さとうきびさんの映画レビュー・感想・評価

さとうきび

さとうきび

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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

2.5

その哀しみのあまりの深さに胸を締め付けられる

静けさに満ちた、穏やかな生活風景。
やげて現実と幻想の境界があやふやになり、何が真実なのかを見失うような眩暈に捉われる。物語が進むにつれて引きずり込まれ
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型破りな教室(2023年製作の映画)

3.5

無理やり美談に落とし込まない、見応えのある作品でした

基本的には美談です。
貧困地域の子どもたちが教師の熱意にほだされて学ぶことに目覚める。
けれど、人間を深く描くことが得意技のラテン系の流れを汲ん
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ハート・オブ・ビースト(2026年製作の映画)

4.0

シンプル・イズ・ザ・ベスト

登場人物(?)も、設定も、背景も、これ以上ないというほど簡潔。
余計な飾りを容赦なく削ぎ落として、その空隙にアラスカの雄大な大自然の風景をモリモリに盛った映画でした。
そ
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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

3.0

美しい映像と音楽が彩る日常の機微

ホン・サンス監督の独特な空気感に満ちた作品でした。

少し高級な韓国の日常風景の中で繰り広げられるいつもながらの会話劇。レストラン、トッポキ屋、居酒屋など、場所を変
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.0

知恵と希望の物語

火星に取り残された宇宙飛行士が、知恵と技術で生存に挑む物語です。

次々と発生する課題に対して、奇想天外なアイデアで解決策を導き出し、着実にタスクをクリアしていくプロセスが爽快です
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ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?(2026年製作の映画)

4.0

帰還兵のPTSDを丁寧に描いた力作でした

完売御礼の貼紙に目を引かれて夕方の会で鑑賞しました。
恥ずかしながらノーチェックで塚本晋也監督作品だと上映開始後に気付く始末。
野火のリアルな戦闘シーンがチ
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ワンオペレーション(2025年製作の映画)

2.5

ごめんなさい、全く共感できなかった…

流石A24。ワンオペレーションの精神的な重圧を描いたのですね。
邦題から、お母さんはもうてんてこ舞いみたいな肉体的なハードワークシチュエーションを期待していまし
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.5

ああ、そういうことなんだ

流石、岩井俊二監督。
一筋縄ではいかない素敵なラブストーリーでした。
最初は時系列が??と思ったけれど、種明かしのあとは…
岩井俊二監督の作品で一番好きかもしれません。
普
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ラスト・サバイバー(2026年製作の映画)

3.0

人生に目的なんかない

でも人は○○がないと生きていけないんだなぁというのをしみじみ感じました。
美しいコロラドの山々の空撮が見事です。
物語も、キャラ設定も素敵でした。
そして、リドリー・スコットお
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オデュッセイア(2026年製作の映画)

4.5

びっくりするほど直球

そしてびっくりするほどズシンと来た。
ずっと、凝った時系列や設定に目を晦まされていたけれど、やっと気が付きました。
クリストファー・ノーランは愛を描く人だったのだと。
思えば、
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

2.5

アクション映画の原点にして最高峰の肉体表現

ブルース・リーの切れ味あるアクションが、時代を超えて圧倒的な光を放ちます。

恩師の死を巡る疑念と誇りを胸に、理不尽な抑圧へ立ち向かうというシンプルなスト
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温泉シャーク2 九州⼤決戦(2026年製作の映画)

5.0

私の辞書に理に適うという言葉は無い!

と言わんばかりのハチャメチャぶり。
全然パワーが落ちてません。
バカバカしさ更に巨大化。
粗筋なんてものはありません。
これでお客さんが入るし、少なくもと私は大
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零下五十度の抑留者(2025年製作の映画)

2.5

歴史のいたずらだとしたら、いたずらが過ぎるよ

戦前戦後の台湾史の隙間に落ち、超レアな条件が重なったときに何が起きたか。
歴史に翻弄された少数の人々の問題を丁寧に追います。

日本兵として第二次世界大
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ヒンド・ラジャブの声(2025年製作の映画)

3.5

映画としての出来不出来を論じる作品ではないと感じました

​実話と知り、敢えて結末を含めた前情報なしに鑑賞しました。
最初は色々と分からな過ぎでした。赤新月社?ああ、赤十字社の十字が…なるほど。

救
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

世界一やさしい男、ビリー。世界一傷ついた男、ビリー。

不器用な男の哀愁と優しさが心に染みるドラマです。
強がりと苛立ちの裏に傷つきやすい素顔を隠した男、ビリー。
最初は不条理な行動を繰り返す過激な人
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平行と垂直(2026年製作の映画)

4.0

あざとい!でもそのあざとさを含めて実に良い!

大貴とサヤちゃんの子役が最高でした。二人を見ただけでも満足です。
そして、掃除のおっちゃんや吉川先生の人物造形に触れて、誰が見てなくても素でいい人って居
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PROJECT Y(2024年製作の映画)

2.0

主演女優2人の美貌と迫力は爽快

更にママのキャラは凄みがあって最高でした。
韓国最底辺の暮らしぶり、闇社会ビジネスの仕組みは興味深いものがありましたが、剰な暴力描写が好きになれませんでした。
ストー
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星の時 4K(1985年製作の映画)

3.0

不思議と郷愁に満ちた不可解な日常が織りなす独特の世界

40年前のブラジル庶民の等身大の暮らしぶり、特に単身女性の実につましい下宿生活が物珍しく、でも不思議と郷愁を感じる風景がスクリーンに広がります。
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

この映画を観るまですっかり忘れていた。

とても大事なことなのにね…
意外な高評価と好意的な評判に惹かれて鑑賞しました。
期待通り特上の直球ラブストーリーでした。

ロケーション、キャスティング、音楽
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亀は意外と速く泳ぐ デジタルリマスター版(2005年製作の映画)

4.5

怪作、快作、そして傑作!

