ちこちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

ちこちゃん

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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.0

セッションしようぜ!

阿部寛さん主演の少しコメディが入った映画です。パワハラ気質の昭和な刑事が、パワハラ告発により、異動させられた先は音楽隊です。

老人のアポ電強盗を絡ませながら、音楽隊での人間模
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.0

真実なのが、映画なのか。

映画の途中で、わからなくなるほど、事実が想像を超えていることを教えてくれるドキュメンタリー映画です。
ドキュメンタリーの主人公は、ロシアの反体制派のカリスマであるナワリヌイ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

不満はないけど、不安。そんなことが、若い時にはあるはずです。
まさしく、そんな女性を描いた映画です。

人より才能はあるけど、自分が本当にやりたいことがわからない。
ステディな彼が居て、好きだし不満は
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

年齢差とは何か

きっと10歳年の差があっても、男性が上なら、映画にならないのでしょうね。
女性が年上だから、男性が15歳だから映画になるのでしょう。

15歳のゲイリーはそこらの15歳とちがい、俳優
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

才能を飼い慣らすのは難しい。

あまり知らなかったエルヴィスプレスリーを知るには、とても良いドキュメンタリー仕立ての映画でした。

画家や小説家などの芸術家と違って、歌手ををエエンターテイナーにするた
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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

3.9

認知症を描くドキュメンタリー映画です。そう書くと、悲しい映画のように想像するでしょうが、ポジティブなトーンの映画です。

85歳を過ぎた妻は全ての家事をやり、100歳近い夫が何もやらない夫婦が呉市に住
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

久しぶりにとてもとてもアメリカな映画を観ました。キラキラ輝く国であるアメリカだったはずが、最近その輝きが陰っていました。でもこの映画が映像の素晴らしさと、映画の楽しさを通じて、アメリカの良さを思う存分>>続きを読む

あなたを見送る7日間(2014年製作の映画)

3.5

ハートフルな家族の映画であり、そこに下ネタを振りかけた感じの映画です。
下ネタガンガン度がすごいのですが、特にお母さんが、、、でも、全くいやではない映画です。

それぞれの人生が上手くいかず、問題を抱
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

白黒で映し出されるアメリカの風景がとてもきれいです。
デトロイトは典型的なアメリカの都会ですし、NYはNYらしく、起伏のないストーリーの中で、街の活気を画面から感じます。

子供もおじさんの話であるに
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

人が孤独を感じるのは、孤独じゃない時を過ごしたからではないでしょうか。
主人公オーヴェのように、愛する妻とずっと人生を過ごした豊かな時があったから、失った時に絶望的な孤独に苛まれるのではないかと思いま
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

感想が難しい映画でした。 

確かに映画の筋としては、よく練られていて、単なる復讐劇だけではなく、ラブストーリー的な要素もあり、スリラーの要素と相まって最後まで観客を惹きつけて離さない映画です。そして
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.0

「言葉にすると嘘になるかも」
人に伝えるには言葉が必要ですが、発している言葉が本当の感情を表しているかはわかりません。
そもそも自分の本当の感情を自分は理解しているのでしょうか。本当の自分とはどんな自
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リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス(2019年製作の映画)

4.2

「生きているうちに何をするかが問題だ」

あまりリンダ・ロンシュタットについては知らなかったですが、この映画を通じて芯のある素晴らしいシンガーであり、女性であることを知りました。

いい映画でした。や
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.8

分断や、紛争により故郷を去ることを選ぶ者や残ることを選ぶ者、またそれゆえに命を失う者。これらの悲しい現実を描いている映画であるにも関わらず、とてもとても心があたたかくなる映画は、本作
が初めてかもしれ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

「私の魂を剣と犬の力から解放したまえ」

カウボーイの時代、男がいわゆる力で勝負することが美徳であるとされていて、そのような、誰もが同一の価値観のもとで、生きることを求められた時代。男らしさ、マスキュ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.2

「可哀想なのはどっちなんだろうね」
このセリフが心に残りました。
実話なので、本人はもちろん「死」という一点を見つめて生きるわけですが、その戦う姿を見つめながら、自分達の無力を毎日感じることは、家族、
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スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

3.2

スパークスがすごいバンドだということはわかりました。
そしてイケオジ2人であること。
この映画を観て、学びました!

