堊さんの映画レビュー・感想・評価

堊

堊その2

映画(779)
ドラマ(2)

薔薇のようなローザ(1985年製作の映画)

1.9

廣瀬純が『シネマの大義』で「ポールヴェキアリには死んでもらいたいと思います」みたいなこと書いてたのでどんなもんかみた。溝口の『赤線地帯』の出来損ないらしき何か。

猫が行方不明(1996年製作の映画)

1.8

猫=のけものにされた自分の入れ子構造はわかりやすすぎるし、大したセリフがあるわけでもない。

アントニオ・ダス・モルテス(1969年製作の映画)

3.8

冒頭の逆再生みたいな音楽からしてやばいし、バチかっこいいショットもしばしば。ガチなんだかユルいんだかわからん決闘も楽しいし何より主人公の顔がキマりすぎてる。この映画のストーリーを正確に書けてる人がいる>>続きを読む

スペル(2009年製作の映画)

4.1

ほんとうによかった。目ん玉が飛び出るとこでにゅぽんって音がするのグッド。

僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

3.7

ダグラスサークの『天は全てを〜』とかニコラスレイの『ビガーザンライフ』的な恐ろしいテレビ。もっと前半のゲスい方面で進んで行くのかと思ったらどっちやねんって話に。ヒューマニズムっぽいラストもそんなにうま>>続きを読む

ネオ チンピラ 鉄砲玉ぴゅ~(1990年製作の映画)

2.5

山田辰夫が暴れまわるところとメロンソーダ一気飲みは本当にいい。羽毛舞い散る中での拳銃、かっこよすぎ。

TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

3.8

想像していたよりずっと面白かったが、もうちょい省略できるだろと思うところもいくつか。
・顔の振り向きを割るのはどうか。
・母の話に収束していくのはどうなの…
・内田裕也……

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

19年前のカットへ長回しで繋げていて、またシャマランのドヤ顔が……
徹底的に外しきる姿勢に徹していて誠実さは感じるが長過ぎるやろ
「最初のスーパーマンは飛べなかった」で泣きそうになるが、この方面の主題
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悪魔(1972年製作の映画)

3.0

ちょっと舞台寄りの演出が激しいというか…かなり観念的で『夜の第三部分』よりもノレず…
それでも『ポゼッション』元ネタの発狂発作ダンスとか登場人物お構いなしに動き回るカメラなどいろいろむちゃくちゃ。
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新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

3.5

思っていたもの以上にコンティニュイティもへったくれもない映画でびっくり。かの有名なシーンで逆再生音というかテクノみたいな音楽になるのがウケた。チンコでかくね??三本足かと思った。あの中性的な子とか寄宿>>続きを読む

ニースについて(1930年製作の映画)

3.5

MTV。かなり過激
イメージフォーラム、B列選んでスクリーンの高さで首が大変なことになった。

ロシアン・ドールズ(2005年製作の映画)

3.9

①よりもずっと90年代してないのがよい。延々ホラを吹くたびにホラ吹き男が出てくるのが普通に笑った。てかホラを吹くって世界共通の言い回しなのかよ。主人公の顔とヤリチン具合がかなり共感性羞恥発動して辛かっ>>続きを読む

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

4.0

ヤケクソみたいなno suprisesの使い方に声だして笑った。これでもかと三回流れる。たぶん世界一no suprisesが流れる映画。主人公がいかにも女食うけどモテはしない文学ワナビの顔をしていてす>>続きを読む

素粒子(2006年製作の映画)

4.1

ウェルベックの原作をかなりそのまんま実写化。主役ふたりの顔が中年ウェルベック顔過ぎてすごい。原作では一行に過ぎなかった転落シーンを壮絶に描いている。もちろんそのあとの空中を抱きしめる仕草も抜かりなく。

気狂いピエロの決闘(2010年製作の映画)

2.6

フルチンで坂を転がる下りの転がり方が凄まじかったり、炭鉱所を動き回るカメラはよかったけれど、アクションが……ベロがシルエット越しに一周する仕草はよかった。あれはエロい。

拳銃魔(1949年製作の映画)

