映画浪人さんの映画レビュー・感想・評価

映画浪人

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恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.3

低予算でも魅せるイーストウッドの監督デビュー作

イーストウッドの記念すべき初監督作。
最新作「クライ・マッチョ」鑑賞に向けてこの度鑑賞したが面白かった。

正直、今日に映画の出来だけで評価すると星3
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サンダーバード55/GOGO(2020年製作の映画)

5.0

初見でも浸れるノスタルジー

サンダーバード50周年を記念して、3本のレコードドラマを当時の技術だけで撮影した意欲作。

自分は20代で、サンダーバードというタイトルは聞いたことあるけど内容など全く知
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大いなる力には大いなる責任が…伴い過ぎ!

みんな大好きスパイダーマン。居ても立ってもいられず最速上映にて鑑賞。

物心ついた時から大好きなヒーローの一人で、サム・ライミ版から現在までスパイダーバース
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.8

フランスのマルセイユを舞台に、アメリカ親父マット・デイモンが一人娘のために奔走する。

言葉が通じず、手探りで行動する主人公という構図は「第三の男」を彷彿とさせてハラハラするし、ことの次第は思わず主人
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

5.0

ジャーナリズムの役割

新聞・雑誌・放送などで、時事問題の報道・解説・批評などを行う活動。また、その事業。
これがジャーナリズムで、それを生業とするのがジャーナリスト。

ジャーナリストの役割は、時事
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

3.5

地獄に生まれた小さき命

トラウマ映画を挙げるとするなら、真っ先に思い浮かぶのがこれ。個人的にこれより悲しい映画は無いと思うんだ。

登場人物の誰にも共感できない。
抵抗どころか喋ることもできないロバ
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戦場でワルツを(2008年製作の映画)

4.5

1982年のレバノン内戦時にイスラエル軍に従軍していた主人公。
旧友と再会しその時の記憶が曖昧なことに気づいた主人公は、知り合いの心理学者や当時軍にいた人、ジャーナリストなどの話を聞き、段々と記憶を取
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

5.0

三島由紀夫が、自身の天皇についての話の時に「これはもう意地だ」という言葉で締めくくったが、結局はその通りだと思った。

どんなに論理で他者を論破したところで、「はいじゃあそうですね私が間違ってました」
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

4.4

地味だが深みのある正統派探偵映画

探偵映画のツボを抑えつつ、それだけには留まらず現代にも深く残る社会の、とりわけアメリカの闇を上質なエンタメとして昇華させた良作。「強さで得た勝利。それは止めることが
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.5

ドンソク、本領発揮

マブリーという可愛らしい愛称で親しまれてるドンソクが、愛くるしさを封印し役に徹した今作。(まあでもやっぱりほっこりするシーンもあったりはする。ほんと少ないけど)

いつものよう
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彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)

4.2

ストリップと聞くと卑猥なものだと思われがちだが、そんなことはないのかな。まぁ実際裸になるのは生き物として当然のことだしね。興奮するのも当たり前だし、感動したっていいじゃない。にんげんだもの。
映画や漫
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.4

16ミリのフィルムの質感が最高
貧民街から独学で勉強し作家にのしあがった若者の物語

知性を身につけやりたいことが見つかり、成功したはいいものの果たしてそれが幸せかどうか
書きたいものが世間に望まれな
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.2

スタイリッシュで美しいノワール

今年はビー・ガン監督の「ロングデイズ・ジャーニー」も鑑賞したが、雰囲気は今作と似ているが個人的にはこの「鵞鳥湖の夜」に軍配を上げたい。

中国の寂れた街がノワールにも
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.8

真実は全て美しい

予告では「義理のオヤジが叔母を殺したくそやろうでした」というのを前面に押し出していたが、3時間ちょっとのこの大作をこの面だけに注目して観るのはよろしくない。確かに主人公にとって叔母
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罪の声(2020年製作の映画)

4.2

罪に時効なんてない

昭和最大の未解決事件であるグリコ森永事件に基づいて作られた小説の映画化
小説は未読なのでわからないが、映画のストーリーは凄く良かった。
W主役である小栗旬、星野源がそれぞれ違うス
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.5

令和一豪華な駄作

主役を張るレベルの人気俳優陣が続々出演
監督はヒットメイカー福田雄一
題材はなんと三國志
主題歌担当福山雅治

という、この時代の日本のエンターテイメントをかき集めて作った力作!の
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.5

ランボー 怒りの復讐

前作の「ランボー 最後の戦場」で話し合いをすれば人間理解し合えるさ、という根拠のない妄想を信じる楽観主義者に戦場のありのままの現実をこれでもかと見せつけてくれたスタローン。スト
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透明人間(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

