堊さんの映画レビュー・感想・評価

堊

映画(1600)
ドラマ(4)

バウンス ko GALS(1997年製作の映画)

3.8

たいぼくの描線で描かれたような佐藤康恵のかわいさに過呼吸気味になりながら観た。唯一持ってるCUTiEにも佐藤康恵が市川実日子と一緒に載ってて、そういえばHIROMIXの写真がバンバン載ってて、この頃は>>続きを読む

リストラ・マン(1998年製作の映画)

3.0

2000年問題に備えているシステムエンジニアたちが会社に反旗を翻そうとする…。時代の記号に目眩がする。この前のWOWOWでやってたジェームズ・マンゴールドとかゼメキスが90年代の映画を回顧するドキュメ>>続きを読む

Zud(原題)(2016年製作の映画)

2.5

マジでみたことがない馬の姿にちょっとは興奮したけれど…メイキングがただひたすらに気になる。もっと嘘っぽいものを観たいきぶん。むしろどう見ても非職業俳優のガキどもが「オレはあの子のことずっと好きなんだぁ>>続きを読む

テキサスの死闘(1958年製作の映画)

3.0

ついに車輪どころか空調まで前景として利用される。爆速で見せられるオープニングからあっこれは傑作だと思わされる。[俺が命乞いしようとお前は俺を殺す、俺が殺すなと言おうがお前は俺を殺す、俺が走って逃げよう>>続きを読む

ソー・ダーク・ザ・ナイト(原題)(1946年製作の映画)

4.4

冒頭の空調から車輪、雨が打ち付ける列車の窓、暖炉の熱で歪む画面、「ワゴン・ホイール・ジョー」と呼ばれたジョゼフ・H・ルイスの演出が極まってる。家から室内に入るカットが地続きなのがそのまま、二階に上がっ>>続きを読む

サーチャーズ 2.0(2007年製作の映画)

4.0

『捜索者2.0』ってタイトルの時点からサイコー。映画オタクのおっさんたちが幼少時の子役だった自分たちに暴力を振るった悪徳プロデューサーをボコしに行こうと旅に出る映画。

はちゃめちゃにゆるいんだけどこ
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Tメン(1947年製作の映画)

3.8

これ以上のサウナ格闘シーンは『イースタンプロミス』まで待たねばならなかった…云々のアレ。蒸気、煙、硝煙…。セミドキュメンタリーと銘打ってるだけあって、かなりナレーションが多い。水道の下の攻防の長回しが>>続きを読む

秘密指令(恐怖時代)(1949年製作の映画)

4.1

ロベスピエールの処刑までをアンソニー・マン、フィリップ・ヨーダン、ジョン・オルトンなんて錚々たるメンツでやっているB級ノワールの代名詞的な作品。全カットカッコ良すぎてやばい。アンソニー・マン的?な倒れ>>続きを読む

ポーラX(1999年製作の映画)

1.7

「なにもない」「なにかあるとでも?」ここ最高にゴダール。イザベルが走り出すシーンは完全に希釈されきったネトフリ映画だし、中華料理店のくだりアサイヤスみたいで意味わからんし、インダストリアルノイズなあれ>>続きを読む

ケイコ先生の優雅な生活(2012年製作の映画)

2.5

ハローCQCQからの吉岡睦雄が待つマンションの階段に胸が締め付けられる。「ヤリマン星のヤリマン先生」→BIGLOVE。
何一つ状況をは改善していないのだけど爽やかすぎるラスト。かなり面白かった。走り出
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ムーンフリート(1955年製作の映画)

2.0

シネマスコープを活かした海岸で待ち構えた銃がズラリと並んでいるショット、妙に力の入った教会のシークエンスぐらいで全体的にはすごい教育的なムードを漂わせてるし、井戸に降下していくのはかなり『トムソーヤ』>>続きを読む

弱者よ踊れ(年製作の映画)

1.2

一言も会話が通じなさそうだなと思った。こわすぎる。

あとのまつり(2009年製作の映画)

4.7

良すぎ。『嘘つき』+α。「嘘だけど」、風船、飛行機、スクリーンプロセス。あまりにも良すぎて他の映画観れなくなるからもう観たくない。おーんえーんおーんとぅざべけ。断章形式に見せかけること。「すべてがつい>>続きを読む

マイク・ザ・ウィザード(1988年製作の映画)

4.3

SFX的なものが共有された世界観で実際に最後にそれが映し出されるのがすごい。ゴミを捨てる動作でゴミが輝いたり、膨大な数のおもちゃたちが挨拶していて一つだけ変な動きしていたり、どう考えてもアートフィルム>>続きを読む

仕組まれた罠(1954年製作の映画)

3.0

原題『ヒューマンデザイア』。廊下の後退ショット、そして再び誰もいない廊下のショット。バギバキに決まった室内の左右対称に寄せたショットはウェスアンダーソンのよう(撮影監督バーネットガフィ)。ギミックらし>>続きを読む

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

4.2

バカ面白い。手紙を這う黄金虫→立ち上がるで物語が始動する。本当に異様な陰影。ラストで自分で灯り持ってるのがなんだか面白い。縦構図、ローアングル、階段!ヒッチコック感ありすぎる。誰も存在しない廊下を見て>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.0

初見。50年のいわゆるフィルムノワール語りが、今見ると総本山であるはずなのにパロディのように見えてしまう。ナンシー・オルソンとグロリア・スワンソンの間を往復するウィリアム・ホールデンのなんか妙に『卒業>>続きを読む

