みーちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

みーちゃん

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必殺!III 裏か表か(1986年製作の映画)

3.9

必殺のTVシリーズは子供の頃に大好きだった。私の中での仕事人は、山田五十鈴や中条きよし(!)自分の記憶の古さに驚きつつ、好きなキャラクターは、上司の田中様、せん&りつ、鮎川いずみだったので、仕事人の顔>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

私は"障害"は人ではなく社会にあると思っていて、シンプルに言うと、多数か少数かの問題。で、社会は多数者中心に作られているから少数者側に障害が生まれる。

本作は主人公ルビーが、分かりやすい形でマジョリ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.9

子供の頃にテレビで見て、本気で怖かった記憶がある。今ならどんな風に感じるかと思って観た。

先ず、主演がグレゴリー・ペックだったなんて、びっくり。リー・レミックも妻役にぴったり。駐英大使の理想的な暮ら
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

フランスの映画。主演のピエール・ニネは、イヴ・サンローラン財団公認の伝記映画「イヴ・サンローラン」が印象的だけど、やはり良い役者だなーと思う。

私はこの人には独特の魅力があると思っていて、派手さは無
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浪人街 RONINGAI(1990年製作の映画)

4.0

凄まじかった。原田芳雄は魅力的だけど、良い意味で色気と毒気(?)が強すぎて正視できない。私はまだまだ未熟者だなーと思う。だから自分の中で、石橋蓮司が主人公だと、少し視点をずらして見るとちょうど良い。>>続きを読む

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

2.0

映画を見て久々に腹が立った。そして、こんなことで腹が立つ自分に笑えた。

◇新しくない作品なのでラストに触れます。鑑賞済みのかた向けです◇

とにかくスーザン。最初からイケ好かないと思っていたら、表情
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

おもしろかった。この映画でしか味わえない満足感がある。私はジョーダン・ピール監督の前ニ作より好き。

全ての要素が緻密に練り上げられ、意味が仕込まれているとは思うが、捻った深読みはせず、難しく考えず、
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

ダニエル・クレイグ演じる私立探偵ブランが、英国紳士然としているのに、どこか掴み所のないキャラクターで、渋いのにコミカル味があり、この絶妙さを醸し出すのって難しいと思う。だからシリーズ化されるのは分かる>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.7

クローネンバーグ監督の世界を心から楽しめた。
オープニング、てっきり劇中劇の設定かと思い、尋常じゃなく緊迫した場面だなぁと見ていたら、劇中劇ではなく精神科医の公開診療だと分かり「どうりで真に迫っている
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子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる(1972年製作の映画)

3.5

若山富三郎の子連れ狼はずっと観たいと思っていた。監督は三隅研次だから間違いない。やっと観れて嬉しい。

公儀介錯人が背負うものが端的に理解できる導入部分と、オープニング(大五郎の無邪気さと音楽とのギャ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.0

世界幸福度が5年連続No.1のフィンランド。残業が無く、有給休暇の取得はほぼ100%、長期休暇が当たり前。なのに1人あたりのGDPが日本の1.25倍で経済と両立している…。先日、そんなフィンランドに学>>続きを読む

1640日の家族(2021年製作の映画)

3.8

何の前情報もなく観た。日本よりずっと里親制度が進んでいるフランスで、当事者たちが何故こんなに苦しまなくちゃならないの⁉︎ 観客まで、どうしてこんなに辛いの⁉︎ って思った。

鑑賞後、本作は監督のファ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.3

予想以上に良かった。週末の夜、この映画に出会えて少し幸せな気分になった。この「少し」という感覚がとても心地よい。そんな作品だった。

私たちの迷い、選択肢、紆余曲折など。他者の目には見えないものを、ユ
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アザーズ(2001年製作の映画)

4.1

紫外線アレルギー、ポストモーテム・フォトグラフィー、戦争未亡人など。物語に絡む要素の全てが胸に刻まれる。その刻まれ方が、とても良い。鑑賞後もずっと心に残る。行間の表現力が豊か。


◇ここから本編に触
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.2

映像の美しさ、格式高さに圧倒された。そしてこの世界観に相応しい天知 茂に魅了された。

とにかく彼が映っているだけで画面のパワーが増す。言い換えると、彼がいないシーンは物足りなく感じる。無意識のうちに
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怪談お岩の亡霊(1961年製作の映画)

3.7

負のパワーが凄すぎて、おもしろかった。
伊右衛門は、人間として最低で、卑劣で、軽蔑しか抱かないのに、そんな若山富三郎が超セクシー。

近衛十四郎が演じた直助は、作品全体のテイストを左右する重要な役で、
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.2

良かった。是枝監督の映画は"誰も知らない"しか観ていないが、韓国製作なので観た。細部を振り返るために、もう一度観に行くかもしれない。

良かった理由として、映画の進み方と自分のペースが同期した、という
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呪詛(2022年製作の映画)

2.0

"独特なスタイルで撮影。興行収入は1億7000万ニュー台湾ドル(約7億6500万円)を突破し、オリジナル・ホラー映画としては台湾映画史上1位の興行収入を記録した"というので早速観た。

