Jeffreyさんの映画レビュー・感想・評価

Jeffrey

Jeffrey

(1989年製作の映画)

3.0

「霧」

冒頭、1960年のイスタンブール。とあるブルジョワ一家。軍事クーデターの物音で目を覚ます幼き兄弟、目まぐるしい政変、多発する混乱の時代、軍人出身の祖父、真実、兄の殺害、外国脱出。今、すべての
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モンローに憧れて(1987年製作の映画)

3.0

「モンローに憧れて」

冒頭、ここはポーランド。マリリン・モンローに憧れた1人のブロンド少女。ワイルダー宛に手紙を書く、アカデミーの試験を受ける、歯並びのコンプレックス、不合格、食堂車、酔っ払い、ある
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プラハ(1991年製作の映画)

3.8

「プラハ」(1991年)

〜最初に一言、ボヘミア地方第一の都であるチェコスロバキアの首都プラハで、マイノリティーであるアラン・カミングの初主演と言う未熟な青年が異国と言う不安な環境の中で、とある女性
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マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

3.5

「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」

冒頭、フロリダ州キーウェスト。父の転勤でこの町に引っ越してきた少年。ホラー映画好きな彼、弟のデニス。憧れの存在ウールジー。B級、劇場、原子蟻人間、新作MAN
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パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.8

「パリは燃えているか」

冒頭、1944年の夏パリ。第二次世界大戦連合軍の反撃が開始された。ドイツ軍に占領された首都、パリ防衛の戦闘計画、ヒトラー総督の命令、銃殺、人の群れ、親衛隊、領事、装甲車、市民
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真夜中のミラージュ(1984年製作の映画)

2.0

「真夜中のミラージュ」

冒頭、ある男の心の旅が始まる。彼は妻への憎しみと失意から1人旅に出た。列車のコンパートメント、妻に似た女、愛を交わす。彼を拒む彼女、暴力、返り討ち、秘密。今、理想の女性を追う
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袋小路(1965年製作の映画)

3.5

「袋小路」

冒頭、遥か向こうの一本道。訳ありの男2人が車を運転し後ろから押している。遮断された古城で悠々自適な生活をする男女、対岸の青年との浮気、来訪、鶏、ある旧知の御一行、ギャング、海辺、殺人。今
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反撥(1964年製作の映画)

3.5

「反撥」

冒頭、女の瞳のイメージ。ここはロンドン。姉と暮らす女、薄暗い部屋。バスタブに浮かぶ死体、それは羊水の中の胎児を観るかの様。無数の不気味な手、亀裂の入る壁、兎の肉、消音の叫び、休暇、精神崩壊
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

5.0

「水の中のナイフ」

〜最初に一言、ポランスキー映画史上最も好きな映画であり、今までに何度も見返してきた傑作。コメダによるジャズのピアノとサックスの調べ、どこまでも美しい風光明媚な湖、心理戦と不穏な空
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

「戦場のピアニスト」

冒頭、1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻した。ワルシャワの放送局で演奏する男、ユダヤ人ゲットーに移住、無差別殺人、強制収容所、1人のドイツ人将校、蜂起、隠れ家、子供、廃
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ルナ・パパ(1999年製作の映画)

3.5

「ルナ・パパ」

冒頭、タジキスタンの小さな村、ファル・ホール。女優を夢見る17歳の少女、アフガン戦争の後遺症を負った兄、父親との3人暮らし。空から牛、偵察隊、シェイクスピア、ロシア人操縦士、不思議な
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ミミ(1996年製作の映画)

2.5

「ミミ MIMI」

冒頭、現在のパリ。12歳の少女、母との2人暮らし、愛人が私を触る。薬の大量摂取で病院へ、喧嘩、アラブ人の青年、とある団地、物置の中のベッド、絶望、イライラ。今、ダークファンタジー
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父、帰る(2003年製作の映画)

5.0

「父、帰る」

〜最初に一言、隠喩だらけの宗教映画で有り、この世にたった5本しか作品を作っていないズビャギンツェフのデビュー作にして最高傑作、その独特の静かで強い魅力と魔法のような芸術的ヴィジョンに私
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次は、心臓を狙う。(2014年製作の映画)

2.0

ただギョーム・カネ主演の殺人鬼映画と言うことで鑑賞したのだが、結論から言うと物語は大して楽しくない。パッケージのインパクトが結構あったから多少なりとも楽しそうだなと思った自分がアホだった。二度と見る事>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.0

肉子ちゃんと言う最新作を控えている渡辺歩のこの作品をNetflixにて初鑑賞したけど、独特な絵の感触だなと思った。内容は個人的には楽しめなかった。エンディングの米津玄師の音楽と映像があってた位かな。後>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

2.8

小波のアンドリュー・ヘイ監督の作品と言うことでNetflixにて初鑑賞したがものすごく静かな映画であった。基本一人ぼっちの孤独な青年の馬とのロードムービーで、悪くは無いけど特に何も得られなかった。とり>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.0

ノマドランドがベネチア最高賞受賞したと言うことで、西部劇の本作を勧められてNetflixにて鑑賞した。所々どうやって撮影しているんだろうと言う場面があった。とにかく激しいアクションがなくて終始静かな映>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.0

台湾の人気作家ギデンズ・コーが自伝的小説を自ら映画化し、台湾で大ヒットを記録した同名作品の舞台を日本に移した作品。台湾のギデンズが監督原案、制作した台湾映画の日本版のリメイクと言うことでNetflix>>続きを読む

草ぶきの学校(1999年製作の映画)