ミク、僕だけの妹(2018年製作の映画)

2.9

いつもの底辺描写が極まっているゴミ捨て場と化してるキッチン、垂れたままのソースなどにやられる。前半はなんだいつもの城定映画かなんて思っていたら、底辺描写がゼロ年代ディストピア的想像力に結びついていく。>>続きを読む

ファンタズマ(2000年製作の映画)

4.2

『捜索者』からのノイバウテンノイズをそのままリズムに取り込んだEDかっこよすぎる。ありえない斜面も風を感じずにはいられないトラックも嬉しいが、女が出てるシークエンスは全部いい、というか何あの機械!顔を>>続きを読む

時をかける少女(2010年製作の映画)

2.0

マーク忘れ。いやこれめっちゃ長文でレビュー書いた気がするんだけど。。夢?レビュー消された?
まさかの映画作りモノ。仲里依紗を起用していながら細田版よりも大林オマージュで溢れてる。

黄金(1948年製作の映画)

3.5

狂った爺さんが『マルタの鷹』に一瞬出てた爺さんでジョン・ヒューストンの父だということに驚いた。ほとんど話はこち亀の両さんが金儲けしようとして失敗するやつ。ハンフリー・ボガードが両津勘吉。
「給料貰って
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マルタの鷹(1941年製作の映画)

2.0

マジで味のあるピーター・ローレ。なんか『マネーボール』とか出てる時のジョナ・ヒルとかヴァンサン・マケーニュみたいな雰囲気の演技。鷹ゲッチュ→即チルには笑ったし、引きこもって向こうから延々事件が持ち込ま>>続きを読む

アスファルト・ジャングル(1950年製作の映画)

2.5

やっぱり『黄金』の人っていうか、欲望によって変質してしまう人間の二面性を描くジョン・ヒューストン。黒澤明=手塚治虫的な人間万歳ヒューマニズムにも、ラング的な陰謀ミソジニーにもなってないところが面白い。>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

1.7

虚心坦懐流行り物に手を出そうシリーズその2
すごい中途半端にファスビンダー的なことをほのめかそうとする演出を感じる(特に女性が二人になった途端)。『魔法少女隊アルス』みたいな終盤は超Z級テレビドラマと
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荒野の女たち(1965年製作の映画)

3.7

二回ある暗闇の中、意を決したアンバンクロフトが立ち尽くしているショット(いかにもエリセ=蓮實=ペドロコスタラインな)も感動したけど、ラストの門の内側に消えていくアンバンクロフトを見つめる主観ショットも>>続きを読む

紅閨夢(1964年製作の映画)

2.0

先輩の発表で取り上げられていたので。大島渚が絶賛してるらしい権力闘争メタファーだとか、メタに次ぐメタもあんまわからず。元のフィルムから映倫との闘争でズッタズタになってるのか、セリフが切れまくっている異>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

2.0

虚心坦懐流行り物に手を出そうシリーズその1

VHSで83年くらいに出てたらマジで面白かったと思う。
小屋に入る直前の画面の歪み、腕に生えた草、猫騙しの歪み、あとトイレで泣いた後の機内への繋ぎはフツー
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ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-(2019年製作の映画)

3.0

ラストのメリル・ストリープのアレはなんだか一昔前のソダーバーグを見ているようで全然面白いとは思えなかったけれど、即物的な(俗物的な?)編集がたまらない。

東京少女(2019年製作の映画)

2.5

最近難病の友人に短歌送ってたら、病室の窓から見える桜の画像を送ってくれたので癒された。この形式でもっとしょうもない感じで飽きるまで日記つけたい。性的なことを語る=ほんとうのこと、みたいなのはつらいけど>>続きを読む

EM/エンバーミング(1999年製作の映画)

4.0

クッッッッッッソおもろかった。瀬々感ある90年代記号の中を鈴木清順と高島礼子が駆け抜ける。とにかく銃弾をビビらない松重豊のロメロ感ある銃撃戦がカッコいい。ダブなサントラも『ブギーポップ』『CURE』な>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.5

激ヤバディゾルブ。ライヒャルトの中で一番わからない。『捜索者』をもっとハードコアにした感じ?。俯瞰+砂埃+俯瞰のシークエンスがまじでカッコ良かった。

自由が丘で(2014年製作の映画)

3.0

時系列ジャキジャキなだけで嬉しくなってしまう。フッと視線を外す、目を向ける、こなれた/てない乾杯、事前情報なしで見たからなのか、そうした些末な動作で親密さの違和感を感じさせる加瀬亮がすごい。
オッサン
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白い指の戯れ(1972年製作の映画)

3.1

噴出する妙なリリシズム、これが神代分なの?どうにかなりそうなぐらい面白かった。「死の、死の、死のう」。村川透めっちゃみよ。

わたしはわたし ~OL葉子の深夜残業~(2018年製作の映画)

3.6

歯磨きのキマりぐあいがヤバい。城定なのにあんまりチープな画面じゃない。「わたしはわたし?ですよね?」で大感動。自分の中にいる他者と出会い直すこと。『ノーマ・ジーンとマリリン』に一番近い映画。『ファイト>>続きを読む

ざくろの色(1971年製作の映画)

3.5

決定的な瞬間としての水の落下、血の滲み、殺害。不可逆なものを積み重ねることで運動を描く。すべてが途中で、ものごとの始まりではない、もちろん終わりでもない。同一線上の二人をイマジナリーラインガン無視して>>続きを読む

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