった
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.7

頭のおかしなおじさんこと、園子温監督を代表する作品の一つ。事実に基づいてると聞いて驚きが隠せません。

吹越さんが名演技。まず吹越さん主役って時点でセンスあるよね。川のシーンが凄かった。アイデンティテ
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.5

普通の映画。ケイトの演技はやばい。

人の本性というものはどこまでも人生につきまとうし、それをどれだけコントロールしたり、うまく付き合って行くかで人生って全然違う見え方がするなーと思いました。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.5

原作森見登美彦×監督湯浅政明
おなじみの最強タッグをやっと映画で観れました!

「こうして出会ったのも、何かのご縁。」
冴えない主人公の熱い想いが必然と入り交じり運命に向かっていくファンタジーに終始引
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.6

クリスマスイブのドタバタ劇🎅🎄
音楽のチョイス含め殺伐とした雰囲気が統一されていて結構好きだった!

セリフと雰囲気がグラセフ in ニューハーフシティって感じで良かった。

全部アイフォン撮影はマジ
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数に溺れて(1988年製作の映画)

3.6

ホドロフスキーが好きならオススメと紹介されたので鑑賞。

数を数えることに夢中になる少女と少年の意味するものは何なんだろう。「100までいけばあとはみんな同じ」というセリフに込められたメッセージの意味
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.6

ビリージーンキング自身が女性のあらゆる葛藤を乗り越えて、それを自分自身の生き様で証明していく。エマストーンが見事に演じ切った。役を生きるという感じというより、エマストーンがもってる空気感が完全に役を引>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.5

【㊗️300本目】
みんな大好きペーパームーン!!!

出会いはいいものではなかった。でも始まりはどうであれ苦楽を共にし、ぶつかり合いながらも絆を深め合って行く二人。それは血縁を超えて深い愛を生んだ。
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.9

不老不死の女性の一生を描いたラブストーリー。
友達と母親のオススメで鑑賞

冒頭がいいね。
「これは彼女の物語の序章にして最終章だ」

ファンタジー要素が強すぎて若干カジュアル感が強かったけど、全体的
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クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

2.7

結論:SMAPはすごい。
監督が豪華ですね。特に児玉裕一監督か〜って思いました。

全体を通して既視感が凄く、新鮮に欠ける作品でした。特に新しい詩のミュージカルのシーンは変にかっこいい感じにしようとし
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.3

宗教×冒険=生

人は圧倒的な自然に打ち負かされそうになった時、誰しも神に祈ることは自然なことでしょう。虎と苦楽を共にすることでパイは自分と向き合います。テーマがすごく感じられて、映像美と共に楽しめま
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.6


人は絶えず何かに触れ、それに対して何かを感じる。精神異常者だろうがなんだろうが隔たりはない。

病院は社会を写す鏡のように見えた。それは時に合理的であり、統制する上で必要なことかもしれない。しかし、
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アマデウスとはWolfgang Amadeus Mozartのミドルネームであり、神を愛する、神に愛されるの意である。

素晴らしい才能に恵まれながらも、モーツァルトとという天才の陰に埋もれてしまった
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昼顔(2017年製作の映画)

3.6

地上波ノーカットでやっていたので鑑賞。

ドラマの続編?みたいな感じでほぼ人物描写とかがないですが、ちょっとだけ知っていたので大丈夫でした。ドラマっぽいっていうけど、最近の日本の映画なんかドラマっぽい
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.8

最高。
すごく共感するものが多かったです。

孤独から抜け出せない頑固なオーヴェ。でもどこか孤独から抜け出したい気持ちはあって、優しさが溢れてしまう。優しさを受けた人たちはもちろん彼に愛情を注ぐが、そ
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