たくさんの映画レビュー・感想・評価

たく

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古今東西の映画をバランス良く観るようにしています。
観る作品は監督で選ぶことが多いです。

映画(497)
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.8

実に見事なサスペンス。
8時間の復讐劇で、これは予想がつかなかった。

題名のとおり死体が消えてしまう経緯を捜査していく中、敏腕経営者である妻に完全に生活を握られてる夫の回想シーンが差し挟まれて行くの
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霧の波止場(1938年製作の映画)

3.8

脱走兵のジャンが親子ほど年の離れた17歳のネリーと出会って愛し合うという、いかにもジャン・ギャバンな話で面白かった。ミシェル・モルガンは昔に「狂熱の孤独」観たけどこんな美しかったっけ?ってくらい惹きつ>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.3

エルトン・ジョンが依存症セラピーで自分の過去を回想形式で語っていく話で、こんなゴリゴリのミュージカルとは思ってなかったのですんなり入って行けなかった‥。

幼少期に得られなかった愛を求めて、成功してか
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オマールの壁(2013年製作の映画)

3.8

自分の日常とのあまりの違いに驚いちゃう。
パレスチナ問題はイギリスの三枚舌外交から始まってることくらいしか知らないけど、日本人の自分には想像もつかないほど根が深いんだろうね。

占領下のパレスチナで分
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カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

3.5

NYのカーマイン通りにあるギター店のドキュメンタリーで、店主と客の語りとギター演奏を淡々と流していくシンプルな作りが良かった。

店を手伝ってる母親が傾いた写真を直そうとするあたりは完全に演出で、ジム
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

やっぱり映画は予告編を見ない方がいいと思った。
本作がすごく良かったわけじゃないんだけど、映画館で散々見せられた予告編の戦闘シーンのCGがチープに感じちゃって観る気失せてたんだよね。

半神半人のアー
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セカンドベスト/父を探す旅(1994年製作の映画)

4.0

映像の雰囲気が抜群だった。
パッとしない独身中年男が養子に向かい入れようとする少年を通して自己の抱える問題と向き合いつつ人生を一歩踏み出す話で、ウィリアム・ハートの何とも言えず優しさがにじみ出る感じが
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あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

3.3

実写からトレースしたような映像がまあとにかく美しい。
でも何が起きてるのかさっぱり分からず、頭がついていかない。

新海誠的な瑞々しい映像にパラレルワールドとかエヴァの難解要素とかいろいろ取り入れた感
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.6

‘71年にアルゼンチンで起きた連続殺人犯の少年をモデルにしてて、原題の通り天使みたいな綺麗な顔をしてるんだよね。映画館があからさまに女性客ばかりなのも頷ける(笑)

カルリートスはおそらくサイコパスで
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.3

「カメラを止めるな」で上がり切ったハードルはやっぱり超えられなかったけど、思いもよらぬ展開がさすが上田慎一郎監督だった。今回は3人の共同監督なのね。

前作と打って変わって丁寧で綺麗なカメラワークで始
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

小品ながらずっしり重いテーマでジーンときたね。
予告編で、ああこれは良くある「身分差を乗り超える恋愛モノ」だなと思って観たら、まあ外れてはいないけどそんな生易しい話ではなかった。
インドのカースト制度
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.2

全くノーマークだったけどすごい傑作!
英軍・米軍共同によるイスラムの自爆テロ組織の捕獲作戦中に、相手の予期せぬ行動からドローン爆撃作戦に切り替えざるを得なくなる話で、さあ爆撃するのかしないのか?ってい
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山河遥かなり(1947年製作の映画)

3.5

第二次大戦直後のアメリカの戦災孤児受け入れ施設から脱走した少年と彼を探す母の話で、英語以外の字幕がなく、冒頭ずっとナレーションによる状況説明が続くのが変わった作りになってる。ここでBGMに一瞬「モルダ>>続きを読む

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

売れないストリートミュージシャンのジェームズが猫のボブとの共同生活を通して薬物依存症を克服していくという、実話が基になってるのがちょっと信じられないような出来過ぎた話。
薬物依存症克服のステップとして
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

3.8

スター歌手を夢見る天才少女とインドの根強い女性差別を描いてて、まあとにかく終盤ギリギリまでのストレスフルな展開にめげそうになった。
自分の気持ちの持ちようによって人生は変えられるんだって主張するインシ
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.8

悪ガキ男子と優等生女子の絵に描いたようなボーイ・ミーツ・ガールで、ちょっとついていけないかなーと思って観てると、ああそうなるかーってなって最後は感動した。

コートンが最初あまりにしょーもないガキでイ
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.8

1984年の夏に起きた連続殺人事件の真相を少年たちが突き止めていく、ちょっと「スタンド・バイ・ミー」テイストの青春ホラー。

1984年といえば「スター・ウォーズ/ジェダイの帰還」の公開翌年で、イウォ
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.8

どう見ても女の子にしか見えないダニエルと、変わった転校生のテオが中学校の夏休みに自作のキャンピングカーで冒険する話で、まあとにかく二人が可愛くて終始ニヤニヤしてしまった。

ダニエルの心の成長が軸にな
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

予告編ではあまり感じなかったけど、実写を超えてくるCGがとにかく圧倒的!
ストーリーはお馴染みの王位継承モノで、映画館で映像を楽しむための作品としては満点だね。

ただ動物たちがあまりにリアルなので、
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ファニー(1961年製作の映画)

3.5

マルセイユの港で育った幼馴染の男女の愛の行方を描いてて、レスリー・キャロンの庶民的な美貌、シャルル・ボワイエ、モーリス・シュバリエという二大名優の味のある演技を堪能できる豪華作。

セザールの店を手伝
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

今年の邦画ベストかも。いやぁ良かった!

