たくさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦下のイギリスで国威発揚CMを作らされてるチームがダンケルクの撤退を題材に本当に作りたい映画に取り組んでいく話し。
いやー映画ってなんて素晴らしいんでしょう!

トムの「人々が映画を求める
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

最っ高に面白くて、映画館で観て良かった!
コミックのページをめくっていくような演出と早い編集が抜群にカッコよくて、2時間現実を忘れさせてくれた。

ストーリーは男の子の成長物語をメインに家族愛や友情の
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運び屋(2018年製作の映画)

4.2

家族をないがしろにしてきた男の贖罪の物語で、イーストウッド自身を主人公に重ねてる感じが何ともジーンときた。

園芸場を差し押さえられたことから生活のために麻薬の運び屋となる運命のいたずらが怖い。この9
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

現世の生き地獄を象徴的に描いたような感じ。「女王陛下のお気に入り」もそうだけどこの監督さんはシリアスとコメディを同時に入れてきて超面白い!

期間限定で結婚相手見つけないと動物にされちゃうってことで手
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小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.0

超私的な理由で1961年特集。
「湯を沸かすほどの熱い愛」が本作にオマージュ捧げてるね(勝手な想像ですが)。
以下2009年3月のレビュー。

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永遠の人(1961年製作の映画)

4.0

超私的な理由で1961年特集。
以下2009年8月のレビュー。

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好きな男を戦争に取られた農村の女が地主の跡取り息子に無理
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用心棒(1961年製作の映画)

4.0

超私的な理由で1961年特集。
黒澤監督の全盛期だね。
以下2002年11月のレビュー。

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「殺し合いからは何も生まれない」とい
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.0

超私的な理由で1961年特集。本作は1962年の元旦公開なんだけど、Wikiの1961年映画で4~3月の興収ランキング1位に集計されてる。
以下2003年1月のレビュー。

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アポロンの地獄(1967年製作の映画)

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3月5日はピエル・パオロ・パゾリーニの誕生日とのことなので、「アポロンの地獄」2001年3月鑑賞時のレビュー。
パゾリーニは「ソドムの市」「デカメロン」あたりを昔に観たけど良く覚えてないな‥。

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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.8

キャサリン・ヘルモンドさん追悼。

高校生の時に何気なくレンタルで観て衝撃を受け、もう何度観たかってくらいシーンの隅々まで頭に入ってる。
ディストピア物は当時「1984年」とか珍しくなかったけど、テリ
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.5

冒頭の海のシーンと、少年たちが牢獄に囚われてる感じが同監督の「エコール」とつながる。

題名が「進化」って意味で、人を生殖行為を伴わずに子を産む存在に進化さすべく大人の女性が少年に怪しい薬飲ませてお腹
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.7

男二人の友情にホッコリするロードムービー。
「最強のふたり」に似てたね。
演奏活動を続けるうちに南部の酷い黒人差別に直面していくんだけど、トニーもまたイタリア系の移民ということで差別を受けるのがアメリ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

自身が埼玉県出身なのと、魔夜峰央が原作と知って俄然興味が湧いた。
地域ネタをふんだんに盛り込んでの笑いに次ぐ笑いで、くだらなさに振り切れてるので埼玉をディスられても全く嫌な気がしない。シネマサンシャイ
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白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

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「運び屋」でひさびさに役者として主演ということで、若きイーストウッド主演の「白い肌の異常な夜」2009年9月のレビュー。
本作は最近「ビガイルド」って題名でリメイクされたね(未見)。

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ムービー43(2013年製作の映画)

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「グリ-ン・ブック」観る前に、ピーター・ファレリーが監督の一人として参加した「ムービー43」の2014年3月のレビューを。
なんか酷評してる‥。

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エコール(2004年製作の映画)

3.2

冒頭の足フェチに続いて死の象徴たる棺から今産まれました!みたいに現れる半裸の少女を始めとして映像が全体的に放送禁止な感じで、これ大丈夫なのか?

拉致られた無垢な少女が学校に利用された上に成長したら無
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.0

「銃夢」の世界を映画館で体験できる日が来るとは…。
映像も音楽もハリウッド王道な感じで原作知らなくても楽しめるようになってたのがいいね。原作ファンとしては設定をかなり守ってるのが嬉しかった。

アリー
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シン・シティ(2005年製作の映画)

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「アリータ」観る前に、ロバート・ロドリゲス監督「シン・シティ」の2006年6月鑑賞時のレビューを。
星4つ付けてる!
当時はまだジェシカ・アルバの名前が頭に入ってないね。っていうか「ダークエンジェル」
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.6

ベッタべタな教師と生徒の恋愛モノで、浜辺美波のブサイクから切なさまでの恐るべき演技の幅と、竹内涼真の文句つけようのないイケメンっぷりにハマった。
川栄李奈のイキッた演技がこれまた良くて、もうちょっと見
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

