uemiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.0

映像はすごいね。雨つぶのひとつひとつが、捉えられている。
ただヒトの表情となると途端に色褪せる感じ。
またストーリーがあまりに残念。あまり深みのない陳腐さが、かえって目立つ。

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

またラングドンが無茶してくれる。それなりに楽しめたけど、謎の深みとか、そこに仕組んである理由とか、ちょい乏しくないか?

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

すっと弟を探しながら見ていた。
そんな期待していなかった分、なかなかよかった。小柄なアナが素敵。JKシモンズの気弱な表情もいい。セッションの悪どさが洗われる感じ。好評価です。

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.5

カサブランカを思わせるシーンがいい。また、ハムステッドの風景もいい。
二重スパイはもっと緻密に、もっとしたたかに、もっと悪どいストーリーを想像していた。なので、ラブストーリーになると、少し物足りないか
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

なかなかの大作。こんな夢のある映画は久しぶりでした。時間、空間の使い方がいい。インセプションと同じ監督、脚本のノーラン兄弟としって、なるほどと納得。

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.7

臓器提供のためのヒト。どこから人間なのだろう、人間としての感情ってどこから芽生えるのだろう、倫理ってなんだろう…
なかなか考えさせられるテーマ。
こんな世界にはしたくないと思いながら…でも今の世界も5
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

4.0

一作目より香港している。三部作を包括して脚本がよくできているのだろう。伏線があちこちにあって、どんどん繋がっていくし、期待以上の展開が広がる。三作目も期待。

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.0

もっと泥臭いかと想像したが、むしろ軽快。デパーテッドもよかったけれどまとまりすぎ感があった。こちらはより生々しくていい。続編も期待。

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

小説よりも奇なり…
カソリックの修道院の裏側。今ではちょっと考えられない。
生きて会えたらよかったのにねぇ〜ホントに。心からそう思う。
ジュディデンチはとてもいいおばちゃんをやってる。とても素敵なイン
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.2

何という救われない最後か…
鉄条柵を挟んで交わされるブルーノとシュムールの友情に、差別も偏見も戦争もない。ただホロコーストの渦に飲み込まれてしまう。
あぁ…
エイサの演技、仕種、表情、素晴らしい。しば
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.9

余生をどう過ごすか…のイギリスのジジババたちが、インドという地で、改めて生きることを考え、楽しみ、あるいは悩み、諦め、それぞれの道を見つけるって感じかな。子供達とクリケットで遊ぶ老紳士、働き口を見つけ>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

長いと思わせない展開はさすが。ジャックニコルソンは期待どおり。クズなマットデイモンも、ヒリヒリするディカプリオも、みんなデパーテッドで終了。ある意味とてもスッキリ。ただ、ちょっとまとまりすぎかな?

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

2回観ました。時代が交替するので観ないと紐付けられなくて…
エニグマを解読したあとのステージが、あまり描かれてないですが、本当の苦悩だったのでしょうね…クリストファーが生きていれば、また歴史は変わって
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.5

楽しく鑑賞。ワクワク、ドタバタしながら、最後はファミリーほのぼのに終了。アメリカの田舎の風景は、一度旅してみたいと思わせる。アメリカをジャンピエールジュネが撮るとこんな感じなのかぁ。

さざなみ(2015年製作の映画)

3.4

45周年のパーティで、レストルームで自分の顔を見つめ、ひとり覚悟を決めたようなシーンが記憶に残る。ランプリングのひとつひとつの表情が凄技。
英国のふつうの田舎の映像が沁みる。そのなかで、今後もこの夫婦
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.2

ようやく鑑賞。ジャンレノはいい。カラフルなウェアも印象的。この時代にしては映像は良かったんだろう。
ただフランス映画特有な、成り行きままの展開に、間延びする印象は否めず、無駄なカットも多い。最後の展開
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.8