これほど変な映画は他にありません。

舞台となる商店街の風景やインテリア、上野樹里が扮する主人公のファッションなど、画面を彩る要素のすべてがレトロで魅力的。
へんてこりんな
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めぐる面影、今、祖父に会う(2023年製作の映画)

3.0

時を超えて交錯する三代の記憶と静謐な美学

嘉義を舞台に、祖父、父、娘の三代にわたる人生模様を追った作品です。日本統治時代の面影を残す時代から現代まで、孫娘の回想が幻のように交錯して、自らの行く末と決
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ハワの⼿習い(2024年製作の映画)

4.5

人道的という言葉の意味を噛み締めたい

​街頭での闘いを捉えた『撃たれた〜』とは対照的に、本作が描くのは家庭内における個人の静かな闘いでした。
​教育を奪われた祖母、民主化の時代に学びを得た娘、そして
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撃たれた⾃由の声を撮れ(2024年製作の映画)

5.0

迫真の臨場感に震えと涙が止まらない

教育を受ける権利、職業選択の自由、我が国では小学校で教えられる基本的人権が女性たちから奪われ、平然と踏みにじられる光景をスマートフォンが捉えます。
原題の通り、撃
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ドラッグストア・カウボーイ デジタルリマスター版(1989年製作の映画)

3.5

依存症と絶望の先にある微かな希望を描いた名作

若き日のマット・ディロンが持つ繊細な美貌は、レトロな色調の風景、時代を感じさせるファッションやインテリアと調和し、画面に心地よい情緒をもたらします。
美
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東京裁判(1983年製作の映画)

5.0

何が罪で何が罪ではないのか

貴重な映像記録を通じて、裁く側の倫理と戦争犯罪とは何かを問題提起する作品です。
そもそも誰を起訴するかの出来レース感、政治家が強引に都合のよい決着を図る姿はあり得るとは思
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左利きの少女(2025年製作の映画)

2.4

大人とは何?を問う辛口劇

​天才子役が大活躍?という想像と異なり、おそろしく身勝手な人間たちの群像劇でした。
子役はたしかに素晴らしく愛らしかったですが、既に天使じゃない。
周りの大人たちの欲得主義
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大きな玉ねぎの下で(2025年製作の映画)

3.0

名曲の歌詞から着想を得た時をまたぐ二つの恋模様

ラジオ番組、ペンフレンド、という昭和の情景。
手紙を通じた交流という古典的な手法を効果的に現代に移して、互いの素顔を知らないまま心を寄せ合う気持ちが丁
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ハンサム・ガイズ(2024年製作の映画)

2.5

突き抜けたバカバカしさの極致

予想を超えるバカバカしさで観客を圧倒する映画でした。
ガイズに完全にノックアウトされました。
笑うしかないコテコテな展開の連続で、徹底的にやり切ること清々しいほどです。
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クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的(2016年製作の映画)

3.0

窮地で露出する人間の多面性と極限の選択

あるバーに閉じ込められた人々の心理を描いたサスペンスです。
謎解きと脱出劇の両方を盛り込んだ設定が秀逸で状況の推移が観る者の心を掴んで離しません。

極限状態
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.0

科学と愛が紡ぐ、誰もが胸を打たれる冒険物語

いや~これ、本当に面白かったです。
特に意味もなくディズニー映画は敬遠していましたが、まこなり社長が激推していた記憶があり、機会があったので鑑賞しました。
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン作品の中では一番好き

シュールな世界観が心地よく収まる三つの短編からなる映画です。
独特の奇想天外な展開と尺の長さのバランスが丁度良い。
濃密な映像世界が胃もたれしない長さでまと
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無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

4.5

笑いと涙で包むサムソン宮本と新根室プロレスからの熱い贈り物

なんだかとんでもない予告編を観て気になっていました。
アンドレザ・ジャイアントパンダって…唖然(笑)
単館上映を見逃して、ようやく鑑賞しま
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.0

美しき若者たちの虚無と友情

若き日のキアヌ・リーブスと在りし日のリバー・フェニックスの圧倒的な美貌が強烈な印象を残します。
逆に言うとそれが全てかもしれない。

予想以上にアナーキーな物語でしたが、
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.0

美しい寓話のような映像美

宮沢賢治と父・政次郎、そして妹・トシらの三人に焦点を絞り、周囲の人間関係を背景へと退けたりあえて省略したりすることで、タイトルに込められた主題を鮮やかに浮かび上がらせていま
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軍服を着た神様(2025年製作の映画)

4.5

台湾の仰天信仰事情をウイットを効かせて描き出した傑作

なぜ台湾に日本人の神様が居るの?しかも軍人?
予備知識ゼロで鑑賞し、台湾の信仰の仕組みに仰天しました。
神様になれるかもというタイワニーズドリー
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ゴースト・オブ・ウエノ(2026年製作の映画)

3.0

主演二人のための映画。この二人でなければ成立しない作品。

門脇麦のドライな口調と多くを語る微妙な無表情。
竹中直人が漂わせる飄々とした佇まい。
二人が彷徨う上野の街並みは、不思議な詩情を帯びて映し出
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