町で起こる不条理な現象とおっぱいお姉さんを通じて少年が一歩成長する話。
少年が超頭良くて、不思議な現象に一つ一つ仮説を立てて推理していくんだけど、何一つ実証されないのに最後は自分の中で全部解決しちゃう
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

イングランド王国で二人の侍女がアン王女の寵愛を奪い合う。一人は禁断の愛のため、一人はレディの地位を取り戻すために。

広角レンズみたいなカメラがちょっとウェス・アンダーソンぽい。
バロック風のBGMが
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

音を立てちゃいけない不条理設定をサイレント映画に見立ててるのが上手くて、ちょっと「ウォーリー」連想した。
息を潜めながら生活してるのは「アンネの日記」みたく第二次大戦下で迫害されたユダヤ人の暗喩かと思
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洗骨(2018年製作の映画)

3.7

死者を風葬にして4年後に遺族が骨を洗うっていう、沖縄のとある島のなかなかキツイ風習を通じて家族の再生を描いてる。

監督のゴリがお笑い精神発揮して5分に一回くらいギャグを入れてきて、途中からギャグ待ち
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ポランスキーの 欲望の館(1972年製作の映画)

2.8

原題(Che?)は「何?」って意味で、まさに何これ?って言いたくなるポランスキーのヘンテコ映画。

冒頭から理不尽に翻弄されまくる女がいて、館の住人と色々関わっていく訳のわからない不条理コメディ。強い
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.7

アップの多用と不安定なカメラでちょっと酔った。
人類初の月面着陸までの経緯を丁寧に追って行く地味めの展開で、派手な演出はないけどアームストロングの家族に焦点を当ててるのが良かったね。特に出発前日に子ど
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フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

3.5

昔テレビでフジコ・ヘミングのドキュメント番組ばかりやってた時期あったね。
本作も彼女の生活を追うドキュメントで、率直な人柄と家族の歴史がよく分かる作りになってた。1946年の絵日記で小学生だと分かるの
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摩天楼(1949年製作の映画)

3.5

「ミスター・ガラス」の解説で町山さんが本作に言及してたので、2009年3月鑑賞時の感想を。当時あまり良い印象じゃなかったみたいだけど、今でも強烈なインパクトが残ってる。

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屋敷女(2007年製作の映画)

3.8

冒頭からいきなりお腹の赤ちゃんと自動車事故で生と死がテーマっていうのは何となく分かったけど、血を血で洗う壮絶な不条理展開に飲まれた。とにかく画面がどんどんドス黒い赤色に染まって行く勢いに押されたなー。>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

「スプリット」はまだしも「アンブレイカブル」はほとんど覚えてなかったのであらすじをググってから本作を鑑賞。

まずタイトルロールの出し方から雰囲気良くて、いい感じの映像と恐怖を煽るBGMに引き込まれた
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.6

映像と音楽が素晴らしい!
でも話が全然分からない(笑)

バレエ学校の秘密の空間でとある儀式の準備が進められていくのはオリジナルと一緒だけど、終盤の阿鼻叫喚で何がどうなってるか訳わからず。
「ヘレディ
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終わった人(2018年製作の映画)

3.5

定年を迎えたサラリーマンが自分を見つめ直すありがちなストーリーだけど、舘ひろしのちょっとぎこちない演技から漂う哀愁が印象的。

一度リタイアした身からIT企業の顧問として再就職して活躍するのが「マイ・
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

新作の予習ということでParaviで鑑賞。

「決して一人で見ないでください」で有名な本作。
はっきり言って全然怖くなかったけど、生々しい残酷描写と妙にポップなBGMのミスマッチが不思議な感じだった。
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

映画館での予告編から思ってたけど、SFXがハリウッド映画みたくちゃんとしてたのが凄く良かった!
全体に寒色の映像が木梨憲武の寂しい演技に合ってたな。

話はけっこう都合良くて、家族から粗大ゴミ扱いされ
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愛と銃弾(2017年製作の映画)

4.5

めっちゃ面白かった!
ギャングモノにクソダサいミュージカルを掛け合わせた奇妙な作りで、そのB級臭にハマった。
「宇宙人王さんとの遭遇」の監督なので一癖あるよね。

魚王の葬式に始まって運命の再会、道行
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.5

モリって呼ばれてる高名な画家の守一と彼を取り巻く人たちの一日を描いてて、森みたいな庭がある家に住んでるからモリってことね。
小ネタ挟みつつ、ゆる〜い感じで心が和むのは同監督の「キツツキと雨」「南極料理
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.5

映像も編集も恐ろしくクオリティ高くて、実写からトレースしてるんじゃね?ってくらい細田監督の細かい仕草のこだわりがすごいんだけど、肝心のくんちゃんの声が女性にしか聞こえなくてイマイチ入れず…。

わがま
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