生き方がかっこいい。つまり、商業的な流行に全く流されず、脈々と自分達の音楽を続けて
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.7

久々の超ハリウッド的な映画。
今時、銀行強盗か、、、キャッシュトラックで、銀行強盗は終わりかと思っていましたが、まだありました。

でも、この映画はこれでもかというぐらい、カーチェースによる車の破壊を
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

4.1

「神のによる裁き」
「神の御加護を」 

イランでは、コーランが法律です。だから、離婚の民法も、殺人の刑事法も全てコーランをもとに作られています。

この映画の主題である冤罪も、イランでは冤罪が起こっ
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ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.8

「誰かを世話することは、自分に意味を与え、成長させてくれる」

言葉が離せない動物と暮らすことは、相手の思っていることを推測する力を各段に上げてくれます。だから成長するのだと思います。
そして、自分を
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.8

山椒のようにピリリと辛い映画。
本当はファミリーを題材にした映画で、ほのぼのするはずが、イギリスで作るとこうなるのよね、と納得しました。

夫に厳しい妻と正義感だけは強い戯曲ばかりを書いている生活力ゼ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.8

「人は愛のためになんでもする」

原作も読まず、前作も観ず、先入観なしで鑑賞。ナイルのとても美しい風景と、ゴージャスな衣装、そして肉感的なエロティシズムを感じさせるダンス、ブルース。それらが相まってと
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

レモンスカッシュのような映画です。

小松菜奈さん演じる高校生あきらの立場に立つと少しビターな大人になるまでのワンステップでしょう。
大泉洋さん演じる店長からすると、若さゆえ直線的にぶつかってくるあき
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

誰もが見えない引かれた線の中で暮らしています。それが階層だったり、東京だったり、性別だったり、家業だったり。

「私達は東京に搾取されている」というセリフは地方と東京の線表すのでしょうし、女性同士で線
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.2

「これは前の映画のリメイクではない」というのはスピルバーグ監督の言葉です。

1950年代の原作のミュージカルをもとにレナード・バーンスタインの素晴らしい曲とスティーブン・ソンドハイムの詞を蘇らせた映
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

思い出の中にある恋のキラキラとチクチク感を描いた映画。
そう、「ちょっと思い出しただけ」というタイトルが現在から過去を振り返ることで、後悔や幸せだった気持ちがごちゃごちゃと入っている箱を開けてみるよう
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

聴覚障害者の家族とそれを支えるヤングケアラーの物語。

この映画の素晴らしさは3点あると思います
1点目は映画では欠くことのできない音という要素を出せない聴覚障害者というテーマを選んで、実際聴覚障害を
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

航空機のブラックボックスに残った音を分析するニッチな領域を題材にした映画。
スリルと畳み込むような展開で、ハラハラドキドキで面白い!

航空機を題材にした映画は多いが、この映画の新しさは二つ。ひとつは
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

「父と子とグッチ家の御名において」

名門ブランドを築きあげたグッチ家の話とはいえ、離婚された妻による夫の殺人という昼ドラにありそう題材を極上のエンタメに仕上げたのは、さすがリドリースコット監督である
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.2

安定感抜群の映画。

ダー子は相変わらずハイテンションでお魚を探し、ボクちゃんは相変わらず情に弱い。正体をあかさないリチャードと段々可愛く見えてくる赤星さん。それぞれのキャラが確立していて、安心して観
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.4

「人生は冷酷だ」

主人公ビルが話した言葉である。
この言葉がこの映画を表しているように思う。でも、思いの外、深く考えられて作られた映画だと感じた。

主人公ビルはアメリカのオクラホマで油田を掘削する
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.5

夫婦における性と秘密についての映画。
なかなか深い。

ロマンスドールを作るいう職業があることも初めて知った。売ってあるのだから、作っている人もいるのだろうが。

高橋一生さんの演技が顔の表情などで朴
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

人間のどうしようもなさを描いた映画。人は愛されたいから愛す。そして、思い通りにならない恋を求める。

大人が4人に思春期が2人。なぜか思春期の女の子が1番冷静で、的を得た考察をして物事を理解していると
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.4

濱口監督作品、相変わらずの濱口ワールド全開である。

人間の根幹が利己的で欲望に溢れているところを暴力的に暴き出す。そして、その手法は膨大なセリフである。しかも、それは説明をするセリフではない。だから
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リスペクト(2021年製作の映画)

4.0

アレサ・フランクリンがなぜ多くのアメリカ人から愛されたのかがわかる映画。
アレサが亡くなった日にNYのFranklin St.の駅に駅名の前にArethaと書き入れてアレサの死を悼んだ人達がいたことを
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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

3.6

がんばる女性への応援映画。

元気なコメディ。
イタリア語が心地いい最高に勇気づけられる映画。それと同時に、ヨーロッパにおいても女性の社会進出において、これほど違いがあるとは思っていなかった。イタリア
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