私はこの演出が
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暗数殺人(2018年製作の映画)

4.1

キム・ユンソクが見たくて観たら、なかなか渋くて熱い作品だった。連続殺人事件、サイコパス、警察などのキーワードで連想する、いわゆる韓国のサスペンス映画とは一味違い、良い意味で予想を裏切られた。

キム・
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.5

主要人物を演じた役者達が良かった。
キム・ユンソクは"チェイサー"で大好きになったのだけど、どんなシーンでも、どんな相手とでも、相乗効果を最大限に引き出し、緩急自在なところが本当に凄い。

それに対し
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀(1990年製作の映画)

3.9

ゾンビ映画は経験が少ないので観た。せっかくなら1968年作にしようか迷ったけど"原典をほぼ踏襲しているが、怯えているだけだったバーバラが次第に強い女性として変貌していく"と書いてあったので、敢えてリメ>>続きを読む

フロッグ(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかった。
途中までは何とも言えず不気味で怖かったけれど、不思議な感動を覚えた。

◇ここから本編に触れます◇


普通なら、最初からアレックの視点で描きそう。そうだとしてもドラマの土台があるか
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

ヴァル・キルマーのシーンが印象的だった。

"咽頭がんの後遺症と闘いながら挑んだ"という背景は抜きで、良いシーンだったと思う。役者としてのオーラにも感動した。

声が出ない人は出る人より少数だけど、ヴ
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

4.5

昔観た"ハエ男の恐怖"にゾッとした。でも最後の悍ましいショットしか覚えていない。本作は、その過程に重きを置いているのが哀しくて、おもしろかった。自分の部位をコレクションする洗面台の博物館だなんて、科学>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

4.5

なんだかんだ言って、一組の夫婦のドラマ、二人の世界に終始しているのが良いと思う。

ホリー・ハンターとロザンナ・アークエットが演じるキャラクターは、それぞれのコスチュームもぴったりでインパクトがあるけ
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

4.7

涙が止まらない。
クリストファー・ウォーケンの透明感や繊細さ、純粋さや思慮深さに、冒頭からずっと胸が締めつけられる。特別ではない日常シーン、少しだけ感情にさざ波が起きるシーン、大波が押し寄せるシーンな
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戦慄の絆(1988年製作の映画)

4.2

クローネンバーグ監督の世界観が確立していると思うので、ジェレミー・アイアンズの凄さはさておき、赤や青の色使いとか、器具の形状や金属の質感とか、そんな一つ一つのディテールについて今更述べるのは恥ずかしい>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.5

あらすじを読んだら怖くて、観始めても怖くて、序盤はいつでも止められる体勢で観ていた。

特に、私は"身体的な痛み"の耐性が低いし、映画の"セックスと暴力"の許諾度が高くはないから不安だった。私と同じ理
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.0

デヴィッド・クローネンバーグ監督の作品を観たいと思って観たら、不思議に魅力的な映画だった。

あらすじ自体は要約すると簡潔だし、SFやホラーとしては決して奇抜ではないと思う(あ、公開当時は分からないけ
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.9

負傷した被害者や遺族がいるし、銃による無差別事件は今でも更新され続けているから、どんなトーンの映画なのか不安があったが、前者には最大限配慮しつつ、しっかりとメッセージが伝わる描き方だったと思う。

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ひまわり(1970年製作の映画)

4.5

過去に何度か観ているけれどスクリーンは初めて。“50周年HDレストア版”を観ることができて、本当に良かった。

ストーリーは知っているからオープニングで早くも、一本一本のひまわりが、まるで一人ひとりの
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シンシナティ・キッド(1965年製作の映画)

4.0

オープニングがとても良い。
スティーブ・マックイーンを見たいと思って観たら、映画が始まると同時にいきなり登場するので思わず吹き出してしまった。まだ心の準備ができていないのに、出し抜けにMAXかっこいい
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

このシリーズの蘊蓄は全く語れないけれど、サム・ライミ監督なので観た。

前提を知らずに単体で観ても楽しめた。私が特におもしろかったのは音符の光線。真剣勝負ではあるものの自分VS自分というシチュエーショ
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

5.0

Wonderful!
考えて、考えて、考え抜いた結果、主人公の彼女が出した答えに、心から納得し腹落ちする。  

でも、ここに至るまでの緊張感やトラブルが半端ないから、もしかして破滅的な結末が待ってい
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.5

私はメイベルのことも、他の誰のことも、こわれているとも、特異だとも思わない。ただ涙が止まらない。でもこの涙は他のどの作品とも違う。悲しいとか、切ないとか、感動というよりも、共感の涙なのかな? 特定の登>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

1.5

秦の始皇帝の史実が知りたいと思ったら、期待していた主旨の映画ではなかった。原作は未読だけど、何とか楽しもうと最後まで観た。

誰かのファンというわけではないので贔屓目抜きで違和感なく見れたのは吉沢亮と
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