セシリアにみるあるヒロインの面影

緊張しっぱなしの2時間。
もう誰でも知ってる透明人間。それを現代でも恐怖の対象となるようなアレンジがちゃんと施されていた。エイドリアンのソシオパスという設定と光学技
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

5.0

心の深淵、ソラリス

“Beware that, when fighting monsters, you yourself do not become a monster… for when you
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

5.0

7000回転の先にある、男たちの世界

2020年に入って早々、いきなり今年ベスト級の映画に出会ってしまった。

この映画は実在の出来事を題材にした、所謂ノンフィクションなのだが、「現実は小説より奇な
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.8

現場の人々

映画に限らずだけど、実話を基にした話だからといって、100%鵜呑みにしてはいけない。

今の時代テレビや新聞に限らず情報源は無数に存在するので一つの情報を信じるのではなく様々な視点から精
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

ノーランというジャンルの最高到達点

未来からのメッセージ、贈り物というのは割と使い古されたテーマだ。「ターミネーター」しかり、「ドラえもん」しかり…。
しかし、流石はクリストファー・ノーラン。これま
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksオンライン試写会にて鑑賞
2019年の東京国際映画祭で公開された時から気になっていたので、当選は嬉しい限り。
その時は「動物だけが知っている」という邦題だったが、このままの方が良かった
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友よ、さらばと言おう(2014年製作の映画)

3.6

男泣きアクション

まず、邦題が激渋でカッコいい。男だったらタイトルだけで観たくなる。
原題の「mea culpa」は自分の過ちを認めること、後悔する。という意味の言葉で、こっちはこっちで激渋硬派で非
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

本気で悩んでいる誰かにアドバイスするとき、親身になればなるほど、言葉を選ぶし、自分の助言が少しでも相手に影響を及ぼすのだと考えると、果たしてなんと言ってあげればいいかと途方に暮れることがある。アドバイ>>続きを読む

狼よさらば(1974年製作の映画)

3.5

アメリカの歪みが生み出した狼

経済が発展するにつれて、開拓精神、自衛本能を失っていったアメリカ人。
犯罪は横行し、それを取り締まる警察や司法はパンク状態。悪漢に愛する者を奪われた者たちの傷は、癒える
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

ナチュラル・ボーン・キラーズ2

tohoシネマズの試写会にてIMAXで鑑賞
結論から言うと1より面白い。設定を説明しなくていいのと、何よりMCUの様に肥大化していないからサクッと鑑賞できる。97分と
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.5

豪華絢爛!非の打ち所のない商業映画の傑作

「ナプキンに名前を書いてみてくれ」
「でも、書くものがない」
「じゃあ、このペンを買え」

顧客に価値を発見させ、商品を売る。
それが商売の基本である。売れ
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銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

4.5

2006年からアニメを観てきた。足掛け15年。
終わる終わる詐欺に何度も騙されてきた。
しかし、面白くてほんのちょっと良いこと言う2.9枚目の銀さんが大好きだし、絵面は汚い筈なのにこの作品が愛しくてた
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夢みるように眠りたい(1986年製作の映画)

5.0

ロマン爆発!

探偵・魚塚は誘拐された娘・桔梗を助けてほしいと謎の老女に依頼される。誘拐犯から出されるなぞなぞを助手・小林と共に解き明かしていくものの、中々桔梗を助けることができない。翻弄される魚塚だ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

長期作品だから成せた熱いメッセージ

エヴァの呪縛から解き放たれる。
大人になったシンジくん。
エヴァンゲリオンは、「多くの理不尽、葛藤を経験することによって大人になっていく。大人になるとは」を作品の
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異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

無神論者であるということは現代の日本ではさして驚かれることはない。寧ろ、熱心に信仰しているという人の方が、周りに引かれてしまうかもしれない。
しかし今作の舞台は、1940年代のフランス占領下のアルジェ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

中学2年生。14歳。大人と子供の中間地点。甘酸っぱくて瑞々しく、不器用で一生懸命。当たり前の日常の中でも、彼らにとっては悩みや挑戦の連続で、出来事の一つ一つに重みがある。
誰もが経験する、残酷で魅力的
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

コーエン兄弟作品でお馴染みで、近年では「スリー・ビルボード」で強烈な存在感を見せつけた名女優フランシス・マクドーマンドが原作本に惚れ込み、映画化が実現した本作。
マクドーマンドは主演も勤めているのだが
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

3.5

名優たちの祭典、ひっそりと開幕

コロナの時期だからこそできた、超豪華なキャスティング。テレ東、一見ふざけているようだが実は凄いことをしでかした。

数々の制約があるなかでエンタメとメッセージを上手く
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.7

パワーアップしてホームグラウンドへ!

2008年の「ロックンローラ」以来、久々にクライム映画監督として帰って来たガイ・リッチー。
その手腕は衰えるどころかより磨きがかかり、従来の「スナッチ」、「ロッ
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