じょにーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

じょにー

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

社会に生きる人々の姿が鮮やか。

正夫はまさにこの社会を生きるには生きづらい人だった。
欠けてしまったものはあっても懸命に生きる姿に胸が熱くなる。
正夫を取り巻く人々も正夫を想っている。
正夫もまた変
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

幸せって人によって違うけど好きな人と一緒に過ごすって僕にとっては間違いなく幸せ。
出産を3人で待ってたシーンが一番好き。
あんなところに連れてって、君の時と同じだって言える人なかなかおらんよ。すごすぎ
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クレイジー・ハート(2009年製作の映画)

5.0

染み込んでくる愛と優しさ。愛ってすごい。
どこか虚空の中にいるようなバッドがジーンと出会って一つ一つに真剣に向き合っていく姿は本当にかっこいい。僕もそうなりたい。
トミーとのセッションは震えた。

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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

かっこいい。
役所さん松坂さん好きだったなー。
阿部純子さんとの部屋のシーンはずるい。

よくあるストーリーかもしれないけどつくり手の力で展開も飽きさせず、何が自分の正義なのかに目覚める姿もかっこよか
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(2017年製作の映画)

3.0

時がたってしまった男女の関係って好きだなと思いました。どうしてこんなにも不思議な気持ちになるんだろう。てかなんていうんだろうこの感覚。誰か教えてください。
産毛生えっぱなしの方が好きだけどなんだか生々
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

脚本も題材も好き。
今の時代に突き刺さる。

インターネットの馬鹿馬鹿しさと恐ろしさ。本当に軽薄だし滑稽。

エンドロールをみながら、致し方ないとも思うけど今の日本映画は「映画」と言うものをど直球につ
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

4.0

ピカデリー新宿にて。

スタートこそ古く感じるものがあったけどどんどん引き込まれて言った。そして映像が綺麗。特に廃墟に入ったあたりはもう美しくて美しくて。

僕が知る中で最もロマンティックで溶けるよう
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.5

急にバイオレンスが始まったりして緊張観が急にくるのにびくびくしちゃいました。
村の独特の空気感。
みんな親戚?だけどピリピリが半端ない。
隣のおばちゃんの優しさね。

逞しいけどやっぱり少女。滲み出る
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

真っ直ぐな子供の思いに胸打たれる。
泣いてなんかなくても、彼らはずっと互いを忘れることはない。

エリックの最後の後ろ姿がかっこよかった。

アンチクライスト(2009年製作の映画)

4.0

す、すごい。
恐ろしさ満点。

冒頭の五分間はグッと引き込まれる。
一周回って美しい。


もう人物が生々しくて。
ほんとすごいよ。
セックスしてしまうのもなんだか頷けてしまう。


知識が乏しく
鹿
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

全てが美しい。
映画館で観てほしい。
いちいちため息が出ちゃう。
濃密な時間だった。

ひとくず(2019年製作の映画)

3.5

本作を作り上げるにあたって監督の熱がアフタートークで滲んでいた。
作品も、コロナ禍でより問題になっていった虐待問題を扱う。
冒頭からなかなか衝撃があるけど、それぞれの人物が「親」を知らないことでつなが
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.0

いろいろと引っかかるところはあったけどラストは共感しちゃった。
個人的に若葉さんの魅力が本作では感じられず。
仲野さんはこういう作品でもちゃんと生きてる役者さんだなと思いました。

それにしてもおじい
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.0

前編の終わりで晃と龍太が闘う予告が流れたとき、やっぱりなと言う気持ちとどうやったらそうなるんだよって言うツッコミを入れてしまいましたが、まー見事に繋がっていく。一本取られた。
登場人物たちの描き方も言
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.5

脚本がよくて、演者の方々もそれぞれの匂いを放ちながら生きていました。
ただどこか刺さらない部分というか乗り切れなかった部分があり。なんだかもやもや。
主演はもちろん、ロバートの山本さん熱かったな。
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

バレエのシーンがびっくりするくらい美しい。観入ってしまう。
いちかが最初からバレリーナのガニ股歩きだったのはその時点で彼女に才能があったと言う示唆だったんだろうか。
なぎさといちかの関係性が信じられる
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

すっごい人の匂いのした映画。
2人の関係性というか歴史が言葉ではない部分でもプンプンする。
多分、何かあるたびに見返したくなる映画。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

