堊さんの映画レビュー・感想・評価

堊

堊その2

映画(626)
ドラマ(1)

パラダイム(1987年製作の映画)

3.9

・ブギーポップのマンティコアってこれじゃん。体育倉庫におきかえたあたりクールだな上遠野浩平。
・息をする腐乱死体  それを観る顔にかかる格子の影
・「働き蟻、仲間のアリは操られている」最高にカーペンタ
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大いなる幻影(1937年製作の映画)

4.1

・ロシア語、ラテン語について講釈をのべて消えていく人物がゴダールっぽい。・ほんまもんの「それでもなお」が聞けてよかった。・「そのときのためにお別れをしておこう」クールすぎる。

恋多き女(1956年製作の映画)

3.3

映画においてドアを開けることがどれほどおもろいかわかる。ジプシーから、貴族まで変身させられていくのはブニュエルっぽさがあった。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.5

店長がしゃがんで柄本佑の荷物を手伝うとこで本と本が立てる音がやばい。そのあとの外を石橋静河と歩くカットでも後ろを走る白いバンの速度が速いし音はでかいしで暴力性に溢れてる。弁当待つところでのセリフに合わ>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.6

前半のMV風に解体していく心地よさと死体が開かれると同時に謎が展開していくのが本当にうまい。火がついた死体から燃え上がる火柱がありえないほど景気良く天井に燃え移るののも素晴らしい。
ジャンルホラーとし
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自由の幻想(1974年製作の映画)

2.0

ブニュエルが撮ったって言われなかったら絶対叩かれてる。劣化モンティパイソン。

ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

3.3

業火車で家を焼き尽くすシークエンスにビビるも、全編を通して異様にユルい。その状況に陥ったからそう動き、ジャンルを横断していく行き当たりばったりさに惚れ惚れするも少し長いような。

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白い。
・ディスクユニオン渋谷での「俯いた主観ショット」に感動。
・「こんな歌詞でお前本当に感動させられると思うの?」は作品内自己言及っぽくてアツい。
・産むたびに歯を痛める母親(=産み
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M(1951年製作の映画)

4.6

ラスト、完全にツイッターじゃん。


「哲学者になってる場合じゃないだろ、みんなを笑わせろ」

Avalon アヴァロン(2000年製作の映画)

1.2

『市民ケーン』をグレッグ・トーランド監督によるアニメーションであるとするならば、エヴァンゲリオンの監督は庵野秀明ではないだろう。かのOPを一度は目にしたことはあれど、あれが鶴巻和哉の手によるものである>>続きを読む

十月(1928年製作の映画)

4.0

エイゼンシュタインモンタージュって1+1=3の方面かと思いきや1=3の方面なんだ。神!神!レーニン!神!神!レーニン!神!レーニン!神!って爆速でやるもんだから笑っちゃった。エヴァのOPより早い。もち>>続きを読む

新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

3.6

・思ったよりしんずくがそのまんま残っていてビビる。ふたりが走り回る東京の夜道の撮影がとんでもなくキマってる。
・処女童貞、ゲリラ撮影云々よりラストのしつこさとかゴダールまんまなところとか気になった。俺
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セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

2.7

・「ユーアーインマイムービー!」はaiueo700の「俺はお前が俺を見たのを見たぞ」っぽくてブチ上がる。
・基本ステレオタイプな「アングラ映画」から主人公たちが離れることはないので非常にもにょもにょす
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宇宙大戦争(1959年製作の映画)

5.0

月に着陸する時に二機が回転しながら落下していくのは完全に『トップをねらえ!』のラストだし、宇宙戦争に向けて世界中が謎の組織へと回収され一致団結するさまは『Q』、艦内の引きのショットはまんま『ナディア』>>続きを読む

デス&コンパス(1996年製作の映画)

3.2


・ただ机を前と後ろで並べて、それで電話をしてる人とかかってきてる人にしてしまっているのもすごい。もはやスプリットスクリーンですらない。
・マッドシティすぎてそこら中で爆発してる。
・胡散臭い預言者が
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新ゾンビ(1998年製作の映画)

2.9

撮影現場その場で脚本も全て考える『あの夏、いちばん静かな海。』方式で撮られてるのではないか…?と疑いたくなる。
これで行けるなら映画撮るか…?と思わせられる偉大な一本。『ブレインデッド』を何回観てもピ
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ポゼッション(1981年製作の映画)

4.6

「あの犬は老衰じゃないぜ
それで君はどうするんだい?
滅びかけた世界を救うために戦ってくれ
もう我々は子供じゃないぜ」

再見

全字幕写経したい。

疑惑の影(1942年製作の映画)