東大出てからアルバイトしかやったことのない和彦が成り行きで銭湯で働くことになり、そこでまさかの裏稼業に足を突っ込んでいく話。
人殺しや後処理をあたかも普通の仕
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逆光の頃(2017年製作の映画)

3.5

高校生男子のひと夏の成長を3つの章で見せる話で、京都の風情をふんだんに盛り込んだ映像が綺麗だったね。
暗転を多用した間が印象的。

酒を飲むシーン、父がタバコを勧めるシーンはちょっとドキッとしたね。
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若草の萌えるころ(1968年製作の映画)

3.5

敬愛する親類の死をどうやって受け入れるかっていう話。
冒頭で少女にピアノを教えてるジタが発作で倒れて、彼女を慕う姪のアニーの心配度が半端なく、彼女が現実から目を逸らすために刹那的な行動を取ってしまうの
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ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡(2011年製作の映画)

3.5

シャマラン「サイン」に直球でハマってるオタク男子が間違い電話を神の啓示と捉える冒頭から、せっかちにズーム、ズームからの引きの画を繰り返すちょっと昔に流行ったカメラワークが懐かしい演出。

世知辛い世の
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無法松の一生(1943年製作の映画)

4.5

ずっと観たくて何年も待って、ようやくAmazonプライムでたどり着いたよ‥。

無法松といえば同じ稲垣浩監督の三船敏郎リメイク版が一般的だけど、激しさが立った暑苦しいキャラがちょっと違うなーと思って、
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名前(2018年製作の映画)

3.5

なぜか複数の偽名を使ってる中年男のもとに謎の少女が訪れて、二人の交流を通してそれぞれ前に進む話。自分探しの描き方がちょっと青くさいんだけど、ラストの意外な展開がほろ苦い余韻を残して終わるのが良かった。>>続きを読む

マルティナの住む街(2011年製作の映画)

3.7

結婚式当日に婚約者にすっぽかされた男が、親友二人と共に故郷で10年前に愛を誓ったマルティナに会いにいくコメディで、愛情表現の激しさがさすが情熱の国スペインだった。
いろいろ問題抱えてる人達の群像劇を笑
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悲しみは星影と共に(1965年製作の映画)

3.3

みんな思い切りイタリア語しゃべってて、ミーシャが自分たちが何語で喋ってるのかレンカに聞くシーンでセルビア語だって答えるので混乱したんだけど、ナチスに圧迫されるユーゴのユダヤ人の話なんだね。ドイツ兵はち>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

予告編見てあまり期待してなかったんだけど、すごく良かった!

戦艦大和の建造の裏にこんな内幕があったんだというフィクションで、戦艦と空母のコンペでどう見ても見積額がおかしい平山の建造計画を通そうとする
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中学生は泣かない(2012年製作の映画)

3.3

ド定番の難病モノ。
好きな女の子に素直になれず、意地張ってムキになっちゃう男の子の図はどの国も同じなんだなーと微笑ましくなった。
それだけの話といえばそれまでだけど‥。

中学生は泣かないっていう謎の
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

これは良かった!
人生において誰からも存在を認めらたことのない寂しい男が、大学時代に初めて自分を名前で呼んでくれた女子に執着して行く変態ストーカーモノなんだけど、それだけじゃ終わらないところに高評価も
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隣の影(2017年製作の映画)

4.0

いやー怖い映画だった。
こういうのを本当のホラー映画って言うんだね。

一本の木を巡っていがみ合ってる隣同士のトラブルがエスカレートしていく様子と、夫の浮気案件から離婚話が進んでいく夫婦が並行して描か
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それだけが、僕の世界(2017年製作の映画)

3.3

感動要素を詰め込みすぎて、ちょっとボヤッとしたかなー。

死んだように生きてる身寄りのないボクサーのジョハが自分を捨てた母に偶然再開し、異母兄弟で自閉症の天才ピアニストのジンテと関わりながら心を開いて
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アストラル・アブノーマル鈴木さん(2018年製作の映画)

3.0

松本穂香が見たくてレンタル。
youtubeの配信動画が基になってるの知らなかった。

何も無いド田舎で怪しいユーチューバーをやってる鈴木さんの話で、全体的にものすごくチープなのがキツイんだけど、松本
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五億円のじんせい(2019年製作の映画)

4.2

すごく良かった!
少年が人生の意味を見つけていく成長物語で、伏線回収がまあ見事だったね。
主演の望月歩の爽やかなルックスに一見して明るい青春物語かと思ったけど、高額バイトがかなりエグくてリアル版「天気
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ピクニック(1936年製作の映画)

3.6

ずっと観たかったジャン・ルノワール監督作品。何がすごいって、40分の未完作なのに短編としてちゃんとまとまってるのね。

都会の家族が総出で田舎にピクニックに来るたわいもない話で、天真爛漫な娘さんを田舎
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