jimanoffさんの映画レビュー・感想・評価

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

面白かったけれど、ラストのシーンを描きたかったがために前半部分のパク家の描写が単純化されているように思えた。なぜあんなにも容易に騙されてしまうのか、という意味で、貧しい半地下の生活への描写の対比にある>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.6

前作は埼玉県民による埼玉県下げだったので何も考えず面白くみたが、今回滋賀が絡んでくるとなると…他の関西の府県ギャグも含め、どこまで笑っていいんですかね。2作目だからさすがに関東でやるのは厳しかったんで>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.3

初めてみたけど、あんなに説明セリフや役名を呼びかけるセリフがばっかり続くとちょっとうんざりしちゃいますね。少なくとも、日本映画としてかなり力入れてこれなのだとすると、もうちょっと観客の理解力に委ねてい>>続きを読む

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.6

飛行機で鑑賞。テレビドラマは見たことなかったが、テンポよく進むし、適度に笑いが入ってくるので観ていてストレス感(と後に残るもの)がほとんどなかった。

パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

3.9

コパンダは嬉しいことがある逆立ちのするのがとても可愛い。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

変奏曲的な展開(第一日目が主題で、それ以降はいくつかの変奏、長調もあれば短調も)という構成で理解すると入りやすい。
伏線回収などの安易な物語に収斂しなくて良かった。現実の東京を舞台に使いながら、現実感
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

結構面白く観られた気がする。あらゆる過去作へのセルフパロディ、母捜し、異世界探訪と冥界、キャラクターの変容、久石譲の音楽など、宮﨑映画のあらゆるエッセンスが詰まっており、これを観ることができて個人的に>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.1

宮崎から出てきた環が御茶ノ水駅でばったり鈴芽をみつけるシーンであまりのご都合主義に見るのをやめてしまった。
全般的に、かなり受け入れ難い映画の世界観に対する、鈴芽の受容の描き方が雑で、すべての葛藤を「
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.1

あんまりよくわからなかった。とりあえずザイオンの人たちは普段なにをしているのだろうと気になった程度。

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

うーんどうなんですかね。まったくのめり込めなかった。
例えば、小山内が伊藤沙莉演じる友人の娘でえる瑠璃の話を受け入れるまでの心理的な葛藤がまったくわからない。加えて小山内の家族のセリフは背景の説明が多
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.4

前評判良かっただけに、なんだかがっかりした気持ちになる。原作読んだことないけど、主人公のひたむきさ、素直さがただの無計画・無鉄砲さにしか見えず、それを才能と努力でオールカバーという、フィクションなら何>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.9

面白かった!よくある展開ながら、そこかしこに中国系アメリカ人と華僑のシンガポール社会の対比がよくわかったのも良かった。

ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.7

ほほえましい内容ではある。お父さんとして悪戦苦闘する姿は結構共感できるものがあるのではないか。

ゾッキ(2021年製作の映画)

3.1

とにかくあんまり面白くなった。やりたいことやって満足って感じの映画なのかな。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソンの世界がファーストシーンから満載という感じで、「グランドブダペストホテル」を彷彿とさせる多重的なストーリー構成(ただ、サイドストーリー間のつながりは雑誌のひと記事という以外にみいだ>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

この手の映画を最近よく見てるけど、これも結構良かった。

池松壮亮の喋り方がいかにも表現者っぽい、語尾をちょっと上げるそれだったのが良かったし、伊藤沙莉も「忘れがたい元彼女」役がハマり役なのか、とても
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.2

「花束みたいな恋をした」に引き続き、こうした90年代を振り返るような映画を最近よくみている。おじさんになったのだろうか。

オザケン、文通、WAVE、電グルのオールナイト、ラフォーレと、まあよくもその
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

ゲーム世界のモブキャラ(NPC)にAIが仕込まれ、しかも意志を持ったら?というお話。このゲームがどんな仕組みなのかを、まずガイを動かして何度も再現することで理解させた後、これがゲームであることを演出さ>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

宗教なき時代のアメリカで、資本主義の歪みの中に迷い込み、住んでいた街と家族を失った末、何に寄り添うかの答えをノマド生活に求めた人たちの暮らしぶりを垣間見る、ドキュメンタリーのような作品。思ったよりスト>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

王道のなかの王道、ベタベタなストーリー展開だが、ラストのファミレスのシーンで、これはメタ恋愛ドラマなのだいう確信を覚えた。
物語の大事な要素ともいえる、サブカル・スノッブ趣味の固有名詞たちがいちいちく
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.4

前作の爽やかさに比べて、ちょっと会話が気持ち悪いなと感じてしまった。なんでそんなにセックスしたいの?ある意味リアルなのだが。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

エンタメとして見る分にはやはりこのシリーズは面白い。最後まで飽きることなく観られるテンポの良さがある。

おとなの恋には嘘がある(2013年製作の映画)

3.5

シングルファザーとシングルマザーの恋愛というアメリカらしいストーリー。シナリオもよくある話だが、何が残るわけでもない。

日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

パリにて鑑賞。
茶道を通して一期一会の人生観を伝えるアートムービー的な見方が正しいのだろう。ちょっと浮世離れした感じもあるが、バブル期のお話ということで焦点をずらしてあるのはそのためか。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.6

ボランティアの人たちがなぜ身を粉にしてまでそれに参加するのか、そこにどんな拠り所を見出していたのかを描くやり方もあったのではないか。少なくとも本作においては、主人公ではない人物に対するスポットライトの>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.9

a whole new worldがかかる場面でなぜかめちゃくちゃ泣きそうになってしまった。

七つの会議(2018年製作の映画)

3.3

うーん。こういうのを見て面白い、スカッとすると思う人がいるから、池井戸原作の作品は流行ってるのかねえ。
私にはどうにも面白さは感じなかった。単なるサラリーマンの悲哀物語というか。アンサングヒーローを讃
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

前回の「イーダ」がよく出来上がった作品になっていると感じた一方で、今回のストーリーの不可解さ(あるいは端折り方)には、勝手にしろと思いたくなるほど感情移入の難しさを感じた。
ベルリンの壁以前の東西ベル
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

公開初日に観覧。
遺伝子組み換えや魂と体の関係など、シナリオとして描かれるストーリーは意外にも遠大かつ宗教的。
それにしても、「ポケモンの体に人間の魂が宿る」という考え方は、日本はともかくとしてアメリ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

飛んだ茶番を見せられたという意味では期待通り。映画館でみる良さがあったかは疑問。

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