4.3

「さっき飲んだコーヒー、へんな味しなかった?」
「え?そうだった?」
「ソーダを入れたんだ。毒なら今頃死んでる」
「全然わかんなかった」
「苦かったでしょ、あれがたぶん死の味だよ。ときどき考えたことが
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.8

hidden hitchcock
・「おまいさんもやっぱりヒッチコックが好きなのかね」とか言いたかったけど思ったよりヒッチコックではない。
・ジャネットゲイナー推しにビビる。パリピが第七天国借りてくの
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私生活のない女(1984年製作の映画)

3.9

・『わたしの夜はあなたの昼より美しい』の楽屋裏ドタバタや『狂気の愛』のドッタンバッタンを思い出せばこの監督が映映画製作モノを撮ってるのも納得なはずなんだが、もちろんまともな作品であるはずもなく…
・い
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

2.6

70mmで。
・「飛行機恐怖症だったためにアフリカでの撮影は本人が同行せず…」なんてエピソードを踏まえていようがなかろうが冒頭一連の猿のカットは「想像上のアフリカ的」風景から一度も出ることはない。一瞬
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フランソワ・トリュフォー 盗まれた肖像(1993年製作の映画)

3.0

ゴダール出てこないじゃん…
アンドレ・バザン夫人きれい。動くロメールはじめてみた。風格ありすぎる。『フランス映画のある種の傾向』読むか…

チャオ・パンタン(1983年製作の映画)

3.2

麻薬の運び屋である若者とだんだん仲良くなっていく見せ方がうまい。事件が起こる⇒次の日の料理の風景⇒「昨日はね…」
若者が死んでからは『レオン』すぎるので…

18倫 アイドルを探せ!(2009年製作の映画)

2.7

「髪切った」の一言で俳優の顔が変わっていることを済ましてしまう過激さに惚れ惚れしたのだけどそれ以降はあんまり…
最後まで主人公がエロくも可愛くもないのがすごい。田舎も、ホームレスも、AV業界もクリシェ
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実写版 18倫(2009年製作の映画)

3.9

AV版『アメリカの夜』。城定監督の手腕というよりものちに『オーバー・フェンス』、『そこのみにて光輝く』を担当している高田亮による、引用に次ぐ引用、明らかな画面のチープさを補うための反復と省略からなる脚>>続きを読む

暗黒街の女(1958年製作の映画)

3.6

シド・チャリシーがロバート・テイラーの治療元へ駆けつけたシーンで扉を映しておきながら「そこ」ではなく後ろからロバート・テイラーが現れ、さらに「待ってて」って言いつつゆっくりと歩いていく二重のフェイント>>続きを読む

セル(2015年製作の映画)

2.9

・まぁ確かに大量のひとが河に潜んでいて物音一切立てずに、口からノイズを出すのはよかった。ちょっとだけ音がスコリモフスキの『シャウト』に似てる
・「夢っぽさ」をどこまでも突き詰めるなら人体発火のひとつや
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私の夜はあなたの昼より美しい(1989年製作の映画)

4.2

ラスト、歩きながら能力を発動して相手を全く観ずに口座番号、住所、未来を当てていく。
冒頭のふたりの出会いからして統合失調症寸前のバキバキのポエムでしかなくて、なぜこれがエロティックものを装って撮影→上
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ワルシャワの柔肌(はだ)(1996年製作の映画)

4.0

「だからね、あれは神様に祈るための行為で、性行為じゃないんだよ。たまたま子供を生むための行為と同じだけ」


セックスするたびにマッドマックスみたいな音楽がなるのが笑ってしまう。でもこれで子供が生まれ
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ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

3.2

漫画のコマを模したようで何か別の、図像が並べられるという点でタロットに近いスプリットスクリーンが暴れてる。絞殺魔ともまた違う。

ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

2.5

ドローンがなかったはずなのにどうして…というカットだらけ。自転車で爆走するところが本当にいい。
でもやっぱり一番ウケたのは諏訪敦彦のストレンジャーザンパラダイスのトムディチロを「呼んだら来た」って言っ
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テロ2000年 集中治療室(1992年製作の映画)

2.2

中原昌也の褒めポイントがたぶんグロテスクなところでとんでもなくゆる〜い日常系BGMになるところ、おそらくその一点のみ。
なんの繋がりもなしにハエのたかった大便のクローズアップを30秒ほど続いたり、ユダ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

5.0

・前後運動が凄まじい。カメラが手前に置かれるのは転ぶことを予告するからだし、虫に驚いて後ろに下がるためでもある。
虫に驚かなくなる→幽霊が見えなくなる→触れなくなる→カメラは静止する。


・何もない
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タッカー(1988年製作の映画)

4.4

「タッカーさん顔上げて笑ってください」

ルーカス製作、コッポラ監督とくれば『アメリカングラフティ』なわけで、とにかくスウィングジャズとの編集が気持ちいい。
車作り=映画なのはまんまなのだが、完璧な計
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