観終わった後、無性に寂しくなった。
なぜだかわからないけど、僕はこの寂しさを忘れたくないと思った。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.0

あの事件をモチーフにした作品。
俯瞰視点もあったのでコメディかと思うくらい笑っちゃうところもあれば、無性にイライラしてくるところもあり、後半は気がつくと映画に引き込まれていき面白かった。

もうね、僕
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蝸牛(2019年製作の映画)

2.5

常識とかそういうの置いといて、きっとマイノリティのための映画なのかなと思ったけどよくわからなかった。
主演の小日向さんが初映画だそうで、それを感じさせない存在感がありました。

やりたいふたり 寝取られの美学(2019年製作の映画)

3.5

初めてのピンク映画。
エロい描写はたくさんあるけど普通に映画観た感覚もあって、普通に笑っちゃいました。
変わった性癖だなって思うけどそれぞれに想いがあって、R15版にしかないラストシーン、イヤホンが外
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.5

いやぁすごい。
実際の事件をモチーフにされているそうで、詳しく知らなかったけど愛と憎の裏表がヒリヒリと感じさせる。
序盤の事情聴取のシーンではコメディで、徐々に沼にハマる感覚が監督の演出にハマってしま
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空はどこにある(2020年製作の映画)

4.0

山浦監督の二作品目の作品。
一作品目よりもクオリティが跳ね上がりすぎて驚き。
どこか居心地の悪さが続いていき、うっすらと綱渡りしているような感覚が物語に引きこませる。音楽がない分、じんわりと心に沁みて
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もぐら(2018年製作の映画)

3.0

色々抱えて生きてる人って意外と多くって、その中で悶々とすることもあるんだけど、なんだかそれでいいって受け止めて生きていくんだなって思えた。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.5

なんとなくやり過ごしてきた男が自分自身の気持ちと向き合う映画。
溶け込むように自分の生活に入ってきて、きっかけは嘘をつくためだけどあれだけの愛情をぶつけられると気持ちが動くのかもしれない。

大伴さん
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.5

画が美しい。
水と血を思わせる作品。
終始緊張感のある映画だったので観られたけど、あれはなんだったんだ...がたくさん残った。もっかいみたら変わるのかな。

濡場が絶妙にセクシー。
そんなに映ってない
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

迫力、立体感、アニメーションでしか出せない世界。見応えがありました。

煉獄杏寿郎の作画がとても素晴らしい。

名台詞が多すぎてもう一々泣く。
心を燃やして生きていきます。


**********
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

実話を元に構成された家族のお話。

脚本が面白く、家族間であるあるな会話の中にある種の棘があって笑いを誘う。
お父さんの平田満さんがとても愛らしい。


写真っていいなって改めて思った。
浅田政志さん
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

主演2人がめちゃくちゃ生きてる。
匂いまでしてくる。
一つ一つの表情が生々しく、可愛くもあり切なくもあり。

人間社会の中で生きていくにはあまりに白く、あまりに幼い。

真っ直ぐな愛を感じた。
ラスト
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

観終わるとこのジャケットはそういうことかと思わされました。

まず冒頭の突入シーンがカッコよすぎる。
インターステラーをIMAXでみたときにも流れてて一度観てるのにグッと引き込まれた。

個人的にノー
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

16mmフィルムと時代感がとても好き。
「行き止まりの世界に生まれて」と重なって見える部分もあったけど、この作品はあくまで彼らのこれからを描いた作品だと思った。

レイとファックシットがとても魅力的だ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

遠い未来、世の中がかなり発達した時代のおじさんとAIの恋。

サマンサとセオドアの出会いから恋に落ちる時まで、二人の変化が繊細ながらドキドキさせられる。
サマンサはAI故にすぐに障害に気づきつつ、それ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.5

まずはこの撮り溜めた映像を作品にしたことに敬いの念を感じずにはいられない。

人種問題、家庭内問題、貧困問題、
様々な家庭環境で暮らしてきた人たちのドキュメンタリー作品。

スケートボードの疾走感が気
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ソワレ(2020年製作の映画)

4.5

ものすごく刺さる映画。
くらいました。
空っぽじゃないんだ。

ラストシーンが凄まじい。
後ろ姿だけで。。。

気軽にみられる映画ではないんだけどまた観たいな。