ジョンジさんの映画レビュー・感想・評価

ジョンジ

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

登場人物達は戦後の荒波に流されながら、戦争の落とし前をつけるために頑張って生きている。
そして各々がその目的を果たすために、ゴジラを倒すことが大きな目標になっていく。

ヒューマンドラマと怪獣映画のマ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

監督がスペインで見つけた青い空が目に焼きついてる。
その空の下、パステル調の建物や家具やマシン等、今回は目を楽しませる明るいウェス・ワールドが展開。
個人的には前作までよりも笑えるシーンが多く、本作は
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.2

サブプライムローンによる悲劇と裏側で暗躍するトレーダーや銀行家たち。
相変わらずシニカルな切り口で時代を映すアダム・マッケイの技に乗せられ、作品に入り込んでしまった。
キャスティングも絶妙で楽しめた☺
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狂った夜(1959年製作の映画)

3.2

懐かしさを感じられる破天荒な青春の一コマ(一晩)
時代が古いからか、ローマの街に田舎の雰囲気があり郷愁を感じた。
キャスト達はそれぞれ個性が強く、ぶつかり合う様が面白かった。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.7

今回がシリーズ最終作なんだろうか。
007的なアクション・アドベンチャーとして、様々なロケーションを巡る紀行モノとして、また巻き込まれ型のサスペンスとして、改めて色んな魅力を感じる作品だった。
紀行も
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探偵マーロウ(2022年製作の映画)

3.9

「リーアム・ニーソンがマーロウ、大丈夫かな」が映画館に行く前の印象だったが、映画が始まった途端にそのフィルムノワール的な雰囲気と、寡黙でタフなマーロウの世界に惹きこまれた。
私はもともとハンフリー・ボ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.9

1920年代のアメリカと言う私的には大好きな時代背景の映画なので、それだけで満足。
絢爛豪華な黎明期のハリウッドでジェットコースターのアップダウンみたいに主役の4人が運命に翻弄される。
なかでもマーゴ
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.9

まずは新旧の豪華俳優陣の名演技を堪能して満足。

殺人の疑惑を晴らすまでの手に汗握るサスペンス的展開は面白いが、終盤の描写に少しとっ散らかった感があって、今ひとつ。
重要な場面を映像では無く、語りで説
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

「風の歌を聴け」以来、色んな村上春樹の小説を読みましたが、主人公に共通する、我が強くない、主観を抑えたヒトとの関わり方は、不思議と私の気持ちを落ち着かせます。
この映画でも最初はそんな主人公 家福が、
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

スリリングな舞台設定やシニカルな会話等、アダム・マッケイの作風は大好きなんだけど、今回はさらに荒唐無稽且つシュールなギャグっぽい世界を舞台に、人間という欲深い生き物をしっかり描いていて、これまた面白か>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

これでもか!と個性的な役者が次から次に出てきて、暴力だけでなく暴言も面白く、映画の中で走り続ける新幹線同様にシーン展開も早いので最後まで一気に観通せました。
機関車トーマスのシール、爆竹、狩猟用大型ナ
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ソウル・パワー(2008年製作の映画)

4.0

アフリカからアメリカに送られた黒人奴隷の子孫。今や大統領も誕生したが、昔は富と名声を得るにはアスリートかミュージシャンくらいしかなかったのかな、と思う。

時は1974年、そんな成功者であるモハメッド
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.7

本作では幼少期から晩年までのキング・エルヴィスを巡る数々の事件の裏側や家族間の愛憎、パーカー大佐はじめ取り巻きとの関係、バンドマンとの信頼関係、臨場感あるステージやリハーサルの模様などを余すこと無く体>>続きを読む

昼下がり、ローマの恋(2011年製作の映画)

3.5

ローマが舞台の3話の短編を集めた映画の中のひとつのお話。
アウトロー的イメージがまとわりつくデ・ニーロだが、本作では市井のイイ人を演じている。
巷にリアルにありそうな、普通の男女の出会いを描いているた
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画製作の裏側が描かれているというだけで身を乗り出して観たくなるが、ヒッチコック監督夫妻を演じるアンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレン、2人の演技に終始釘付けだった。

無謀とも言える企画、様々な障害
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キャデラックレコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜(2008年製作の映画)

4.5

敬愛するチェス・レーベルとアフリカ系ミュージシャンの話。
レーベル創設者のレン(レナード・チェス)は、優れたミュージシャンを発掘してレコードとして聴ける作品の幅を大きく広げてくれた。世界中の音楽ファン
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

昭和37年生まれ、バリバリのウルトラQ→マン→セブン世代としては、あのウルトラマンが劇場大画面で観れるだけで3ポイント献上しちゃいます。

CGが標準となったこの時代に、ウルトラマンの空中シーンや光線
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.5

ミュージシャンの夢を捨てずに頑張っていたが泣かず飛ばす。家族にも見捨てられ結局ドラッグにまみれて孤独なホームレス生活に。
そんな主人公の人生も、怪我を負った猫に出会ってから徐々に変化し始める。

SN
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.1

人間にとって大切なモノは、「友情」や「愛」...。
でも、この映画を観て、改めて忘れちゃいけないと思ったのは「時間」。

悲しいかな、人生は最後の時に向かってtick, tick...進んでる。

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グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

痛快なスパイアクション物。
007シリーズ公開の合間のグッドタイミングな配信ですね。
作品中に訪れる国の数は、007より多かったのでは?

クリス・エヴァンスは、つぶらな瞳で異常性がかえって際立って、
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

お金だけのために運転を引き受けたタクシードライバーのキムが革命の波に飲み込まれて行く。軍人たちによる政権掌握のたくらみについて深く理解していなかった彼は、信じがたい殺戮を目の当たりにして大きく心を揺さ>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

至近距離への爆撃や、簡単に銃を撃ち放つスリリングな展開、プラスバンドが奏でる曲など、アバンギャルドな感じが好きだなぁ。
陸続きのヨーロッパが抱える、国家や民族、イデオロギー等の問題が背景にありまた史実
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

先ず「プライベートライアン」の爆弾や銃弾の音や「ヒッチコックの鳥」で臨場感を如何に出すか、というところで無音にするという逆説的なテクニックに思わず膝を打ちました。

アメリカン・ゾエトロープ社の話も詳
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ネトフリの「ようこそ映画音響の世界へ」とセットで鑑賞。
これら2作品からもやはりクロサワ、ヒッチコック、ゴダール、キューブリック、コッポラ、ルーカス、スピルバーグが映画製作の手法にその時代における革新
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

SFとしても凄いんだけど家族のドラマとしても心打たれました。重力と時間、それらを包含する次元の表現が素晴らしい!
マイケル・ケインが演者として出てくるだけで画面に重みが増しますね。言わば、ケイン効果☺
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

久しぶりに何回も観たい、観たくなった映画。(実は2回観て話の展開が解ってきました😅)
よくこんな仕掛けを思いついて脚本にしたと思う。
全体の構成やロケハンなど、007シリーズへのオマージュで、個人的に
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音楽(2019年製作の映画)

3.5

誰だって取り憑かれてしまう、音楽の魅力はヒトそれぞれ。でも音楽はみんな繋がってると思う。だから音楽は素晴らしいと思うなぁ☺️

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