JFさんの映画レビュー・感想・評価

JF

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自分の映画diaryになればいいと思うのですが、少しぐらいは皆さんと共有できれば。よろしくお願いします。

映画(533)
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

なんでこの映画がパルムドールなのか全くわからない。この映画はパルムドールなんぞ獲らずにいてほしかった。上映されてからジワジワと話題になるとか、DVD化されてから「この作品よく知らないで借りたけど、観>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.9

勘弁してほしい。

勘兵衛や菊千代や久蔵とか、平八とか。もうそういうの味合う前にまさか「百姓たちが侍を探しに行ってだれも見つからなくて泣きそうになっているところで博打していて散々百姓をからかったり
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シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.8

当時衝撃で衝撃で。11PM(懐かしい)かなんかで紹介されてて取り憑かれるように観た記憶が。あれ、山本監督のトゥナイトだったかな。

今観直しても同じ感想。

「どうやってこんなにシドビシャスに似
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.6


全編を通じて、とにかく顔や体にまとわりつく水気。

汗。顔を洗うときの滴りもあり、泥もある。雨にうたれ、川から顔を出す。

このあらゆる水が圧倒的な力を持って「ベトナムやカンボジアの蒸した
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セブン(1995年製作の映画)

4.8

 美。フィンチャーの創り出した映像世界のこだわりと美しさに脱帽。

初めて観たときには「すさんだ雨の街並み」がどうやったらこんな風に描く(映像処理する?)ことができるのかわからないし驚かされた。陰
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.9

かっこいい。

何かがハマった。時代にハマった。まさかの語り継がれる名作になった。

少し辛口だけど、適当に作った映画だと思っている。大した脚本もなく量産されたバイク映画の一本が当たっただけのこと
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.4

これ、やっぱりとてもおもしろい。褒めるのが悔しいぐらい。

ただの感想日記なのだけれど、フィルマークスに一生懸命に大好きな映画のことをシコシコと書いている。それをぜんぶぶっ飛ばされるような気にさせ
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ホステル(2005年製作の映画)

3.7

これから国にもどれば真面目に勤労の日々を過ごすわけだ。その前の最後のモラトリアム、はじけてナンボの欧州バックパック旅行。おっぱいが待っているという情報を手にいれてしまった。東欧の魔力に負けてどんどん>>続きを読む

1000年女王(1982年製作の映画)

2.5

めちゃくちゃ幼い頃に、親に必死に頼み込んで観にいった。だから映画の意味はわからなかったけど「おもしろかったかい?」って聞かれて「うん、すごいおもしろかった」って答えた。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

オープニング。枯れた草原の中に女が踊りだす。無表情だったのに急に照れ隠しみたいに笑ったり直後に泣きそうになったり、正直怖い。

美しいテーマ曲と相まった微妙な空間の中で、私もカメラの場所にポツンと
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16ブロック(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストの素晴らしさは筆舌に尽くし難い。これだけで何度繰り返しこの作品を観たことか。

刑事映画の原型というのは70年代あたりにすでに完成していたような気がする。その頃を楽しんでいた年代の方は、今い
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.2

勧善懲悪とか復讐劇とか、そのような枠では収まらない。

愛を知らなかった男が愛を知り、全ての人が愛という信仰を持っていることに気づく。男がそれを胸に殉教する物語だ。無償の愛がテーマのドラマだ。
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悲夢(ヒム)(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ギドクとオダギリジョーがとても相思相愛であったというのであればこのような映画が作られたことにとても意義があったように感じる。

ギドクはオダジョーという真摯に演技する長髪の青年のお陰で良い女優にオ
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シン・シティ(2005年製作の映画)

3.5

モノクロに鮮やかな色彩を埋め込むと独特の世界が浮かび上がる。思い出すのはユーロサイバーパンクの雄「ニルヴァーナ」。あの映画のゲーム世界の中もモノクロに赤だった。いい演出だと思う。

そんなモノクロ
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.1

母親は私にバレエを習わせたかったらしい。本作がテレビで放送されるときに無理やり観せられた。まだ私が小さい頃だ。
以降ジョルジュドンが私の中のバレエのスタンダードになった。

戦争でかなりバッドに
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映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

4.9

大傑作。のび太の恐竜と宇宙開拓史と鉄人兵団に割って入る。

伝説の宝島を探しのび太は今日も荒唐無稽に突き進む。そこから始まる夏休み。

テンポが良く新しい登場人物も敵味方を問わず魅力的。子ども
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.4

色彩だろうが暴力だろうが愛だろうが。不器用な男のロマンだろうが。

シャイなんだよ。たけしはとにかく内に秘める感じがいい。

その点私はダメだ。いつでも喋りすぎる。説明しなきゃダメなんじゃないか
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変身(2005年製作の映画)

