じりさんの映画レビュー・感想・評価

じり

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星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.3


旅先で事故死した息子の代わりに、巡礼の旅を始める父。
理解出来なかった息子の生き方を知るために、遺灰を抱えて息子の目指していた聖地に向かう。

無茶だなぁ、と思ったけど、面倒見のいい太っちょだったり
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さあ帰ろう、ペダルをこいで(2008年製作の映画)

4.1

失われた家族の歴史と自分自身の未来を取り戻すため、ドイツからブルガリア迄、自転車で帰省する青年とその祖父の物語。
共産党下のブルガリアから、家族で亡命した父。
ブルガリアで監視下に置かれながら、生き延
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カンフー・パンダ3(2016年製作の映画)

3.7

シリーズ第三弾。
パンダ父登場。
パンダ村でパンダの修行積むポー。
パンダは坂道を走らない。
転がるのさ。

パンダ、子パンダ、女子パンダ🐼
パンダだらけで癒されます。

上野のパンダはシェンシェン。
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風の前奏曲(2004年製作の映画)

4.1

ラナートの調べが優しい。

「ラナート」っていうんですね、あの吊橋のような木製の打楽器。
あの独特の音色はとても耳に心地よい。
しかし、どの道も極めるのは簡単な事ではないのです。『シンプルな構造だから
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台湾、独り言(2016年製作の映画)

3.5

正月明けの台北。
異邦人たちの非日常と、台湾の若者達の日常。
台北で日本語教師として職を求める日本人。
スペイン語を教える韓国人。
世話焼きインド人。
学校に行かず、スペイン語を学び絵を描く台湾少女。
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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.0

貧しい遊牧民出身で、世界のトップモデルに登りつめたワリスディリーの物語。

ソマリアの遊牧民生活の貧困からの逃亡、渡航。
ロンドンで政治難民となり、ホームレスの様に彷徨っている時に出逢ったマリリン。
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ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

4.0

伝説の黒人女性歌手の半生を追うドキュメント。

なんと振り幅のおおきな生涯なんだろう。
怒りと孤独と絶望と…。
眩し過ぎて見えないのか、
奈落の底の闇で見えないのか、
彼女の姿がとらえられない。

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スヌープ・ドッグ ロード・トゥ・ライオン(2012年製作の映画)

3.6


ラップスターとして頂点を極めたスヌープ・ドッグが、レゲエ転向する軌跡を追うドキュメント。

ギャング、抗争、友の死。
深い闇と輝かしい成功とが、大きな瞳に不思議な色を宿している。ように見える。
色気
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ボンベイ・トーキーズ(2013年製作の映画)

4.0


インド映画100周年記念のオムニバス作品。

こう言う、淡々とした日常の中に隠れたドラマを描く作品が好き。
〝ザ・ボリウッド〟じゃないのが粋です。
だけど、どのストーリーも、チラチラと映画スターの影
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神様はバリにいる(2014年製作の映画)

2.5

南の島のおとぎ話?
と、思いきや、アニキには実在のモデルがいたのかっ!
これはこれでフィクションなんだろうけど、アニキのモデル丸尾孝俊氏にはとても興味をそそられる!
もちょっとバリの生活のディテールを
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ヌーヒン バンコクへ行く(2006年製作の映画)

3.0


あっついから、
バカバカしくて騒がしくて、分かり易〜いのがちょうどいい。

タイのマンガの実写版とか。
ヒロインは、日本で言うと、
まる子?じゃりン子チエ?あさりちゃん?(昭和感満載)
いえいえ、
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.7


熱帯のじっとりとした湿度の濃い空気の中で、逞しい生命力のいきものたちが怖いくらいギラギラしてみえる。
朝方の鳥のさえずりが、耳に痛いくらいに喧しい。
朝露に光る庭木の緑が眩しい。
パパイヤの滴る樹液
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ナオト・インティライミ 冒険記 旅歌ダイアリー(2013年製作の映画)

3.5


#異国文化#旅#音楽
引っかかりまくりのタグワードなのに、何だかイマイチ腑に落ちない感じがするのは何故だろう。

エチオピアの子供達の目の輝きや、コロンビアのミュージシャンのライブの熱気に、トリニ
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

4.0


美しい。あぁ、うっとり。
才能があって、若くて、美しいのだ。
最強だ。悪魔だ。
何人たりとも彼の芸術的革新を、躍進を止める権利はない。
しかし、社会的に見れば、身勝手で社会性欠如の危険人物に違いない
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クスクス粒の秘密(2007年製作の映画)

3.6

アラブ系フランス移民の家族の物語。
移住して35年のスリマーヌとその家族。
元妻、実子、孫、恋人、その娘、とにかくファミリーの結束が強い。
異国で根を張るって、どんだけの苦労か推し量れない。
スリマー
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サンバ(2014年製作の映画)

4.1

フランスの移民の現実。
アフリカ系移民のサンバ、自称ブラジル移民ウィルソン、そして移民支援ボランティアのアリスを軸とした物語。
移民の厳しい就労事情がうかがえる。
重いテーマだけど、サンバの笑顔にほっ
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