とても映像も、展開も、言葉も丁寧。ユーモアも、食事もブリティッシュ。衝撃の最後が意見の別れるところでしたね。
人が皆んな迎える死を、どう捉えるのか、どんな人生を送ったのか、それを誰がどう評するのか、そ
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ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

3.8

ロンドンのカムデンタウン。
マギースミスがとても楽しく頑張っていて、特に死去の後がとても彼女らしくチャーミング。
ストーリーがちょっと間のびした感じも、アランがパッとしない作家に描かれている感じも、ミ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.7

不器用な頑固な親父。見ながら自分の親父を思い出しながら。自分もそうなるんだろうと思いながら。
また、自分の初めて買った車を思いだしながら。結局、グラントリノに乗っているシーンはなかったですよね。
葬式
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.5

素直に好感な映画として出来上がっていると感じました。後味が爽快です。クリントイーストウッド作品は素直に観てよい。
難しい歴史のあとの国造りにもスポーツの意義は大きい、というストーリーかな。映画の中では
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

楽しんで鑑賞。
エディレッドメインの少し陰のある、寂しげな表情がいい。ちょっと思わせぶり過ぎるか…リリーのすべてを観て間もないが、少し追ってみたい俳優になってきた。
キャサリンウォーターストンは冴えな
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

ウィノナの壊れてしまいそうな繊細さと、アンジェリーナのナイフのような鋭い強暴さと、対照的てす。
アンジー演じるリサはこの後退院したのだろうか?
またこのスザンナってウィノナ自身に重なるところがあるよう
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アメリ(2001年製作の映画)

3.6

いろいろ詰め込んで盛りだくさん。最後の展開が速すぎるけれど。全然嫌いじゃないです。仏映画らしいところもいい。オドレイが魅力的てす。

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.2

クリストルヴァルツが好演ですね。だからこそ爽快な最後に。
アメリカのひと昔前の風景もよく描けている感じ。

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

2.9

撮影場所はジョージア。以前グルジアと表されていたところ。監督はイラン人。どこにでもありそうな独裁の国に革命が起こって…という展開。次々に辛くなる展開に、対照的な孫の可愛らしさが印象的。国家を理不尽に作>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.4

冒頭に実話とフリップでるが定かでない。ただ、確かに実に有りそうな話。狭い世界の中で、どんどん思惑が外れ、不幸が拡大していくなかでのユーモラスが描けている。

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.7

自伝。南部は奴隷制度の時代だが、でも、時代を感じさせずリアルに描かれてる。あってはいけないけれども、あっておかしくないと思わせるリアルさ。
黒人には辛い時代、辛い歴史。決して目を背けてはいけない映画。
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

機内鑑賞。楽しめました。もう一度みてもいい。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

日常の生活と戦場の場面と、酷いほどの切り替え方、これがいまの戦争のありようか。緊張の連続。胎教には好ましくない。
リアルに描けている、という以上に現実的だ。主人公の精神的な移り変わりもとても現実的。
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

3.4

とても楽しい映画として、よくできている。堺さんのキャラクターを巧く活かしているし、他のキャスティングも効果的。
映画のなかの展開には少し突飛な感じを受けなくもなく、回想場面がやや貧弱、おそらく原作はよ
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杉原千畝(2015年製作の映画)

2.7

戦時中にも海外で活躍している日本人に敬服しながら。
史実にできるだけ忠実な展開なのだろうと思いながら。
鑑賞しました。

セントアンナの奇跡(2008年製作の映画)

2.8

ドキュメンタリーな映像、戦闘シーンはとても洗練されている。
監督のテーマと、あまりにミラクルなストーリーと、更に別のストーリーと、やや方向性がバラエティになってしまう。また、内容の深度が浅いのか深いの
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

4.0

家族の愛が満ちている。流れは落ち着いていて、とても好感。涙が自然と溢れる。子供を失いたくない親の素直な気持ち、でもそれを背負わせている子供っていう親のエゴも酷な話。一方で、幸せと思って死を迎えることの>>続きを読む