1.0

あまりの駄作っぷりが清々しい。東野圭吾の傑作をここまで陳腐にするとは記憶に残る。

目がさめる主人公。事件に巻き込まれ負傷、脳の手術をされたらしい。記憶が曖昧。次第に彼女のことなどを思い出していく
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ブレス(2007年製作の映画)

4.2

積み上げる愛。

本作では性描写も抑えられ、上品なムードさえ漂う。丁寧に積み上げる愛が描かれる。死刑囚と女。女と旦那。死刑囚と同房の男。

今までのギドク作品があまりにも積み下げる愛ばかりを描い
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絶対の愛(2006年製作の映画)

4.2

 美容整形を題材に愛を描く。女は自分を愛してくれる男の愛を疑う。自分のへの愛の揺らぎを自分の容姿に対する飽きだと考える。男は付き合って2年の女を愛してはいるものの、自分に対する愛への心配に多少の嫌気を>>続きを読む

(2005年製作の映画)

4.1

老人のcuteをとてもうまく描いている。略奪してきた幼女を自分の妻とすべく慎重に育てるのだがそううまくはいかず。人間臭い。時には嫉妬し時には威嚇し。結婚の日まで暦に✖をつけて過ごすなんて、お前は無人島>>続きを読む

うつせみ(2004年製作の映画)

4.3

人が消える。消えて消えて育む愛。あの決定的なキスシーンにたどり着いてほしい。ありえない。でも本作ではありえた奇跡の場面。

3番アイアンは見落とせない。

シームレスにやってくる異次元の愛はまる
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.4

男なら誰もがトニーの生き様に憧れる。

ひねくれたチンピラが成り上がる。愛されたことのない男が懸命に愛す。信頼とガッツの男が信頼を失う。

後ろから身内にぶっ放される。 俺のジャンキーヒーロート
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サマリア(2004年製作の映画)

4.1

お父さん。お父さんお父さん。

ソナタか、ヒュンダイのあの車。ぬかるみではまるのかよ。

みてくれよ。取り残される者を。

春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

3.9

湖に浮かぶ寺に住む老僧と少年。少年は魚やカエルやヘビに石をくくりつけて遊ぶ。朝起きると少年の体には老僧によって石がくくりつけられている。老僧は言う。明日、魚やカエルやヘビにくくりつけた石を外せ。もし>>続きを読む

コースト・ガード(2001年製作の映画)

3.6

北からのスパイの上陸に備えて日々訓練する沿岸警備隊。カン上等兵は他の隊員が遊んでいる中でも切磋琢磨する熱血漢。闇にまぎれるため顔を塗る。夜7時以降、金網を超えると撃たれても仕方がない海辺がある。ある>>続きを読む

悪い男(2001年製作の映画)

4.2

一目ぼれした女子大生を嵌めて売春宿に監禁して売春させる。それをガラス越しに覗く寡黙なヤクザの男。男の心は今までの人生ですでに深く傷ついており底辺でしか愛される自信がない。徹底的に汚す。

これを純
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

稀代のインチキ山師の伝記も、最高の音楽とジャイケルマクソン真っ青なダンスとヒュージャックマンの満面の笑みをふりかけることで好意的な人たらしミュージカル映画に料理できるという一つのサンプルになった。こ>>続きを読む

鰐 ワニ(1996年製作の映画)

4.2

キムギドクという天才監督がこの世に誕生した映画。

鰐と呼ばれる男。ガムを売る少年。機械に強い爺。身を投げる女。奇妙な4人のホームレス共同生活は川のほとりの橋の下で営まれる。
鰐は汚い水の中を自
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

我がカルトマスター・デヴィッドクローネンバーグ監督渾身の中途半端な一作。軽い。底が浅い。監督独特のアングラ感も薄れた。劣化版ヴィデオドロームになってしまった。

としても私はクローネンバーグに洗脳
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

4.6

「君の秘密がわかったよ。君が理解できた。僕は家に帰る。君の元へ。」

最初、ジャスティンは実直だが主体性が無い。健気にテッサの軌跡をたどっていくが頼りない。テッサの本質に迫っていく過程で彼は彼の本来
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SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

1.9

古い方のテレビアニメと古い方のアニメ映画全作を何回も観た私の率直な意見なのだけど。

実写化するという時点で非難囂々間違いなし。脚本だって誰がどこを切り取ったって絶対文句言われる。よくやったよみん
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ライフ・イズ・ビューティフル(1998年製作の映画)

4.8

たくさんの批判がある映画。600万人のユダヤの方々が殺されたホロコーストをコメディにしていいのかとか。史実と異なり時代考証がめちゃくちゃだとか。生存者がどう思うのだろうとか。お前たち親子だけが収監さ>>続きを読む

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