4.1

恋に落ちる音がする。

やっぱり冒頭でのヒロイン登場とそれを見る主人公の(この後の全てを予見させるような)狂った表情が最高。最強であるがゆえに孤独なもの同士の邂逅として泣ける。『夜の人々』との違いが面
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天使の顔(1953年製作の映画)

2.7

『拾った女』のあとに見たのが悪かった。かなり冗長に感じる。裁判長すぎるし。『団地妻 昼下がりの情事』なラスト。

拾った女(1953年製作の映画)

4.5

ありえんぐらい面白い。老婆が死ぬ前に人思いに頭を…と懇願する姿とレコードが止める美しさ。『その女を殺せ』といい、レコードを鳴らす演出は演出然としてあざといけれどここまでごった煮だと面白く感じる。『レイ>>続きを読む

その女を殺せ(1952年製作の映画)

3.9

こんなに混んでるシネマヴェーラはじめて。
冒頭の襲撃がカマシでしかないように思えてしまうほど、急転直下なラストと車の反射。『アメリカの友人』をちょっと思い出した。

愛の新世界(1994年製作の映画)

4.6

普段行ってる場所が全部出てきてうれしい。道玄坂ステディ構えて爆走したときのこと思い出して泣いた。

セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

3.4

光よりも編集にやられる。こんな饒舌な物語運びをする監督だったなんて。

ショックプルーフ(1949年製作の映画)

2.5

全然ダメ。突然の飛び降りと階段と結婚式の車で走り始めるくらい。根本的にダグラスサーク違うのかもしれない。

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.4

権力の美学とAKIRAのポスターが向かい合って飾ってあるのはもはやギャグの域だろう。だからこそ本作は「どっちのシリアルを食べるか」なんて最初の選択にこんな選択に意味があるのか?と思った視聴者に答えるよ>>続きを読む

夜の第三部分(1972年製作の映画)

4.2

ほんとうにありがとうビデオマーケット。
モロ出産シーン、シラミの解剖、発狂する女…ズラウスキーの見世物精神が処女作にして溢れきってる。もちろん噛み合わないバキバキに詩の応酬でしかない会話も。完璧に流れ
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渇き。(2013年製作の映画)

3.7

ソダーバーグ+ハーモニーコリン的な編集(カサヴェテスって言ったら怒られそう)が加速を極め物語るどころかPVにすらなっていないのがサイコー。音楽に合わせて暴行シーンが流れるのではなく、音楽が流れる「から>>続きを読む

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

3.0

準備運動が長すぎる。ラジオ体操したくなった。『カウボーイ・ビバップ』死ぬほど見てた世代だからこれ見ながら作画いい!とか思っちゃった。徹底して茶化そうとしてるのかっていうくらいゆるい。ラストのアレとかパ>>続きを読む

モルグ街の殺人(1932年製作の映画)

3.3

ポーのミステリーを逆からやるだけでこんなわけわからん話になるなんて。モルグがマジに見世物小屋になってる19世紀のパリ最高すぎる。『指紋論』で読んだ。警察の家宅捜索を防ごうとして扉越しに打たれて死んでい>>続きを読む

モスクワへの密使(1943年製作の映画)

3.0

ソ連もいい人ばっかりだよ、むしろ勇敢に戦っていたし、なんてぶっ飛んだ話のラストにスターリンも出てくるし、レニの映像やニュースフィルムを継ぎ接ぎしまくった130分は無茶苦茶すぎる。自国民の愚かさをここま>>続きを読む

クラス・オブ・1999(1990年製作の映画)

3.8

この映画を見るようなバカが退屈してしまわないように退屈しないようにと徹底的に工夫されている。やたら引いて自信を見せつけるカメラと美術。ラストの迫力と爆発の景気の良さは普通に『ターミネーター』1作目より>>続きを読む

リトル・オデッサ(1994年製作の映画)

3.9

父親自身が「24になると誰も父親のことを尊敬しない」と息子に語っているくだりで父親本人が口にする「父親」の一語はそうなるかもしれない/ならないかもしれない、未来の/過去の「影」でしかない。だが、登場人>>続きを読む

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