3.8

「草ぶきの学校」

〜最初に一言、文化大革命以前の田舎の小学校を舞台に病を克服するまでの奇跡の物語を追った中国映画で、岩波ホールが上映する中国映画はどれも素晴らしいものが多い。子供たちの感受性豊かな、
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人生は琴の弦のように(1991年製作の映画)

4.5

「人生は琴の弦のように」

〜最初に一言、超絶大傑作。「さらば、わが愛/覇王別姫」を監督した中国第五世代の名匠チェン・カイコーが描く壮大な叙情ロマンであり、VHSに埋もれた紛れもなく最高の芸術的ドラマ
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子供たちの王様(1987年製作の映画)

4.5

「子供たちの王様」

〜最初に一言、旧ソ連の映画(タルコフスキー)を彷仏とさせるかのような圧倒的神秘、幻想主義の映像に加え、文革への静かなる批判とともに写し出される、文革への確かな答え。そしてなぜ中国
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哀戀花火(1993年製作の映画)

4.0

「哀戀花火」

〜最初に一言、黄河両岸にかかる花火のシーンは中国映画史上最高の瞬間であり、点火するタイミング、男女の立ち位置、船の上の空間。このたった数秒間のワンシーンだけでこの映画の傑作具合がわかる
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.0

「オール・アバウト・マイ・マザー」

冒頭、突如失った一人息子の命。バルセロナへやってくる母、夫に事情を伝える。妊娠したシスター、葬式の席、マドリード、交通事故、同性愛、エイズ、女優、病院。今、旅は希
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キカ(1993年製作の映画)

3.0

「キカ」

冒頭、個性的なメイクアップアーティストの女性。自殺した妻の義理の息子との出会い、死化粧、スキャンダル、人気テレビ番組、過激な女性レポーター、奇抜な服装、ポルノ男優、強姦魔の男、警察、スクー
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アタメ(1989年製作の映画)

2.8

「アタメ」

冒頭、精神病院を出たばかりの23歳の男。普通に生きようとする彼は元恋人に出会う。元娼婦の監禁、撮影現場、お芝居、結婚の決意、アパート、強引な求愛、ドライブ。今、過激な監禁生活が始まる…本
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

2.8

「神経衰弱ぎりぎりの女たち」

冒頭、カラフルなファッションに身を包む複数の女性たち。突然姿を消した1人の女。混乱の最中、カップルが同居する部屋へやってくる。拳銃、警察、喜怒哀楽、パステル、ファッショ
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

「アングスト/不安」

冒頭、ある朝。刑務所から保釈されていた殺人犯・K。街を彷徨う狂人、とある一家に侵入、残酷な殺人、ダックスフンドの存在、地下道、血塗られた娘、風呂場の出来事、タクシー、カフェ、。
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ザ・モンスター(1982年製作の映画)

2.5

「ザ・モンスター(1982)」

冒頭、ネオン輝くロサンジェルス。ここで女性に対する惨たらしい暴行事件が多数発生した。殴られた顔、針金ハンガー、リンチ、鍵のかかった密室、サンセット大通りで体を売る若い
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ディーバ(1981年製作の映画)

5.0

「ディーバ」

〜最初に一言、ニュー・フレンチ・シネマ誕生の最高傑作であり、後のレオス・カラックス、リュック・ベッソンらと共に"恐るべき子供たち"の1人として名を馳せたベネックスのデビュー作にして頂点
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(1954年製作の映画)

4.0

「道」

冒頭、ここはイタリア。旅芸人の男女。横暴な男に嫌気をさし立ち去る女。綱渡りの男の登場、道化の格好、裸馬、殺人、サーカス団、酒場での大暴れ、夜の海。今、幾年かの時が流れ、見知らぬ海辺の町に立ち
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フェリーニのローマ(1972年製作の映画)

3.5

「フェリーニのローマ」

冒頭、ローマ最古の道標が今でもローマへの道端に立っている。ここはフェリーニの世界、考古学者たち、遺跡発掘、コロシアムとバイク族。華麗なバチカンのファッションショー。空隙、教皇
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.5

「フェリーニのアマルコルド」

〜最初の一言、クストリッツァの「アンダーグラウンド」に少なからず影響与えたと思われる喧騒で愉快な町の住人らが巻き起こす人情劇。フェリーニの故郷を思う気持ちが如実に現れた
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8 1/2(1963年製作の映画)

5.0

「8 1/2」

〜最初に一言、フェリーニ映画史上最高傑作と自負する60年代最大の1本。映画を見終わった瞬間に再度観たくなるイマジネーションに満ちた傑作である。相変わらずの構想とシナリオに感服。自伝的
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ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

3.8

「ルートヴィヒ」

冒頭、1864年、ニュンフェンブルク城。18歳でバイエルン国王として即位、ホフマン神父の未来への希望、王族の保有地、美貌のオーストリア皇后、弟の存在、戦争、同盟軍、同性愛、ワーグナ
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若者のすべて(1960年製作の映画)

3.8

「若者のすべて」

冒頭、イタリア南部で貧しい生活をしているとある家族。4人兄妹。北部の大都市ミラノ。上京、婚約者、ボクシング、ジム、娼婦、クリーニング店、徴兵、恋。今、運命に翻弄される男女の愛を重厚
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

3.5

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

冒頭、北イタリア、ポー川。車内の後部座席から捉えられる荒れ道、田舎町で軽食堂とガソリンスタンドを営む初老の夫と女盛りの妻。そこへ若い流者がやってきた。気だるい日常、不
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